※この作品はR-18です。

FAIRY TAIL~妖精は腐った林檎を拾う~   作:雲珠

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どうもこんにちは。作者の雲珠(うず)です。
主人公のぶっとんだ性格を考えるのが楽しいです。
文章の構成とか気にしないで書けるので。


第四話 腐女子と魔水晶

 

 

精神的に破綻した奴ら+目覚めた奴らをポイポイと海に捨て、私は塔の中心を目指した。

スキルを使って確認したところ、どうやらエルちゃん達は無事にこの塔から脱出したみたいだ。

ジェラールも無事みたいだし、原作にどう変化するのか楽しみだなー!

楽しみすぎて顔のニヤニヤが止まらないね!

 

「さて、問題は……」

 

目的の場所に到着した私は、目の前の物質を興味深く眺める。

その物質とは、魔水晶のことだ。確かラクリマって言ったっけ?

この楽園の塔は全てラクリマで出来ている。

つまりはこの塔自体を壊さない限り、利用する輩はゾロゾロと出てくるわけだ。

 

「スキルで確認したところ、この塔にいる奴は悪党のみ。ウルティアも撤退したみたいだし、派手にやるか!!」

 

手をポキポキと鳴らし、念のオーラと魔力を一点に溜める。

あまりの高密度のエネルギーに耐え切れなくなったのか、足元の地面に亀裂が走った。

そこらじゅうに電気にも似た力が帯電し、チリリと鋭い音を鳴らしている。

 

「くらえ!これが私の全力全開!スターライトブレイカー(物理)!!!!!」

 

拳の一点集中でラクリマへと攻撃する私。

けれど破壊音は聞こえず、感じたのはグニャリとした柔らかい感触。

あまりの光景に、私は思わず二度見した。

 

「は?え、ちょっ!な、なんじゃコレェエエェ!!」

 

見ると、私の手がラクリマに埋もれていた。

いや、埋もれたというより……ハマった?

 

「つか抜けないんですけどー!?ぐぬぬ!!」

 

力の限り手を抜こうとするが、抜けない。

どうなってんのコレ!?

 

スキルを発動して私の現状を確認すると、融合という文字が出た。

えーと、楽園の塔は膨大な魔力の持ち主を融合という形で取り込み、生贄とする…?

………なんじゃそりゃあぁあぁああぁぁ!!!!

 

「こんな訳の分からん物質と融合とかふざけんなぁあぁぁ!!!融合ってつまり、同格同士が同じモノになるわけだろ?こんな物質ごときが私と同格とかあってたまるか!よーし、いいじゃないの。どっちが格上の存在がその身に刻みつけてやらァ!!」

 

私は自分を融合させようとするラクリマの意思を拒絶し、魔力を放出し続ける。

だが放出した魔力は私の意思に関係なくラクリマへと流れる。

ちょっ!なんか体が引っ張られてるんですけどー!!

 

「そんなに融合したいならなァ、この私が逆に取り込んでやんよ!!」

 

拒絶するのを諦め、私はラクリマと繋がっている部分に意識を集中させる。

オイこら、テメェ誰の了解を得て私の魔力を奪ってやがる!

この魔力はなァ、私と可愛い子ちゃんのためだけに存在するんだよ!!

訳の分からない物質ごときにやる魔力なんて……ない!

 

「消えろ三下ァアァアアァ!!!」

 

奪われた魔力を奪い返すかのように、ラクリマの魔力を吸収する。

そして吸収し切ったその瞬間、私の言葉が現実となった。

まぁつまり、本当に楽園の塔自体がパッと消えた。

私は重力に従って、下に落ち………る訳にはいかねェ!

いくら下が海でもこの高さから落ちたら軽く死ねるわ!!

風の魔法を使い、なんとか空中に留まる。

 

「あー、ビックリした。いきなり建物が消えて海にドボンとか信じられないわ。テンプレ方式で落下は珍しくないけど、それとこれとは別問題だよ。つか塔にいた奴等全員落ちまくって溺れてるしwwざまぁww」

 

溺れている奴等を肴に、指を指して爆笑。

あははははは!!ふは、ゲホッ!ゲホッ!……あはははは!!ひー!息が苦しい!

 

「ふぅ、笑った笑った……ん?」

 

目尻に浮かんだ涙をぬぐうと、手の甲に何か文字が書かれていた。

それも、私がラクリマを突っ込んだ方の手だけに。

 

“আর যা প্রভু”

 

正直言ってなんて書いてあるのか分からない。

悶々と考えている内に文字は段々と薄れ、最後には完全に消えた。

特に痛みもなかったが、私は何となく文字があった場所をさすった。

 

「さて、こんな感傷に浸っている暇は無い!時間は有限って言うし、次はどうしよっかなー?」

 

グレイの過去は終わってるし、エルちゃんの過去は改変済み、ナツはスキルを使っても詳しい場所は不明。

流石は主人公。見えざる神の手の仕業だね!これじゃナツがフェアリーテイルに来るまで関われないか…。

チッ、イグニールとも会いたかったのに。

リサーナもナツが来るまで保留でしょ?あとは……。

 

「うん。今の所無いな」

 

後は原作に入りつつ、ちょこちょこ手を出すくらいかな?

流石に原作の全てを改変する訳にはいかないからね。

それじゃ誰も成長しないし。

 

「とりま、一足先にフェアリーテイルに行こうかな?」

 

エルちゃんがフェアリーテイルに来るかどうかは微妙だけど、ロブおじいちゃんが居ることだし、多分来るでしょ。

あ、でもその前にまだ魔法が使えないか…。

まぁ、そこはエルちゃんの才能に期待しよう。将来はS級魔導師だしね!

 

ハッ!いや待てよ?ジェラールと一緒という事は、このまま二人で幸せな家庭を築くなんてことになるのでは!?

子供だからと安心はできん…!

出来る事なら、二人一緒にフェアリーテイルに入ってくれることが理想だが…。

 

「ま、その辺は悩んでてもしょうがないか。時の流れに身を任せるということで!」

 

私はその場でクルリと一回転し、パッと姿を消した。

 

 

 

 




所詮はストレスの吐き場所さ!
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