※この作品はR-18です。

魔斬姫伝外伝 ~復活のマーカス~   作:KUMO1986

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第10話

■八雲調教7  

 やがて八雲と法子は再会する。

 法子は生きているものの、酷く憔悴していて、常に荒く熱い息を吐いている。

 これまでの責め苦がいかに強く、過激なものだったのか容易に想像が出来る。

 しかし法子のその痛ましげな姿に、八雲は微かな罪悪感と、法子が生きているということに安堵した。

「せ、んぱい……」

 法子は八雲を見て、少しずつ瞳に光が見えて来る。

 八雲と法子はお互いをしっかりと見ると、もうひとりではないと正気と希望が戻ってきたのだ。

 これまでの責めも、辛くて恥ずかしい思いも、また二人で会えたのならばと、それを耐えることが出来た。

「八雲先輩……、来てくれるって、信じてました。来てくれて、……ありがとうございますっ」

 法子はそう言って八雲に笑みを見せた。

 ああ、この子はずっと自分を待っていたのだ。

 こうして、ぼろぼろになってまで、自分を信じていたんだ。

 八雲はそう思うと法子のその強い気持ちに応えようと、大きく頷いた。

 それは法子を認めているということ。

 そして、マーカスに負けないという意志表示。

 法子もその意味がわかって大きく頷いた。

 その顔は、憔悴しているものの、笑みが見える。

 ああ、よかった。お互い無事とは言い難いかもしれないけれど、生きていて。

 八雲は素直にそう思った。

 思っていた再会とは違うが、法子が無事でいてくれて本当に良かった。

 これならば、隙を窺えばマーカスにだって負けないだろう。

 二人でなら、きっとそれが可能だ。

 そう思う八雲と法子は絆の力で気力が戻っていく。

 二人でいればきっと大丈夫。

 二人でならば、マーカスを倒してまた以前のような生活に戻ることが出来る!

 根拠はないが、そう思えた。

 二人でならば、きっと乗り越えられる。

 いつかはここから、脱出だって出来るだろう。

 二人は胸にその希望が湧いてきた。

「八雲先輩……。ごめんなさい、私が捕まったばかりに……」

「法子が生きていただけでも、私は嬉しい。だから、気にしないでいい」

 八雲は法子に安心するようにと優しい声で言った。

 法子はそんな八雲の気持ちがわかって、少しばかり涙が浮かんだ。

 そこへ手を叩く音がした。

 マーカスが手を叩いてまるでショーを見終わったかのような気持ちなのだろう。

「感動的なシーンですね。やっと再会出来て、満足しましたか?」

 マーカスはそう言って、不敵な笑みを浮かべている。

 八雲はそれを鼻で笑った。

 そして武器も持っていないが、八雲は鋭い目でマーカスを射貫く。

「マーカス……! 私達を舐めるなよ!」

 そう啖呵を切る八雲に、マーカスは笑いが止まらなかった。

 まるで八雲や法子を笑っているかのよう。

 いや、まさに二人を笑っているのだろう。

「舐めてなどいませんよ。ただ、あまりにも滑稽で笑えてしまって……。ああ、あなた達は本当にここから抜け出せるとお思いですか? だとしたら、今すぐにでも逃げ出してみてください。まあ、もし逃げられたとしても、僕はあなた達を逃がしたりなどしませんが」

 どこか爬虫類を思わせるようなマーカスの瞳が二人を捉えた。

 その瞳はやはり人外のもので、温かみを感じられない。

 それどころか冷酷で、あまりの冷たさに子供の純粋な瞳にも似ているように八雲は感じた。

「さて。八雲さん、法子さん、準備はよろしいですか? もう逃げられないのだから、ただ感じてくれていれば、それでいいんですよ」

 そして八雲はマーカスに何も言い返せずにいた。

「……っ」

 そうだ。マーカスの言う通りだ。

 今だって逃げられないのに、いつ逃げるというのだろう。

 逃げ出したとしても、確かにマーカスならばすぐに八雲と法子を二人まとめてまた逃げ出さないようにすることだって出来るはず。

 機会を、待つしかない……。

 八雲の苦渋の決断だった。

 ただ感じていればいいなどと、よくもそんな勝手なことを言ってくれるものだ。

 これまでもたくさん感じていた。

 それなのにもっとたくさん感じろと言うのか?

