「んっ……」
果南の服を脱がす前に手錠をかけてしまったため、優はどうしようかなと一瞬だけ悩むが。
全部脱がさなくてもエロいからいっかと切り替え、服の上から果南のお腹をさすり始める。
「そんな事してもくすぐったいだけだよ?」
「僕は果南に触れていたいから、これでも満足なんだけどね」
「ぁっ」
優がお腹を下から上に向かって撫で、胸に触れたとき。
反射的に果南は小さく声を上げてしまう。
こんな簡単に、とプライドが刺激されたのか。
先ほどのは無かったことにし、果南は変わらず余裕がある笑みを浮かべている。
その様子に優が触れることはなく、ブラの少し固い感触を共に楽しむよう胸を優しく揉んでいく。
決して強い快楽を与えることはなく、果南も初めは擽ったそうに身をよじっていたが。
ある時、ほんの一瞬だけ果南の反応が変わった。
優はその反応を見落とすことなく胸から手を離し、果南に馬乗りとなって鎖骨、首筋を撫で上げ、両手で果南の頰を触れる程度に優しく指の腹で弄り始める。
「やっ、優、擽ったいってば」
親指で唇をなぞり、人差し指で耳の輪郭を確かめるように撫で。
穴の中に指の先を少しだけ入れては果南の反応を楽しそうに見ていた。
一頻り楽しんだ優は両手を果南の頰に添えて顔を動かせないようにし、上体を倒して唇に触れるだけのキスをする。
一度、二度、短いキスをし、果南がもっとと唇を突き出せば少し離れ。
次に先ほどのキスと同じよう、舌で唇を軽く舐めては果南の求めに答えない。
「優、意地悪はヤダ」
「僕の好きにしていいんでしょ?」
「意地悪していいとは言ってないもん」
「しちゃダメとも言われてないから」
拗ねた表情を見て優は満足そうな笑みを浮かべ、果南の上から降りる。
求めるキスをしてくれるものだと思っていた果南はこれ以上のおあずけに我慢できないと、腹筋だけで上体を起こし。
手錠で繋がれていることを上手く活用して優をホールドした果南は貪るように唇へ吸い付き、遠慮なく舌を入れて絡めていく。
予定していた工程がある優は何とか離れたいところであったが、果南の手は手錠で繋がれており上か下に抜け出すしかなく。
それも密着した今の状態では難しいため、諦めて果南が落ち着くまでされるがままとなるのであった。
十分、二十分と時間が経ち、三十分を過ぎても果南は離れようとしないため。
優は考えていた工程を全て破棄し、行き当たりばったりでどうにかする事にした。
少し時間がかかりながらも果南の下を全部脱がして自身も下を全部脱ぎ、キスに夢中な果南の体を何とか誘導して対面座位の形へと持ってくる。
まだ挿入はしておらず、互いの性器がくっついている状態であるが、すでに十分なほど濡れている果南は早く入れたいとばかりに腰を動かしていた。
しかし、挿れさせないよう優が果南の腰に腕を回しているため、そのまま擦り付けて快楽を得る動きとなってしまう。
「んっ、んぁっ……ぁぁ、ィッ……んんっ!」
まだ快楽よりもプライドが優っているのか、イきそうになる度に動きを止め、優より先に果てないようしていた。
けれど自身で何度も繰り返し寸止めをしている果南の身体はすでに出来上がっており。
ほんの僅かな刺激で今まで溜めてきていたものが溢れ出しそうであった。
「ゆう……イジワル、ダメって……」
長いキスのせいか。
興奮しきった身体のせいか。
キスをやめた果南の息は荒く、熱かった。
力が上手く入らないのか、もたれるように抱きついてくる果南の耳元へ口を寄せ、優はとある提案を口にする。
「して欲しいこと、おねだりしてくれたらいいよ」
頭の中は花丸と梨子の展開でいっぱいいっぱい
話を一つにまとめるか、まとめないか(まとめた場合、章タイトルに現在のタイトルが入ります
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