TS憑依して美少女になったので、エッチな日常を満喫する。 作:宇治金時正宗
──コンコン
僕の部屋のドアが軽くノックされる。誰だろうか。妹の
もうベッドに入っていて動きたくなかった僕は訪問者が入ってくるのを待つ。
するりとドアが開けられ、入ってきたのは、陽葵ではなく柊斗だった。
「あずねえ、起きてた……?」
布団に潜ってスマホを見ていた僕は首をもたげる。柊斗と目が合った。
「柊斗、こんな夜にどうしたの? 私、もう寝ようと思ってたんだけど」
手元のスマホで時間を確認してみると、もう11時半を示していた。
「あずねえ、この前の話なんだけどさ」
「な、なんのことかな」
僕はサッと目をそらす。平野くんの名前を呼びながらのオナニーがバレてからのこの1週間、柊斗とは顔を合わせづらかった。
下手なことを言ってしまえば、今世に来てから仲良くしてきた可愛い弟との関係が崩れてしまいそうで、それが怖くてびくびくしていたこの1週間。そのツケが今回ってきた。
「まずはそこに座ったら?」
ベッド脇で立ちすくんでいた柊斗に僕が潜っているベッドの空いている所に腰掛けるよう促す。勉強机の椅子もあるけれど、そこに座らせるのはなんか違う気がした。
姉のベッドというプライベートな領域に座ることに戸惑りながらも柊斗は僕の脇にちょこんと座った。
「あずねえ、明日をデートの日にしよう」
「それってこの前の──」
「うん、そう。あずねえが知らない男とエッチした分の約束」
柊斗はそう言って僕の目をじっと見つめた。単刀直入に切り出してした話題は、デートの約束について。先週約束した分だ。
わざわざデートの理由までこのタイミングで言ってくるあたり、まだ嫉妬をしているようだった。
「あずねえ、明日土曜日だから空いてるよね? もしかしてまた──」
「ううん、会う約束はしてないよ。明日は一日空いてるよ」
「ならよかった」
それから僕達は明日の予定について話し合った。どこに行くか、何をするかとか。修学旅行の回るところを決めているようで楽しい。
いつのまにか、償いとしてのデートだということを忘れてしまっていた。しかし、柊斗の発言で現実に引き戻される。
「僕はね、あずねえ、あずねえは清楚だと思ってたんだよ。それに……知らない男と、そういうことするの、やっぱりよくないよ。だから今回のデートには罰ゲームを科します」
「ば、罰ゲーム?」
そうだよ、と柊斗は頷く。罰ゲームと言い出したくせに照れているようだった。
「えっと、それってどんなこと……?」
「下着をつけないでデートに来て欲しい」
「えぇ……」
こいつ、可愛い顔してとんでもないことを言う。下着を付けずに出かけるなんて痴女じゃないか!
ピュアだと思っていた我が弟はどうしてしまったんだ? もしかして、僕のせい?
「それって、ブラジャーもってこと?」
「そのつもりだけど、ダメかなぁ」
ブラジャーを着けずに出かけるということがどういうことか柊斗はわかっているのだろうか。
僕も女の子になってすぐの時は、ブラジャーが窮屈に感じて着けるのをやめてみたことがあったけれど直ぐにやめた。だって、僕のDカップおっぱいだと乳首の位置がTシャツの上からわかっちゃうから。さすがにヤバいと思って着けるようになった経緯がある。
「あのね、ブラジャーつけないと、女の子は大変なんだよ……?」
少しの間後ろを向いててね、と言って僕は布団からモゾモゾと出る。今夜僕が着ているのはネグリジェではなく、Tシャツとジャージの半パン。布団から出た後はパジャマとして使っているTシャツを脱いでからブラジャーを外す。それからまた着ていた服を身に着けた。
自分の胸を見下ろしてみれば、やっぱり小ぶりなさくらんぼが浮き出ていた。
「柊斗、こっち見ていいよ。ほら──」
「うわっ!」
「ちょっ、静かにしてよっ」
柊斗は僕のほうを見るやいなや大きな声を出す。おかげで僕までビックリしてしまう。
夜遅くにこんな大きな声を出したら陽葵が起きちゃうんじゃ──
──ガチャ
向かいの部屋のドアノブが回される音がする。
(陽葵が来るっ! 布団に潜って!)
