提督も艦娘もお年頃 作:dn88k
結局、提督と島風と霞は、上官と部下でありながらも彼氏彼女の関係にもなるという事で落ち着いたらしい。仕事を終えた三人は提督の私室に集まって雑談に興じていた。
「普段着は普通なんだよな島風って」
今の島風の格好を眺めながら提督は言う。
「まあね。仕事以外であの格好は結構恥ずいって言うか……仕事でもちょっと恥ずいしさ」
そう言って島風は困ったようにクスリと笑った。
「あの格好で街歩いたら男連中の好奇の視線集めまくりだろうしね」
島風同様、普段着に戻った霞もテーブルに肘を付けながらそう言う。
「ホント、それが嫌でさあ」
霞にそう答えている島風は不快そうな表情であった。
島風にしてみれば、戦闘時や執務の際のあの服は必要に迫られて着ているだけなのだと言う。島風の能力から特に優れている物を一つだけ挙げるとすれば、それはやはりスピードという事になる。その能力を最大限に引き出す為の最重要装備があのやたらと露出度の高い服なのだそうだ。
「まあ、あれの効果は私も着て実感したけどさ……」
霞が複雑そうな表情で言ったのに対して、
「ああ、あの時か……」
と、提督も思い出したように言う。
以前、島風の服を他の艦娘が着用した場合に、航行速度がどれくらい向上するのかを試そうという催しが、この鎮守府内で行われた事があったのである。実際、着用時にはどの艦娘も速度の向上が確認出来たのだが、どれほど全力疾走をしても島風には到底追いつけないという艦娘達にとっては、島風が戦闘時などで発揮している速度領域は異次元の世界とでも言うべきレベルだったようだ。そして、そんな速度では重量物である艤装を背負ったままでの航行など到底維持する事が出来ず、バランスを崩して転倒してしまう艦娘が相次いだ。
「てか、何で武装満載なのにあんな速度で走れるのよあなたは」
島風の服を着たせいで高速度から思い切り転倒したという苦い記憶を思い出しながら霞が呆れ気味に言う。ついでながら、こういった物を嫌がりそうな彼女が何故島風の服を着たのかといえば、単にいつものごとく礼号組の悪ふざけに無理やり付き合わされたせいである。流石の霞も彼女達には甘い。
「うーん、元々最初からアレを着てやってたから、としか……」
島風は少しばかり困ったような表情をしながら言う。
「普通の装備だって合う合わないがある訳だろ? アレだって元々島風の足の速さを活かすための装備だし、他の子が着てもうまく合わせられないのかもな」
感想レベルではあるが、提督はそんな風にコメントした。
結局の所、島風の服は彼女にしかその真価を発揮する事が出来ない、極めて特殊な装備だという事が改めて確かめられたのである。
「なんか、あなた前に言ってたけど、デザイン的にはもうちょっとおとなしくして欲しいってのはあるんでしょ?」
と、少しばかり話題を変えた霞が島風に聞く。
「うん、確かにそれはあるんだよね。とりあえず、もうちょっと肌の見えないようなのだったらなあって。でもね……」
と、島風は一旦言葉を区切った後、
「実はあの服には結構感謝してるの。だって、そうじゃなきゃ提督が私の事見てくれなかったかもしれないじゃない?」
と言い、ほんのりと頬を染めながら横目で提督を見つめてきた。
「……えーと」
「『えーと』じゃないわよ」
戸惑いを見せた提督に対して霞が苛立ちながら言う。自然と女の子を惹きつけるような魅力が彼には備わっているし、だからこそ島風や霞とも現在の関係にある。ところが、提督自身がその辺りの自覚に極めて乏しく、一時期執務室の雰囲気が険悪になってしまったのはそこにも原因があったと言う他ない。元々、霞にしても提督の事は出会った当初から好ましいとは思っていたが、他人からの好意に鈍いという、彼の気質に対して歯がゆい思いをしているのは今も変わっていない。
「何で困ってんのよ? 島風がそんなに変な事言ったと思えないんだけど」
と霞は聞くものの、提督は戸惑った表情のままこう答える。
「俺に見て欲しいなんて思う子がいるとか普通思わないだろ?」
「あー、もう……」
呆れ返った霞はそう呟いてテーブルに突っ伏してしまい、そんな様子を見ていた島風は苦笑いを浮かべるだけだ。
