【変化する肉体】
「八雲先輩、こっちです!」
「待たせちゃったかしら? ゴメンね、法子」
数日後、晴れ晴れとした表情を浮かべる二人は、以前訪れた公園の中の喫茶店で待ち合わせをしていた。
「こうして会うのも、久し振りね。仕事時間や通院時間がなかなか合わなかったから、顔を合わせることもなかったし」
「そうですね。しばらく戦闘禁止とされていても仕事はありますから、お互いのスケジュールが合わない時もありますしね」
二人は治療を受ける前と比べて顔色が良くなり、表情も明るいものへとなっている。やつれていた時もあったが、今では元通りと言えるほどだ。
「最初、あんな治療を受けるとは思わなかったけど……。でも実際に効果が出ているんだから、良い方向へ向かっている気がするわ」
「ええ。でも未だに治療を受けるのは、ちょっと恥ずかしいんですけど……」
八雲と法子はたびたび受けた『治療』を思い出すと、顔をほんのり赤らめる。
最初の治療の後、二人は久々に何も考えられなくなるぐらいの絶頂を何度も味わったせいで、気絶してしまった。
目覚めた時には朝になっており、医者の控室に置かれた簡易ベッドの上で二人は眠っていたのだ。裸になっていたはずの二人はいつ着させられたか記憶にはないが、下着と検査着をちゃんと身に付けていた。
しっかりと覚醒した瞬間に飛び起きた二人は、テーブルの上に一枚のメモ紙を見つける。
『二人とも治療疲れで眠ってしまったので、ここに寝かせます。朝、起きたら患者さんに見つからないように、裏口から出て行ってね』
メッセージの最後には、奥寺と村林の名前が書かれてあった。
二人は慌てて、ソファ椅子の上に置かれていた私服に着替える。幸いにもまだ早朝だったので誰にも見られることなく、診療所が完全に開く前に裏口から出られた。
その後はそれぞれの担当医から送られてくるメールで次の診察日を教えられて、二人は現在も通院している。
淫靡な治療方法に当初は戸惑いと拒否したい思いがあったものの、あの淫らな夢や衝動に駆られることが減ってきた為に、改めて治療に集中することにしたのだ。
治療中はもちろん、戦闘は禁止。特殊な治療方法を行っているので、組織にも最低限の出社しかしないように奥寺と村林から頼まれていた。
今は治療休暇を取り、家と診療所を行き来する日々を過ごしている。
「でも最近は、ちょっと遠くまで買い物に行ったりできるようになったんです。前はその……いろいろとあって、昼間外に出かけるのが怖かったんですけどね」
法子は思いつめる性格をしているせいで、太陽が出ている昼間に人前に出ることを怖がった。買い物もインターネットか近所の店で済ませて、ほとんど家から出ない生活を送っていたのだ。
「私も長い時間、外にいられるようになったわ。特に治療を受けた次の日なんかは、映画も見に行けるようになったのよ。……でも治療を受けて、数日が経つとダメね。またあの状態に、逆戻りしてしまうんだもの」
八雲は悲しそうに、目を細める。
治療を受けて良くなるのは数日間だけで、時間が経つにつれてあの状態に戻ってしまう。
時には担当医に緊急の連絡を入れて、深夜に治療を施してもらうほど酷くなる時もある。
「私もそうなんですけど……。でもコレって、私達が先生達の好意に甘えているってことになりませんか?」
「うーん……。実は私もちょっと思っているの。先生達はどんなに遅くても、診療所を開けて治療してくれるしね」
そして帰りは先生方が運転する車で、家まで送ってもらっているのだ。
治療を受ける前は一人で部屋の中で耐えていられたことが、今では彼女達をすっかり頼ってしまっている。