(う、うん)
柊斗をベッドに押し倒し、布団を被せてから僕も布団にも潜り込む。
柊斗を頭まで隠して自分の頭だけ出したところでドアが開かれた。
「お姉ちゃん、起きてた?」
ドアを少し開けてその隙間から顔を覗かせたのは、予想通りに、眠たげに目をこすっている妹の陽葵だった。
僕は、平静を装って返事する。
「うん」
「お姉ちゃん夜遅くにごめんね。今、お兄ちゃんの声がこの部屋から聞こえたような気がしたの」
「え……うん」
僕の装いが少し乱れるのと同時に、ギュッと後ろから軽く抱きつかれる。しっかりして、と柊斗が言っているように感じられた。
「あはは、陽葵、寝ぼけてるんじゃない? 」
「うーん、そうならいいや。ありがとね、お姉ちゃん」
陽菜はそれ以上何か追求せずに自室へと戻って行った。ふぅ、危なかった……。
ここで僕は、あることに気づいてしまう。
「ねえ、柊斗……私のお尻になんか当たってるんだけど」
「うん……」
──今夜寝るのは遅くなりそうだ。
◇
陽葵が出て行った後に僕と柊斗は布団の中で向き合った。柊斗に背を向けてると勃起したペニスがお尻にあたって僕まで変な気持ちになっちゃうから。僕が向きを変えたときに柊斗は残念そうな顔をしていたけれど無視してやった。
もうしばらくして陽菜が寝たくらいに柊斗を部屋に返そうか、なんて考えていると柊斗がひそひそ声で話しかけてきた。
「あずねえ、平野ってやつとはどんなことしたの?」
「ど、どういうことって……」
突然の質問に僕は戸惑う。
だって、質問はあまりにも抽象的で、それでいて、エッチの内容を教えてくれることを明確に期待したものだから。
「そんなの、言えないよ」
柊斗の僕を問いただすような視線に耐えられず、僕は視線を落とす。
柊斗の小さく飛び出た喉仏がきゅっと引っ込んだ。
実の弟にどんなエッチなことをしたかなんて恥ずかしくて言えたもんじゃない。それに、相手が平野くんだから情事に至ったわけだから、僕がビッチな女だなんて思われたくなかった。
「じゃあわかった。これだけ答えて。最後までした?」
「……うん」
僕が渋々柊斗の問いに答えると柊斗は、ぷうと頬を膨らませた。
「うぅ、まあ、薄々感じてはいたけどね。ちょっとショック」
「なに、嫉妬してるの? 可愛いやつめ」
頬っぺたを膨らませていた柊斗が可愛くて、思わず頬をツンとつついてしまう。こんな可愛い柊斗のことだから、柊斗のクラスメイトの女子は、柊斗のことを放っておかないんじゃないのかな?
