「あっ、あの村林先生、どうして奥寺先生がいらっしゃるんですか?」
次の日の夜、治療を受けに来た法子は、担当医の村林以外に奥寺がいることに驚きを隠せずにいる。
「もしかして八雲先輩も今夜、治療を受けに来るんですか?」
「八雲さんは昨夜、受けたばかりよ。ただ法子さんにも今夜から、新しい塗り薬を使うことになってね。奥寺先生は治療の手伝いをしてくれるのよ」
村林はニコニコと笑いながら裸になった法子の肩を押して、産婦人科で使われている診察台にのせた。そして足を大きく開かせて、足首にレザーバンドをつけて診察台に括り付ける。更に両手を後ろに回して手錠をかけると、法子は完全に逃げられなくなった。
「あの……両手足を拘束するほど、危険なんですか?」
「ちょっと刺激が強くなるからね。八雲さんも治療が終わると同時に気絶して、休んでから帰ったぐらいだし」
二時間も二人がかりで責められた八雲は、最後には意識を手放してしまった。再び医者の控室のベッドに寝かされて、一時間ほど眠った後、奥寺が運転する車に乗って帰ったのだ。
自分よりも強い存在の八雲が気絶するほど――と聞いて、法子は青ざめる。
「八雲先輩がそんなになるぐらい、強い薬なんですね……」
「でもこの塗り薬を使った治療方法は、いわばラストスパートになるわ。だから法子さんも、頑張って耐えて!」
「はっはい!」
素直で真面目な法子は、すっかり村林に身も心も開いている。
しかし足を大きく開いたまま拘束されると女性器が二人の眼にハッキリと映ってしまうので、恥ずかしさから思わず顔を背けて頬を染めた。
そんな法子の姿を見て、村林は安心させるように優しく頭を撫でる。
「何度も言っているけど、女性同士なんだから照れることはないわよ。こう言うとアレだけど、産婦人科の先生並みに女性の下半身は診ているんだからね」
「そっそれは分かっているんですけど……。見られることなんて滅多にないから、どうしても恥ずかしくて……」
「法子さんのそういう奥ゆかしいところ、可愛くて良いと思うわ。だから村林先生も、あんまり言わないであげて。恥ずかしいのに慣れちゃったら、一種の変態よ」
クスクスと笑う奥寺を見て、法子は少しだけ緊張を解す。
どこかクールな感じがする奥寺は、法子にとって少々怖い存在だったのだ。八雲から良い評判を聞いても素直に同調できず、今も身体は多少強張っている。それでも奥寺のあたたかな笑みを見て、優しい言葉を聞いて、彼女に慣れようと法子は思った。
村林は透明の塗り薬を手に垂らすと、法子の大きな乳輪や股間に丹念に塗り込む。
「法子さんの症状は八雲さんとは違うから、やり方も違うけれど同じ治療だから安心して」
「そっそうですか……。ひぅっ!」
素肌が外気に触れていることと、塗り薬の冷たさに身が竦む。だが塗られている時間は短く、しかし安堵する暇なく、村林の次の行動に驚かされる。
「法子さんにはねぇ、コレを使ってみようと思っているの」
そう言って村林は近くにあった白い二段カートの上から、赤紫色の二つのカップを両手に持って法子に見せた。
「あのぉ……、それは何の道具なんですか?」
「法子さんは八雲さんよりも乳首が大きいから、こっちの道具の方が良いと思ってね。医療用のシリコンでできているから、傷付けることはないわ。この道具はね、こうやって使うのよ」
カップを法子の二つの胸に当てると、大きい乳首はスッポリおさまる。カップの中にはシリコン製の小さなブラシがあり、塗り薬でヌルヌルしている陥没乳首にズブッと入り込んだ。
