【淫靡な治療】
八雲は検査着を脱いだ後、下着姿でベッドの上に仰向けに乗る。
「……これでいいですか?」
「ええ。はじめての治療方法で緊張するのは分かっているから、何でも言ってね。お互い女同士で仲間なんだし、遠慮はいらないから」
「はっはい」
それでも緊張している八雲に覆いかぶさるように、奥寺は上半身を曲げた。そして患者の身体を頭の天辺から、足の爪先までじっくりと見つめる。
今日は診療所で検査をすることになっていたので、ちゃんとシャワーを前もって浴びて、下着もスポーツブラタイプを身に着けていた。
「ちゃんと検査用の下着を、身に着けてきてくれたのね。今日は初日だし、最初は確かめながらの治療をするわね」
「分かりました」
「まずは治療薬を使う前に、触診をするから」
奥寺は両手の手のひらを、そっと八雲の胸に当てる。そしてゆっくりと円を描くように、両手を動かす。
「どう? 苦しいとかある?」
「大丈夫……です」
しかし八雲の顔はほんのり赤く染まりつつあり、身体も小刻みに震えている。
(ふふふっ、素直な身体ね)
奥寺は内心で、クスクスと笑う。奥寺の両手が触れている部分から、催淫の力が八雲の胸に少しずつ注がれているのだ。
だが八雲は奥寺の手が熱いだけだと思い込んでいるので、じっと我慢をしている。
(こんなのはどうかしら?)
スッと目を細めた奥寺は両手を下乳の方へ移動させると、最初は優しく揉んでいき、徐々に胸が変形するほど強く掴む。
「あぅっ!?」
「アラ、今のは強すぎたわね。ごめんなさい」
「いっいえ……」
うっすら開いた八雲の両目には、涙が薄く滲んでいた。しかし痛みからの涙でないことは、興奮した表情を見れば分かる。
「耐えきれなくなったら、すぐに言ってね?」
(まだ乳首に触れていないのに、軽くイッちゃったのね。可哀想でもあり、可愛くもあるわ)
ベッドの上で、八雲はビクビクッと身体を震わせる。そのたびに胸が波打ち、ブラジャーの上からでも分かるほどに乳首が勃っていた。
八雲は胸の先端に何かが滲むのを感じて、慌てて奥寺の両手首を掴む。
「ちょっと待ってください! 胸に触られ過ぎると……」
「ああ、母乳が出るんだったわね。それじゃあ下着も全部、脱いじゃいましょうか」
にっこり微笑んだ奥寺は八雲の答えを聞かないままに、さっさと下着を脱がせてしまう。
「ええっ!? 奥寺先生っ……!」
「このままの姿で、落ち着くのを待ちましょう。万が一、母乳が噴出しても、裸なら下着を汚さずに済むしね」
そして奥寺は脱がせた下着を近くに置いてあったカゴの中に入れると、八雲とベッドから離れた。
「ちょっと待ってて。念の為に、タオルを持ってくるから」
「あっ、はい……」
八雲は奥寺の行動に振り回されっぱなしだったが、離れていく背中を見つめながらほっと安堵のため息を吐く。
あのまま胸を揉まれ続けていれば、本当にブラジャーを身に着けたまま母乳を出してしまっただろう。
最悪の事態を避けることができた八雲は改めてベッドにゆっくりと身を横たえて、身体の興奮を抑える為に目を閉じて呼吸を整えようとする。
(チャーンス!)
