※この作品はR-18です。

TS憑依して美少女になったので、エッチな日常を満喫する。   作:宇治金時正宗

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【閑話】吉祥院さんとの初挿入 ◎

 吉祥院さんが帰ると、家には僕1人になる。壁に掛かった時計の秒針が、チクチクと刻む音だけがリビングに響く。

 

 吉祥院さんが帰ってからそう時間は経っていないが、時計の音を耳を澄ませるようにして聞いていると、今自分が1人でいることをより強く認識させられ、先程までいた彼女のことが恋しく感じられる。

 

「吉祥院さん……」

 

 応答は無く、僕の呟きは静寂な空気に吸い込まれていく。当然だ。彼女は帰ったのだから。

 

 まだ少し昂っている気持ちを落ち着かせるようにして軽く息を吐き、ソファーに腰を下ろす。吉祥院さんが帰ってから腰を落ち着かせるのはこれが初めてだった。

 

「吉祥院さん可愛いかったなあ……」

 

 気づけば僕は、先程まで吉祥院さんが先程まで座っていた辺りに手を伸ばし、彼女がそこにいたことを確かめるようにしてソファーを摩(さす)っていた。

 

 確かに彼女の温もりをまだ残っていたが、それきりだ。自分のたった今していた行為が中年の変態オヤジの行動のように思え、手を引っ込める。

 まったく、性欲に塗(まみ)れた思考をしてしまう自分に嫌気がさす。

 

 一体、僕はどうしてしまったのだろうか。好きなものなど勉強くらいしかなかったのに。

 

 一体、彼女はどうして僕とあんなことをしてくれたのだろうか。可愛い吉祥院さんには、僕なんか釣り合わないだろうに。

 

 今日、僕は吉祥院さんとセックスをして童貞を卒業した。彼女とは3回シた。そして最高の快楽を身をもって経験することができた。

 だが、彼女が帰った今、思うところはある。あの時の僕は完全に己の性欲に飲み込まれていた。3回目のセックスなんか、半ば僕が一方的に彼女のことを求めるようなものだった。具体的には、四つん這いになった吉祥院さんにバックから挿入し、彼女のお尻に自分の腰を打ちつけた。

 

 ──吉祥院さんに嫌われちゃってないかな

 

 吉祥院さんの身体を散々好きにしたくせに、彼女の気持ちを思いやるどころか、自分への評価を考えてしまう。

 

 そんな身勝手な自分に反吐が出そうになる。

 

 今日はもう大好きな勉強には手がつかなそうだった。

 

 既に屹立した男性器へ自然に手は伸びていた。

 目に焼き付けた彼女の裸体を、鼓膜に刻み込んだ彼女の喘ぎ声を脳内で再生する──

 

 

 ──────

 

 

「吉祥院さん……。僕と……セ、セックス、してくれませんか?」

 

 吉祥院さんを指でイかせた後、僕は彼女にセックスをしたいと申し出た。自分でも声が上擦っているのがわかる。流れとはいえ、ここまでやらせてくれたなら最後までいけるのでは? という考えの元だ。吉祥院さんもエッチな気分になっていただろうからこのまま流れで押し切りたかった。

 

「せっ!? せっくすぅ……」

 

 大きく目を見開き、僕の発言に驚いた様子を見せた。吉祥院さんの顔には驚愕の色は表れていたが、不快には思っていないようだった。ここで、イける、と僕は確信した。

 

「セックスだなんて……。私、やったことないし……」

 

「大丈夫。僕も初めてだから……。お互い初めて同士、頑張ろ……?」

 

 やったことないし……とは言うが拒否しないあたり、吉祥院さんもエッチなことに興味があるようだった。彼女は普段から自慰行為をしているんだからそうなのだろう。吉祥院さんみたいな美少女とのセックスへの期待して僕の愚息はパンパンに膨れ上がっていた。

 

「避妊はちゃんとしてくれるの?」

 

「もちろん」

 

 その言葉待ってましたとばかりに僕はズボンのポッケからコンドームの箱を取り出す。

 何故僕みたいな童貞がコンドームという無縁なものを持っていたか。それは、僕の両親に原因があった。

 

 ────

 

 先日、僕の家で勉強会をした日のこと。吉祥院さんが帰った後、夕方には両親が帰宅した。

 

「進、ただいまー。あら、なにかいつもと違う匂いがするわね」

 

「え、あ、うん」

 

