詳しく書くなら『黒澤ダイヤは(快楽に)浸りたい」
タイミングが良いのか悪いのか。
明日の練習は休みとなっているため、早速とばかりに優はダイヤを家へと招いた。
初めてを迎えてから数日は違和感が残るだろうし、一日休めるだけでもだいぶ違うだろうといった考えだ。
「あの、ご両親は……」
「父さんが東京に出張で、母さんもそれについて行ってるから僕一人だよ。気にしないで上がって」
明かりのついていない一軒家を前に、もしかしたらを想像したダイヤだが。
特にどうということもなく、優に手を引かれて玄関へと足を踏み入れる。
「寂しく、ないのですか?」
「特には思わないかな。今はマネージャーが忙しくて楽しいから」
ダイヤは今、優の部屋で一人となっていた。
飲み物を取ってくるだけなのでそう時間がかかることもないが、これからする事を想像して顔を赤くし、気を紛らわすために部屋の中を見回す。
部屋の中はきちんと整理されており、こまめに掃除もしているのかホコリがたまっていることもない。
本棚にはマンガが多いこと、ぬいぐるみやクッションが結構多いことに微笑ましく思い笑みを漏らす。
「…………あら?」
ふと、同じ箱をいくつも重ねて置いてあるのがダイヤの目に付いた。
何だろうと好奇心のまま近寄り、一つ手に取れば。
「…………なっ!」
避妊具。いわゆるコンドームというやつであった。
他のことに気を向けて落ち着いてきていたものがぶり返し、箱を持ったまま近くにあるベッドへと目を向けてしまう。
「わ、私、ここで……」
想像するのは初めて覗き見したときにルビィがしていた対位。
同じ事をされるのだろうかと想像して体が熱を持ち、足をすり合わせる。
「あれ、ダイヤ意外と乗り気?」
「ち、違いますわっ!」
飲み物とコップをお盆に乗せて部屋に戻ってきた優が見たのは、ゴムの箱を持って足を擦り合わせながらベッドを見ているダイヤであったため。
そう思うのも仕方のない事だろう。
「水分、しっかり取っておいてね」
「え、ええ。いただきますわ」
水分を取る意味を純粋なご厚意だと思っているダイヤはコップに注がれた飲み物をいただきながら、冷房のスイッチを入れる優を不思議そうに見ている。
まだ暑さが残る中、今日は比較的涼しい日であるため、冷房はいらないのでは。
「これから運動して暑くなるからね」
そんなダイヤの疑問に気がついた優はなんて事ない風に笑いながら答える。
水分補給も運動によって脱水にならないため取っておくように。といった意味は、最後まで伝わらなかったし、伝わっていないことにも気付いていなかった。
そして優もコップの中身を半分ほど一気に飲み、ダイヤのすぐ隣へと腰掛ける。
あまりの近さに思わず離れようとしたダイヤであったが、腰に回された手によってそれは叶わない。
「あ、あの、優さん……?」
「ダイヤ、腰細いね。しっかり食べてる?」
「え? ええ、食べていますわ。……んっ」
そのまま脇腹からお腹にかけて制服の上から撫でられ、擽ったさに声が漏れる。
「ダイヤ、こっち」
しばらくそのまま反応を楽しんでいたが、優は手を取って移動し、ベッドへ腰掛けて膝の上に向かい合う形でダイヤを座らせる。
させるがままになっていたダイヤは恥ずかしそうに体をよじるが、何かを期待するようにチラチラと優へ目を向けていた。
「…………ぁ」
腰に片腕を回して引き寄せた優は空いている手をダイヤの頰に添え、唇が触れるだけのキスをする。
キュッと口を閉じて硬くなっていたダイヤも、繰り返されるキスに肩の力が抜け、優の背中へそっと手を回す。
「…………っ!」
唇を舐められた刺激にダイヤはまたキュッと口を閉じ、優のシャツを握りしめるも構わずに続けられ。
徐々に慣れてきたダイヤが恐る恐る口を薄く開いて小さく舌を出せば、待ってましたとばかりに優の舌がダイヤの口内へと入り込む。
「ふっ、んっ、んん、ちゅ、ぁっ、ん!」
離れようにも離れられず、ダイヤはされるがままに舌を絡められ、口の中をねぶられる。
抵抗もすぐになくなり、ダイヤは優をぎゅっと抱きしめて密着し、自ら貪るようなキスをしていく。
頭の中にあるのはもっと、といった考えだけであり、ルビィの代わりに性処理をしていることなんて微塵も覚えてはいなかった。
そんなダイヤに合わせながら優は頰に添えていた手を退かし、腰に回していた手とともにスカートの上からおしりを優しく撫で、揉んでいく。
人から与えられる快楽が初めてのダイヤはただそれだけであるというのに背中にゾクゾクと快感が走り、先程気がついた優の硬くなったものへとアソコを押しつけるように腰を動かす。
互いの唾液で口の周りは濡れており、顎を伝って制服にいくつか跡がついていた。
優にそっと離される前、最後だと言わんばかりに吸い付いたダイヤは離れてから側から見て分かるように喉を鳴らして唾液を飲み込み。
美味しかったと言わんばかりに唇をチロリと舌で舐める。
その姿はさながらサキュバスのように妖艶であり、とても処女とは思えない振る舞いであった。
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