ところが離れかけていた奥寺は無防備になった八雲の姿を見ると目を光らせて、足音と気配を消しながら再び近寄って行く。
そしてそーっと両手を伸ばして、ぷっくりと膨れ上がっているワイン色の二つの乳首を乳房ごとギュウッと握った。
「えいっ♪」
「きゃあああああっ!」
突然与えられた刺激で、八雲はカッと目を見開く。
すると陥没乳首の中心がパックリと口を開けて、中からビューッと白い液体が噴出する。何度か母乳が飛び出た後、八雲の身体からはぐったりと力が抜けた。
(アララ。随分と外から与えられる刺激に弱いのねぇ。まあ自分で触るのと、他人が触るのとでは感覚が違うだろうし)
奥寺は噴き出した母乳を乳房に塗り込めるように、手のひらを動かす。
ヌルヌルした胸は蛍光灯の光を受けてテラテラと輝き、壮絶な妖艶さがあった。
「らっらめって言ったのにぃ……」
涙を流しながら舌足らずの言葉を出した八雲は、太ももをこすり合わせている。
(手のひらからこぼれるほどの大きな胸と、感度の良い身体は最高ね。可愛い顔をしながらイっちゃうなんて、退魔師のお仲間達にもぜひ見てもらいたい姿だわ)
笑いを押し殺しながら奥寺は手のひらに塗り付けた母乳を、まるでマッサージのローションのように八雲の肌に塗り広げていく。
「刺激が強すぎちゃったかしら? どのぐらい感度が上がっているのか、突然チェックするのも検査の一つだから許してね」
口調は柔らかくあたたかいが、その手は容赦なく八雲の肌を刺激する。最初は緊張からか白かった肌は今や桃色に染まり、人間のメスとしての色気を醸し出していた。
手のひらで触れるたびに、八雲の身体は無意識のうちに飛び跳ねる。くぐもった喘ぎ声を出しながら何とか奥寺の手から逃れようと身をよじる姿は、いつもの凛々しい八雲からは考えられないぐらい淫らだ。
「せっ先生っ……! もう、いい加減触るの、止めてくださいっ……!」
「止めてあげたいのはやまやまなんだけど、これも検査だから。淫魔の治療方法は辛いものだと、八雲さんだって分かっているでしょう? 今、苦しみを体感しているからこそ、後で楽になれるのよ。ちゃんと正常な状態で戦闘に臨みたいのならば、あなたは退魔師として辛い治療に耐えて」
「ううっ……」
医者である奥寺から説得力のある説教をされると、退魔師としてのプライドが、女としてのプライドよりも強くなってしまう。
「そう……ですね。私は退魔師なんですから、このぐらいの治療は耐えないと……」
元々負けず嫌いの八雲は、自分を弱く見られることを嫌う。
そのことを知っていて、わざと奥寺はソコを突っついたのだ。
「淫魔の治療中で淫らな姿になることは、恥ずかしいことでも何でもないのよ? 今までだって、わたし達は他の淫魔の被害者の女性達のあられもない姿を見てきたわ。でもだからと言って、心の中で馬鹿になんてしないわよ。そういう人達を救うために、わたしは退魔師と医者を兼任しているんだもの」
「それは素直に凄い……と思います」
「ふふっ、ありがとう。だから八雲さんも隠さないでね? 逆に隠されていることがあるとこれから行う治療に支障が出てしまうし、変に治療期間が延びてしまう恐れがあるから」
「は、い……」
奥寺に真剣な表情で説得されて、八雲はようやく身体の緊張を解いた。
「でもそうねぇ……。やっぱり胸への刺激の問題が、特に大きいようね。言葉は悪くなっちゃうけど胸への刺激を開発されてしまっているから、刺激への耐性をつけることが完治を早めることにつながりそうだわ。今の八雲さんにとってはかなり辛い治療になるけど、覚悟はいいかしら?」
「……構いません。私はその為に、ここへ来たんですから」
八雲の覚悟を決めた強いまなざしで見上げられた奥寺は、満足そうに微笑んで頷く。
「では治療に移りましょう。その前に暴れられると大変だから、両手足を拘束させてもらうわね」
「分かり……ました」
奥寺は八雲の身体から離れると、机の引き出しから手足を拘束するベルトを持って戻ってくる。
八雲は自分の手足が拘束されて、ベッドの柵につながれていく様子を見ながら、何故か胸がドキドキするのを感じた。
「ん? 縛っているところ、痛いかしら?」
視線を感じたのか、奥寺は縛る行為を一時止めてこちらを見る。
「えっ!? いっいえ、大丈夫です」
慌てて八雲は首を振り、奥寺から顔を背けた。
「じゃあ今回は最初だし、塗り薬の量は少なめで、時間も十分程度にしておきましょうか」
「その程度、なんですか? もっと時間をかけた方が……」
「さっきも説明したけれどこの塗り薬は出来上がったばかりで、正直言うとわたしも使うのはこれがはじめてなの。それにかなり強い薬らしいから徐々に慣らしていった方が、お互い安全だと思うわ」
少しだけ苦く笑う奥寺を見ると、彼女も八雲と同様に不安があるのだろう――と思ってしまう。
「奥寺先生がそう仰るのならば……。治療を受けている身なのに、余計なことを言ってすみません」
「いえいえ。焦る気持ちは分からなくはないけど、まあマッサージでも受けているつもりになって」
奥寺はバラ色の液体が入ったガラス瓶の蓋を開けて、斜めにする。甘く蠱惑的な匂いが、八雲の鼻をくすぐった。
「何だか香水みたいな匂いですね」
「女性向けの治療薬だから、製作者も気を使ってくれたんじゃないかしら?」
奥寺は片方の手のひらに液体を注ぐとガラス瓶を机の上に置き、両手をこすり合わせて伸ばす。そして八雲の桃色に染まった乳房を、下から揉み上げる。
「あぅうんっ!」
(この嬌声は敏感な身体に触れたからかしら? それとも液体の即効性が、身体と相性が良すぎて早く効いたのかな?)