 リビングに入るや否や母さんが部屋の匂いを嗅ぎ始めた。やばい、リセッシュを使ってないから精液臭いかもと思ったが、その心配は杞憂に終わる。

 

「何かのお花みたいな香りね。そいういえば進、今日はお友達を家に呼んでいたのよね?」

 

「うん、そうだけど……」

 

「その子ってもしかして女の子なの!? とうとう進にも彼女ができたのかしら! 」

 

 そう言って母さんは興奮して父さんと騒ぎ出す。僕が母さんの質問に、来たのは女友達だと真面目に答えてしまったことが拍車をかけてしまった。

 その後、女友達であって彼女じゃないと僕は言い張ったのだが、何が起きるかわからないから、と言われてニヤニヤした両親にコンドームを渡された。まさかここにきて役に立つとは思わなかった。あとでお父さんとお母さんにスイーツでも買ってあげようかな。

 

 

 おっと、思考が逸れてしまった。

 

 

 

「ほら、コンドームちゃんとあるよ。だから……どうかな?」

 

「わかった。ふふ……そんなに私とシたいんだね。平野君は優しいから……特別だからね?」

 

 吉祥院さんは僕に向かって微笑みかけてくる。ああ、最高に可愛いよ! 

 

「吉祥院さんっ! コンドームつけるからねっ!」

 

 コンドームの箱を開け個包装を開封すると、ヌルヌルとしたコンドームが顔を覗かせた。僕は、指で輪っかを作ってそれを四苦八苦しながらペニスに装着する。0,01ミリということで丁寧に扱わないと破れてしまいそうなほど薄かった。

 

 着け終わって吉祥院さんの方を見ると、既にソファーに寝っ転がっていた。彼女は、口許を緩ませて僕のことを見ている。コンドームをつける練習をしておけばよかった、そう思った。

 

 ソファーに乗って吉祥院さんと向かい合った僕は、恥ずかしさを誤魔化すかのようにして僕は声を少し張り上げる。

 

「じゃ、じゃあ本当に入れるからね」

 

 ペニスを吉祥院さんの膣口に宛てる。体位は対面座位。お互い向かい合っているので、吉祥院さんの愛液に濡れて光る陰毛、赤く充血して勃起した陰核がよく見えた。

 

「いきなり入れちゃダメだよ? 私がいいって言うまでは少しずつだからね?」

 

「うん……まかせて」

 

 言われた通りにゆっくりとペニスを挿入していく。

 

「ううっ」

 

 吉祥院さんは痛みに顔を顰めていた。膣オナニーをしたことのなかった彼女には、1回解(ほぐ)したくらいでは足りなかったのかもしれない。

 僕が動く度に小さく呻いている吉祥院さんが可哀想だが、僕にしてあげられることは、なるべくゆっくりと入れていくよう注意することと、痛がる彼女を励ますことくらい。僕のために痛みを必死に耐えてくれている吉祥院さんが愛おし過ぎる。

 

「頑張って、吉祥院さん」

 

 窮屈な膣を少しずつ広げるようにしてペニスを押し進めていくと、鮮やかな血が吉祥院さんの白い腿を伝っていく。彼女の 処女を貰ったことを僕は改めて実感した。

 

「頑張ったね、えらいえらい」

 

 時間をかけて奥までペニスが到達して、僕達は身体の深いところで繋がり合う。

 気づけば僕は、吉祥院さんの頭へ手を伸ばして撫でていた。

 

 しばらくそのままでいると、吉祥院さんに声をかけられる。

 

「痛み引いてきたから、動いていいよ。優しくね……?」

 

「うん……」

 

 吉祥院さんの許可が出たため、ゆっくりと腰を前後する。動かし始めは吉祥院さんは痛そうに顔を歪めていたけれど、だんだんと快楽のために紅潮させていく様子が向かい合っている僕から見て取れた。

 

「やばい、吉祥院さんの中気持ちよすぎる……温かくてヌルヌルしてて、最高……」

 

「ッッッ♡、だ、だめっ、動かないでっ、敏感になってるから! 頭おかしくなっちゃう♡」

 

「こ、こんなの、やめるなんて無理だよ」

 

 口先では「やめて」と言いながら、本当は悦んでいることを僕は知っている。気持ちよさに逆らえないのは何も吉祥院さんだけじゃない。僕は、動かして初めて間もないのに既に達してしまいそうになっていた。

 

