【R18】追放された錬金術師が覚醒して武具や武器を自由に錬成出来るようになりました。但し、セックスした女性専用の武装ですが。 作:EMO
「敵はとうとう我慢が出来なくなったようじゃな。
カレンお願い出来るかの?」
軍事国家ダリューン側が超弩弓車隊を出したのを見て女帝が宰相カレンの方を向く。
「はい。
お任せ下さい」
宰相カレンが胸元の透明な宝石に指先をあて、
「……"アイギス・ローズ"……」
透明な二メートル四方の盾が数十枚バラの花弁状に展開され本陣から数十メートル前方の上空に待機された。
宰相カレンの武装"巫女の願い"はどんな攻撃も無効化する。それは一枚の盾につき一度だけ。
逆に言うとアズマのポヨンポヨンのパンチでも盾の数だけ打ち抜いたら必ずカレン自身に攻撃が届く。
弱い強い関係なく一律に
だから盾の数を超える波状攻撃には多少の不安を感じる。
そうして、やはり敵は攻城兵器である弩弓を撃ってきた。
しかも波状攻撃でだ。
最初はカレンも受けきったが、第二弾第三弾と攻撃を受け"アイギス・ローズ"の限界が見えてきた。
そして、ワルキューレ部隊にも同じ事がいえ、戦場を駆けるのにも限界があり、"レインボーシリーズ武装"も蓄えた魔力の限界が近づき魔法嵐の威力が落ちてきていた。
魔力が尽きてしまうと全裸になった女の子が戦場に投げ出されてしまうのだ。
戦場の様子を見ていた女帝が、
「そろそろじゃな。撤退の狼煙を上げよ。
後は一気に沈める。最後の美味しい処は妾が頂くのじゃっ!」
と嬉々として合図をおくった。
「狼煙だよっ!
撤退するよっ!」
超弩弓車隊を護衛する重武装騎士隊を攻めあぐねていたワルキューレのブルー隊は"ハリケーンストーム
戦場の各所に散らばったワルキューレ達も狼煙を見て撤退する。
彼女達が去った後はボロボロの騎士達がホッとした表情をしていた。
「女帝国エレンの悪魔共めっ、やっと魔力が尽きたか……はははっ、我らの勝ちだっ!
最後には物量がモノを言うのだっ!
奴らに休む暇を与えるなっ!
残った全員で紡錘陣を形成して突っ込めっ!」
軍事国家ドリュッケンの総裁ガットラーが遠視鏡を観ながら勝利を確信して次の攻撃を指示する。
そうして残存兵力……約一万八千の重武装騎士隊が戦場の中央に集められ紡錘型に陣形を組み直す。
そうして一気に女帝国エレン側の本陣を攻めようとしたその時、辺り一面戦場全体の気温が一気に下がり始めた。
真上の空は晴れているが戦場の周囲の空には雲が渦巻く様に蠢いている。
「な、なんだっコレはっ?
よっ、鎧が凍っていくっ!」
「全員っ!
その場で足踏みしろっ!
足元から凍っていくぞっ!」
陣形を組んでいた重武装の騎士隊の面々は寒さに震えながら足踏みしてなんとか身体を温めようとしていた。
戦場全体が凍り付いた様を確認した女帝は、
「ふふふっ、スーパーダウンバースト完了っ!
準備は整ったわ。
"メテオストライクバースト"」
女帝が手にする王笏に魔力を込め高く掲げると、その宝石部より七色の光が立ち昇る。
すると、真っ青な空から
しかも拳大の雹が。
戦場にいる重武装の騎士隊の鎧にぶつかり割れる雹。
しかし、それは最悪の大虐殺の始まりでしかなかった。
しばらくすると、ゴゴゴゴッと空に巨大な氷の塊が現れた。
「にっ逃げろーっ!」
「うわぁっ!
なんだあれっ!」
「ぎゃーっ!」
紡錘陣形の重武装の騎士隊はパニックに陥り、足元が凍り付いついる為逃げるに逃げられない。
そして、
ズズズズズズンッ!
と巨大な氷の塊が重武装騎士隊の真上に落下してその場に巨大なクレーターを作り、その衝撃波は軍事国家ドリュッケンの本陣のテントを吹き飛ばし、中継をしていた司会者たちが居るテントをも吹き飛ばした。
女帝国側は結界が張ってあり無傷だ。
************
「さあ、これで満足かしら?
それともまだ
「ひっ!」
女帝エレン七世の前に総裁ガットラーが引っ張り出された。
女帝国エレンの本陣内で世界維持機構の立会人を交えた謁見が行われた。
もちろん戦勝国である女帝国エレンが上の立場であり、敗戦国である軍事国家ドリュッケンの総裁は見る影も無く憔悴しきっていた。
「勝利条件の通りに殲滅させて上げたから文句は無いはずじゃな?
