※この作品はR-18です。

【R18】追放された錬金術師が覚醒して武具や武器を自由に錬成出来るようになりました。但し、セックスした女性専用の武装ですが。   作:EMO

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軍事国家ドリュッケンと

「なんじゃ奴らはっ!

 まだ兵を整列させてもおらんではないかっ!」

 軍事国家ドリュッケン総裁ガットラーが敵陣である女帝国側を見て叫ぶ。

 

 軍事国家ドリュッケン側は既に隊列が整い鶴翼の陣形に部隊を展開している。

 これ見よがしな部隊展開だが、全軍五万人の兵士を投入した戦争だ、負ける筈がない。

 しかも相手側の戦力は宣戦布告時は三千名だと確認している。それから増強していたとしても訓練期間を考えても五千名くらいだろうと予想される。

 しかし、女帝国側に放った密偵からの連絡では兵士の増強の気配は無く、大規模訓練も成された形跡も無い。これ見よがしに活動させていた間者も見逃さなれて、城内だけが厳重に警戒されていた。

 

 

『まもなく"軍事国家ドリュッケン"と"女帝国エレン"との戦争が始まります。

 司会は私、全世界のお姉さんリン・メイファンがお送りします。

 解説は軍事評論家のバウリム・ドウヤアさんです』

『宜しく、ドウヤアです』

 魔導通信による全世界一斉放送だ。

 

 これは娯楽の為の放送では無く、あくまでも事実確認と記録の為の放送である。

 この放送は全世界の首脳部だけが聞く事が出来る。

 

 だからこそ負けた側は全世界に恥を晒す事になる。

 宣戦布告とはそう言うリスクを負いながら行わなければならない。

 

 そして、軍事国家ドリュッケン側は負けるつもりは無く勝つ為に最大の軍事力を投入してきたのだ。

 

 

『しかし、"女帝国エレン"は遅いですね。

 開戦時間まであと一時間を切ってますよ』

『そうですね。

 開戦時間になったら"軍事国家ドリュッケン"側は自由に攻め入っても誰も咎めないですから好き放題するでしょうね』

『そうなると略奪や凌辱が始まりますよ。

 私はそんなのを解説するのは嫌です。

 だから早く来てください』

 

『あっ、やって来ました。

 "女帝国エレン"で……す?』

『そうですね……"女帝国エレン"の旗を立ててますから……ね……』

 司会者と解説者の二人が固まったまま見るのは女帝国エレン側の本陣に入って来た集団だ。

 まるでダンスパーティーにでも参加するかのようなドレス姿の集団が現れたのだ。

 

 白地に鮮やかなラインが入ったドレスを着た十人程の真ん中に真珠色のドレスを着て同色のティアラを被り金色のマントを羽織った夫人と、金色に輝くフルメタルアーマーを着た騎士。

 その後ろにはこれまた華やかなドレスを着た女性達が数十人続く。

 

 唯一の戦争をする格好をしたのは金色のフルメタルアーマーだけだ。

 

 

『ド、ドウヤアさん……もしかして"女帝国エレン"は見学者に貴族を招いたのでしょうか?

 万が一負けたらあのご婦人たちは慰み者になっちゃいますよ?』

『そうですよね。

 普通なら……女帝エレン七世は何を考えてるんでしょうね?』

『あっ、今入った情報によりますとあの中央に居る真珠色のドレスの方が女帝エレン七世です。

 まさか最前線に出て来るとは……負けたら一発凌辱コースは避けられません』

『しかし、兵士がまだですよね。

 開戦まで三十分を切ってます』

 

 

 

「ふふふぁっ!

 奴らを見ろっ!

 我らに恐れをなして生贄を差し出すつもりたぞっ!

 ワッハッハッ!

 良い良いっ!

 可愛い奴らじゃないかっ!」

 遠視鏡を通じて敵陣を観ていた総裁ガットラーが嬉しそうに笑った。

 

「そうですな。

 私はあの白地に赤のラインが入った女性が好みです」

「なんと、私はあの後ろにいるピンク色のドレスの女が良いですな」

「ワシはあの赤髪の真珠色のドレスの女が良いわい」

 総裁の周りに居る将軍や参謀たちが口々に女帝国側の女たちを勝手に選び出す。

 

「第一王女は俺のモノだからなっ!」

 総裁が叫ぶとそれまで口々に女談議をしていた将軍たちが白い目をして総裁を見た。

「な、何か文句があるかっ!」

「いいえ、ございません。

 勝者の権利ですからご自由に」

 

「まあ良い。

 全兵士に通達しろ。

 女帝国エレンを支配したらお前たちへの褒美はあの様な女達だと。

 女帝国エレンの女達は我らのモノだとな」

「はっ!