考えながらも奥寺は八雲の二つの胸を丸を描くように撫で回して、時には揉んでその柔らかさと弾力さを楽しんだ。
「さっきは突然乳首に触っちゃったから、イっちゃったのよね。今回は乳房だけを触り続けたらどうなるのか、治療薬を使いつつ検証してみるから」
「は、い……。ああっ!?」
陥没乳首が表に出そうなぐらい強く周囲の乳肉を揉み上げられて、八雲の喉から堪え切れない甘い叫びが漏れる。
「う~ん。八雲さんの両胸、まるで肩凝りみたいになっているわ。無理な戦闘を続けたせいで、ちょっと触り心地に問題があるわね。せっかくだし、治療と一緒にマッサージもやってあげるわ。身体が軽くなって、動きやすくなると思うから」
「おっお願いします……!」
トロンと潤んだ眼をする八雲は、頭の中が熱くなるほど興奮し始めていた。
奥寺の手の動きは絶妙で、治療薬のせいもあるだろうが、八雲が必死に隠していた淫らな部分を簡単に表に出してしまう。
まるでパン生地をこねるように、時には優しく、時には強く、胸に触れるのだ。
八雲は耳まで真っ赤になるほど興奮したせいか、唇が乾燥しはじめる。喘ぎながらも舌を伸ばして唇を舐める仕草は、思わず奥寺が目を見張るほど色気があった。
(普段は真面目一筋と言う女ほど、乱れると全く違った一面を見せてくれるから面白いのよね。……本音を言うと、シャドウよりも先にあなたに会いたかったわ)
うっすら笑みを浮かべながらも、奥寺はその眼に一瞬だけ鋭さを滲ませる。
「頑張ってね、八雲さん。これもちゃんと現場復帰をする為の治療だから」
「あっああっ……! でも先生ぇ、先っぽ触ってくれないと、苦しくて……!」
八雲が涙を流しながら哀願にも似た声と視線を向けた先にいる奥寺は、まるで子供をあやすような表情を浮かべた。
「そうね。見ているだけでも、苦しそうなのが分かるわ。でももうちょっと、耐えてみましょう」
励ます口調とは裏腹に、動く手は激しさを増す。
「ひやぁああっ!」
媚薬のせいでまるで二つの胸が女性器になり、奥寺の手によって弄り回されているような気がしてくる。
時々胸を中心に寄せるようにして揉まれるせいで、ぷっくりと腫れた乳輪が擦れて痺れるような快感が上半身に広がった。それでも奥寺はじらすように、あえて一番感じる部分には触ってくれない。
自分で何とかしようにも、両手足を拘束されたままではどうにもできない。
ただひたすら身体の熱に翻弄されながら、奥寺が刺激を与えてくれるのを待つしかないのだ。
「せっんせぇ……、お願い……もう、無理ぃ!」
涙と唾液で顔をグチャグチャに濡らしながら、とうとう八雲は音を上げる。
「そろそろ約束の十分だし、今日はここまでで良いわ。さあ、思う存分に欲望を放出しなさい」
奥寺はギュウッと二つの乳房を掴み上げると媚薬まみれの人差し指を、頂の赤い穴の中にくぷっと差し込んでグリグリと回す。
「あひぃっ!? そっそれ、だめぇ! あっあああーー!」
のけぞりながら、八雲は二度目の絶頂を迎えた。
奥寺の指を押し出す勢いで、母乳は先程よりも激しく噴き出す。濃厚な白さと甘い匂い、そしてぬくもりをともなった液体が、二人の顔や身体にかかっていく。
「おやおや、随分と濃厚なのが出続けるわねぇ。この薬、やっぱり良い効果を出してくれるわ」
奥寺は低く呟きながらも、八雲の乳房を掴んで母乳を搾り続ける。周囲に飛び散ろうがお構いなしに、一滴残らず搾乳した。
「あああ……! ひぃっぐ、ううう……」
八雲の身体は何度か小刻みに痙攣した後、ベッドに沈む。肩で荒い息を繰り返しながら、八雲はうつろな顔を横に向ける。久々に自分以外のモノによってイかされた快感は、今の八雲にとっては意識が朦朧になるほど強過ぎた。