そのことを申し訳なく思い、それぞれ担当医に迷惑ではないかと聞いたことがあった。
「村林先生は『可愛い法子さんに頼ってもらえるのは嬉しいから、気にしなくて良いのよ』と明るく言ってくれますけど……」
「奥寺先生も『患者に苦しみを我慢されるよりは、どんな時間になっても連絡してもらった方が気が楽よ』と言ってくれたわ。治療が終わったら、お礼をしなきゃね」
だが約束の一ヶ月間を終えるまでは、まだ日数がある。
それまで二人はこの治療を、受け続けなくてはならない。何より、退魔師としての戦いの日々とプライドを取り戻す為に――。
「……っとと。法子、そろそろ駅ビルが開く時間よ」
「もうそんな時間になりますか。では行きましょう」
二人が今日待ち合わせをしたのは、駅ビルの中の女性用下着売り場で新たな下着を購入する為だ。
「日常で使う物と戦闘用で使う物は別々にしていますけど、流石に診療所用のはなかったので……」
「私もよ。ちょうどこの駅ビルの中に、大きめのサイズを取り扱う下着売り場が入ったと聞いてね。一度来てみたかったの」
二人は一般的な女性の胸のサイズよりはるかに大きい為に、なかなか合う下着を見つけられないのが悩みだった。
そんな時、たまたま組織の事務に用事があって訪れた八雲は、事務員の女性からその店のことを聞いたのだ。
事務の女性も胸が大きいことで下着の悩みがあり、相談に乗ることが多かった。その為、こういった情報に詳しい。
二人は駅ビルへ入ると、レディースを扱う階に行く。角のスペースに下着売り場はあり、パッと見でも巨乳サイズを扱っているのが分かる。
「お値段はちょっと張るみたいだけど、治療を受けるのにお粗末な下着じゃあ同性相手でも恥ずかしいからね。清潔感があって、シンプルなデザインのを選びましょう」
「はい。だとすると、色は白や青が良いですかね?」
「そうね。診療所用と考えれば、そのあたりが良いわ」
二人の治療方法は特殊な為に、診療所の診察時間を終えた夜から開始されていた。
二人はそれぞれ裏口から診療所の中へ入り、更衣室で私服を脱いで下着の上に検査着を着てから、担当医が待つ診療室へ行くのだ。
治療を受ける為に検査着を脱ぐ時に、担当医の眼に下着が見えることもあり、流石に普段使いしているものや戦闘用のものを身に着けているのはちょっと気が引けた。
メディカルチェックは一年に数回なので、検査用の下着は一組しか八雲も法子も持っていなかったのである。
しかし今回は一ヶ月の間に何度も治療を受けることを考えると、同じ下着を着続けることは若い女性として悩んでしまう。
結果、二人は新たに下着を購入することにしたのだ。
「サイズや色、デザインは条件通りのがいくつかあるんですけど、八雲先輩は何枚買います?」
「そうねぇ……。まあ一ヶ月はきっているけど、複数枚買ってもいいんじゃない? 別に治療以外の日でも、プライベートの時に着ればいいんだし」
「そうですね。じゃあどれにしようかな?」
久し振りに女性らしい買い物をすることができて、二人の表情は退魔師ではなく、一人の人間の女性としての柔らかなものへとなっている。
二人は口に出しては言わなかったものの、お互い心の中ではこんな穏やかな時間が続けば良い――そう思っていた。
八雲は夜、診療所の裏口から中へと入る。
八雲としても昼間は身体を鍛えたり、まだ戦えないものの組織内で事務的な仕事をしているので、夜の治療の方がありがたかった。
何よりいつも激しく治療されるせいで、体力も精神力も根こそぎ奪われてしまう。治療を終えた後は、自分の部屋でぐっすり休みたいのだ。
「こんばんは、奥寺先生。あれ? 村林先生、今夜は法子の治療はないはずじゃあ……」