「んあっ! ちっ乳首の中に……!」
今まで体験したことのない感覚に、法子は戸惑いながらも新たな快楽を覚えていく。性感帯の乳首の中を、アダルトグッズで犯されていることを自覚しただけで、股間が熱く潤っていくのを感じてしまう。
「塗り薬のおかげで、痛くはないでしょう? 法子さんは胸でイっちゃうことが悩みだから、こうやってあえて強い刺激を与えて慣れておいた方が良いわよ」
村林は医者らしく言いながら、二つのカップとY字型に繋がっているコードの端にあるスイッチを入れた。
すると乳首に挿入されたブラシは高速で回転をはじめて、今まで法子が味わったことのない刺激を与えてくる。
「きっやあああっ! なにっ……、何ですか、コレ!」
暴れて逃げようとしても、がっちり拘束されていては逃れられない。
その上、カップは法子の二つの胸にピッタリくっついていて、どんなに身体を動かしても外れなかった。
「法子さんはお嬢様だものね。こういうアダルトグッズがあるの、今まで知らなかったでしょう?」
「あっアダルトグッズ、なんですか?」
淫魔の後遺症に悩まされている被害者女性達の中には、アダルトグッズで自らの身体の疼きを抑えていることを、時々組織の中で耳にしていた。
組織がどうしようもなくなった被害者の為に、いくつかアダルトグッズを扱っていることも理解はしている。
しかしこういった特殊な乳首責めのアダルトグッズは、法子にとって見るのも体験するのも生まれてはじめてだった。
柔らかくも芯があるシリコンは、陥没していた乳首を勃起させるほどの効果を発揮する。媚薬入りの塗り薬のせいもあり、快楽の刺激を性器へすぐに送ってくる。
「あんっ、やぁんっ! なっ何か変っ! 法子のおっぱい、変な感じがするよぉ!」
大きな瞳にじんわりと涙が浮かび、身体が波打つようにビクンッビクンッと跳ねた。
「それは変じゃなくて、気持ち良いってことよ。しばらくすれば、頭で理解できるようになるから」
悶える法子を見て楽しみながら、村林は声をかける。
「でも胸だけじゃあ物足りないでしょう? 下の方は、こっちで刺激を与えてあげるわ」
そう言った奥寺の手には、法子にとって見覚えのあるアダルトグッズが握られていた。
「そっそれは……!」
「アラ、ご存じ? まあアダルトグッズとしては、一番有名ですものね。電動マッサージャー、通称は電マだったわよね? 本来は肩こりや腰痛を和らげる為のマッサージ道具だったらしいけど、いつの間にかアダルトグッズとして扱われるようになったんですって。もしかして、使っているのかしら?」
図星を突かれた法子はぎゅっと唇を引き締めながら、奥寺から視線をそらす。
淫魔の被害に合った後、法子は電マで胸を刺激してオナニーをしていた。ダメだと思いながらも、止めることができなかった自分の弱さに嫌気がさしていたのだ。そのことを奥寺に見透かされたようで、居心地の悪さを感じてしまう。
「でも恥ずかしいことではないわよ。淫魔の被害に合った女性は、こういうモノで性欲を満たすことはよくあることだもの。下手に男を相手にするよりは、良いと思うわ」
確かに男を相手にした淫乱な女になるよりは、道具に頼って自慰に耽った方が、まだ女性としてのプライドは保てる。
しかし二十歳になったばかりの法子にとっては、自慰の道具を見せつけられるほど恥ずかしいことはない。
「いつもは感じやすい胸に使っているかもしれないけれど、やっぱり女ならココでイかないとね。村林先生、その場所を譲ってくれる?」