そんな八雲に覆い被さり、奥寺は耳元で何かを囁く。しかし放心状態の八雲は何を言われているのかサッパリ理解できないものの、奥寺に尋ねる気力など残っていない。
それでも囁き終えた奥寺は満足そうに、八雲から離れる。
「さて、後片付けをしなきゃね」
奥寺はこの部屋に、新たな異臭がすることに気付いていた。
八雲は無意識の内に必死に足を閉じようとしていたが、拘束具のせいであまり意味はない。そのせいで、潮を吹いてしまったことが丸わかりになってしまった。太ももやシーツがぐっしょりと濡れており、鼻の奥がツンッとするような刺激的な甘い匂いが漂ってくる。
「アラアラ、下の方も大量に出ちゃったみたいね。待ってて。今、タオルを持ってくるから」
奥寺はあえて拘束を解かないまま、八雲に背を向けてタオルが置いてある机へ向かう。
放置された八雲は自分の体液にまみれながらも、法悦に浸った表情を浮かべる。
その顔を横目で見て、奥寺はひっそりと笑みをこぼすのであった。
「ひゃうぅっ……! むっ村林先生、本当にコレが治療になるんですか?」
「まあ、失礼ね。そんなことを言うコには、こういうことをしちゃうわよ。エイッ!」
「きゃああっ!」
ベッドの上に仰向けで寝ている法子の右胸を、村林はヌラヌラと妖しく光り輝く手で変形するほど強く掴む。
数分前、村林はバラ色の液体を片手にだけ垂らしながらこう言った。
「まずは右胸の検査兼治療から、はじめましょうか。いきなり両胸では、精神的にも肉体的にも今のあなたではキツイと思うからね」
「そう、ですね……。確かに今の私では、耐えられないのかもしれません……」
しゅん……と落ち込んだ法子の頭を、村林は乾いている方の手で優しく撫でる。
「まあまあ、そう落ち込まずに。徐々に治していけばいいのよ」
「はい……」
明るい村林の顔を見ていると、救われる気持ちになる法子。
しかし液体まみれの手が右胸を鷲掴みにした途端、頭の中が真っ白になった。
「くぅうんっ!」
鼻にかかった甘い声を上げながら、危うく達しそうになる。
村林の体温でぬるくなった液体は、肌に触れた途端に熱くなって法子を上気させたのだ。
「おやぁ? この塗り薬、そんなに即効性が高かったかしら?」
村林は不思議そうに首を傾げながら、口で息をする法子を見下ろす。
法子は体を小刻みに震わせながらも、精一杯プライドを保とうとした。
「いっいえ……。いきなり触られて、ビックリしただけです……」
「そうだったの。でもコレは治療だから、わたしの手の感触に慣れてね」
「どっ努力します」
目を赤く染めながらも、法子は真面目に頷いて見せる。
「それじゃあマッサージの意味も込めて、右胸を揉んでいくわね。イキそうになったら、素直に言ってよ。準備をするからね」
「はっはい……」
そして村林は両手を使って、法子の右胸を揉み始めた。
それから数分が経過して、法子は既に全身を桃色に染めている。顔はリンゴのように赤くなり、口から漏れ出る吐息は熱い。
「法子さんは退魔師として日々身体を鍛えているおかげで、胸が大きくても張りと弾力があって良いわね。治療中にこんなことを言うのもなんだけど、触っているわたしが気持ち良いぐらいよ」
「そっ……ですか」
うつろな表情で返事をする法子は、ベッドのシーツをシワができるほど強く両手で握りしめていた。すんなり伸びた両足は、何かを我慢するように時折痙攣を起こす。
必死に治療を受ける法子を見続けている村林は、唇を上げる。
(右胸の愛撫だけで、イキそうになっちゃってるし。耐えながらも隠そうとしているこの表情、たまらなく可愛いわ~♪)
「頑張ってね、法子さん。別の部屋では、八雲さんも同じ治療を受けているんだから」
「ええ……。八雲先輩も治療を頑張って受けているんですから……、私もしっかりと専念しないと……!」