いつものごとく奥寺の診療室に入ると、何故か法子の担当医の村林までいる。
「実は今回から、もう少し激しい治療にしようと思ってね。村林先生に協力してもらうつもりなの」
「よろしくね♪」
「そっそうでしたか……」
しかし自分の淫らな姿を奥寺以外に見せることに、僅かながら戸惑いがあった。
「今日は耐久性を調べてみようと思っているの。でもね、コレは最終段階に近付いている証拠だから、喜んで」
「それは良くなっているってことですか?」
「もちろんよ。最近の八雲さん、大分調子が良いことが見て分かるもの。回復してきたところで、最初の頃には耐えられなかっただろう治療を、今からはじめられるんだもの」
そこで八雲の顔に、安堵の笑みが浮かぶ。
確かに体調の良さは感じていたものの、担当医である奥寺からはまだハッキリ症状については言われていなかった。
だがハッキリと『良くなってきている』と言われると、不安が薄れていく。
「でも激しい治療になるから、ここではなくてシャワールームの方に移動しましょう」
「分かりました」
この診療所では患者の検査後や、医者が簡単な手術をした後に使うシャワールームがある。
一人用ではあるが洗面所と一緒になっている為に広さがあり、三人の女性が入っても余裕があるほどだ。
「今回使う塗り薬は、いつものよりも少し効果が強いの。でもその分、淫魔の後遺症をかなり薄くしてくれるそうだから、辛いのは今だけだと思って」
「わっ分かっています……」
更衣室で診察着と下着を脱いで、八雲はシャワールームに入る。
どうやら前もって掃除をしていたらしく、ホテルのシャワールームのように綺麗で清潔感があった。
「じゃあはじめましょうか。村林先生も、よろしく」
「はーい♪」
奥寺は八雲の正面に、村林は背後に立つ。そしてそれぞれ透明の液体が入った瓶の蓋を開けて、手のひらへ垂らす。
「その透明なのが、新しい塗り薬ですか?」
「そうよ。実はね、あまり大声では言えないけれど、淫魔の体液が少量入っているのよ」
「えっ! なっ何でそんなものが……」
「毒を以て毒を制す――ということね。淫魔の毒には同じ淫魔の毒を使って、耐久性を上げるのよ。だからいつもより乱れてもおかしくはないけれど、これからの淫魔との闘いにはかなり有利になると思うわ。淫魔の毒に対して、免疫ができるんだもの」
「免疫……ですか。確かにそれならば、闘い方がやりやすくなると思いますけど……」
「大丈夫よ。しょせんは塗り薬だから、シャワーのお湯で流したら綺麗さっぱり効果はなくなるから」
「奥寺先生がそう仰るなら……」
今までの治療で、八雲はすっかり奥寺を信用してしまっている。
渋々ながらも受け入れる覚悟を決めた八雲を見て、奥寺と村林は眼を合わせてコッソリ微笑む。
(これだけ信頼されると、何だかくすぐったいわ)
(医者として信頼されるなんて、ホントはおっかしーけどね)
心の中で嘲笑いながらも二人は両手で塗り薬を広げて、奥寺は大きな二つの白い膨らみを、村林もこれまた大きめな尻に触れた。
「ひゃうっ!?」
「冷たかったかしら?」
「ゴメンね~。すぐに肌になじむと思うから」
「はっはい……」
二人の女医はたっぷりと塗り薬を、八雲の肌に塗り込んでいく。
蛍光灯の光を受けて、テラテラと妖しく輝いていく八雲の身体には変化が起きていた。
四本の手が身体を撫でまくっているせいで、徐々に陥没乳首も色を濃くして硬く尖り始める。そして股間の方も、熱く疼いてきた。
顔が赤く染まり、眼にうっすらと涙が浮かぶ八雲を見て、二人は頃合いだと思い離れる。
