TS憑依して美少女になったので、エッチな日常を満喫する。 作:宇治金時正宗
「あずねえ、さくっと3分だけでいいから……」
「髪の毛とかしてるからもう少し待ってー」
自室の鏡を見て、僕は髪に櫛を通しながら柊斗に返答した。鏡越しに映った彼は、僕の部屋のドアを小さく開けてこちらを覗きこんでいる。
あのカラオケボックスでの出来事から2週間も経つ。あの日交わした『約束』を僕達は忠実に履行しているけれど、そわそわした彼の様子からは、まだ彼が慣れていないことが伺えた。
スカートの皺を伸ばして振り返る。
「入って来ていいよー」
「お、お邪魔します」
おずおずと入室して来た柊斗はしっかりと制服に着替えていた。
「陽葵はもう家を出た?」
「ううん。まだ自分の部屋にいるみたい」
「そっか。じゃあ静かにしないとね」
どうやら陽菜はまだ向かいの部屋にいるみたい。陽菜は自転車で学校に行っているから出かける時間は不規則なのだ。
「じゃあそこに座って」
ベッドをぽんと叩いて腰を下ろすよう促す。僕も暇じゃない。
「あまり時間ないから早くして」
「うん、わかってる」
情緒もなく、僕は柊斗のベルトをガチャガチャと外し、パンツとまとめてスラックスをずり下ろす。途中で怒張したペニスがパンツに引っかかって、べちんと下腹部に当たった。
「何度見てもデカイね」
「えへへ」
満更でもなさそうな顔をする柊斗を、彼の足の間から見上げる。僕の目の前にある柊斗のペニスは、血管が浮き出ており、目測16センチで相変わらず凶悪な見た目をしている。
「……はむっ」
まずは亀頭のみを咥える。見た目通りの、つるりとした舌触りで僕の口を迎えた。
口をもごもごと動かして唾を分泌させ、それを亀頭にかける。
「はうぅ……あったかいね……」
唾液でぬるぬるになって気持ちよくなったからか、柊斗が声を漏らした。
フェラの本場はこれからだ。カリ首に溜まった垢をこそぎ落とすように舌を這わせる。射精に導くにはここを刺激するのがいい。
ここ最近で何度も舌で感じた苦くてしょぱいような味。はっきり言って美味しくはない。けれど、柊斗のものだからか嫌悪感はない。
──じゅるるるっ、じゅるっ
「あずねえっ、気持ちいいよ」
僕の頭を股間に押さえつけるようにして、軽く頭をぽんぽんと撫でられる。口内でペニスが時折ビクビクと暴れるようになってきたので、次のフェーズへと移行する。
次のフェーズは、射精へと導く段階だ。十分に性感が高まったペニスを、頬を緩め、頭を上下させて口全体で奉仕する。
オナホのなりきることが重要。自分は柊斗の性処理のための道具だと割り切る。
──じゅぼっ、じゅぽっ
潤滑液として垂らした唾液が零れてベッドを濡らさないよう、唾液を啜りあげる。
次第に柊斗の息遣いが荒くなっていく。
「はあっ、ふうっ」
ちらりと上目遣いで柊斗を見ると、もう蕩けた顔をしていた。あと二十回ほど擦りあげてやれば出るかな。
「あずねえ……出る、出すよっ」
呆気なく柊斗は射精する宣言をした。
僕は、顔を引き、口をすぼめて精液を受け止める準備をする。
柊斗のペニスが震える。射精へと導いたのだ。
震える度に精液が、僕の喉奥に叩き付けられる。
ドロドロっとした精液は、重力に従ってすぼめた唇の方まで落ちて、僕の小さな口腔の半分ほどを埋めた。
精液を零さないように頬の筋肉を絞めてゆっくりとペニスから唇を離す。
そして、舌から脳に伝わる味覚の信号を遮断しつつ、口の中に溜まった柊斗の精液を、新たに分泌した唾液とともに少しずつ嚥下する。
