TS憑依して美少女になったので、エッチな日常を満喫する。 作:宇治金時正宗
中間考査が終わったあと、平野君に梓沙ちゃんが告白された。しかし、まだろくに会話もしてないんだからまずは友達になろ? という梓沙ちゃんの提案で友達から関係を始めることにした。
『自己実現理論』という理論がある。
これは、20世紀にアメリカの心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階に階層的に理論化したものである。
彼は、5段階の基本的欲求を高次のものから順に、自己実現の欲求、承認の欲求、社会的欲求、安全の欲求、生理的欲求と各階層を定め提唱した。
性欲は、このうち最も低次である生理的欲求に含まれる。食欲などと共に人間の最も根底にある欲求なのだ。
意識はしていなくても異性の身体、陰部への快感を求めてしまっても不思議なことではない。
たとえ吉祥院梓沙のような完璧な美少女でも。
臆するな、少年・少女たちよ。
◇
平野君に遊びに誘われた僕は、これで2度目となる彼の家に足を踏み入れた。
「おじゃましまーす」
「う、うん。上がって上がって」
平野君の言う通りに、靴を脱いで玄関から上がる。リビングへの扉は開いていて電気はついておらず、前回同様
「平野君、ごめん! 菓子折り持ってくるの忘れちゃった!」
「あー、いいよ、気にしないで。その……吉祥院さんが来てくれるだけで嬉しいから……」
手ぶらで来ちゃったのは申し訳ないけれど、嬉しいこと言ってくれるなあ。今回はお言葉に甘えておこう。
「さ、部屋に入って!」
「で、何して遊ぶの?」
「あ……、ごめん、特に考えてなかった……。僕、誰かと遊んだことなんてほぼないから……」
そ、そっか、ははははは。もしかして僕に会えるのが楽しみで何も考えてなかったのかな? やっぱり平野くんは前世の僕に似ている気がする。 僕も誰かと遊んだ経験はあまりないけれど、今日は2人で楽しめるように僕がリードしていこう。
「平野君、私が何するか決めるね! 今日はいっぱい楽しもう!」
そう言って平野君の方へ僕は笑みを向ける。僕も前世では平野君と似たような境遇だったからただ友達の家に来ているという事実だけで最高にワクワクしていた。
それから僕達はトランプをしたり、一緒にスーパーに行って買い物をしてきた。その時に買った材料でお昼ご飯にオムライスを、おやつ時にはホットケーキを作って食べた。元男だった僕だけど、オムライスとホットケーキは好きだったから作り方、知ってたんだよね。
おやつを食べ終えて片付けをしている時に事件は起きた。
「吉祥院さん、ホットケーキ美味しかったね〜」
普段学校では仏頂面の平野君も、今はホットケーキのおかげで頬を緩ませてニコニコしながら、ソファーに座る僕の方へと向かってくる。
自画自賛だが、今日のホットケーキは美味しかったもんね。普通にホットケーキミックスを使うだけじゃなくてバナナも入れてみた。砂糖のようなストレートな甘さではない、バナナのほんわかした優しい甘みがとても良かった。昔に食べた時よりも更に美味しく感じられたのは味覚が女性のものになったからかもしれない。
「あっ」
そんな悲鳴をあげたのは2人のどちらが先だったのだろうか。平野君が倒れてくる、と思った瞬間には、彼の顔が目の先にあった。半ば本能的に首を捻り、急所である顔を衝突から守る。
考え事をしていたために彼がコケたことに気づくのが遅れてしまったのだ。
ドサッ
腰の辺りや腹部を中心に鈍い痛みが走り、景色が転がる。天井のライトの眩しいライトの明かりが目に飛び込んで来るが、再び直ぐに、視界は黒く塗りつぶされる。
お尻や足から感じるソファーの感触から、自分が転倒した平野君に押し倒される形でソファーに転がされ、現在進行形で彼に覆いかぶさられているのだと理解した。