 それこそAVみたいじゃないか。

 それに、ずっとイキ続けるのは苦しい。

 八雲はそう思っていた。

 しかし、マーカスはそんな八雲の気持ちなど知らないといった様子で、無邪気な笑みを見せていた。

「さて、もう逃げられないことはわかっていますよね? では少し、遊んでみましょうか。楽しませてくださいよ。八雲さん。法子さん」

 マーカスは二人を同時に愛撫する。

 先程までも十分に二人を調教していたというのに、まだ足りないらしい。

 馬鹿の一つ覚えみたいに……と八雲は思ったが、どこかで期待している自分がいるような気がして、首を振ってそんな自分を否定した。

 法子はもう限界だとでも言いたそうに、首を横に振って嫌だと言いたそうにしていた。

 しかしマーカスはそんな二人を嘲笑うようにこう言うのだった。

「疲れているでしょうが、あなた方はただの女性ではありませんからね」

 そう言うマーカスは、まるで二人を休ませる気などないように触手を取り出した。

 二人はやっと再会出来たというのに、マーカスの手によって再び快感を与えられ始める。

 ろくに会話も出来なかった。

 それなのに、マーカスの責めの手は止まることがない。

 八雲も法子も、これまでの調教のせいでより敏感に快感を感じ取ってしまうようになっていた。

 それなのに、マーカスは触手による責めで二人を襲う。

 まずは上半身を弄ぶ。

 胸を中心に、ひたすら触手で責められる。

「あっ、ああっ! や、やめろ……っ。やめてぇ」

 八雲はそう言って責めが止まるのを期待するでもなく、ただ快感を逃がすためにそう言っていた。

 すでに八雲はもう感じ過ぎていて少しの刺激が大きな快感の波になって襲ってくる。

 胸を吸引されて、触手で撫でられて、揺らされて、感じないわけがない。

 そして感じてしまう自分を恥じながらも、徐々にそれを受け入れていく自分が怖い。

「っああ!」

 八雲は気持ちよさそうに喘ぎ声を出す。

 それでもそうすることで少しだけ快感が逃げていくような気がした。

 だが、そんなもの関係ないと言わんばかりにマーカスは八雲の胸を責め続けた。

「どうですか? これでもまだ僕を殺すだなんて言えますか?」

 八雲はその言葉を聞いて瞳に光が一瞬戻った。

 そうだ。マーカスを倒すためにいるのだった。

 こんなところで、負けてられない……!