じゃが、お主の国など何の価値も無いから要らん。
お主の国の無粋な男達が我が国民になるのを想像しただけで鳥肌がたつわ。
じゃからお主は見逃してやるからさっさと国に帰るがよい。
あっ、忘れてた。
アレを……」
女帝が手招きをすると白いドレスを着た女性がトレーを持ってきた。
そのトレーの上には直径三センチ程の銀色のリングがあり、
「それを取れ」
女帝が総裁に指図すると総裁が恐る恐るそのリングを手にする。
「それをペニスに嵌めなさい」
「なっ!
コレをかっ!
俺を辱める気かっ!」
「はぁん?
今更何言っておるのじゃっ!
お主の国が妾の国に勝ったら妾達女を辱める気でおったのじゃろ?
お主達と同じ事をするつもりは無いが、生き残りには全員同じリングを付けさせるぞ。
安心せい、二度と外せぬが死にはせぬ」
その言葉を聞いた総裁はゴソゴソとズボンに手を入れ、自分のペニスの根元ににそのリングを装着させた。
するとリングがズボンの上からでも分かるくらい光り輝きペニスの大きさに収まった。
「ではさっさと帰るがよい。
あっ、そのリングは女に対して欲情したらトゲが出て悶絶する程苦しむから邪な感情を持たぬようにな。
ではさらばじゃ」
「だっ、騙したなぁーっ!」
叫び声を残して総裁が引っ張られて行った。
「それで、そちらは何を聞きたいのじゃ?」
「は、はい。
わ、私はフリーアナウンサーのリン・メイファンと申します。
こちらは軍事評論家のバリウム・ドウヤアです。
宜しくお願いします。
今回の勝利の秘訣などをお聞きしたいと思いまして」
司会者が自らと評論家を紹介してからズバリ本題に入った。
こう言う時は周りくどい言い回しや誤魔化しをしない方がいい事を肌で感じとっていた。
「正直な娘は好きよ。
そうね、まずは何から?」
「は、はい。
あの色とりどりの部隊の方々について」
「ああ、あの娘達?
普通の部隊の娘達よ。
ただあの武装でのデビューだから派手に色分けしただけ。
妾の国の一般兵士の武装じゃ」
女帝が何当たり前の事をと、言わんばかりに首を傾げる。
「あ、あの非常識な武力が一般兵士……、は、ははは……」
評論家がブツブツ言いながら考え込む。
「ではあの兵装をした兵士は何名いらっしゃるのですか?」
「それは軍事機密じゃ、教えられん」
ギロリと女帝が司会者を睨む。
「そ、そうですよね〜。
で、では、あの人達白いドレス姿の方達の武器ですが、何か特殊な物でしょうか?
あの赤い光に触れる側からスパスパ人が切られていく様は圧倒されました」
「ん?
アレは妾の国が開発した指輪型アイテムじゃ。
二つの指輪の間に
まあ、魔力によって離れる距離がかわるがな」
これも秘密では無いようでスラスラ教えてくれる女帝だった。
「しかしな、コレは個人認証しておる。
市民の子供が嵌めて遊んだら危ないからな。
ほれっ!」
女帝が二つのリングを投げて司会者に渡す。
「い、いいので?」
「構わん。
どうせソチには使えん」
「では、遠慮なく」
司会者がリングを左右の指に嵌めて魔力を流すが何の変化も無かった。
「じゃろ?」
女帝が目配せすると白いドレス姿の女性が司会者からリングを受け取りその指に嵌め、もう一つを別の白いドレスの女性に渡す。
そして、魔力を流すと赤い光が二つのリングの間に張られた。
女帝がその赤い光に横にある椅子を無造作になげた。
すると、真っ二つに切断された椅子がガタンっと落ちた。
「まあ、そう言う訳じゃ。
コレは妾の世話をする皆が持っておってな、庭木の剪定が楽になったと好評なんじゃ」
女帝がチョキチョキと手をハサミの形にして戯ける。
女帝は本当の事の中に微妙に嘘を混ぜた説明を続ける。
この説明を世界が信じるかは分からないが、五十人の女が五万人の兵士を殺戮したのは事実だ。
これを機に世界の国々が女帝国エレンと言う国を警戒してちょっかいを出さなくなる事を願っていた。
「なっ、あんな非常識なアイテムをメイドに使わせているのか……なんとも……」
評論家はこれ以上の言葉を発する気力が無くなっていた。
「はぁー凄いですね。
では最後にあの天から氷の塊が落ちてくる攻撃はなんだったんですか?」
「あ、あれはね……女帝国王家の秘密っ!
でも……ちょっとだけじゃぞ。
あの"メテオストライクバースト"は王家に伝わる秘魔法の一つでな……これ以上は話せんっ!」
「あ、ありがとうございます。
では最後に、さっきからそこに居る金ピカのフルメイルアーマーの方はどなたでしょうか?」
「ん?
奴は妾の夫だ」
「「ええっーっ!」」
今日一番の叫びを上げた司会者と評論家だった。