 少しでも長い時間セックスできるように必死に射精を我慢して夢中になって腰を振る。僕が奥まで突く度に吉祥院さんが一際大きく喘ぎ声を出すのが可愛くてエロかった。

 

 ──たった10分程前まで童貞だった僕には性的な刺激が強すぎた。

 

「吉祥院さんっ! 僕、射精でそう!」

 

「私も……♡ ンァァァァ! イッグゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」 」

 

 僕は呆気なく射精してしまう。

 

 僕が子種を吐き出すのと同時に、吉祥院さんの膣が強く締まる。僕は、とっさに子宮の奥にペニスを押しつける。これが、少しでも子孫を残そうとする雄の本能なのかもしれない。

 

 こうして僕は童貞を卒業し、吉祥院さんは処女を喪失した。

 

 

「す、すごかったね……」

 

「うん……」

 

 吉祥院さんが僕に話しかけてきたが、この時は興奮と達成感のあまり、まともな返事を返すことができなかった。

 学年一、いや、もう日本一と言ってもいいほどの美少女、吉祥院さんの処女を僕が頂いたと思うと興奮で脳が焼き切れそうだった。

 今僕が装着しているコンドーム内には僕の精子がたっぷりと溜まっているのだろう。たった0,01ミリというあってないような薄さのコンドームがなければ吉祥院さんが妊娠していたかもしれない、という事実にぞっとするが、それと同時に僕の子供を妊娠した彼女を想像して興奮してしまう。

 

 それからしばらく僕達は2人してセックスの余韻に浸っていた。

 

「それじゃ、抜くよ」

 

「……うん」

 

 ズリズリと後ろに下がるようにしてペニスを吉祥院さんの中から引き抜く。僕のペニスに装着されたコンドームの中には僕の精液が入っていて、表面には吉祥院さんが処女だった証の赤い血がついていた。

 

「えへへ、吉祥院さんの初めて、僕が貰っちゃった。喘いでるの可愛いかったよ」

 

「やめてぇ……恥ずかしいよぉ」

 

 吉祥院さんはそう言って僕の太腿をぺちぺちと叩く。顔を赤らめて照れている彼女のことが愛おしくて堪らない。

 

「あ、またおっきくなってる」

 

 そう言われて自分のブツを見てみれば、さっき出したばっかりだというのにもう復活していた。普段のオナニーのときは30分はインターバルが必要なのに。

 

「えっと……もう1回する?」

 

 僕にそう尋ねた吉祥院さんは、小首をかしげながら髪を耳にかける。顔だけでなく、何気ないその仕草までもがいちいち可愛くて、そして色気があった。

 

 彼女の願ったり叶ったりな提案を僕は受け入れ、2回戦目が始まる。

 

「1回目は、私が痛がってて好きに動けなかったでしょ……? 2回目だからもうたぶん痛くないと思う。今度は好きように動いていいよ」

 

 少し背伸びした吉祥院さんの積極的な姿勢に呼応して僕のペニスは痛いほどにまで勃起してしまう。普段の清楚な彼女とのギャップがイイ。

 

 しっかりとコンドームをつけた僕は、角度を調節してペニスを膣の中に入れる。

 

 ──にゅるり。

 

 1回目のときと違って呆気ないほど簡単にペニスの根元まで吉祥院さんの中に収まってしまう。

 

「きゃっ」

 

 コツンと僕の亀頭が子宮の奥に到達した感触がすると、吉祥院さんが小さく悲鳴をあげた。

 

 ペニスは、温かくて柔らかい膣壁に包まれている。天にも昇る心地がした。

 

 1回目では腰を降り出してすぐにイってしまいそうだったのだが、今回は違う。多少の余裕があるため、吉祥院さんの反応を見ながら確実に彼女の性感を高めていけるよう腰を振る。

 吉祥院さんにたくさん気持ちよくなって欲しい、そんな想いだった。

 

「吉祥院さんっ! 僕のちんこ、気持ちいいっ?」

「うんっ♡ ああっ! 気持ちよすぎて、頭おかしくなっちゃいそう♡」

 

 吉祥院さんは、僕の首に腕を伸ばし、しがみつくようにして自分からも腰を振っている。向かい合った彼女の端正な顔を見て、僕はあることに気づいた。

 

 ──僕達、まだキスをしていない。

 