「そうそう。治療を気持ち良く感じても良いのよ? 一気に性欲を発散させることが、完全回復への近道なんだから」
村林の口調はあくまでも優しげだが突然、右胸の陥没乳首を親指の腹でグリッと押しさすった。
「ひやぁああんっ!」
法子の背中が何度も飛び上がり、触れていない左胸の陥没乳首がぷっくりと膨れ上がってくる。
右胸の乳輪を人差し指で円を描くように撫でると、まるで右胸に同調するかのように左胸も感じているかのような反応を起こす。柔らかかった白き膨らみは張りと弾力を増して、花のつぼみのような乳首は徐々に硬さと形を変えていく。
「あっああっ……! 先生ぇ、何だか左胸も熱い……です!」
「右の胸しか触っていないのに、左胸も感じちゃうの? やっぱり、感度が異常なほど上がっているわね。ここいらで一度、イッとく?」
村林は勃ち上がりかけている右の乳首を、親指と人差し指でギュウッとつまみ上げる。
「あひぃいっ! せっせんせぇ……!」
「……っとと、その前にタオルを用意しなきゃいけなかったわね。忘れていたわ、ごめんなさい」
下腹にたまった熱を一気に放出できると思いきや、村林は突然真面目な医者の態度に戻った。そしてアッサリと、法子の胸から両手を離してしまう。
「あっ……」
いきなり刺激と快楽から解放された法子は、まるで高い所から急落下するような感覚になる。
気持ち良さから身も心も上りかけていたものの、達することなく放置されることは、快感に弱くなっている法子にとっては地獄だ。
「えっと、確かタオルは棚の中に入れてあったわね。ちょっと待ってて」
背中を向けて離れて行こうとする村林の腕を、咄嗟に法子は手を伸ばして掴む。
「まっ待ってください!」
「ん? どうしたの?」
驚いた表情で振り返った村林の眼に映ったのは、羞恥心で戸惑いながらも必死に自分の腕を掴む法子の姿だ。
まるで母親に置いていかれそうになっている心細げな子供のような顔付きで、村林にすがっている。
「もうっ……我慢できないんです。身体が熱くて、たまらなくてっ……」
「もしかして、待っていられない?」
「そう、なんです……」
法子は情けなさから、涙を流す。いくら治療とはいえ、自分がここまで快楽に弱くなっているとは思わなかったのだ。
今の法子は退魔師としてプライドを保つよりも、女として快楽を求めてしまっている。そのことを頭では理解できてしまうものだから、余計に自分を情けなく思う。
「泣かないで、法子さん。良いのよ、それで。患者に我慢される方が、医者としては心苦しいから」
優しく慰めながら、村林は戻ってきてくれた。
そして新たに液体を両手に塗り付けて、ベッドの横に立つ。
「シーツは後で交換すればいいだけだから、気にしないでね。ベッドの上では難しいかもしれないけれど、こっちを向きながら膝立ちしてくれる? その方が、ヤりやすいから」
「……分かりました」
言われるままに法子は村林の方に身体を向けて、ベッドの上で足を開きながら膝で立ち上がる。
「それじゃあ思う存分に、イキなさい」
村林は濡れた両手でべチャッと音が鳴るほど強く、法子の二つの胸を掴んだ。
胸の先端から媚薬が体内に染み込むような感覚に、法子はブルッと身を震わせる。
村林は二つの胸を丹念に揉み込むと、最後の仕上げとばかりに乳首をいじり始めた。真っ赤に染まった二つの乳頭を人差し指と中指で挟み込み、ギュゥっと掴み上げるようにして引っ張る。
「ひっやぁあん! あああっ……、きゃああんっ!」
普段は陥没していて表に出てこない乳首の先端を出されて、法子は股間が潤っていくのを感じた。たまらず法子は村林の両肩を掴み、必死の形相で見上げる。
「先生っ、もうイキたいっ……! 法子、おっぱいをいじられながらイキたいのぉ!」