「はーい」
村林はスイッチを持ったまま、法子の背後に回る。
代わりに法子の正面に立った奥寺は電マのスイッチを入れると、パックリ割れた秘所に押し当てた。
「ひぃいいっ! いやぁあああ!」
突然の刺激に、法子は眼をカッと見開きながら背を浮かす。
だが奥寺はスイッチを入れたまま、電マを割れ目にそって動かした。弾力のあるヘッドが勃ち上がったクリトリスや蜜口をなぞるたびに、下半身に熱がたまっていく。
「やはり女としては、ココが一番気持ち良いかしら?」
軽く笑いながら、奥寺は真っ赤な赤い芽をヘッドで押し潰す。
「ひゃうううっ! らっらめぇ~! そこっ、らめらってー!」
激しく動くヘッドはクリトリスの皮を簡単に剥いてしまい、快楽の芽を表に出してしまった。小さいながらもピンッと勃ち上がったクリトリスは、電マで押し潰されながらも振動を与えられて、子宮まで快感の電流を流される。
奥寺は蜜口からトロトロと愛液が溢れ出たのを見て、口の端を上げながら電マを下へ移動させた。
「きっ……いやあああっ! おまんこの入り口、かき回さないでぇ!」
「まあ、そんなことを言うの? 上がダメなら、下の方と思ったんだけど」
シレッとしながら奥寺は、蜜口にグイグイと電マの先端を押し付ける。しかしヘッド部分は五センチ以上もあるので中には入らず、入り口をかき回すだけだ。それでも塗り薬によって敏感になった性器には、たまらない刺激となる。もっと奥に刺激を与えてほしくて、無意識のうちに腰が動いてしまうほどに……。
「ああっん! もれちゃう……もれちゃうよぉ!」
蜜口にヘッドを当てられて、愛液がビチャビチャッと飛び散る光景を見て、奥寺はクスクスと声を出して笑った。
「若いって良いわね。欲望に素直に反応するんだもの」
「奥寺先生、ズルいわ! わたしも法子さんの可愛い姿、見たいのにぃ」
拗ねた口調になりながら、村林は不満げにぷぅっと頬を膨らます。
「確かに何かをねだるように、下の穴がパクパクしている姿は可愛いわね。村林先生、ちゃんと法子さんを満足させるのよ?」
「分かっているわよ、奥寺先生」
奥寺は電マのスイッチをオフにして、手に持ったまま法子の身体から離れた。
村林は法子の胸を責め続けるアダルトグッズのスイッチを切らずに、コードごと診察台の後ろに回して手放した。
「あふぅ……。ひぃ、ふう……、はあはあっ……」
刺激から解放された法子は、診察台の上でぐったりしている。涙を浮かべた両目はうつろで、身体を小刻みに動かしながら荒い呼吸を繰り返していた。真っ赤に染まった顔にはうっすらと汗をかいており、色気を放っている。
二つの乳首と女性器への二点同時責めは思っていた以上に体力を消費したが、膣の中は物足りなさを訴えていた。解放されない欲望の熱が下腹に溜まり続けて、苦しささえ感じてしまう。
本当は膣の最奥まで刺激が欲しい――とは、まだ冷静な部分が残っている法子は素直に言えなかった。
村林はいそいそと法子の正面へ移動すると、下の二ヶ所の濡れた赤い穴が何かを欲するように蠢いているのを見て、うっすら笑う。
「うふふっ、もっともぉーっと可愛い法子さんの姿を見てみたいわぁ。使うのはちょっと早いかもしれないけれど、コレを使っちゃいましょう」
村林は二段カートの下から、四十センチもある道具を持ち上げて上段へ置く。そして法子の濡れた茂みの中に、道具の先端を当てた。