それでも、もう一度顔を上げた霞は身を乗り出して提督に人差し指を突き付けて言う。
「いい? 私も島風も初めてをあげるくらいにはあんたの事が好きな訳。初めてってのは痛かったりする訳だけど、それでもあんたの為なら痛くても良いって思った訳。これはエッチだけじゃなくて戦場でもそうなの!」
「でも、痛い目あわせるって正直あんまりしたくないなあ……」
「そーゆー話してるんじゃなくって!」
ズレた返答をする提督に対して島風が手を横に振りつつツッコミを入れる。そして霞が続けた。
「色々言いたい事はあるけど、女二人があんたの事好きで、それであんたの為に体張ってるんだからまずそこは理解しておきなさいって事」
「う、うん」
いまいち納得しきれていないようだが、提督は一応頷いた。
その話題がひと段落した時、霞が提督にこんな質問をした。
「流石にいつも勃ったりはしてないわよね?」
それに対して提督は、
「今はもう、一応は……」
と、気恥ずかしげに答える。そこで、島風が更に聞いた。
「そういえば、提督って執務室で私と一緒にいる時すごくドキドキするみたいな事言ってるでしょ? それってどういう感じ?」
そこは霞も疑問に思った。島風を見ている時もそうだが、水着姿の自分を見た時もまれにフリーズしたかのようになるので、可能であればその心境を具体例を挙げてもらった上で知ってみたかったのだ。提督は聞かれたその時点では、すぐにはどう答えれば良いのか分からなかったらしく、腕を組んで考えこんでいたが、やがて難しそうな表情で二人にこう聞いた。
「んーそうだな……例えば、俺が上半身裸だったら、エロいかなあ?」
途端、二人は「あー……」と言いながら、微妙に赤面しつつ頷いた。これが場数を踏んだ世間の一般的な女性なら無反応であろうが、霞も島風も日常的な接点のある男性なんて提督以外にほぼいないのだ。そんな二人の反応を見て、提督は更にこう続けた。
「んで、そんな俺が執務室で仕事してたらどう思うか、なんだけど……」
「お、おうっ……。それは、正直目のやり場に困るって言うか、刺激的って言うか……」
わたわたとした感じで島風はそう言いつつ、言葉に詰まってしまった。そして、
「そっかあ、こいつの上半身がいつも……」
と、そう言って空中に視線を泳がせる霞。想像してしまったのか恥ずかしげである。
「でも、結構悪く無いというか……」
と島風が言うと、その途端に提督は悪戯っぽくこう言った。
「お前らエロいなあー」
「ひっどーい!」
島風が抗議するとともに、霞も顔を赤くしながら膨れっ面で目をそらしながら黙り込んでいる。提督は自分の例え話が上手く相手に伝わった事に安心したような表情を見せて、
「でもまあ、そんな感じ。確かに目のやり場に困ったりはするけど、それが嫌なわけじゃなくて」
と言う。それに対して霞は赤面したまま、
「それは、うん、キツイかもね……」
と言った後、
「もしかして、私の水着も?」
と、提督の顔を覗き込むように聞いてくる。
「うん、島風もそうなんだけど、霞の体見ちゃうとマジでドキドキするからさ。だから仕事中は出来るだけ顔しか見ないようにしてる」
こう答えた提督に対して霞は少しばかり嬉しそうに、
「ホントにヘタレねあんたって。……まあ、今のでちょっとだけあんたの気持ちは分かったけど」
と言い、そして一呼吸置いてから、
「……ま、私は構わないから見たくなったらいつでも見なさい?」
と、悪戯っぽい表情になって言ってのけた。ようやく念願が叶ってお互いに気持ちが通じ合ったからなのか、最近の霞、かなり積極的である。提督は照れるような表情をして俯き、
「仕事にならなくなるから勘弁して……」
と言った。そしてすぐに顔を上げると、少しばかり不安が混ざったような顔つきでこう言う。
「それと、後はあの格好で鎮守府の外へは出て欲しくないな。大丈夫だとは思うけど」
「それは何で?」
提督の言っている事がいまいち飲み込めないのか、首をかしげながら島風が聞いた。
「や、だって絶対お前らの事、関係ない奴らがジロジロ見てくるだろ? それがスゲー嫌で……」
そう言いかけて提督はハッとした。島風と霞がニヤニヤとした表情で彼の事を見ていたからだ。
「なーに? あんたいっちょ前に独占欲?」