 八雲は精一杯マーカスを睨みつけた。

「……さすがですね。任務を忘れない、ということですか。でも、このまま犯され続けたら、どうなるでしょうね?」

 そう言いながら、八雲は触手で胸を犯され続けた。

 乳腺を揺らされて気持ちがいい。乳首を吸われて気持ちがいい。

 ああ、でも、ダメ。

 そんなことを思っては……。でも……。

 一方で法子は八雲以上に敏感に感じていた。

「もう限界なの。本当なの。やめて、やめて!」

 法子もそう言って胸を揺らす。

 だが、マーカスにはそんな声が届いていないといった様子で、責めの手を休めない。

 法子は大胆に、かつ可愛らしく喘ぐ。

 マーカスは触手で法子の胸を思い切り吸って、手でその双乳を大きく揺らす。

 するとそこに気持ち良さがさらに加わるのか法子は「んひぃいいいい!」と叫んだ。

 下乳を入念に揉み込むと、法子は目をとろんとさせて高い声で喘ぐ。

「法子さんは随分素直ですね。そんなにこれがいいんですか? もっとしてあげますね」

 法子は頭を横に振った。

 まるでもうこれ以上気持ちいいことをしないでと言うかのように。

 だが、そんなことでやめるほど、マーカスは優しくはない。

「え? なんですって? すみません。全くわからないので、身体が欲しがっている刺激をあげますね」

 そう言って、マーカスはわざとらしく法子の乳をさらに揉み込んだ。

 するとその柔らかく弾力のある胸はたゆんと揺れ、法子は息を呑んだ。

 八雲は触手の刺激に気丈にも耐えながら控えめに喘いだ。

 その様子の違いをマーカスは面白がる。

「八雲さん、先程と随分違って声が小さいですが、後輩に気を使ってるんですか? そんなことしても無駄ですよ」

 そう言ったマーカスは、笑みを浮かべる。

「一気に二人を気持ちよくさせてあげますよ」

 二人は同時に胸を責められる。

 それを必死に耐える二人だったが、マーカスの愛撫に、淫気にすぐにまた身体が快感を求め始めた。

 体中が熱い……っ。

 どうしようもない熱が二人を襲った。

 胸に与えられる気持ち良さに、なんだか意識がふわっと、どこか夢心地のようなそんな気がしてしまう。

 気持ちいい。

 八雲は正直に、そう思っていた。

 でも、そんなことを言ってしまったら、負けてしまう……。

 強い自分が法子を助けなければならないのに。

 そう思う八雲だったが、与えられる快感には正直で、すぐに熱くて艶っぽい声を漏らした。

 一方で法子は八雲が来てくれた安心感からか、それとも天性の淫乱なのか、八雲よりも派手に喘いでいた。

 八雲はそんな様子の法子を見て、負けてはダメと思うも、それは法子には伝わらない。

 そんな言葉を言ってあげたくても、八雲も話すほどの余裕はない。

 私達は、ここから抜け出さなければならないのに……。

 でも、本当に出られるのだろうか。そう思うと、八雲の心は少しずつ、プライドも信念も、崩れてしまいそうなくらい脆くなっていった。

 八雲と法子の気力など、簡単に削ることが出来るメッキの気力だったのだ。

「あっ! ああっ! っくぅ!」

 八雲が胸の刺激に少しだけ大きな声で喘ぐ。

 そして法子よりも早くに胸を仰け反らせたり、元に戻したりと無意識に胸を動かしてその揺れでより快感を強く受けていた。

 張りも弾力もある双乳が揺れるその姿はまさに圧巻だ。

「弾力があって見ていて面白いくらいだ。触ってあげましょう」

「んんっ」

 マーカスは触手をそのままに、八雲の胸を掴んで上下左右に動かした。

 吸い付かれながら引っ張られる感覚が、八雲には気持ちよくて仕方がない。

「ああああっ! い、イクゥッ!」

 マーカスに胸を掴まれたまま、八雲はイッた。

 そしてマーカスは手を八雲の胸から外すと、今度は法子の胸を掴んだ。

 もちろん、八雲の時と同じく触手をつけたまま。

「ダメェ! もう、もうダメなの!」

 法子はそう言いながらも、胸を突き出している。

「ここ、もっと触ってほしいんですよね?」

 マーカスがそう言うと、法子は必死に首を横に振った。

「やだ、やだぁ! 頭がおかしくなる!」

「嘘を吐いてはいけませんよ。では、勝手にさせていただきますから」

 そう言って、マーカスは法子の胸を鷲掴みした。

「八雲さんのよりも少し小振りではありますが弾力が八雲さんよりもありますね。さすが若手、と言ったところでしょうか。ああ、それに、乳腺の方がまだ未発達なんですね。八雲さんならこれだけで感じられるんですけどねぇ」

