そんな過去から始まります。
「司令官、それはズルイよ」
「ふふん! これも作戦の一環だからね! イカサマでもなければズルでもないのだ!」
「あー、手が滑ったー(棒」
響はチェス盤をひっくり返した。
「あーっ!! なんてことするの!?」
「これも作戦の一環って司令官言ってたからね」
「むーー・・勝負が台無しだよう・・」
「・・司令官は私が守るからね」
「ん・・急にどうしたの?」
「私は司令官、いや秋姉の事が大好きだから」
懐かしい夢を見ていた。
閉じ込められてからどの位経ったのだろう・・響は無事かな・・
「アキネ・・ご飯・・」
恐怖がやってきた、逆らったりするとお仕置きを受ける・・ある日は首締め、またある日は拘束されひたすら暴力を受ける・・
「アリガトウ・・・」
「アキネ・・今日も可愛い」
一日に一回は聞いている・・今の私は可愛いなんてどうでも良かった、ただ此処を出たいだけ・・
でも脱出口を見つけた、囲まれていても穴が空いていた、私一人位なら出られる穴が・・
今日をもって作戦を決行、時間はヲ級が休んでいる時・・
私はすんなりと脱出できた、しかし追われる可能性があるので慣れない泳ぎを静かに速く泳いだ。
「・・・・・・アキネ・・・行ってらっしゃい・・・絶望へ・・・・」
「プハッ・・・ハァッ・・ハァッ・・」
やっと辿り着いた、太陽が眩しい・・真上にあるからお昼頃か・・
久々の太陽で少し気分が良い、もう縛られずに済む、また皆と一緒に居られる・・
私が見た先には乗っていた船、破壊された部分はすっかり直されていた。私は急いで向かった。
ヒタ・・ヒタ・・
時計を確認、今は午後二時・・私が居た時は休憩の時間だったはず・・。
司令室へ向かうとそこには加賀さんの姿がーーーーー
「加賀、ご苦労様。休憩にしても良いよ。」
「いえ・・私は平気です。提督こそ休憩したらどうですか?」
「女の子に任せっきりで男が動かないってのも納得がいかないよ、あはは」
誰・・?あの人・・
私の椅子だった場所には男の人が座っていた、加賀さんは顔を赤く染めながら話している・・
「Hey提督!紅茶を飲むデース!」
「ま、待ってって!あっアチッ!やめっ!!」
金剛さんは提督と呼ばれてる人に紅茶を無理矢理飲まそうとしている。
提督・・?私が提督だよ・・?皆こっちを見てよ・・提督は私だよ・・帰ってきたんだよ? 苦しみに耐えたんだよ・・?
テイトク・・?テイトクッテ・・?
「!? 貴様! どうやってここに入ってきた!」
後ろを振り向くと長門さんが・・戦闘態勢に入っていた。
「マ、待ッテ! 私ダヨ! テイトクダヨ!」
「場所を考えるんだな、私達の提督はお前のような者ではない、海の中へ立ち去るか、私に撃たれるか・・選択肢をやろう」
「信ジテ! 私ハ「黙れ!!」ヒグッ!?」
長門さんの放った弾は私の左足を貫通した。
「痛イ・・痛イ痛イ痛イッ!」
私の足からは青色の液体が流れる。
逃げなきゃ・・逃ゲナキャ・・殺サレル・・!
「あれ、どうしたの?」
コノ声・・ハ・・
「ヒビ・・キ・・助ケ・・テ・・」
「・・・・・秋・・姉・・?」
「私・・ダヨ・・・怖イ・・ヨ・・・痛イヨ・・」
「秋姉・・秋姉!どうしてこんな・・! 喋るな!!今私が助k「侵入者だ!!誰か捉えろ!」」
「イヤ・・・嫌ァァァア!!」
皆が私ヲ追いカケル・・足の痛みを我慢しなガラ走ル・・
「待ってよ秋姉! 秋姉ぇぇ!」
私ハ飛び降り・・そのママ海の中ヘト入ってイッタ・・
数日後
「アキネ・・」
「ヲ級・・ヲ級・・・」
私はヲ級ばかりを求めるようになった、何時も一緒に居ないと落ち着かない、ヲ級だけが私のミカタ・・
「おいで・・アキネ・・」
「ウン・・・ヲ級大好キ・・」
ヲ級は暴力を振らない代わりに、凄く優しくなった。
「私も大好きだよアキネ・・苦しかったね・・早く喋るの慣れると良いね・・」
ヲ級は頭を撫でてくれた、とても嬉しい。
ヲ級Side
・・・・・ごめんなさいアキネ・・
アキネは牢屋に入れ椅子に座らせ、手足を拘束して目隠しをしヘッドホンを付けさせ、今は幻覚を見させている。
「逃げた罰は受けないと・・」
「ア・・ヲ・・・ダイス・・ヲ・・」
これからどうするかって・・暴力は勿論、絶望と快楽を与えるつもり、アキネを裏切った者も全て壊そうね・・
「ヒ・・ビ・・キ・・」
響ってあの白い子かしら・・引き込んじゃおうかな・・アキネにもプレゼントが必要だよね・・待っててアキネ・・【すぐにヒビキに会えるから。】
急展開ですみません、次回は秋姉の拘束が解かれ現実と幻覚の差別がつかなくなり、どんな事でも優しさと思い始めます、もしかしたら響が・・・