「八雲さんは胸で気持ち良くなると、簡単にイっちゃうのが悩みなのよね。だから今日はあえて、強めの刺激を与えてみましょう。刺激に対して耐性がつけば、そう簡単にイクことはなくなるから」
「つっ強めの刺激……とは?」
「道具を使うのよ」
奥寺はニッコリ微笑むと、いつの間にか両手に持っていた何かの道具を、八雲に見せた。
「それ、何ですか?」
「本来は八雲さんのような陥没乳首を上げる為、そしてバストアップの為に使用される道具で、吸引器と言ったら分かるかしら?」
確かに言われてみれば、そういうことに使う道具であることは見て分かる。
「でも……私にそれを使うんですか? 確かに胸の反応の仕方で悩んではいますけど、大きさとかでは特に……」
「分かっているわ。でもね、こういうのはアダルトグッズとしても使われているのよ。まあ実際に使ってみれば、分かるから」
戸惑う八雲をよそに、奥寺は二つの胸に吸引器を装着した。ピンク色のカップは陥没乳首を覆い込み、ピッタリと肌にくっつく。二つのカップには管があり、途中で一本になって奥寺が最後尾を手で握っていた。
「それじゃあ、はじめるわね」
奥寺が最後尾をグッと握り締めると、胸は搾乳されるようにギュウギュウと搾り上げられる。
「ふっわあああっ……!」
眼と口を大きく開いた八雲は、ガクガクと身体を震わす。
突然の刺激はまるで乳首全体を摘み上げられて、潰されるような感覚を与えてくるものの、何故か乳首から下半身にかけて快楽の刺激が駆け抜ける。
陥没していた乳首が強制的に表に出される感覚は、今まで体験したことがない。未知なる体験の恐怖と共に、新たな快楽を身体に刻み込まれていく。
感じている証拠に淡い茂みに隠れていた小さな赤い芽は、ニョキニョキと成長をしはじめていた。
「触られるのとは、また別の快感が生まれるでしょう? 無機質な物から与えられる刺激にも、慣れておきましょうね」
どうやら奥寺が握っている最後尾はポンプらしく、手を緩めると空気が入ってきて刺激から解放される。だが再びポンプを握られると、また乳首が搾り上げられた。
「んくぅっ……! やぁああっ、しっ刺激が強いっ……!」
「無機質な物は情け容赦ないからね~。さぁて、お待ちかねの方も刺激を与えてあげるわ」
村林は八雲の背面に薬を塗り終えると、前の方に移動する。
しかしその手に妙な物を握っていることを、八雲は気づいた。
「むっ村林せんせぇ……、それ、何ですか?」
息も絶え絶えに尋ねると、村林は満面の笑みを浮かべながら説明をはじめる。
「コレもいわゆるアダルトグッズと言う物よ。ナカを気持ち良くさせてくれるわ」
村林が握っているのは、派手なピンク色のピストルの形をした物だ。だがよく見ると、先端はまるで男性器の亀頭のような形をしており、そこから持ち手にかけて大きなイボがたくさんある。そして左右には、子供のペニスサイズのモノが二本ついていた。
「このバイブ、ちゃんとクリトリス用とアナル用の突起も付いているの。回転パールもあるから、いろんな動きもできるしね。きっと八雲さんも気に入ると思うわ」
「ちょっ、待って……て、きゃあああっ!?」
八雲の了承を得ないまま、村林は陰唇を指でパックリ開くと、物欲しげにヒクヒクと蠢いている女壺にバイブをズブッ……と突っ込んだ。丸くてツルッとした先端を入れると、イボの部分で入口をグリグリと引っかいていく。
「ナカは柔らかく濡れていて、良い感じ。コレなら一気に入りそうよ」
「村林先生っ、それだけは……あああっーー!」
八雲の口から、絶叫が迸った。