その刺激で、法子はハッと正気に戻る。視線を下へ向けて、自分の股間に当てられそうになっているモノを見て、顔色がサッと青ざめる。
「むっ村林先生っ! 何ですか、それは! まさか、私のナカに……!」
「ええ、もちろん入れるわよ。ああ、コレにも薬を塗っておきましょうか」
平然と言った村林は、薬をソレに塗り込んでいく。
驚愕の表情を浮かべる法子の眼に映るのは、約二十センチほどの勃起した男性器を模したディルドと、その下を支えるように同じく約二十センチほどの山の形をした白い胴体部分がくっついているモノだ。
「コレもアダルトグッズの一つでね。女性がオナニーをしたい時に床に置いて、自ら跨ってディルドを入れて、スイッチを押して与えられる刺激を楽しむんですって。自分の手を動かすことなく自動的に快楽を与えてくれるから、ちょっとお値段は高いけど独身女性や性欲の強い女性の間では人気らしいわ」
ディルドは肌色をしており、亀頭部分はもちろんのこと、浮かび上がる筋まで生々しい作りになっている。しかし村林は恥ずかしがることなく、ディルドに薬を手で塗っていく。まるで本物のペニスにローションを塗っているように眼には映るので、余計にディルドが本物らしく見えてしまう。
「ディルド部分はシリコン素材だから、難無く受け入れることができると思うわ。でも緊張すると身体に余計な力が入っちゃうから、深呼吸をしててね」
ニッコリ微笑んだ村林は、今度こそ濡らしたディルドの先端を淫口に当てて、胴体にあるスイッチを入れた。
「ひっ……やあああっ! ソコは違うぅ! イヤーーっ!」
「アラ? 入れるところ、間違えちゃったかな?」
「おバカ」
奥寺は呆れたように、肩を竦める。
村林は膣の中に入れようとしたのだが、先端の丸い膨らみがツルッと滑り、結果的にディルドは法子の尻の穴に入ってしまったのだ。塗り薬のせいで熱く熟れていた肛門は、同じく濡れていたディルドをいとも簡単に飲み込んでしまう。
村林がスイッチを入れたせいで、二十センチもの長さがあるディルドは根元まで入ったかと思うと、亀頭部分まで一気に引いた。そして再び最奥を突く――という行動を定期的に繰り返す。
「あぐうう……! 苦しいっ、抜いてぇ!」
本来なら排出するしかない部分に、太く長いモノを入れられる異物感は半端なく、法子の全身に汗が浮かぶ。
それでもディルドは力強くピストンを続けて、刺激を欲していた身体に強過ぎる快感を与えてきた。法子の意思とは反対に腸壁はディルドを喜び招き入れて、ギュウッと悩ましく収縮する。
「うそっ……!? 何で……ああっ、熱い! お尻の中が、燃えるように熱いよぉ!」
法子は顔を歪めながらも刺激を必死に耐えようとするが、その行為は余計に艶を色濃くした。
塗り薬のせいで、肛門はディルドが伸縮するたびにジュボッジュボッと淫らな音を生み出す。
直接触れられていない蜜壺からは、濃厚な愛液が淫臭を放ちながら床に滴り落ちる。
「お尻の中をいじられることに、法子さんの身体は喜んでいるようねぇ。こういう道具でお尻の中をいじられるのは、はじめてでしょう? なのに喜んでいるなんて、やっぱり淫乱の才能があるのかな?」
「いっ淫乱の才能!?」
とんでもない村林の一言で、法子の蕩けかけた思考が再び正常に戻った。
すると奥寺の顔付きが険しくなり、村林に近付くと頬をムニーッと指でつねる。
「む・ら・ば・や・し・先生、患者に対して何てことを言うの?」
(あんまり刺激的な言葉を使うと、正気に戻っちゃうじゃない!)