再び身を乗り出しながら霞が聞いてきた。
「う、それは……」
と、戸惑う提督をよそに、
「んふー、私の体は提督が独り占めかー」
などと言いながら、実に嬉しそうに自分の体を抱きしめている島風。
「……あーそーだよ!! お前らの身体、俺以外の奴に見て欲しくないんだよ! 悪かったな、器の小さい男で!」
提督は女の子二人に茶化されて最早逆ギレ気味にそう言い放つ。すると島風がこう言う。
「むしろ嬉しいけど? 提督がそういう風に思ってくれてて」
その表情を見る限り、リップサービスではなく心の底からそう思っているようだ。それに続いて霞も、
「クスッ、心配しなくてもこの体好きにしていいのはあんただけよ」
と言うが、提督は真っ赤な顔でふくれっ面をしてしまっていた。
「ふふ、分かったってば。鎮守府の外に出る時は普通の服着るからさ。いつもそうしてるし」
なだめるように島風が言った。すると提督は静かに頷いて、顔を下に向けたまま、
「うん、俺のワガママかもしれないけど、お願い」
と言う。そしてほんのしばらく時間を置いてから、
「でもお前らの場合は普通の服でも結構マズイ気はするけどな……」
とも言った。不思議そうな表情をした島風はこう聞く。
「どーゆーこと?」
そこで顔を上げた提督は不機嫌そうな表情をしてこう言い放つ。
「だってさあ……普通に可愛いじゃんか、お前ら」
心のどこかが吹っ切れたのか、最近の提督は稀にではあるがごく自然にこんな台詞を吐くようになった。
「え、ちょ……」
一気に赤面した霞と島風は答えに窮しているが、やはり素材が良いのだろう。実際のところ、今現在着用している普段着の状態でさえ、この二人は非常に見栄えがよく、異性かどうかを問わず他人の視線を集めてしまうのは間違いない。
最近の提督の心配事は、目の前にいる二人の恋人が服装など関係なしに、人の目を引く可憐な見た目の持ち主という事であった。彼女達がモテない筈はないのだ。
(はあ、俺って本当に了見狭いよなあ……滅茶苦茶可愛い子が一人でも贅沢だってのに二人も……)
そう考え、提督は一人自己嫌悪に陥っていた。
「どうしたの? 急に黙りこくっちゃって?」
心配そうに霞が聞いてくる。
「お前らが外へ出たらナンパされたりするんだろうなあ、とか、二股かけてる俺が止める権限なんてねーよなーとか考えて、凹んでた」
つまらなそうに言う提督。しばらくして、霞と島風は楽し気にお互いの顔を見合わせ、そしてクスクスと笑い出した。
「あー、なんかスゲー馬鹿にされてる……」
「そりゃそうでしょ。あんた馬鹿過ぎ。下らない事で悩み過ぎ」
提督に軽く人差し指を向けながら、霞は楽しげに言う。そして島風も、
「私達、提督以外あり得ないんだよ? なのにあり得ない可能性にビクビクしてるんだもん」
と、自身の両手に顔をのせた姿勢でそう続ける。そんな島風の方を向きながら霞はこう言った。
「でもそれって、それ位私達の事大切に考えてくれてるって事よねえ?」
それに対して島風は軽く頷き、
「じゃあ、これから私達が提督一筋って事を信じて貰わないと」
と、そう言うと、彼女達は立ち上がり、スルスルと服を脱ぎ始めた。
「え? ちょっと待って? もしかしてこれから?」
唖然とした表情で提督は言った。対照的に、
「正解よ。言って分からないんなら体に分からせるしかないじゃない」
と言う霞の表情はとても年相応とは思えない艶やかなものであった。
まだまだ発育途上な身体を全てさらけ出しつつも、淫靡な雰囲気を放ちつつ提督に迫ってくる二人。提督は微妙に体を後退させつつも、そんな二人に対してこう聞いた。
「あのぉ、ひょっとして途中からエロい気分になってたとかぁ、そんなの、ありました?」
二人にそう聞く提督。彼はこの二人が自分をオカズにオナニーしていたと証言していた事を思い出したのだ。何故か敬語で、しかもその口調もが弱々になってしまっているのは謎であるが。
「アハハ、それも正解。この部屋あんたの匂いするんだもん。結構、ムズムズしてた」
その肉体年齢からは想像もつかないような妖艶な表情を浮かべつつ提督の問いを肯定する霞。そして同様の表情をした島風も言う。
「期待しちゃってるからね? ちょっと、濡れちゃってるもん……」