甘えた声を上げながら懇願する法子の顔を見て、たっぷり満足した村林は深く頷いて見せた。
「本当に可愛いわね、法子さん。あなたのお願いなら、何でも叶えてあげたくなっちゃうわ」
クスクスと笑いながら村林は二つの乳首を指の間に挟みながら、乳房に手跡がつくほど強く揉んだ。
「あひいいいっ! イックぅーー!」
絶叫を上げながら、法子は女性器から大量の潮を何度も噴き出す。そのたびに白いシーツに濡れ染みができていくのを、村林は黙って見ていた。
診療室に淫靡な匂いが漂う中、全てを出し切った法子はそのまま後ろに倒れてしまう。
「あふぅ……。ひぃっ、くぅ……」
完全に力が抜けてしまったらしく、足を大きく開きながら小刻みに痙攣を起こしている。
村林の眼には、ぐっしょり濡れた法子の秘所が丸見えになっていた。濡れた黒い茂みの奥には、可愛らしい赤い小さな実が見え隠れしている。視線を下に向けると、淫口が何かを欲するように涎をダラダラ流しながら、クパクパと開いたり閉じたりを繰り返していた。
(アソコはすっかり興奮状態みたいね。普段は堅物と言われるコが、実は快楽に弱いというのはソソルわぁ。アソコをイヤッて言うほど弄り回して、イジメるのも楽しそうだけど、今日は胸だけにしときましょ。楽しみは長く続けた方が、面白いしね)
そして村林は眼を閉じている法子の上に覆い被さるような体勢をすると、耳元に唇を近付けて何かを囁いていく。
「んっ……」
しかし達したばかりで正常な状態ではない法子は何を言われているのか理解できないものの、それでも村林は囁き続けた。
やがて言い終えると村林はベッドの上に座り、法子の身体を優しく持ち上げ、彼女の頭を自分の膝の上にのせて、じっくりとその姿を見つめる。
法子の肌はピンク色に染まりながらもじんわりと汗ばんでおり、生々しい色気を放っていた。激しく息を乱しているせいで、揺れる巨乳はいつもより淫らに見える。強制的に表に出された乳首は空気に触れることさえ刺激になるのか、乳房には軽く鳥肌が立っていた。
村林はニンマリと笑いながら、法子の顔にかかっている髪を丁寧に指で払う。
「大丈夫? 法子さん」
「あっ……、はい。すみません、シーツを汚してしまって……」
「それはいいって言ったでしょ? それにどうせなら、このまま治療を続けましょうか。身体にたまっている淫気を取り出しつつ、快楽に慣れた方が良いわ」
「えっ? まだ……、するんですか?」
久し振りに自分以外のモノ――しかも同性の仲間の手でイかされた衝撃から、未だに抜け出せない法子は戸惑いの表情を浮かべた。
「イったばかりで辛いかもしれないけれど、これも現場復帰する為よ。八雲さんも頑張っていることだし、わたしも早く元気な法子さんに戻ってほしいから。ね?」
「……わっ分かりました」
(根が真面目だと、『治療』と名がつけばどんな行為だって受け入れるんじゃないの? 世間知らずのお嬢様って、ホーント怖いモノ知らずね)
村林は顔に浮かびそうになった笑みを噛み殺しつつ、再び法子の胸に触り始める。
「じゃあ今度はお話ししながら、治療をしましょうか。法子さんは昔っからこの胸の事で、からかわれ続けてきたのよね?」
「えっええ……。胸が大きいことで、良かったことなんて一度もありません……」
熱い吐息を漏らしながら、法子は素直に答えた。
「法子さんほど可愛くて巨乳なら、グラビアアイドルをやったらすぐに人気が出たんでしょうけど……」
「やめてくださいっ! あんなハレンチなこと、できるワケないじゃないですか!」
急に正気に戻ったかのように怒鳴ってきた法子に驚き、村林は思わず胸から手を離してしまう。
「そっそうね。軽い気持ちで言って、ゴメンなさい」