「別にいいもん。明日はあずねえにノーパン、ノーブラでデートしてもらうし」
拗ねてしまった柊斗は、僕にパンツとブラジャーを着けさせないでデートする気満々だった。さっきTシャツの上からさくらんぼを見せたのに。
「柊斗、さっき私がブラジャーつけないと大変だって言ったでしょ。 聞いてなかったの?」
僕は布団をめくって服の上からおっぱいを見せる。つんと突き出た乳首はやっぱりいやらしく存在を主張していた。
「そんなの上から何か羽織ればいいじゃん」
「まあ、たしかに……」
たしかにそれはそうだけど。
「あずねえ、さっきから僕のこと誘ってるでしょ」
「え……?」
胸に疑問が込み上げてくる。
僕は柊斗を誘惑してなんかいない。僕はただ、柊斗に女の子のことについてもってわかって欲しかっただけなのに。
◇
「弟にこんなエロいおっぱい見せつけて恥ずかしくないの? 」
「そんなのっ、恥ずかしくないわけ──」
突然、Tシャツの裾から入ってきた手にぎゅうと胸を鷲掴みにされる。
柊斗はニヤリと笑って舌なめずりをした。
「痛いよっ」
僕が非難をすると執拗に僕の乳頭をくりくりと弄り始める。
柊斗の言う、僕が誘惑してるなんてのは、全く筋が通った話ではないし、柊斗が僕にしている愛撫だって許可なしの身勝手なものだ。だけど僕はそれを止めることができない、いや、止めたくないのだ。
だって、柊斗みたいな可愛い子に性的に虐められるのが夢だったから。
柊斗が男だったとしてもそれでいい。女の子みたいな顔して性欲旺盛、それで十分だ。
──男の娘に弄り倒された僕の乳首は、完全に勃起してしまっていた。
柊斗がそれに気付かないはずもなく、
「あずねえの乳首立ってきてるじゃん。あずねえ、僕に興奮してくれてるんだね」
「これは生理現象だからぁ……♡」
「うそつけ」
普段よりも乱雑な言葉遣いで僕を責めたてる。その節々から、柊斗の内に抱え込んだSっ気の気質を感じ取れた。
柊斗の執拗な愛撫を受けているうちにTシャツは捲り上がり、僕の胸は完全に露出していた。
薄ピンク色だった乳輪は、次第に紅く染まっていく。
それに合わせ、ゆっくりとそして着実に僕の中の快楽のボルテージは上がっていった。
──来るべき時は唐突に。
「あずねえ、僕の指でイけっ!」
「イギィィィ……!!」
突如、背筋に電撃が流されたかのような錯覚に襲われる。数瞬遅れて、捏ねくり回されておっきした乳首を柊斗につねられたのだと理解する。
──僕は、乳首だけでイかされた。
女の子と付き合ったこともない弟にイかされた。悔しいけれど、気持ちよくて、感無量だった。
「あずねえ、イっちゃった?」
「ふん」
イった認めることはしない。生意気な態度をとる柊斗の言うことを認めるのは癪に障るから。
お風呂から出てそんなに時間が経ってないにもかかわらず、汗で身体がベトベトして気持ち悪い。
僕はお腹から上にかかった羽毛布団を折り返す。火照った体を冷やすためにはそれが一番だ。
イったことによる被害はそれだけではない。直接確認したわけではないけれど、股間にダイレクトに伝わる生暖かい感触からパンツの中の状態は予想がついた。控えめに言って大洪水、といったところだ。女の子になってからこの体はどうも感度が良すぎる。
横目で柊斗のことを見てみれば、顔にニヤついた笑みを貼り付けていた。
「……はあ。柊斗のばか」
今の柊斗を見ていたらお姉ちゃんらしく振る舞う気が失せ、身体から力が抜ける。イっている顔を見られたんだから威厳も何もない。横を向いているのが億劫になり、僕はへなりとうつ伏せになった。
「あずねえ、陽葵が起きちゃうって、さっき心配してたくせに自分は大きな声出してたね」
「私は……悪くない」
僕が大きな声を出したのは柊斗のせい。柊斗がいきなりエッチなことをしてきたのが悪い。
「あずねえ、これで終わりだと思った?」
「はにゃ?」
するりとパンツの中へ柊斗の手が滑り込んでくる。ぐっしょりと濡れぼそった陰毛を掻き分けて柊斗の中指は僕の秘所にあっという間に到達してしまう。
僕のパンツの中はさっきイったばかりでぬるぬるしている。まずい、と思っだけれど遅かった。
「あずねえ、しっかり濡れてんじゃん」