すぐに平野君がどいてくれると思い、数秒その体勢のまま待ったが彼が動く気配はない。
目を開けてみる。そこには、僕を見つめる双眸があった。
「吉祥院さん……」
意味もなく僕に呼びかける言葉が彼の口からこぼれ落ちる。僕達はそのまま数秒程見つめ合う。平野君の頬は、ライトとの位置関係で僕の方から見ると影になっているにも関わらず、紅潮しているのが見て取れた。
「あっ」
太腿に何やら熱いモノがあたっていることに気づく。それだけでなく、僕達の身体は、今密着している。ショートパンツから伸びる僕の太腿にめり込むソレは、強くその存在をこれでもかと主張していた。
ソレ──が何であるかなど、元男だった僕にはすぐにわかった。そして、起立したペニスが意味することも。
「平野君……」
「ねえ、この前みたいにエッチなことしよ……?」
平野君は、お菓子ねだる子供のように真っ直ぐな目で僕を見つめてくる。この前のエッチで僕の身体に喜んでくれて、そして今僕に対して欲情してくれていると思うと、なんだか嬉しい。
今世での自分が十分魅力的な身体付きをしていることは自覚している。平野君の気持ちは十分に理解できた。
次第に僕まで下腹部が疼き出し、気づけば平野君と密着したまま内股を擦り合わせていた。僕達は、『友達』であって、エッチをする関係じゃない。そんなことはわかっているけれど、この間のクンニを身体が思い出してしまったのか子宮がじんじんする。
曇りのない瞳で見つめられた僕は、自分の気持ちが昂っていたこともあり、彼の誘いを断わることが出来なかった。
僕は声を出さずに小さく頷く。
僕の無言の肯定を受け止め、許可を得られたと確信した平野君は、ぱあっと顔を輝かせる。欲しいものが買ってもらえると知った子供のようだった。
平野君は体勢を整えるため、一旦僕から離れる。途端、彼が退いたことで僕の目にいっぱいの光が飛び込んでくる。これからされるであろうことに期待して身体はぶるりと震える。
ソファーに並んで腰掛ける。オムライスを食べた時よりも僕達の距離は、ぐっと近くになっていた。
「お、おっぱい触っていいかな?」
「うん……」
(ああ、緊張する……。柊斗にもおっぱい見せてないんだよね)
Tシャツの下にそろりそろりと手を差し入れてくる。あ、これだと服伸びちゃうかも。
「ま、待って。それだと服伸びちゃう。服脱ぐから……」
一思いにトップスとして着ていた黒のTシャツを脱ぎとる。もうおまんこは前に見せているんだから、と思えば恥ずかしいと思う気持ちはいくらか和らいだ。
Tシャツを脱いだことで素肌とつけていたブラジャーが顕になる。
ゴクリと唾を飲み込む音が平野君の喉から聞こえてくる。彼の方を見れば、彼が履いているスポーツブランドのジャージの股間部分には大きくテントが張られていた。
「ブラジャー外してくれる?」
自分でブラを外すのは、自分から平野君を誘っているようで恥ずかしくて嫌だった。男の家に上がってクンニまでしてもらっておいて身勝手かもしれないが、自分が淫乱だと示すようなことは極力したくない、それが僕の心情だ。
平野君はコクリと頷くと、僕の背中へと手を回し、慣れない手つきでぷちんとブラジャーを外す。留め具を外された僕のブラジャーは、はらりと落ちた。
胸を覆っていたコットンの布がどかされると、それまで押し込まれていた柔乳が弾けるように揺れ、ぽよんと飛び出す。
(おっぱい変じゃないよね……? 自分以外のおっぱいを見たことないから比較対象がないんだよね……)
友達の面前で自分のおっぱいが晒されている、という事実に改めて羞恥を覚える。形とか乳首の色とかが変じゃないか、つい不安になってしまう。
しかし、そんな彼女の苦悩をよそに、平野君の視線は僕の白い胸元に注がれていた。
平野君の右手が伸びてきて包むようにして左の乳が触られる。僕のDカップのおっぱいの上を彼の手が這いずり、五指がおっぱいに沈み込む。