「初キスも初体験もあげたんだから、その責任は取るべきよねえ?」
そう霞が言ったのをきっかけにして、二人は再びゆっくりと提督に迫り出した。
「うあっ!」
提督は最早逃げる事などせず、そのまま二人に抱きつかれてしまった。魅力的な美少女二人に襲われるなど思春期真っ盛りの彼にとってはご褒美のようなものであったから、それによる期待が他の思考を圧倒していたと考えた方がいいだろう。
霞と島風は提督の服を脱がせながらその体を弄りつつ、彼にキスの雨を降らせていた。霞はもちろん、島風もその根本に生真面目な気質を備えているのだが、どうも提督を前にするとそのあたりのブレーキが外れてしまうらしい。提督はと言えば、二人のなすがままであった。その過程で、
「本っ当、とことん人を誘惑するんだからタチが悪いのよねえ」
と、一旦提督から顔を離し、とろけたような表情で提督を見ながら霞が言うのを聞いた島風は、じっと霞の事を見つめ始めた。
「どうかした?」
それに気づいた霞が不思議そうな表情で島風にそう聞くと、
「霞ってさー、ちょっとおっぱい大きくなった?」
と言いながら、霞の乳房を触りだす。島風のこんな行動は霞にしてみれば予想外であった。
「な、何言ってるのよ!!」
「えー? でもそんな気がするんだけど」
「や、ちょっとあんま触んないでって!!」
ついさっきまで二人の恋人にいじられまくっていたのに、今は何故か島風が興味深そうに霞の胸を揉みしだいていた。霞は反発するような発言をしているが、言葉ほど抵抗を示しているようには見えない。それどころか、身体をひくつかせている様子から、性的快感を覚えているようにさえ見えた。
(なんかこいつらエロすぎ……)
すっかり裸になり、ぼんやりとそんな事を考えていた提督は、つい体を動かしてしまい、そしてそっと島風の後ろへと回る。
「あっ……」
提督の動きに気付いた霞が島風の背後に視線を向けた。
「……?」
島風もそれに気付いたらしく、後ろを向きかけた途端、彼女の蜜肉にズブリと熱い物が突入してきた。
「はうううううううっ!!」
島風がのけぞりつつ甲高い声をあげた。提督が彼女の腰を掴み、その硬くいきり立った逸物を一気に挿入してきたのである。
「ちょっとお、強引過ぎいっ!!」
目に涙を浮かべた島風は背後にいる提督の方を振り向いて抗議する。
「ご、ごめん! 我慢、出来なくて……!」
島風同様、涙目の提督はいきなり腰を振り始め、その衝撃に島風は、
「あっ! あっ! あううっ!!」
と甲高い声をあげ始めた。そして、
(この子、ちゃんと濡れてたのかしら……)
提督の意外な行動に驚きながら、つい島風の事が心配になってしまう霞。濡れてない状態で挿入された上、ピストン運動などされてしまえば当然痛い訳で。更に言えば、膣に傷がつく可能性だってある。
しかし、興奮しすぎているせいか、提督はそんな霞の不安を察する事が出来ないようだ。彼は島風に抱きつきながら懸命に腰を振っていた。犯されている方の島風は、霞に体を預ける事で辛うじて今の姿勢を維持している。
「ねえ、待ってっ! 待ってえっ!!」
島風は懸命に提督に声をかけるが、それが聞こえていないのか、彼のもたらすピストン運動が止まる訳ではなかった。
「ああ、出るっ! 出ちゃうっ!」
島風に抱きついたままの提督はそう叫んだ。
「えっ? えっ? ……えっ!?」
慌てたような表情の島風。だが、彼女が提督の射精が近いと気づいた時にはもう遅かった。
「……うぅっ!」
そう呻いて、提督は震えだした。同時に、島風の胎内に熱いものが広がっていく。
「出てるっ!? もしかして、出てるのっ!?」
乱れた息と共に、慌てたように言う島風。いくら何でも、いきなりぶち込まれて膣内射精されるなど彼女の予想外であった。
「ええっと、大丈夫……?」
霞が不安そうに島風に問いかける。最初は自分達から仕掛けたとはいえ、島風の現状はレイプに近い。
「う、うん。大丈夫、なんだけど……」
島風がそう返答しかけた途端、彼女は、
「おおうっ!!」
とまたも声をあげ始めた。何事かと思った霞が島風から視線を離すと、その先には目をつむって再び腰を振り始めた提督の姿があった。
「ええっ!? まだ動いてるぅ!!」
と島風が叫び、
(二回連続……!?)