膣壁が太いバイブによって割り開かれていき、最奥まで差し込まれる。頭で考えるよりも先に、身体は侵入者を喜んで迎え入れる為に子宮が落ちていく。そして子宮口とバイブの先端が当たった時、ようやく挿入が止まった。
「あひぃっ……、くっ……ふううう!」
八雲は既に、イきそうになっている。
膣の中をイボだらけのバイブが埋め尽くしたというのもあるが、クリトリス用とアナル用の小バイブのせいでもあった。
クリトリス用は親指サイズだが柔らかなトゲがあり、真っ赤に硬くなった実を押し潰す。
アナル用は中指ほどの長さがあり、薬を塗られていた肛門は拒むことなく侵入を受け入れた。
「シリコンでできているから、そんなに冷たくないし柔らかいでしょう? 受け入れやすい素材だから、どんなに凶暴な形をしていてもすんなり受け入れてしまうんですって」
クスクスと笑いながら、村林は手元にあるスイッチを入れる。するとバイブはブブブッ……と鈍い音を立てながら、細かく震え出した。
「あーっ! いやっ、ダメっ、んあああ!」
バイブの振動とイボによって、膣の中の快楽ポイントに刺激を与えられる。足を閉じようとしても、既に身体に力が入らない。立っているのも必死で、意識も飛びそうになる。
しかし村林はお構いなしに、緩やかにバイブを引いたり入れたりを繰り返しはじめた。
バイブの太さと長さに眼がチカチカしながらも、女肉は歓迎している。出そうとして引けば、逃すまいとナカが収縮した。そして一気に突っ込めば拒むことなく、濡れた穴は開いていく。
シャワールームはジュボッジュボッと淫らな音と共に、甘酸っぱい愛液の匂いが満ちる。
「こっちの方も、忘れないでね」
奥寺はそう言うと、ポンプを握ったり開いたりする行為を早くした。
「あひぃっ……!」
乳首が変形しそうなぐらい激しく強く搾られて、八雲の見開いた眼から涙が零れ落ちる。痛いはずなのに、ジンジンと熱くなるソコからは快楽まで生まれてくるのだ。
震える太ももには愛液がトロトロと流れ落ちていき、床に液だまりを作っていく。
「泣かないで、八雲さん。ホラ、慰めてあげるから」
奥寺は優しく八雲の頭を撫でながら、その手を後頭部へ移動すると突然引き寄せた。そしてグロスで輝いている唇を、八雲の唇に合わせる。
「んむうっ! んんっ……ちゅうぅ」
いつもの八雲ならば、女性とキスをすることなど夢にも思わなかっただろうし、現実に起こったのならば激しく抵抗しただろう。
しかし身体中に媚薬入りの薬を塗られた上に、胸や下半身に快楽の刺激を与えられているせいで、まともな思考ができずにいた。
「……ふふっ、女の唇は柔らかくてあたたかくて良いものでしょう? このまま素直に、快楽に身をゆだねて。わたし達は八雲さんに気持ち良く、治療を受けてもらいたいだけなのだから」
奥寺は妖艶に微笑むと、再び八雲にキスをする。
言われるまでもなく快感の波にもまれていた八雲は、自ら舌を差し出す。
嬉しそうに眼を細めた奥寺は、自分の舌と八雲の舌を絡ませる。ピチャッヌチャ……と淫靡な濡れた音が、二人の唇の間から漏れ聞こえてきた。
「……ぷはぁ。奥寺先生の唾液、甘い……」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。もっと欲しい?」
うつろな眼つきの八雲は、首を縦に動かす。
「じゃああげるわ。あなたの望みですものね」
奥寺は八雲の後頭部を片手で押さえながら、再び口の中に舌を差し入れる。上顎や舌の裏、歯茎までも丁寧に舌で舐めていく。
徐々に八雲の身体からは力が抜けていき、やがて自ら腰を動かすようになる。
足を開きながら腰を上下に動かして、快楽を貪り始めた八雲を見て、村林はニンマリ笑う。
「そうそう。素直に快感を求めて」