僕のきめ細やかな肌を平野君の少々ゴツゴツした男の人の手が撫で回し、揉みしだく。平野君の手つきは、ゆっくりと優しくて、僕に配慮して優しくしてくれているのが伝わってきた。
実際どれぐらいの間触っていたのかわからない。彼の優しくてゆっくり、だが執拗な手つきは確実に僕の性感を高めていった。
「んっ♡ 平野くんっ、きもちいよっ♡」
僕の胸を揉む手はいつの間にか片手だけでなく両手になっている。彼の手に寄せ上げられ、たわわに実った白い果実が窮屈そうに歪む。平野君の手から与えられる断続的な刺激に僕の中の女の部分が悦び、その証として双丘の頂にあるピンク色の2つの乳頭は勃起して大きくなっている。ぷくりと大きく膨れ上がり、おっぱいの持ち主である僕から見てもいやらしかった。
「おっぱいしゃぶってもいい?」
その魅力的な提案を受け入れたらどうなるかと思えば断ることなど僕には出来ない。更なる快楽を期待して既に僕の身体は発情しきっていた。
僕の沈黙を肯定と受け止めた平野君は、膨らんだ乳首を口に含む。
(あはっ♡ やば、結構きもちいかも……)
未だ男を知らない僕のつぼみは平野君にしゃぶりつかれ、ぷりぷりと彼の口の中で踊る。口の中で転がしたかと思えば、今度は吸い付かれる。
「ちゅぶっ、ちゅぶぶうぅぅぅっ!」
「んんっ♡ もう、おっぱい吸いすぎ……別に逃げないのに……んくぅっ」
こんなにおっぱい触られるのが気持ちいいなんて知らなかった。今度から日々のオナニーにも取り入れてもいいかもしれない。
たかがおっぱいを揉まれているだけで下の方は触られていないのに、頭は気持ちよさでぽわぽわしてくる。こんなことでこんなに感じてしまっている僕のことを平野君はどう思っているだろうか? 淫乱だと思われてなければいいけど……。
淫乱だと思われたくない、そんな気持ちとは裏腹に甘い喘ぎ声が出てしまう。
「や、やあっ♡ 私、淫乱、じゃないのにっ! なんで、こんなに気持ちいの♡」
──快楽のボルテージが最高潮に達しようかとした時、不意にちゅぽん、と唇が離される。
「え、なんで……」
あとちょっとでイけたのに、そう口から出てしまいそうになるのを留める。曲がりなりにも美少女である僕のプライドが、それを口に出すのを拒んだのだ。
「吉祥院さん、もう少しでイきそうだった? 途中で止めちゃってごめんね」
全く悪びれる様子もなく平野君は僕に向かって謝罪の言葉を投げかける。そんな彼を見て、僕は今、彼に焦らされているのだと自覚する。
「さ、おっぱい揉ませて貰ったし、エッチは終わりにしよーっと」
そう言って彼は床に落ちた僕のブラジャーを拾い上げる。
(ひ、酷い……)
確かに平野君はエッチをしよう、としか言ってないし、どこまでするエッチをするだなんて決めてない。だけど、ここまでやっておいてイかせてくれだなんて鬼畜の仕業だ。こんなの、あんまりだよ……。
「ふあぁっ!」
そんな僕の悲観的な考えも長くは続かなかった。するりとショートパンツの中に平野君の手が入ってきたのだ。不意打ちであったため、大きな声が出てしまう。
やっとイかせて貰える、そう思ったが、彼の手が動く気配はなかった。なんでそこで止まるの、早くおまんこをぐちゃぐちゃに弄って欲しい。そんな考えが頭の中をグルグルと巡り、思考を支配する。もう、ただイきたいことしか僕の頭の中にはなかった。
「イきたいんだよね? イきたいなら自分でお願いしてみてよ」
「イかせて下さい、お願いしますっ」
気づけば即答していた。さっきまで淫乱だと思われたくないと思っていたが、そんな理性なんて目の前にぶら下がる快楽の欲求の前には無力だった。
平野君が指を動かした刹那、彼の指先から与えられる陰毛越しの僅かな刺激で、この日幾度となく迎えることなるうちの最初の絶頂を迎え、僕はショートパンツを履いたままショーツの中で盛大に潮を噴いた。