 直ぐにでも。

 兵士達の士気もこれで更に上がります。

 何せ見本が目の前に並べられておるのですからな、ワッハッハッ」

 好色そうな将軍が笑いながら部下に指示を出す。

 

 

 

「おいっ聞いたか?

 女帝国エレン側にはまだ兵士が来て無いそうだぞ。

 その代わりにドレス姿の貴族が来てるそうだ」

「なんだってぇ?

 そんなお貴族様なんて俺たちに廻って来ねえじゃねえか……はぁ……この戦争は女兵士を凌辱し放題って聞いたから志願したのに……」

「俺もだ。

 倍率十五倍だったから必死に祈ったぞ。

 それがこれか……」

「俺なんて一週間オナ禁したんだぜ」

「女帝国の奴らはみんな綺麗だけど俺たちの国と国交が無いから滅多にお目に掛かれないんだよな」

「勿体ないよな、でも奴らは遺伝子レベルで俺たちを拒否するからなかなかやれないんだよ」

「でもよ、今回の戦争で完全支配出来るんだろう?

 だったら俺にも女が廻ってくるかも……」

 最底辺の兵士達の士気は微妙に下がっていたが、

「ヒャッハー!

 女を抱き放題だとよっ!

 俺っ一度でいいからエレンの女を抱きたかったんだっ!」

「僕もですっ!

 この年まで童貞を貫いて良かったです」

 百騎士隊隊長達は喜んだ。

 何せ敵地女帝国エレンを最初に攻めるのは百騎士隊だからだ。

 そして、それを指揮する隊長には凌辱御免状が与えられていて敵地での凌辱はやりたい放題なのだ。

 もちろん部下たる十騎士隊隊長にもおこぼれはある。

 だから隊長格の士気は爆上がりだった。

 

 

 

「よし、作戦変更だ。

 騎馬隊百騎と騎士隊百騎を編成し、あの女達を連れて来い。

 

 そして、弩弓車を先頭に女帝国エレンの首都エレンに攻め込む事にするっ!

 

 あの女達は裸にひん剥き弩弓車に括り付け、盾代わりにして見せしめにしろ」

「はっ!

 では騎馬隊と騎士隊は志願者を募ります」

「ダメだっ!

 それだと志願者が殺到して時間が掛かる。

 将軍たちが選定しろ」

 一応兵士達の気持ちを分かっていた総裁だった。

 

「はっ!

 では直ぐにっ!」

 将軍たちも我先に本陣を出て行き、直属の部下に指示し、ちゃっかり自分の好みの女に唾を付けるつもりだった。

 

 パァァンッ

 

 開戦の合図の銃砲が鳴った。

 

『さあ、時間になりましたが、女帝国エレン側には兵士が現れませんでした。

 これは軍事国家ドリュッケン側の不戦勝で良いのではないでしょうか?』

 

『そうですよね。

 ですが、一度出陣したならば何かの戦績を持って帰らなければ兵士達の士気にも関わります。

 多分軍事国家ドリュッケンは女帝国エレンを完全支配下に置く為に首都エレンに攻め込む筈です』

『それでは補給線が長くなりすぎて不利になりませんか?

 私ならその補給線を狙ってゲリラ攻撃します』

『流石ですね。

 ですが、この状態なら多少のリスクを負ってでも女帝国エレンを速攻した方が得るモノも多い筈ですし、補給は行く先で略奪するでしょうね』

「胸糞の作戦ですね』

『はい、不戦勝とは無慈悲な勝利なんですよ。不戦敗した方はやられ放題なんです』

 苦々しい表情をする司会者を横目に淡々と説明する軍事評論家だった。

 

『あっ、騎馬隊と騎士隊が出ますっ!

 その数およそ二百。

 女帝国エレンの本陣に一直線に向かってます。

 もしかして女性たちを拉致するつもりでしょうか?』

『はっきり言ってその通りです。

 戦の常套手段ですね。

 その後の女性たちの凌辱までがワンセットです』

 その様を想像したのか股間を膨らませる軍事評論家。

 そして、それをチラッと見た司会者は、

(本っ当に男って下衆ばかり。

 でも、この状況なら仕方ないのかな……)

『はぁ〜』

 諦めにも似たため息を付いた。

 

 

 騎馬隊と騎士隊が女帝国エレン側の本陣に迫ろうとする時、

『あっ、あれはっ?

 なんだ……?』

 軍事評論家が唖然として女帝国エレン側の本陣を指差し、その先を司会者がみると、

『な、何が起こったの……?』

 その本陣から七色の光が発せられ、あたかも虹が立ち上がった様な光景が現れた。

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