と、霞はまだまだ萎えない提督に驚いていた。
「島風の中すごく気持ちいいんだもん!! 出し足りない!!」
そう言いながら腰を動かし続ける提督。
「あ、あんた! 島風の事も考えてあげなさいよお! 痛かったらどうするのよ!?」
暴走する提督に対して叱責する霞。流石にこの一言が効いたのか、彼は一旦ピストン運動を止めて、
「もしかして島風、痛い……?」
と、途端に不安そうな表情で聞いた。ここでどうにか歯止めが効くあたりはこの少年の美点と言うべきかもしれない。
ところが、霞や提督が別段不安がる程でもなかったらしい。島風はトロンとしたような表情を提督に向けて、
「強引にズンズンされるの、結構気持ちよかったよお……? ね、もっとズンズンしてえ……? 私の事、いじめてえ……?」
と、その外見年齢にそぐわない蠱惑的な口調で言った。
もはや提督に止める理由など無くなってしまった。再び彼は島風の膣を掘削すべく、拙いながらも腰を振り始めた。その感触は提督と同じく性経験の未熟な島風にとっても充分に刺激的で、全身が痺れるどころか、下半身に至っては溶けそうな錯覚さえ覚えてしまう。
「あああっ! 凄いっ……!」
今や島風はすっかり蕩けたような表情を浮かべていた。そして懸命に腰を振る提督の姿と合わさって、そんな二人を見ている霞の興奮の度合いも高められてしまっていた。下半身が完全に熱を持ってしまっており、それを落ち着かせるには自らの手で弄り回すしかなさそうだ。
片手で島風の体を支えつつ、もう片方の手で霞は自分の淫裂を弄り始める。
「……っ!!」
触れた途端、甘美な感覚が下半身を襲った。あくまでオカズに近い形態であるが、二人のセックスを眼前で見ながら女陰をこねるというのは霞にとって極めて刺激的な行為だったようだ。
(気持ちいいっ!! こんなに気持ちいい一人エッチなんて、知らないっ!!)
動物の交尾と言っても差し支えのない提督と島風の行動を見つめながらオナニーにふける霞。その指は既に提督によって貫通させられた膣の奥にまで入り込んでいた。
「あああ、出ちゃうっ! 出ちゃうっ! 俺、島風で出ちゃうっ!!」
「出してえっ!! 提督が出してくれたら嬉しいからあっ!! 気持ち良くなってえっ!!」
提督の高ぶりに応じて島風の興奮の度合いも増していったようだ。息も荒い提督と、甘い声をあげ続ける島風。もはや二人とも限界が近いのだろう。
「うあっ! 出るううっ!!」
提督が叫ぶと、その直後、
「あああっ! イってるう!! 提督もお、出てるうっ!!」
と島風が叫び、彼女の腰回りが不規則に跳ねるように動いている事から、ほぼ二人とも同じようなタイミングで絶頂に達した事が霞にも分かった。提督が、
「うっ! うっ!」
と苦しげに呻くと共に、島風が、
「あーーっ! あーーっ!」
と、長い嬌声を上げ続けていたのである。
そして、二人の絶頂と前後して、霞もまた絶頂に達した。
「……っ! ……っ!」
下半身がビクビクと痙攣し、膣壁が差し込んだ指を不規則に締め付け、指を突っ込んだままの蜜肉からはドロリとした粘液がこぼれ落ちていた。
そしてしばらくののち、提督はその硬いままの一物を島風から引き抜いたが、犯されていた方の島風は、
「あはあ……提督が私でドピュドピュってえ……」
と、相変わらず霞に抱きついて全身の力を抜いたまま、蕩けた声でそんなうわごとを呟いていた。
(あー、結局思い切り気持ち良くなっちゃってるじゃないこの子……)
半ば無理矢理挿入されていたから果たして大丈夫かと心配していたが、それが杞憂に終わって安心はしたものの、逆に今度は心配していた事自体が腹立たしくなってきた。そのせいか、霞は自分に体を預けている島風の乳房をガシリと掴んだ。
「……ええっ!?」
絶頂の余韻から復帰するかしないかのタイミングでの、突然の霞の行動に驚く島風。よくよく見てみれば霞は不機嫌そうな表情を浮かべている。何やら拗ねているようにも感じられた。
「私のおっぱいが膨らんできたとか偉そうなこと言ってたけどさあ、あなたってもう結構大きいよね?」
島風の乳房を揉みしだきながら恨めしげにいう霞。仲こそ良いものの、どうもバストサイズで差をつけられている点については島風へのコンプレックスがあるらしい。とうとう霞は島風の事を押し倒してしまった。
「私のは関係なくてえ! なんか霞のって前よりも大きくなった気がするって事言いたかっただけなんだってばあ!」