「いっいえ! 私の方こそ、急に怒鳴ってすみません。村林先生は私のことを思って、言ってくださったのに……」
「もしかして、前にも同じことを言われたの?」
村林の問いに、法子は辛そうに顔をしかめた。
「……はい。でも私の実家ではそういうことは一切許されませんし、私自身も一度もなろうとも思いませんでした」
「そうだったの。でもね、わたしが思うにからかいの意味もあっただろうけど、その半分は本心だったと思うわ。だってこんなに魅力的な法子さんなんだもの」
村林はそう言うと、ボリュームのある二つの胸を下から揉み始める。塗り薬によって淫靡な輝きを放つ胸をこね回し、勃ち上がった乳首同士をこすり合わせた。
「やぁあんっ! 先生ぇ、乳首同士はダメぇ! 法子、ソコが一番敏感なのぉ」
「そんな甘ったれた声で叫ばれても、やめないわよ。だって本当は気持ち良いところなんでしょう?」
村林はあえて、むき出しになった乳首を責め続ける。
ぽってりと大きく膨らんだ乳首がこすれ合うたびに、法子は性器が再び潤っていくのを気付いた。身をよじって逃げようとしても、何故か身体は思うように動かない。上半身は弱い部分を村林に押さえられているので、下半身に力を込めて動こうとしても、すぐに力は抜けてしまう。
法子の足掻く姿を見て楽しんでいた村林は、ニッコリと微笑み声をかける。
「ふふっ、何で逃げられないのか理解できないようね。法子さんはね、心の奥底では胸でイキたいと思っているからよ。それも一度や二度だけではなく、何度でも気を失うほど絶頂を味わいたいと思っているの」
「うそっ……! そんなことっ……」
「だって本気で逃げたいと思っているのならば、わたしなんてすぐに跳ね除けられるはずよ? 弱っていても、あなたにはそのぐらいの力はあるんだから」
眼を見張る法子の二つの乳首に、村林は親指を立てて押し込んだ。
「ひぃうっ!? あっ、おっぱいに指が入っているぅ! あっあーっ!」
グリグリと押し入れられる親指は、法子が体験したことのない快感を与えてくる。まるで膣の中に親指を入れられている感覚になり、目の前がクラクラしてきた。
村林はそのまま乳首に親指を入れたり出したりを繰り返して、そのたびに塗り薬のせいでジュブッジュブッと濡れた音が診療室に響き渡る。
「法子さん、どう? まるで乳首が性器になって、犯されている感じがするでしょう?」
「なっなる! ああっん! また法子、おかしくなっちゃうよぉ!」
子供のような口調で乱れる法子は、幾度も背を浮かしては股間から愛液をまき散らす。
「おかしくなっても、法子さんは可愛いわよ。だから乳首を犯されながら、イっちゃって」
親指が見えなくなるほど奥深くまで差し込まれて、法子は子宮が熱く下っていくのを感じた。
「あひぃいい! イクっ、またおっぱいでイッちゃうよぉ! あああーーっ!」
そして法子は盛大に潮を噴き出し、絶頂を迎える。背中をのけぞらしながら両手足を震わせて、イった法子はアヘ顔になってしまう。
だがそんな法子を、村林はあたたかい眼差しで見つめていた。
これはbc8c3zがあらすじ・設定を作り、それを元にある方に書いてもらった綾守竜樹先生著・魔斬姫伝の2次創作です。
綾守竜樹先生のファンの方に読んでいただければ、それに勝る喜びはありません。
一瞬でも先生がいなくなったことの皆さんの孔を埋めれれば幸いです。
感想があれば励みになりますのでお書きください。
またアンケートだけでもいただけたら今後の参考になりますので入れてください。
綾守竜樹ファンサイト(更新も一度の分量も多いです)も作りましたのでそちらもご覧いただければ幸いです。
https://ben1986.sakura.ne.jp/ben1986.sakura.ne.jp/
よろしくお願いします。