艶やかな村林の声は、まるで媚薬のように八雲の脳に染みわたる。
すると村林は突然振動のスイッチを切り、別のスイッチを入れた。
「あっ、ふわぁあああっ!」
新たな刺激を下半身に与えられて、思わず八雲は近くにいた奥寺にしがみついてしまう。
バイブがローターのように回転しながら、伸縮しはじめたのだ。膣の中をグルグルとえぐられて、奥からじわり……と淫汁が溢れ出てくる。奥まで入れられたバイブは、Gスポットと子宮口を息もつかせぬ速さで責めてきた。
またクリトリスも完全に皮が剥けるまで小バイブに責められて、剥きだしになった敏感の実は頭の中が真っ白になるほど快楽の痺れを生み出す。
そしてアナルの中も小バイブが挿入してきて、下半身に強い圧迫感がある。本来ならば出すところが、無機質な器具で埋まっているせいで息苦しさがあるのだ。
だがそれ以上に、淫口から背筋を通って頭にまで到達するほどの強い快感が、身体全体を支配していく。
奥寺と村林は淫らに狂っていく八雲を見ながらも、空いている片手で火照る身体をまさぐる。
敏感になった八雲の身体は触られるだけでも強い快楽となり、徐々に乳首からは母乳が、淫口からは淫汁が外へ出てきた。
「あうぅんっ! もうっ、ダメ! イクっ、イッちゃうぅ!」
奥寺の両腕を必死に掴みながら耐えてきた八雲だが、身体がブルブルと震えて、達しそうになっている。
「良いわよ。存分にイキなさい」
「出すもの出して、スッキリするといいわよ」
奥寺はポンプを思いっきり握り締めて乳首を搾り上げながらも、八雲と唇を合わせて口の中からも快楽を与えていく。
村林はバイブを根元までズブッと差し入れたまま、大きく円を描くようにグルグルと動かした。
「んぐぅっ!? んんんっーー、ああっーー!」
八雲は絶叫を上げながら、母乳と潮を激しく噴出する。
母乳の出の激しさに両胸からはカップが外れて、甘く生ぬるい液体は床に飛び散る上に、三人の身体にも降りかかった。
女性器から出る潮も、まるで我慢していた尿が一気に噴出したかのような勢いだった為に、バイブが抜けて村林の手から弾き飛んでしまう。
シャワールームの床は八雲の母乳と潮で濡れていき、メスだけが放つ淫臭が漂ってくる。
「アラアラ、まるでお漏らしをしているようね」
村林は女性器からブシューッと潮が噴き出す様子を見て、失笑した。
バイブは激しく動きながら床の上で暴れまわっていたが、村林は冷静に拾い上げてスイッチを切る。
「大丈夫? 八雲さん」
「ふわぁ、い……」
返事をするもののその眼は焦点が合わず、口調も舌足らずになっている。身体からは一気に力が抜けたようで、奥寺に寄りかかっていた。桃色に光り輝く身体は興奮の余波が残っているようで、ビクビクッと痙攣を繰り返している。
意識が朦朧としている八雲の耳に口を寄せて、奥寺は何かを囁いていく。――だがその言葉は人間では聴き取れぬもので、耳に流し込まれている八雲は何も感じずにいた。
だがその囁きの効果は、しっかりと八雲の身体に現れる。
「んっ……。ア、レ……?」
急激に頭の中の熱が冷めていき、冷静に物事を考えられるようになったのだ。ところがそのせいなのか、自分の身体が肉体的な快感を強く求めていることに気付いてしまう。
「八雲さん、どうしたのかしら? やっぱり刺激が強すぎた? 今夜はここまでにしときましょうか?」
奥寺は八雲の異変の原因を知っていながらも、わざと気遣うように話しかけた。
「えぇっと、それが……」
イったばかりだというのに、再び快感を求めてしまう自分に浅ましさを覚えて、八雲は口ごもる。