 吉祥院さんの唇を奪いたい。そんな衝動に駆られる。

 恋人でもないのにキスをするのはおかしいかもしれない。男を知らない彼女は、おそらくキスはまだしたことが無いだろう。

 

「キスするよ?」

 

 僕の発言に対して吉祥院さんは目を見開いて驚いた素振りを見せるものの、数瞬後、薄ピンクの柔らかそうな唇を少し尖らせる。

 吉祥院さんから許可が出た、そう判断した僕は彼女の唇に自分の唇を重ね合わせた。

 

 反応を確かめながら少しずつ自分の舌を吉祥院さんの口腔に舌を滑り込ませる。小さい頃にお母さんにされたキスとは全然違う大人のキス──ディープキスを僕は堪能する。

 ぬるぬるとして温かくて気持ちいい。今まさに膣の中にあるペニスから伝わる感触と同じような感覚だった。

 

「ちゅっ、ちゅぱっ……んっ、ちゅっ……」

 

 もちろん腰を振るのも忘れない。僕達は上も下も2人で繋がり、お互い腰を打ち付け合う。

 

「んんっ♡ んっ♡」

 

 僕とキスをしているので吉祥院さんは声は喋ることはできないため、彼女のくぐもった喘ぎ声が僕達の口の中で響く。

 そしてだんだんとその声は高くなる。

 

「んっ──! んっ! んっ! ん゛ん゛ん゛──!」

 

 吉祥院さんの絶頂が近いことを僕は感覚的に感じ取る。かくいう僕も今にも射精(で)そうだった。

 

 僕は、舌を絡ませるキスをしたまま吉祥院さんのことをぎゅっと抱き寄せ、ペニスを子宮の奥に押し付ける。

 2回目だというのにまるで放尿しているかと思うくらいの大量の精液が吉祥院さんの中に吐き出されていくのがわかった。僕の射精に合わせてキュッと膣が締め上げられる。吉祥院さんにそんな気はないんだろうが、まるで最後の一滴まで搾り取ろうとするかのような動きだ。

 

 僕が射精するのと少し遅れて吉祥院さんの肩がぷるぷると震える。

 

 彼女も絶頂したようだった。

 

 長い射精が終わり、ぷはぁと唇を離すと、唾液の糸が銀糸のように光った。

 

 僕達はそのまま見つめ合う。激しく目交(まぐわ)いあったからか、吉祥院さんの額には汗の玉が浮かんでいた。 僕の顔を見て恥ずかしそうに微笑んでいる彼女を見て、改めて自分が幸せ者だと自覚する。今この瞬間世界で1番幸せなのは僕だと断言できる。

 

 吉祥院さんみたいな人が何故僕にこんなに優しくしてくれるかはわからない。

 それでもはっきりと言えるのは、僕は吉祥院さんのことが好き。容姿も性格も全部好き。ずっと前から僕は彼女に惹かれているのだ。

 

「吉祥院さん、僕……」

 

「ん? なあに?」

 

「……なんでもないよ」

 

 ──やっぱり吉祥院さんのことが好きです。

 

 続きなんて言えなかった。僕はこの前振られたばっかり。

 今改めて告白したところで成功の見込みはないだろう。それに僕の身勝手な行動でこの場の甘くて濃密な雰囲気を壊すようなことはしたくなかった。

 

 僕は静かに吉祥院さんのことを抱きしめる。吉祥院さんも僕の背中に手を回して僕を抱きしめ、背中を優しく撫でてくれる。お互い汗まみれでいい匂いとは言えないが、熱をもった肌が気持ちよく、汗だって吉祥院さんのものだと思うとずっと嗅いでいたかった。

 

 たっぷり5分は抱擁し合っただろうか。スっと吉祥院さんが抱擁を解く。

 

「お片付けしよっか」

 

 はにかんだように微笑む吉祥院さんに対して僕は小さく頷く。吉祥院さんが腰を浮かせると、すっかりふにゃふにゃになったペニスがポロンと彼女の膣から抜け出てくる。

 

「ふふっ、小さくなるとけっこう可愛いね」

 

 精子でパンパンになったコンドームを被ったペニスを一瞥して吉祥院さんが言う。

 確かに彼女に勃起していないペニスを見られるのはこれが初めてかもしれない。吉祥院さんがエロ過ぎるからすぐに起ってしまうのはしょうがないよね。

 

「私がコンドーム外すね」

 

 興味深そうに僕のペニスを幾度か指先でつついた後、吉祥院さんはゴムの縁に手をかけた。

 