やっぱり、お股がびしょびしょなことはばっちりとバレてしまう。
自分がおマンコから愛液を垂らしてパンツを濡らしていることを股に手を入れて確認されて実の弟に指摘されるのは相当精神的にクるものがある。先週オナニーを見せたのよりも恥ずかしい。
僕の姉としての威厳は地に落ちた。
「生理現象なの!」
咄嗟に僕は言い訳をする。言い訳として成立していないことは理解している。言い訳をしている僕さえ、ただの生理現象でこんなに濡れるわけがないってわかっているから。それでも恥ずかしさのあまり、黙ってはいられなかった。
──第二ラウンドが幕を開ける。
「あずねえ、素直になればいいのにね」
柊斗は僕を責めることも問い質すこともしない。ただ僕の濡れて束になった陰毛をクルクルと
しばらく僕の陰毛を堪能した指先は、やがて股間の隆起した突起物へと伸びる。
そして、散々に僕の胸を弄ったくせに、優しくそこ──クリちゃんへ触れた。
「ふあぁ……」
自分の口から男だった時には考えつかなかったくらいの甘い声が漏れ出る。
柊斗がクリちゃんを撫でているのだ。じっくり、ねっとりと。本当に女性器を触るのか初めてなのか疑うほどに焦らして快感を高めるのが上手い。
ここからもっと気持ちよく気持ちよくなれる、そう思うと性感がより一層と高まった。
「あずねえ、前回の生理はいつ終わった?」
柊斗が突然変なことを聞いてくる。
「ちょっ……、普通お姉ちゃんにそんな事聞かないでしょ。もうエッチな柊斗のことは諦めたから言うけど、昨日だよ。それが何?」
「……ぜんびだな」
「ん? なーに? 何て言いかけて──」
クチッ
「ひぎぃぃ……!!」
クリちゃんを摘まれ、暴力的な快楽が一点に与えられて声が裏返る。焦らされた後の一突きは、まさに点睛の一突きだった。
おかげでみっともない声を出してイってしまう。
「柊斗、いきなりは、やめっ──んっ♡」
最後まで言い切ることはさせて貰えない。僕は柊斗にベッドの上で覆い被さられ、唇は塞がれる。傍から見ればレイプに見えるかもしれない。
僕の口の中に柊斗の舌が滑り込んでくる。お姉ちゃんなのに、弟のいいように性的に蹂躙されている。
──グチュグチュ
僕のおマンコが響かせる水音は、リズムを刻む。吸収するものが何も無いそのリズムは、狭い閉じきった部屋に良く響いた。
僕に被さった柊斗は、僕がイった後も休むことなしに僕のおマンコに中指を出し入れする。柊斗の男の子にしてはあまり大きくない指は、付け根まですっぽりと僕の穴に入ってしまっていた。
「ひゅうとっ……! やばいって、おかひくなっちゃう……♡」
コイツ、僕がイったのをわかっていながらもやってる。そう確信するも僕には柊斗を止めることができない。年下の弟とはいえ、性欲の暴走した柊斗は、少女である僕の力では跳ね除けられない力を持っている。
せめてもの抵抗で僕は膣をぎゅうぎゅうと締め付けるが、そんなのはなんの気休めにもならなかった。
「やばっ……♡」
にっちゃにっちゃ、と柊斗の指が出入りする度にいやらしい音が奏でられる。日々のオナニーで開発された僕のおマンコは、柊斗の指で十分過ぎる程の快感を得ていた。
連続で中イキさせられ続けた結果、頭の中は真っ白になる。
夢現の境があやふやになり、全身の感覚が無くなり、浮遊感に襲われる。
──生理がいつ終わったのかを僕に聞いてきたのは何だったんだろう。
その疑問を解決できないまま、僕の意識は暗転した。
◇
気がついたら朝になっていた。
柊斗はいつの間にか僕の布団から居なくなっており、僕の体には布団がかけられている。
さすがにびちょびちょになったパンツやシーツはそのままだったが、万が一陽葵が部屋に入ってきた時のために一応の対応はしてくれたようだった。
「……柊斗のくせに」
昨夜は僕をイかせまくってたくせに気が利く。柊斗は、エッチなことを僕に求めてくるようになったが、お姉ちゃん思いの優しい子だ。
片付けをするか、と僕は自分に言い聞かせるように独り言つ。
下着を取っかえ、シーツを交換する頃には、昨夜抱いた疑問はすっかり忘れてしまっていた。
今日は柊斗とのデート当日。今日が、「梓沙ちゃん」が歩むはずだった