 そう言いながら、マーカスは法子の胸を大きく動かした。

「イクッ!」

 法子は唾液を垂らしながら呆気なくイッた。

「少し堪え性がなさすぎますねぇ。まあ、それでもいいですが。やはり、少しは反抗してくれるくらいが、いいですね。そう。あなたの先輩の八雲さんみたいに、ね」

「八雲先輩、は、憧れの先輩だけど、先輩みたいにはっ、なれ、ないっ……! だって、気持ち良いから……っ」

 法子が必死にそう言うと、マーカスは笑った。

「まあ、僕は素直なのも嫌いじゃないですけどね。ほら、また乳イキしなさい」

 今度はマーカスは八雲と法子の二つの胸を、自らの手で大きく揺らして快感を与える。

「うああ……っ!」

「っひぃん!」

 二人の口からは言葉にならない嬌声が漏れ出る。

 それに二人の感じ方は別々ではあるものの、同時に刺激されて気持ちがいいと言うのは変わらない。

 二人は揺れる胸のその気持ち良さに、表情をとろんとさせて甘受している。

 口では嫌だとかダメだとか言うものの、やはり気持ちがいいものを気持ち良くないと思うことは出来ないのだ。

 それよりも、もっともっとと身体が求める。

 精神力の強い八雲でさえも、身体が疼いて仕方がない。

 法子ももう陥落寸前だ。

 喘ぎまくって、身体の疼きが治まるわけでもないのに、二人はひたすら喘いでいた。

 それを聞きながら、マーカスはこう言う。

「二人共、口ではダメだの何だの言っているけれど、声を聞いているととてもじゃないですが、そんな風には思えませんねぇ。さあ、もっと楽しませてください」

 マーカスは時間停止で二人を愛撫する。

 双乳を大きく揺らし、スパンキングをする。

 胸が真っ赤な手形がつくくらいまで強く叩き、それから隆起した乳首を摘まむ。

 さらに乳首と乳首を擦り合わせて、乳首同士が感じるようにすると、マーカスは触手で乳首に刺激を与える。

 二人の乳首に吸い付いた触手は、これまで以上に乳首に必死に吸い付き、擦り、伸ばしていく。

 まずは胸だけを、徹底的に弄んだ。

 引っ張って、伸ばして、もっと責めて。

 マーカスは二人への責めが十分だと思うと再び時間を動かす。

 そして時間が再び動くと、二人は絶頂を耐えられることもなく、マーカスの手でイキまくった。

「イクゥッ!」

「イッちゃう! イッちゃうよぉ!」

 二つの淫らな声がその空間に響き渡る。

 そこにはもう戦士としての二人はいない。

 ただの女になっていく二人の姿があるだけだった。

 腰をがくがくと痙攣させる女である二人は、どこか似ているようにマーカスは思えた。

 艶のある胸も、大きさは八雲の方が大きいが、法子もなかなかなサイズだ。

 迫力のあるその胸を、マーカスは触手で弄った。

 二人は小さく「嫌っ」「もう、もうこれ以上は……」などと言いながら、その快感に身体を痙攣させながら受け止めていた。

 普通ならばもうとっくに精神だって壊れていることだろう。

 しかし、二人は辛く長い、修行の日々を送っていたことから、そう簡単には壊れはしない。

 いっそのこと、壊れてしまった方がいいとさえ、思えるような責めだ。

 乳首に、たくさんの刺激を与えられて、二人はもう気絶してしまいたいとさえ思うほどだった。

 それだけ辛くて、気持ちがよすぎるのだ。

 意識がない方がずっといい。

 意識があることが、考えることが出来る今が、とても辛い。

 それは八雲も法子も同じことだった。

 マーカスはそんな二人を見て笑う。

 胸をよく見て、マーカスは二人に話しかける。

「おやおや、お二人は似ていますねぇ。胸は断然八雲さんの方が大きくて弾力がありますね。一方で法子さんは八雲さんよりも少し小振りなものの、それだけ感じやすいのでしょうか? よく喘ぎますねぇ。乳首の大きさも八雲さんの方が上……。しかしながら、法子さんは乳首そのものもそうですが、八雲さんよりも大きな声で喘いで、聞いているこっちまで感じてしまいそうになりますよ。ほら、八雲さんももっと自分を出して。法子さんの先輩なんですから、しっかりイキ方を教えてあげなさい」