「ごっゴメンなひゃいっ! つい……」
(反応の仕方が可愛かったから、うっかり……)
女医である二人が見せる光景は、まるで幼い姉妹が繰り広げるようなもので、一瞬、法子は呆気に取られた。
法子の視線に気付いた奥寺は慌てて村林から手を離して、場の空気を変えるように咳を一つする。そして部屋の奥へ行き、戻って来た時には大きな銀の器を両手に抱えていた。
「ホラ、村林先生。コレらを使って、前の方を満足させてあげなさい」
「ありがと、奥寺先生」
つねられた頬を撫でながらも、村林は嬉しそうに微笑む。そして奥寺から器を受け取ると、法子を責めているアダルトグッズを置いているカートの下段に入れる。
「うーん。やっぱり奥まで入れるとなると、こういうのが良いかな?」
村林は器の中に入っている何かを選んでいるらしく、下からガチャガチャと音が鳴っていた。
「よしっ! じゃあコレらを入れてみましょう!」
「いっ入れる?」
その言葉に不安を感じた法子の直感は、しっかりと当たっている。
何せ顔を上げた村林の両手には、ローターと呼ばれるアダルトグッズが複数握られているからだ。
「子宮口は大きいので突かれたいわよね? このピンクの卵型から入れてあげるわ」
「えっ……ひいっ、あああーー!」
ズブッと音を立てて入ったピンク色のローターは、村林の指に押されて膣の中へと入ってくる。Lサイズの卵ほどの大きさがあるものの、刺激を欲していた法子の身体は喜んで奥へと迎い入れた。
「でもコレだけじゃあ淫魔に汚された肉体には物足りないでしょうから、どんどん入れていくわね」
「村林先生、ちょっと待って……って、きゃあああんっ!」
次に入れられたのは、小さな突起がたくさんついている紫色のローターだ。成人男性のペニスほどの長さと太さがあり、これまたすんなりと膣の中におさまる。
「ん~、入るのは後一本ってとこかな? 最後はこのおしゃぶり型のを入れて、先に入れた二つのローターが出ないように栓をしとこうっと」
先端が大きく丸まっているおしゃぶり型のローターは黒く、法子の火照った肌に映えた。
「んくぅうん! あっ、ああっ……! ナカで擦れてるぅ!」
尻の中に入っているディルドと、膣の中に入っている三つのローターは、肉壁越しに擦り合っている。
その上、村林は三つのローターの無線スイッチをオンにしたので、肉壺の中でブルブルッと振動をはじめた。
最初に入れられたピンク色のローターは振動しながら、下りてきた子宮をギュウッと押し上げる。
二番目に入れられた突起付きのローターはGスポットを刺激して、膣壁をかき回す。
最後に入れられたおしゃぶり型のローターは他のローターを出すことを許さない上に、蜜口にも細やかな刺激を送ってきた。
「村林先生、それだけじゃあ法子さんは気持ち良くイけないわよ」
「ああ、肝心なところを忘れていたわ。お詫びに最新のアダルトグッズを使ってあげる」
そう言って村林が取り出したのは、耳から体温を測る道具に似ている物だ。
「なっ何を、するの?」
「おびえなくても大丈夫よ。法子さんはまだ若いし、強い刺激にも耐えられるから」
村林は愛液で濡れた陰唇を指で開きながら、小さくも自分の存在を主張しているクリトリスを見つける。村林が手にしている道具には小さな穴が空いているキャップがついていて、ソコにクリトリスをグイッと入れた。
「ひゃああっ!?」
そしてスイッチを入れると、敏感になっているクリトリスは吸い上げられて、更に細やかな振動も与えられる。
身体を仰け反らせて、眼と口を大きく開いている法子からは、最早悲鳴も上がらない。二つの乳首に膣と尻の中と三点責めを受けた為に、一気に血液が沸騰して何も考えられなくなったのだ。
「輸入物のアダルトグッズなんだけどね。クリトリス専用の責め道具で、すぐにイけるんだって。今の法子さんには必要な物でしょう?」
ニヤニヤしながら村林は声をかけるものの、法子は返答をしない。
法子は言葉にならない呻き声を上げながら、身体をグネグネと動かしている。その行動は刺激から逃れたいのか、それとももっと快楽を貪りたいのか、正気を失っている表情からは何も読み取れない。
「わたしの言葉は、法子さんの耳にはもう届かないようね。……それじゃあ、この言葉はどうかな?」
妖しく微笑んだ村林は、法子の耳元で何かを囁いていく。