「もしかして、まだイキ足りない? それなら言ってね。じゃないと、治療にならないんだから」
村林に医者らしい口調で言われては、本心を告げるしかない。
「実は……そう、なんです。何だか……身体がまだ熱くて……」
「それは今夜はじめて使った新薬のせいよ。最初に説明したけれど、塗り薬は肌についている限り、身体は興奮し続けるからね」
「でもこのままじゃあ八雲さん、辛いでしょう? もう一回、イッときましょうか」
奥寺と村林は八雲の身体を掴むと、位置を変える。八雲を体液で濡れた床の上に寝かせて、村林は膝枕をした。
「ちょっと待っててね。準備をしてくるから」
そう言って奥寺は、シャワールームから出て行く。
「それにしても八雲さんの胸って、弾力と張りがあるわねぇ。鍛えているのが分かるわぁ」
その間に村林は両手を伸ばして、八雲の胸を揉む。
「んあっ……! やっやめて、まだ母乳がっ……」
「うふふ、まだ出るわね。でも全部出しちゃった方が、身体には良いのよ。毒も性欲もスッキリ出した方が、楽になれるんだから」
楽しそうに村林は八雲の乳房を揉んでいき、そのたびに乳首からは母乳がブシュッビュッっと飛び出てくる。
八雲は真っ赤な顔を見られないように顔を背けるも、胸は感じていることを素直に現していた。
やがて奥寺がシャワールームに戻ってきたが、その姿を見て八雲は眼を見張る。
「お待たせ。装着するのに、ちょっと手間取ってしまって」
「ひぃっ! なっ何ですか、それっ!」
八雲は思わず身を縮めて、奥寺から遠ざかるように後ろに引いた。
奥寺は下着姿になっているのだが、その下半身にはとんでもない物が装着してある。
「こういうの、見るのははじめて? アダルトグッズの中で、主に女性が使う物なのよ。ペニスバンドと言えば、分かりやすいかしら?」
奥寺が下半身に装着しているのは、黒いレザー生地の紐パンの股間の部分に、勃起した男性器の形をした物がついているものだ。
しかもその男性器は生々しい肌色をしており、奥寺が動くたびにまるで本物のように反り返りながらもブルンブルンと動く。太い筋が何本も浮き出ており、凶悪さが表現されていた。
「無機質な物で与えられる刺激も良いけれど、生きているものから与えられる快楽も良いものだから。もっと新しい快感を味わって」
奥寺はしゃがみ込むと、八雲の両足首を掴んで大きく開かせて、M字開脚させる。
「待って、奥寺先生! そんなっ……さっきのよりも、太いんじゃあ……」
「ええ。八雲さんに喜んでもらおうと、Lより大きいBIGサイズにしてみたの。物足りないと感じるより、マシでしょう?」
不安な顔をする八雲に微笑みかけながら、奥寺はペニスのくびれ部分を握り、子供の拳サイズの先端を蜜口に当てた。更にペニスの竿の部分は、子供の手首から肘までの長さと太さがある。
こんなアダルトグッズでイッた経験など無い八雲の口から、恐怖のか細い声が漏れた。
それでも奥寺は腰を押し進めて、ブニブニとした先端はグググッ……と肉道へ入っていく。
「あぐぅうっ! ひぎぃっ、うぐぅっ……! くっ苦じい……!」
背を浮かして侵入者から逃れようと身をよじっても、村林には両胸を、奥寺には両足を押さえつけられているせいで、身動きが上手くとれない。
それでも巨根サイズのペニスの挿入は容易ではなく、すんなり入らないことに奥寺は眉を寄せる。
「八雲さん、深呼吸をして。ゆっくり入れていくから。じゃないと、余計に苦しいわよ」
「あっ、ふわぁい……」
何も考えられなくなった頭で、素直に返事をして深呼吸を繰り返す八雲。すると異物感が少しずつ和らいでいき、ペニスが膣に馴染んでいった。
