「これ、僕が片付けるのか……」
優は果南を脇にどかし、いろんな液で汚れているが無いよりマシだろうとシーツをかけ、部屋を見回す。
酷いのはベッドだけなのだが、優は思わずため息をつく。
曜に付けてもらったキスマークでいい具合に煽り、果南の限界ギリギリまで焦らされているよう演技をし、果てた優であったが。
まさか漏らすとは思っておらず、中まで染み込んでダメになったベッドを見て再びため息をつく。
「やる度に買い換えていたらいくらになる事やら……」
何か対策しなきゃなと優はボヤきつつ、取り敢えずシャワーを浴びるのであった。
「優くん、首どうしたの?」
「ちょっと寝違えてね」
翌日、湿布を貼って誤魔化したはいいものの、消えるまではどうしようと悩む優だが、鈍い千歌、言葉通りに受け取った梨子と違って曜は気付いている様子であった。
果南を煽るためにキスマークを付けてと頼まれているのだから、当然と言えば当然であるのだが。
そんな朝の一幕などありながらも、優はそろそろ果南へ立場を理解させるための算段を立て始める。
果南は寝取ったという実感から余裕が出てきたのではと思ったが、曜と仲良くしていれば顔に出ており。
誰も見ていないタイミングを狙って際どいことまでやってきたため、このままではいけないと判断したのだ。
ベッドはマットレスだけ買い換え、曜から対処法を聞いて必要なものや、ちょっとした道具を買い揃えるなど準備をすること数日。
優は初めて自分から果南へと誘いの声をかけた。
「優から誘ってくれるほど、もう私に夢中なんだね」
そのことがよほど嬉しいのか、上機嫌な果南は荷物を部屋の隅に置き、ベッドの淵へ腰掛け。
そして早くおいでとばかりにポンポンと隣を叩き、ゆっくりしている優を催促する。
「この間は少し無茶しちゃったからね。今日は優の望むこと、何でもしてあげるよ?」
「本当に?」
「嘘なんかつかないって」
「その言葉、忘れないでね?」
どういう事か聞き返そうとする前に、果南は優にキスをされながらベッドへ押し倒され。
枕の下に隠されてあった手錠で手を拘束される。
「ええっ、なにこれっ」
「今回はずっと、僕の好きにさせて貰うから」
しばらくガチャガチャと音を立て、どうにかならないか試していた果南だが。
ついさっき何でもしてあげると言ったばかりなのを思い出し。
「まっ、たまにはこういったのもいいかもね」
自身が未だ優位に立っていると思い込んでいるため、余裕たっぷりにそう口にするのであった。
無理にダイヤと同じ話数まで引っ張ろうとしたのに加え、ストレスが性欲を勝ってしまい、果南編のクオリティー低下が激しいです
ダイヤの時みたいに長くいい展開が思いつかないので、一度終わらせて次に行きます
話を一つにまとめるか、まとめないか(まとめた場合、章タイトルに現在のタイトルが入ります
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