 そう言いながら、マーカスは八雲の胸を触手で思い切り吸った。

 乳首が限界まで伸ばされ、乳首で感じてしまう。

 気持ちいいのに苦しそうに、八雲は顔を背けた。

 喘ぎまくる法子とは違って、八雲はまだ静かに喘ぎ、自分と言うものを忘れずにいた。

 我慢、我慢するのよ。

 こんなの、ちっとも気持ちよくなんてない……。

 そう思いながら、八雲は自分の使命を、信念を思い出していた。

 このマーカスを倒して、ここから法子と共に脱出する。

 そればかりを必死に考え、身体に与えられる快感をどうにか逃がしていた。

 しかし、もうこれ以上我慢だなんて、出来ない……。

 感じ過ぎてしまっていて、もう他のことを考えようなどと、出来るわけがない。

 逃げることだって本当なら考えなくてはいけない。

 なのに、それだというのに、それが出来ないのだ。

 法子と再会してから与えられたその刺激が、今になって身体を蝕んでいくのだ。

 気持ちよく痺れるような甘い快感。

 まるでずっとイッてるかのような……、そんな感覚がずっと身体中を駆け巡る。

 しかしそれをマーカスは見抜いている。

「もっと素直になればいいじゃないですか。ほら、法子さんの胸みたいに、乳首をびんびんに隆起させて、イクところを見せてください」

 そう言って、マーカスは時間停止をし、八雲の胸と法子の胸を同時に同じように責め立てた。

 もう我慢なんて出来ないように、強く強く刺激を与える。

 触手で人外でなければ出来ないような責め方をし、さらには胸をスパンキングする。

 肌と肌がぶつかる音がして、八雲と法子の胸は上下左右に大きく揺れる。

 ぎゅっと乳首を握って、触手で舐めるような責めをし、乳首の根元をきゅっと触手で縛るようにすると乳首に巻き付くような強い刺激を与えた。

 そして時間を動かすと、二人は衝撃のあまり仰け反って、同じタイミングでアクメを迎えた。

「イクゥ!」

「イッちゃう! イッちゃうぅ!」

 八雲は足を蟹股にし、法子は逆に膝を擦り合わせるように内股気味でアクメした。

「おやおや、八雲さんも法子さんもよくこれまで無事でいられたものだ。イク時の二人の足の動きは面白いくらいですね。こんなにも違う足の動きをしているのに、動かしているという点では一緒だ。それにしても、まだそんなに責めていないのに。もっとしてほしいですか? してほしいですよね? 法子さんはとろりとした恍惚の表情を浮かべていますね。そういうの、嫌いじゃないですよ。一方で、八雲さんはまだ反抗するつもりですか。その眼、まだ負けていないと言っているみたいですね。でも、これならどうですか」

 再び時間停止をし、法子はもちろん、八雲への強烈な責めをし、時間が動き出すと二人は同じような姿勢で胸を突き出してイッた。

「ほら、やはり八雲さんもイキたかったんでしょう? 気持ちよさそうだ」

 八雲は荒い息をし、マーカスを睨む。

 マーカスなんかに負けて堪るものか。

 絶対に、法子を連れてここから出てやる。

 ……でも、その決意はもう無駄とも言えるくらい、快感に犯され、ぼろぼろに崩れ去ろうとしていた。

「どうしたんですか? まるで逃げ場を探しているようだけれど。そんなもの、僕を倒さないと意味がないですよ? わかってますか? あなたは今、捕らわれの身なんです。そう簡単にあなた方を僕が逃がすはずがないでしょう」