頃合いを見て、再び奥寺は腰を動かす。熱く熟れた膣壁の中を、ペニスは終着点を目指して進んでいく。八雲の腹に、徐々にペニスの形が浮かび上がる。
「ああっ……! 八雲さんのナカにちゃんとおさまっていくのが、見て分かるのが素晴らしいわ……!」
奥寺は興奮しながら、八雲の腹を愛おしそうに撫でた。
ペニスの先端は子宮口に到着するも、それでもまだと言うように押し上げる。
「あひぃっ!? いやあぁっ、子宮が押し戻されるぅ!」
八雲は村林の膝の上で、頭を何度も振り回す。下りていた子宮が押し上げられると、下半身に何とも言えない浮遊感が生まれる。
奥寺が腰を引けば、ペニスの広がった傘の部分が粘膜を引っかきながらズボーッと下った。しかし先端だけを残して一度止まると、今度は止まらず一気に子宮を押し上げる。
「ひぎいっ! あっああ、中っ……膣の中が熱いぃ!」
八雲の全身に鳥肌が立つほどの刺激を、奥寺は繰り返し与え続けた。
ズブッ、ヌチャッと耳を打つ濡れた音は、徐々に短くなっていく。奥寺が腰の動きを速くして、ピストンを続けているからだ。
激しく腰を打ち付けていた奥寺はふと、二人が交わる部分から別の体液が流れていることに気付く。
「八雲さんったら。気持ち良すぎて、お漏らししちゃったのね」
「あっ、うう……、くぅん……ひぃうっ」
八雲の眼から、悔し涙が流れる。
人工のペニスから与えられる刺激は、今まで経験したことがない快感。背徳さと気持ち良さが入り交じり、下半身が制御できなくなってしまう。その結果、緩んでしまった女性器からは尿が出ているのだ。
「恥ずかしがることはないわ。それだけ気持ち良くなっている証拠だもの。だからもっと乱れて良いのよ。ほらっ!」
熱い息を吐きながら、奥寺はズンズンッと子宮に響くほどペニスを打ち付ける。
「コッチの方も、気持ち良くなんなきゃね」
村林は乳房をいじっていた手を、乳首へと移動した。そして表に出された乳首を、親指と人差し指でギュッと摘まんだり、解放したりを繰り返す。
普段は刺激が届かない陥没乳首に新たな刺激と快楽を与えられて、出したはずの母乳が再び出る予感がした。
「あっはぁあ~ん。んんっ、やぁんっ。はじめてのことばかりなのにぃ……、何でこんなに気持ち良いのぉ?」
切なげな甘い声を上げながら、八雲は身体を震わす。肉体は快楽の海を漂い、現実感が薄くなっていく。身体は確かにココにあるのに、何も考えずに全てを委ねていることに不思議な安堵感があるのだ。
そんな八雲の姿を見下ろした二人は、妖しく笑う。まるで八雲が自分達の操り人形になったことを喜ぶかのように――。
「今夜は八雲さんが満足するまで、たっぷり付き合ってあげるわ」
「何度でもイッて良いからね」
「あっあーんっ! またっ、またイクぅ!」
背を弓なりにしならせて、八雲は再び母乳と潮を盛大に噴き出す。虚ろな目にふと二人の美しい少女の顔が映っても、混濁した意識は認識できずにいた。
これはbc8c3zがあらすじ・設定を作り、それを元にある方に書いてもらった綾守竜樹先生著・魔斬姫伝の2次創作です。
綾守竜樹先生のファンの方に読んでいただければ、それに勝る喜びはありません。
一瞬でも先生がいなくなったことの皆さんの孔を埋めれれば幸いです。
感想があれば励みになりますのでお書きください。
またアンケートだけでもいただけたら今後の参考になりますので入れてください。
綾守竜樹ファンサイト(更新も一度の分量も多いです)も作りましたのでそちらもご覧いただければ幸いです。
https://ben1986.sakura.ne.jp/ben1986.sakura.ne.jp/
よろしくお願いします。