霞の絶妙な愛撫に悶えながらも何とか反論する島風。この関係が3Pから始まってしまったからなのか、ディープに触り合うことにもお互い抵抗が無いようだ。
「ちょ、ちょっとダメだってばあ!!」
どうにか霞を止めようとする島風だが、当の霞は悔しそうな表情を浮かべたまま、
「むー、なんかちゃんと弾力あるし……」
などと呟きながら、島風の乳房を揉みしだき続けている。
(別にオッパイのサイズなんて気にする必要無いと思うけどなあ……)
島風と喧嘩をしているのか、それともはしゃいでいるのかよく分からない霞の裸体を眺めながら提督はそんな事を考える。
今の提督の目の前には、島風に覆いかぶさる霞の尻が揺れていた。そして、その割れ目は既に十分潤っている。恐らくは島風と提督のセックスを見ながら自分で弄っていたという側面も大きいだろう。
(うう、霞も、やっぱエロい……)
「……えっ?」
霞は自分の腰が何者かに掴まれる感触を覚え、背後を振り返ろうとするが、次の瞬間には熱い物が霞の淫道を一気に貫き、彼女を串刺しにしてしまっていた。
「ふああああああっ!!」
霞は嬌声を上げ、背をのけ反らせる。
「ちょ、あ、あん、た……!」
快感に震えながらも背後を振り返り、自分を貫いている犯人を睨む。当然、それは提督である。
「だって、島風だけじゃ不公平だしっ! お尻、こっちに向けてたしっ……!」
そう言いながら提督はゆっくりと腰を前後に動かし始めた。
「い、意味わかんな……あっ、あっ!」
即座に霞はだらしなく口を開けたまま喘ぐだけになってしまう。
提督だって思春期真っ盛りの男の子なのである。生殖能力が最大限に発揮されているお年頃と言う事も出来る。そんな子が性的にオープンな雰囲気に染まった美少女、それも既に肉体関係を持っている美少女を前にして止まる事など出来るはずもない。
思春期真っ盛りなのは別に提督だけではなかった。島風もそうだし、霞も同じである。性というものに興味津々、既に自慰行為など日常的になってしまっていた。そんな女の子が好きな男の子とセックス出来るのだから夢中になっても無理はなかろう。島風が素直なだけで、霞にしたって常日頃から情欲に満ちた目で提督の事を見つめていたのだから、元々そこには性的な願望が存在していたのは自明である。その対象になっている男の子に貫かれる感覚は、とてつもない快感を彼女にもたらした。
「ああっ!! ごりゅごりゅしてるう!!」
早くも蕩けた表情で霞はいつもとは程遠い甘い声を放っている。
「これ、すごい! これ、すごい! あっ、ダメかもおっ!!」
ひたすら悶える霞。更に言うと彼女は自分の力だけではその場所から逃れる事が出来なくなっていた。霞にマウントを取られて胸を弄くり回されていた島風が彼女の上半身を両腕で抱き抱え、抑え込んでいたからだ。もはや霞はお尻だけを上に向けてひたすら提督に犯されるだけである。
「奥、ズンズンしないでえ……ああーっ! 来ちゃうううううっ!!」
霞はついに絶頂に達し、幼い体をその快感に震わせた。そして、提督もまた、
「ああ、霞の中に……あっ!」
と叫んで精液を彼女の膣奥に噴出し始めた。
(ジワってコイツの熱いのがぁ……ああ、やっぱ好きかもぉ……)
ヒイヒイと余裕のない呼吸を繰り返しながら、すっかり快感に浸ったような表情の霞はそんな事を考えた。そして、オーガズムも収束して余韻に浸り始めていたが、しかし、またもや彼女の女性器はかき回され始めた。霞は慌てて振り返るが、やはりその犯人は提督である。
「い、一回出したのに、またあっ!?」
流石の霞も困惑してしまう。
「島風に二回出してるんだし! 霞にも二回出さなきゃいけないし……!!」
何故か一度目以上に激しい提督のピストン運動、元々霞のお尻を斜め上に向けた状態で、そこに提督がその未熟ながらも中々逞しい剛直を叩き込んでいるのであるから、その攻撃力はかなりのものだ。
「ひっ……あんた、激し……!!」
早くも再び蕩け顔になって悶えるだけになってしまう霞。
「好きにしていいって、言ったし……!」
「はううっ!! はっ!! はっ!!」
霞は力強く蜜壺に灼熱の肉棒を叩き込まれ続ける。終わるどころか、再び急上昇のカーブを描く性感にただただ悶えまくった。
(この奥突かれる感覚、いいかもおっ! 島風は、どうなのかなあ!? 私、おねだりしちゃうかもおっ!!)
霞は膣壁を擦られるのみならず、生殖器の奥でも快感を覚え始めたらしい。
(ねえ、島風。コイツ危険よ!! 麻薬なのおっ!! 一度知ったら、抜け出せないのお!!)