 八雲は心を読まれたと思ったが、だが、元々の目的をこのマーカスは知っている。

 だから驚くほどのことではない。

 落ち着け。落ち着け。

 冷静になれば少しは勝機が見えるかもしれないのに……。

 でも、もうこんなにも感じてしまうようになっては、マーカスに調教されてしまっては、逃げ出したところで心はずっと支配されたままかもしれない。

 八雲はそんな恐ろしいことを考えながら、イッたときに荒くなってしまった息を整えつつあった。

 でも、またイカされるのだろうなと思うと、整ってきた息が少しばかり熱を持っていた。

 その一方で法子は八雲と同じく荒い息をして、とろんとした表情でマーカスを見ていた。

「法子さんは正直な人だ。それに比べて、八雲さんはいけませんねぇ。本当は気持ちがいいのに気持ちよくないなんて顔をして……。でも、身体は嘘を吐きませんからね」

 そう。八雲の胸は乳首が赤くなって、主張している。

 誰がどう見ても感じている胸をしているのだ。

 その双乳を揺らしながら、八雲はマーカスを睨んでいた。

 お前には負けないと、そう示すために。

 そして、感じていたとしてもお前には屈しないという、プライドを見せつけた。

「おお、怖い怖い。でも、あなた達など、もはや私の敵ではない。その高いプライドも、叩き潰してあげましょう」

 そう言って、二人の下半身をチェックをし始めるマーカス。

「陰毛は、法子さんの方が薄いですね。でも、処理はあまりなされていないんですね。八雲さんは意外と剛毛で、濃いようだ。でも法子さんと違ってきちんと手入れされているのはわかりますよ。それにしても、二人共、こんなに濡らしていて、さぞ気持ちがいいのですね。目で見てもわかる。陰毛が濡れているじゃないですか。どう見ても汗じゃないですよね。粘り気があって、透明……。糸を引いている。これは、どう見ても愛液ですよね? 淫らな液ですよね? なんだ。結構楽しんでいるんじゃないですか。そんなに気持ちがいいものなのですか? 全く、口では嫌だとか何だとか言っておきながら、こんなにも恥ずかしい状態になっているんですから」

