「そ、れは……」
動かずとも膣の収縮で快楽を与えられる果南は、気持ち良さそうな表情をしている優を見下ろしながら。
自身の名前が呼ばれることを今か今かと待っていた。
「曜、かな?」
「──えっ?」
しかし、自身の名前が呼ばれることはなく、果南の動きが止まる。
「な、成る程ね。そうやって私の気を引いて、気持ちよくして欲しいんだ? 全く、素直じゃ無いねー」
すぐに果南は優の答えを自身の都合がいい風に捉え、射精へ導くよう腰を前後に動かし始め。
「ほんとは、私なんでしょ?」
もう一度、優へと尋ねるが。
優は果南の反応が楽しみだというのを押し殺した表情をしており、襟を引っ張ってあるモノを見せながら口を開く。
「果南としてない時に曜としてて、マーキングされちゃったからさ」
そこは下手をすれば側から見えてしまいそうな、だけどギリギリ見えない位置に、キスマークと思われるものがあった。
果南は一度も付けたことなどなく、であるならば必然的に優の言う通り、曜が付けたということになる。
動かしていた腰を止めた果南の胸の内はいろんな感情によって渦巻いていたが、それが明確な形になる前には行動に移しており。
「優は、私のなんだから」
曜とは違い、この時期は隠しようが無い首へ幾つもキスマークを付けていく。
「──いたっ」
そして最後に曜が付けたところへ歯を立てて噛みつき、大きな跡を優の身体へと刻み。
胸のモヤが晴れてスッキリした果南は最後に首筋に舌を這わせ、唇を合わせるだけのキスをする。
「ふふっ……マーク付けてるときや噛んだ時も、ビクッて反応して少し大きくなったね」
果南が噛み跡を指でなぞれば、ピリッとした痛みに優の身体は反応してしまう。
「優は少しマゾっ気があるのかな? これ見られたらどうしよう、とか。でももっとして欲しい、とか……思ってる?」
「…………全然」
「素直に私の方が良いって言ってみなよ。とっても気持ちよくしてあげるからさ」
優が中々口を開こうとしないため、果南は腰を動かしては気持ちよくなってきたところで止めるのを何度も繰り返す。
それでも徐々にだが快感は溜まっていき、あと少しで上り詰めそうといったところで抜いてしまう。
果南もイくことが出来ないため欲求が溜まっていくが、それ以上に優が快楽に苦しんでいるのを見て満たされていた。
「ほら、言えば楽になるのに、何を我慢する必要があるの?」
抜いた後も果南はすぐに挿れることなどせず、素股で擦り付けては良いところで動きを止め。
焦らし続けること一時間。
そろそろ責めているはずの果南自身も限界が近づいてきた頃。
「…………ぃ」
「…………ん?」
「果南、の方が……いい」
ついに折れたと、果南は隠すこともせず喜びをあらわにし、曜から取ったという満足感で軽く絶頂を迎えた。
「やっと素直になった優にはご褒美をあげなきゃね」
自身も色々と限界な上、満足感で満たされている今。
果たして耐えることが出来るのかという不安はあるものの、この瞬間を逃せば二度と得られない快楽だろうという事も理解しており。
果南は我慢に我慢を重ねて限界まで大きくなっている優のソレをゆっくりと挿れていった。
「あっ……おっ、き……んんっ、……挿れただけでイっちゃったよ」
「僕も、限界」
今動けばきっと優位を取れなくなるため、少しこのままでいようと思っていた果南だが、それ以上に限界がきているであろう優を見て、考えを改め。
早く絞り出すようにと膣を締め付けながら激しく腰を動かし始める。
「いいよっ、いっぱい、中に出して! 子宮の中っ、精子で満たしてっ!」
挿れてから三分と持たず、優は果南の腰を掴み、遠慮なく一番奥に精子を出していく。
二度、三度と跳ねるたびに精子は出され、果南の中を満たし、あまりの興奮から思わず漏らしてしまったが、それを気にする余裕がないほどに優も快楽に浸っていたため。
「……とっても良かったよ、優」
これはこれでいっかと、果南は優の上に倒れ込み、満足そうな顔をして寝息を立てるのであった。
読み返して気づいたのですが
ダイヤが自慰するところで『膜を傷つけないように』みたいなこと書いてあって
あれ???運動で破けてるはずじゃ???
その部分だけ少し訂正します
話を一つにまとめるか、まとめないか(まとめた場合、章タイトルに現在のタイトルが入ります
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