自分を抑え込んでいる親友に朦朧とした意識の中、心の中でそう語りかけるが、実際に声として出るのは、
「ひっ……はひっ……!!」
という、快楽に打ちのめされたが故の弱り切った喘ぎ声だけであった。
「んふふ、すっかりへろへろになってる霞も可愛いね」
島風は愛おしそうに霞を抱きしめながら言う。霞の頭を優しげな眼差しで撫でながら言っているあたり、既に霞の言いたい事など分かっているのかもしれない。
「ねえ、また出るよおっ!! 中に、中に出すからなあっ!!」
と、提督が力強く言うと、
「出しなさあいっ!! あんたの精子ぃ!! 全部!! 中にいいいいいいっ!!」
と、霞は残された気力を振り絞って叫んだ。
「……うあっ!!」
提督がそう短く叫んだ途端、霞の膣の奥深くにドプリと、またも濃く熱い粘液が放たれた。それと同時に、その粘液を子宮のより奥深くへ送り込むべく、霞の生殖器は痙攣を開始する。
「ああっ!! あっ! ああああっ!!」
お尻を高く掲げたまま身体を痙攣させ続ける霞。
(ああ、コイツの生で受け止めてる……普通妊娠しちゃう……。ううん、妊娠したいけど、まだ出来ない……)
霞は身体を震わせ、あまりの快感で意識を飛ばしそうになりながらもそんな事を考えていた。今の彼女は島風の勧めに応じてピルを飲むようになっている。だから中出しされても妊娠する事はまずない。現状ではそれだけが不満だが、今はやむを得ない。いつかはコイツの子供を絶対に孕んでやる、蕩けた顔で甘い息を繰り返しながら、霞はそんな事を考えていた。
「ごめん、興奮し過ぎて訳分かんなくなってたかも……」
まず、素っ裸のままの提督が島風と霞に謝った。事後になって、彼も自分が行為の最中に理性を飛ばしてしまっていた事に気が付いたようだ。それで今になって罪悪感に囚われ始めたのだろう。その言葉を聞いた二人もまた裸のままで女の子座りであったが、提督にとっては意外な事に、楽しげに笑い出した。
「ンフフ、ああやってガツガツした感じのもとっても良かったよ」
島風は嬉しそうに言う。
「クスッ、そうね。あんた普段は受け身だし、いつもじゃなくていいからたまにはああいう感じでしなさいよね」
霞もまた悪戯っぽい表情を浮かべ、提督に人差し指を突き立てて楽しそうに言った。
「え、アレってアリなの?」
意外そうな思いで提督は聞くが、すぐさま、
「アリだよっ!!」
「アリねっ!!」
と言う返答が返ってきてしまった。そして、そんな返答をした二人は年齢不相応な極めて艶かしい眼差しでこちらを見つめてきていたため、
「そう、なんだ……」
と言いつつ、この二人に染まりつつあるのか、自分からどんどん迫った方がいいのかも、などと提督は考えてしまった。
その後、服を改めて着直している最中、島風がこう言った。
「明日の天気ってどうなのかな?」
「あ、そうだったわね」
霞が思い出したようにそう応じる。
室内にあるPCのブラウザを立ち上げ、ウェブサイトで天候をチェックしたところ、明日は晴れるようだ。気温も別段高くも無ければ低くも無いといった感じで、過ごしやすそうである。
「よかったあ、せっかく予定組んだのに潰れたら嫌だもんな」
提督はホッとした。明日は三人でデートに出かける予定なのである。
その日、鎮守府から少しばかり離れた、観光ガイドブックにも載るような有名スポットともいえる繁華街を女の子二人、男の子一人の三人組の集団が楽しげに歩いていた。女の子二人はジュニアアイドル顔負けの可憐さでファッションも決まっており、多くの人間の目を引くレベルと言っていいだろう。男の子も女の子二人に比べれば控えめではあるが、充分に釣り合うレベルである。どちらかと言えば女の子達が男の子をドンドン牽引しているようにも見えるが、何せ三人組である。これがデートであるとはとても思わないであろう。
言うまでもなく、この三人組は、島風と霞及び提督である。提督だけなら適当な公園の散策だけでも十分間に合ったのであろうが、島風と霞はそうではなかったようだ。いくつかのアパレルショップに立ち寄り、小物など雑貨を販売する店にも立ち寄ってといった事を繰り返した。ちなみに、今回のデートで最も主導権を発揮したのは島風である。どうやら彼女はこういった店を見て回るのも好きらしく、しかもセンスが良いのか霞や提督が違和感の覚えづらいショップへと優先して連れて行った。したがって、二人ともファッションといったものにそれ程こだわりは無かったものの、特に抵抗もなくショッピングを楽しむ事が出来たようだ。