 八雲は残っていた一般女性としての気持ち、羞恥心が身を包んだ。

 身体中が熱くなって、恥ずかしいと正直に思った。

 こんなにも感じてしまって、濡れてしまって恥ずかしい。

 しかも相手は倒すべき相手、淫魔だ。

 淫魔に感じてしまうだなんて、こんなこと、許されるわけがない。

 いや、他人が許したとしても自分が自分で許せない。

 そう八雲は思いながら、顔を少しだけ俯かせていた。

 法子もマーカスにそう言われて初めて自分の股間が濡れ濡れと言ってもいいほどになっていることに気づき、顔を赤面させた。

 男性経験がほとんどなく、八雲ほどの経験もない法子だ。

 こんな羞恥心に訴えるようなことをされてしまっては、どうしようもない。

 恥ずかしくて、恥ずかしくて仕方がない。

 ましてや羞恥心を思い出させるようなことをする相手が淫魔のマーカスだ。

 プライドもずたずたになって、倒そうという気さえ削がれていく。

 戦う意志が、少しずつ失われていくのを二人は感じていた。

 そして八雲も法子も、先程よりも顔を赤くして、羞恥心から「そんなところを見ないで」と言いたそうな顔をしていた。

「いっそのこと、お二人共、つるつるにして差し上げましょうか?」

 マーカスはふざけてそう言った。

 二人は必死に羞恥心を煽るマーカスを無視し、快感から逃げようと必死だった。

 だが、秘部の濡れ具合からも、感じていないなんて言えることは出来なかった。

 感じていなければこんなに濡れることはないだろう。

「お二人共、感じ過ぎているくらい、濡れていますよ? 恥ずかしくないんですか?」

 そう言われ、八雲はマーカスを睨み、法子は顔を赤くして涙目になっていた。

 そうしていると、マーカスは再び時間を止める。

 二人に手マンをする。

 マーカスはまず法子の手マンをした。

 陰核を擦り上げて、秘裂を何度も何度もなぞり、浅いところを触手で何度も擦るように刺激を与える。

 そして八雲よりも浅いところにあるGスポットを押して、奥の方まで触手を届かせ、子宮を叩いた。

 それから尿道にも細くて長い触手を出入りさせた。

 法子への手マンはそのくらいにし、次は八雲への手マンをする。

 八雲への手マンは法子よりも激しいものだった。

 まず陰核を思い切り擦り上げて起たせると、触手で吸わせて、触手はその陰核に吸い付いて歯のようになっている部分で陰核を噛むようにした。

 そして秘裂をなぞって、法子よりも深いところにあるGスポットを押しながら、ポルチオを強く叩くように触手は動いた。

 さらに膣で出たり入ったりを繰り返し、強い快感を与えるようにした。

 時間が動き出すと、二人は強烈なアクメにまたも身体を仰け反った。

 強すぎる刺激は痛みにも近く、気が遠くなっていくような、そんな感覚を二人を襲った。

 そして二人は潮を噴いた。

「潮を一番飛ばした方にご褒美をあげましょう」

 そう言って、マーカスは何度も何度も二人をイキ狂わせる。

 モップ型の触手を取り出し、それで二人をイカせ、秘裂からはさらに甘い蜜が垂れていく。

 胸だけでなく、下半身へのその強い刺激が二人を気持ちよくさせ、逆に辛くもさせた。

 強すぎる快感はあまりにも残酷に二人の秘部を、胸を強く刺激した。

 その刺激は確かに快感だったが、快感と言うにはあまりにも強すぎた。

「ああああーーーーっ!」

「だめえ! だめっだめっ、あっ、ああっ!」

 法子はもちろん、八雲も辛そうに、淫らに喘いでいる。

 そして感じまくり、もう何もしなくても自らの動きで、胸が揺れるだけで、風を感じるだけで感じてしまう。

 痺れるような痛みにも似た快感が、二人を包む。

 二人は潮を飛ばし合う程、感じまくり、マーカスはそれを笑って見ていた。

 触手でも二人を責め、何度もイカせる。

 さらに時間停止をして、二人の胸を吸引し、絶頂させ、Gスポットを責め、マーカスは再び時間を動かした。

 人外の快感に耐えるということも、発想も出来ず、ひたすら二人は快感に狂わせられた。

 もうやめてください。

 降参します。

 そう言いたいのに、言うことも出来ないほどの快感……。

 息を吐く暇もないくらい、責め続けられる。

 普通なら耐えられないような責めだが、戦士として肉体を鍛えていて、今までの調教で下地が出来ている二人は、以前のような気絶もなく、耐えられてしまう。

 開発しつくされた身体は歓喜を叫び、責めを甘受してしまうのだ。

 淫花からの淫気を吸い、張り詰め発情した双乳や臀部は充実感たっぷりに揺れ、弾む。

 尻尾を振るかのように痙攣する。

 今までのようにしばらくしたら止まるような責めではなく、ひたすらイキ狂わせられる。

 二人の精神を折るかのような責め。

 顔からは涙や鼻水が出て、股間からは潮を噴き、ぼろぼろになっていくプライド。

 そして怒りや屈辱を味わいながらも快感を貪ってしまう。

 二人はマーカスの前であらゆる意味で素の顔を曝け出し、悶える。

 そして二人は何度も潮噴きをして、遠くまでその潮が飛んでいく。

 イク度にぴゅっぴゅと透明の液体が二人の股の間から飛び出て、地面を濡らす。

 八雲も法子も、イキまくり、気持ち良さから尿を漏らしてしまうことも……。

 二人はもはや戦士としての顔ではなく、ただの女としての顔になっていた。

 




これはbc8c3zがあらすじ・設定を作り、それを元に根本鈴子先生に書いてもらった綾守竜樹先生著・魔斬姫伝の2次創作です。
綾守竜樹先生のファンの方に読んでいただければ、それに勝る喜びはありません。
一瞬でも先生がいなくなったことの皆さんの孔を埋めれれば幸いです。
感想があれば励みになりますのでお書きください。
またアンケートだけでもいただけたら今後の参考になりますので入れてください。
綾守竜樹ファンサイト(更新もこちらが早いです)も作りましたのでそちらもご覧いただければ幸いです。

https://ben1986.sakura.ne.jp/ben1986.sakura.ne.jp/

よろしくお願いします。
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