「うわぁ、私の汁でヌルヌルだ……」

 

 そう小さく呟いた吉祥院さんに萎んで小さくなったペニスから精液入りのコンドームが外される。

 吉祥院さんは、外したコンドームの口を縛った後、僕のペニス同様に指でつつく。純粋だけどエッチに興味のある女の子の仕草を見て僕の胸は温まった。微笑ましい、そんな感情が湧く。

 やっぱり吉祥院さんは可愛い過ぎるよ。

 

 吉祥院さんは全裸、僕は下半身露出、という格好の僕達。見回せば、服は辺りに散乱していた。

 

 お互いの性器の回りをティッシュで拭き取ったあと、吉祥院さんは落ちていた服を拾い集めて身につけ始めたので僕もそれに倣った。

 

 ──こうして僕達のエッチな休日は終わるはず、だった。

 

 

 吉祥院さんは僕に背を向けて髪を束ねてロングポニーテールにしている。

 ショーツパンツから伸びた絹のようなきめの細かいの白い脚。程よく実った胸の果実と小さめでぷるんとした可愛いお尻。可愛い顔をしているのにあまり手入れされていないようなふわふわな陰毛。そしてキュッと締め付けてくる極上の膣。

 その全てを知っている男はこの世界で僕だけなのだと思うと気分がいい。

 

 でも……。美人な吉祥院さんはいつかは僕よりもカッコイイ人と付き合って結婚してしまう。しょうがないけれどそれが事実だ。

 

 ──それまでに少しでも僕のペニスの記憶を吉祥院さんの膣に刻み込みたい

 

 そんな悪い感情がムクムクと腹の底から沸き起こる。吉祥院さんと交わる最後のチャンスとなるかもしれないこの機会をもっと堪能したい。そんな心(?)の叫びがペニスから聞こえてきた気がした。

 僕は、せっかく履いたばかりのジーパンを下ろして、既に3つ目となるコンドームを慣れた手つきで装着する。

 

「吉祥院さん!!」

 

「な、なに!?」

 

 僕の方を吉祥院さんが振り向くのと同時に、背後から彼女が履いていた白のショートパンツを膝まで一思いにずり下ろす。

 

 戸惑う吉祥院さんの腰を掴むと、僕はお構いなしにペニスを膣穴に押し込んだ。

 さっきまでエッチをしていたおかげで吉祥院さんの中はヌルヌルだったようでヌルりと根元まで治まってしまう。

 

「ちょ、やめてよ! コンドームはつけてるの!?」

 

 吉祥院さんは僕の手首を掴んで制止の声をあげる。いきなりのことで僕がコンドームをちゃんと着けているか確認していなかったために不安だったのだろう。

 

 後から振り返れば本当に酷いことをしたものだと思う。

 

「ちゃんと着けてるよ」

 

「わ、わかったよ。しょうがないなあ、最後の1回ね」

 

 

 それから僕は吉祥院さんを後ろから突くセックスをした。いわゆる立ちバックだ。角度的にどうやら気持ちいいところに当たるようで、吉祥院さんが先程よりも感じてくれている気がした。

 我ながらゲスい思考だが、こういうセックスをしていると、吉祥院さんを僕のモノにできたような気がして最高に気分が良かった。

 

 吉祥院さんを絶頂させ、自分も達した僕は、今度こそエッチを終わらせて片付けをした。

 僕が後ろから犯したというのに嫌そうな顔一つせず、笑顔で僕に手を振ってバイバイして帰って行った吉祥院さんは、本当に優し過ぎる。いつか悪い男に捕まらないか不安な程に。

 

 

 

 お母さんとお父さんは感がいいから僕がセックスしたことはたぶんバレるだろう。そもそもコンドームの箱が開封してある時点でヤバい。ああ、バレた時恥ずかしいなあ……。

 でもそれ以上に吉祥院さんの処女とファーストキスを貰えたことが嬉しい。今日は僕にとっての記念日だ。

 

 

 

 脳内再生をして自慰行為を終えた僕が見たものは、自分の陰毛とお腹に飛び散った精液だった。

 

 

 

 

 ああ、掃除しなくちゃだ。

 




(梓沙ちゃんのファーストキスは高梨が貰っているよ!)

↓【1月9日追記】クリスマスSS書きました。この小説の番外編です。
https://syosetu.org/novel/247216/
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