そしてこの最中、一番喜んでいたのは意外ながらも実は霞であったのかもしれない。ショップでは「似合う」と島風と提督が言った服に対して、「えー、そうかしら?」と言いつつ結局その服を買ってしまったり、島風に案内された小物店では何を買うかで夢中になってしまったりしていた。
一旦キッチンカーで購入した飲食品を摂りながら緑豊かな公園でのんびりと雑談をした後、何故かコンビニエンスストアで更に飲料を購入して三人はそのまま雑談をしつつ街中を歩いていく。すぐ喉が乾くような状況でもなさそうなのに、既に一度飲み物を買って飲んだ後で、再度コンビニで飲み物を買い直すという行動に提督は違和感を覚えたが、この二人が実に楽しそうだったので別に止める気にはならなかった。
そうして歩いている内、先導する霞と島風の二人が、こんな会話を始めた。
「ねえ、あいつって今日もガツガツ来てくれるかしら?」
「どうかなあ? でも、来てくれてもおかしくないと思うんだよねえ。だってこういう場所だしい?」
そうひそひそと会話を交わしながら、霞と島風は提督を見た後、クスクスと笑った。
「ん? 何だよ?」
そんな二人の事を提督は不審そうに眺めていた。
「あれえ? 今私達がどういう所にいるのか分かってないのー?」
ニヤつきながらそう言う島風に続き、
「ボケっとしてないで少しは自分の周り見なさいよ」
霞も微笑を浮かべながらそう言いつつ、片手の人差し指を上に立ててそれをくるりと回した。
そう言われて不思議そうな表情で周囲を見渡した次の瞬間、提督は小さく、「うっ……」という声を上げて顔を引きつらせてしまった。いつの間にか自分達はラブホ街のど真ん中にいたのである。
「やっべ……さっさとこんな所は通過しようぜ?」
提督がそう言って歩き出そうとすると、
「何とぼけてんのよ?」
と言って、霞が片腕に抱き付いてきた。
「もしかしてなんだけど、これってさ……」
「ま、大体はあんたの想像通りだと思うけど?」
どうやら霞と島風がここへ来るように自分の事を意図的に誘導していたらしい。
「せっかく三人で揃って出かけてるんだし、いつもと違う場所でこういうのがあってもいいと思うんだよねえ」
そう言って、霞が抱きついている提督の腕とは反対側の彼の腕を両手で引っ張り始める島風。
「え、マジで? まだ昼だけど?」
慌て気味の提督は言う。
「久しぶりにこうやってのんびり過ごせるのよ? たまーには昼間っからこういうのってやってみたいじゃない、ほらほら」
イタズラっぽい笑いを浮かべ、提督の腕を解放する代わりに、彼の後方に回ってその背中を押し始める霞。
「せっかくコンビニで飲み物買ってきたんだしさあ。ま、中でも買えるとは思うけど」
「水分補給しながら明るい所で三人で汗だくで……凄くエッチだって思わない?」
「エ、エッチだとは思うけどさあ……」
すっかり積極的になってしまった二人に相変わらず振り回されっぱなしの提督。
「誰かに見られたら……」
そんな不安を口にする提督に対し島風が、
「知ってる人なんか誰もいないってば」
と言い、
「そうそう、ウチの鎮守府でこんな所にいる物好きなんて私達以外にいる訳無いじゃない」
と、霞もそう続ける。二人のそんな調子に、
「それも、そうかな……」
と首を傾げる。
「そーなの! もう逃げたらダメなんだから、ね?」
「ほらほら、観念しちゃいなさい!」
熱情をぶつけてくるつもり満々といった感の二人にそう言われつつ、提督はラブホへと連れ込まれてしまったのであった。
ところが、この三人の観測が見事に裏切られたとしたら皮肉であろうか。いや、どんなに小さな可能性でも、それは決してゼロでは無い。その小さな可能性を引き当ててしまっただけなのであって、そんな今日の三人にはたまたま運が無かったという事なのだろう。
三人から少しばかり離れた所で、彼女達の姿を目撃している艦娘がたった一人だけいたのである。それも、所属は目撃した三人と同じ鎮守府だ。その艦娘はたまたまこの界隈に迷い込んでしまっただけのようだが、狭い通りのほぼ真ん中に立ち尽くしたまま、唖然としたような表情で目を大きく見開いたまま硬直していた。
まるでじゃれているかのような三人を見て彼女は、
「……何で? どういう事?」
と、かすれるような声でそう呟いた。