TS憑依して美少女になったので、エッチな日常を満喫する。 作:宇治金時正宗
エロ小説は初めてのため、温かい目で見てくだされば幸いです。個人的に満足のいくものを書けていると思っています。
第1話 生まれ変わるなら女の子になりたい
俺は、その日地元の商店街を用もなく歩いていた。田舎であるため、シャッターの閉まった店が多い。いわゆるシャッター街で人通りはまばらだ。
はぁ、憂鬱だ。
高校2年生である僕は、偏差値は極普通の共学校に通っている。高校始まってすぐの友達作りで失敗し、ここ1年半友達のいないままズルズルときてしまった。いや、友達は1人はいるのかな? そいつは、黒い眼鏡をかけ太った、「〜でござるな」と喋るオタクだ。でも、そいつともたまに話す程度。教室の隅が僕らの定位置だ。
毎日、同じような味気ない日々の繰り返し。朝起きて学校へ行って授業を受けて家へ帰ってシコって寝るだけ。勉強も楽しくないし、運動も楽しくもない。学校へただ毎日行くだけの、時間通りに動くロボットのような生活。大人になったら無生産のロボットから、社会を動かすための小さな一歯車へと変わるだけだろう。
中学のときは少ないながらに友達もいた。高校生になったら、自然と彼女ができてイチャラブして、セックスできるようになると思っていた。だけど現実は残酷だ。今は彼女どころか、友達すらまともにいない。
ふと、前を見る。
──作業服のようなものを着た男が僕へ向かって猛スピードで突っ込んでくる。
避けようと思ったが、考え事をしていたために気づくのが遅すぎた。
グサッ
目の前が広い大空へと切り替わる。ああ、俺は刺されたのか。こんな田舎にも通り魔っているんだな……。
自分の死が迫ってきているのに、頭は何故か冷静なままだった。
腹から溢れた温かい血が腕や手にかかるのが感じられる。
女に生まれたらどんなに人生楽だっただろうか。男ならそう考えたことが一度や二度あるのではないのだろうか。
例えば、ゲーム内において。オンラインゲームで女がボイスチャットをつけていたならば、男はホイホイとやってチヤホヤさせる。一方、男がボイスチャットをしていた所で誰もやってこない。
他にも現実世界においても。電車内で女性が「痴漢です!」とか叫んだとする。そう叫ばれた男に無罪を証明する手段はほぼない。それをいいことに、痴漢してもない男が、女に金を毟りとられる事件もおきている。つまり、男に生まれたからには満員電車内では、痴漢を疑われないためにバンザイポーズをするのが宿命なのだ。
生まれ変わるなら女の子になりたい。それも容姿の整った女の子に。そしてイージーな人生を送りたい。
その考えて俺の意識は暗転した。
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「いたっっっ!!」
リビングに1人の少女の声が響く。少女は唐突な激しい頭痛に頭を手で抑える。
「ううぅぅぅぅ……頭痛いよぉ……」
朝食を食べるのをやめて立ち上がり、よたよたと階段を登って自室へと向かう。
「今日は仕方ないから学校は休むかな……欠席の連絡はあとでしよ……」
激しい頭痛のため、学校へ電話1本入れることさえ億劫に思った彼女は、そのままベットへ倒れ込んだ。
そして寝ること数時間──
「知らない天井だ」
朦朧とした意識が段々に覚醒してくる。周りを見回すと、僕の知らない部屋だった。それも女の子らしい部屋。
「 僕は、たしか通り魔に刺されたんじゃ──」
その瞬間、「俺」の頭に「私」の情報流れ込んでくる──
「うっっ」
頭痛に頭を抑える。しかし、
ん? 今日二度目? そうだ僕は──
「ははっ、そうか、僕は女になったのか。僕の願い、叶っちまったみたいだな、ははははは」
謎の達成感を感じ、思わず笑ってしまう。男が突然こんな風に笑っていたらキモイかもしれない。だが、女の子なら許される。
「イージーな人生、謳歌しようじゃないか」
少女は、端正な顔を歪ませ、ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。