すると法子は大きく眼を見開き、唇を震わせた。
村林の言葉が身体に染み込んでいくたびに、ビクビクと痙攣する身体と連動するように揺れ動く豊かな胸も、定期的に刺激を与えられる尻の穴も、そしてクリトリスや膣の中も、快感の電気が全身隅々まで走っていくのだ。
苦しみと快楽の間を素早く何度も行ったり来たりしている法子は、正常な思考ができずにいる。だから自分の身体が、村林の言葉によってよりいっそう昂らされていることに気付かない。
「あひいいぃ! おっぱいもぉ、お尻の穴もぉ、おまんこもぉ、みんな気持ち良い~♪ ああんっ、おかしくなっちゃうぐらい、気持ち良いよぉ!」
法子は眼からは涙を、口からはよだれを流しながら、拘束された身体を激しく動かして快感を貪る。
今の法子にはすでに、退魔師としてのプライドはどこにもない。ただ人間のメスとして快感を求めて、狂い暴れる女がいるだけだった。
「やっぱり法子さんは乱れ狂った姿が、とっても可愛いわぁ。わたし、法子さんの担当で良かった」
村林はアヘ顔になっている法子を見下ろしながら、うっとりと熱い息を吐く。
そして村林は唇を舌でペロッと舐めると、法子の唇にキスをする。既に開いていた口の中に舌を入れて、伸びていた法子の舌と絡ませ合う。
「んちゅう……、れろっ、んむぅ……」
唾液に濡れている舌を激しく絡ませ合うと、法子は口の中が性器になったように思えてきた。感じやすい口の中を、村林の舌によって好き勝手に犯されているような感覚は、不思議と嫌ではない。それどころかもっと刺激を与えて欲しくて、法子は自ら訴えるように村林の唇に貪り付いた。村林から得られる甘い唾液と吐息を吸い込み、そして舌の表のザラザラした面と裏のツルツルした面を何度もこすり合わせる。
そんな法子の行動を村林は嬉しそうに眼を細めて見ていたが、一通りキスを堪能した後は唇をいったん離す。
「ちゅぱっ……。んふふっ、行動的な法子さんもステキね。控え目で大人しい法子さんは可愛いけれど、ちょっと物足りなかったのよ。女として生まれたからには、快楽に乱れる姿も見せなきゃ。ね?」
「あうぅっ……、イクッ! 気持ち良いとこ全部っ、刺激を与えられるからぁ……イクよぉ!」
敏感なところを責められているせいで、法子は何度も痙攣しながらも潮を吹いていた。三つのローター越しに潮はダラダラと床にこぼれては、液だまりが大きく広がっていく。
淫臭と共に排泄臭が部屋に漂うものの、二人の女医は平然としていた。
「ここまで喜んでくれるなんて、必死にアダルトグッズの勉強をしたかいがあったわ」
「そうね。いろいろ悩んだけれど、二人が喜ぶモノに当たると嬉しいものね」
奥寺と村林は、八雲と法子が快感によがる姿を見られて、満足そうだ。
しかし二人の言葉は法子の耳には届いても、頭では理解できず。診察台の上で恥じることなく、悶え狂っていた。
「あーんっ! もう何度もイッちゃってるよぉ! イってもイっても、まだまだイくぅう!」
下腹を押されるように体液が外へ出ていくのを感じている法子は、今や快楽の虜になっている。二人の女医が指一本触れなくても、アダルトグッズだけで何度も絶頂を迎えていた。落ち着こうとしても、何度も強制的に高みへ登らされるのだ。
いつもの法子ならば、強過ぎる快感に不信感を抱いてもおかしくはない。
しかし淫魔の呪いとも言える淫らな記憶のせいで、日々肉体的にも精神的に疲れ切っていた法子には、正しい判断ができずにいた。
今は担当医である村林をただ信じて、その身を委ねているだけ。
そのことを後に深く後悔することになるのだが、今の法子は快感を得ることだけでいっぱいだった。
これはbc8c3zがあらすじ・設定を作り、それを元にある方に書いてもらった綾守竜樹先生著・魔斬姫伝の2次創作です。
綾守竜樹先生のファンの方に読んでいただければ、それに勝る喜びはありません。
一瞬でも先生がいなくなったことの皆さんの孔を埋めれれば幸いです。
感想があれば励みになりますのでお書きください。
またアンケートだけでもいただけたら今後の参考になりますので入れてください。
綾守竜樹ファンサイト(更新も一度の分量も多いです)も作りましたのでそちらもご覧いただければ幸いです。
https://ben1986.sakura.ne.jp/ben1986.sakura.ne.jp/
よろしくお願いします。