全て飲み干すと、スーパーの鮮魚コーナーの空気のような生臭い臭いが鼻から抜けた。
「ん……ひゃくさんれたね」
一連の流れを終えた僕は、舌で口の中を掃除しながら柊斗にひと声掛けた。
ここまでが僕が柊斗にしてあげる仕事。これ以上でもこれ以下でもない。
僕と柊斗が結んだ『契約』は、「柊斗が僕を襲わない代わりに、柊斗が望んだ時に手か口を使って僕が柊斗の性処理をしてあげる」というものだ。
僕にメリットが少ないように感じられるかもしれないが、襲われないという確約が得られたことが大事なのだ。
たしかに柊斗は女の子のように可愛い。けれど、身体付きは僕よりも立派で、腕力もある。柊斗が本気を出せば、この前の一件のように非力な僕じゃ敵わない。女の子の本能的なものなのか、無理やり犯されたあの時は、恐怖を感じたし、思いやりのないセックスの寂しさを知った。
大体は、朝出かける前と就寝前、そしてたまに学校から帰ってきてからも抜いてあげている。ちゃんと性欲を発散できているのか、今のところ柊斗が暴走する様子は見られない。
「そろそろ出かけないと電車に間に合わないから」
そう言って柊斗の脚の間にから立ち上がる。
最初のうちは、僕も変態なもので、可愛い柊斗のペニスを咥えて抜いてあげることに興奮していたけれど、今では僕の身体が多少反応する程度。僕も成長したな。
射精したペニスをティッシュで拭う柊斗を部屋に残して、スクールバッグを手にした僕は階段を降り、玄関に向かう。
玄関の鏡には、頬を薄く赤らめた、セミロングの黒髪の美少女が映っている。誰も、こんな娘が弟の性処理をしてあげているだなんて考えないだろう。
周囲に誰もいないことを確認してから、スカートの裾から手を入れて、パンツについた粘つく愛液を軽く拭う。そして、臭いエチケットのために、ミント味のガムを口に放り込む。ここまでが毎朝のルーティーン。
鏡に向かって笑顔を作る。
──よし、今日も僕は最高に可愛い。
僕は、家の外と足を踏み出す。ムンとした蒸し暑い空気が僕を包み込んだ。
◇
授業も6限まで終わり、掃除を終えて心愛ちゃんと二人で学校の門を出た。
「ここ1ヶ月で梓沙ちゃんと平野くん、仲良くなったよね〜」
「あはは、そう、かな……」
心愛ちゃんの何気ない一言に心臓がドキンと跳ねる。
僕と心愛ちゃんは、これから二人で平野くんの家にお邪魔することになっている。理由は勉強をするため。至って健全な理由だ。だから何も疚しいことはない。
だがしかし、改めて最近の僕と平野くんの仲を口にされると、僕達の関係がバレたんじゃないかとドキリとしてしまう。
クラスメイト達に高嶺の花だと思われてるせいで友達が心愛ちゃんしかいない僕が、ここ1ヶ月半で冴えない平野くんとの距離を縮めたのだから、たしかに不自然かもしれないけど。
「平野くんは掃除当番じゃなかったからもう帰ってるんでしょ?」
「うん。先に帰って片付けしてるって」
「なんか、梓沙ちゃん、同棲中の彼女みたいだね」
「か、かのじょ!?」
どうしてこうも僕を動揺させようとする!?
「ちょっ、冗談だってば〜、そんなに動揺しなくてもいいのにぃ。梓沙ちゃん、彼氏作らなそうだもん。冗談だよ」
動揺してる梓沙ちゃん可愛い〜と、頬っぺたをふにぃと伸ばされた。僕からしたら、ふへへ、とだらしない顔をして心愛ちゃんも十分可愛いんだけどな。
かまをかけたつもりではない様子の心愛ちゃんを見てとりあえず僕は安堵した。
週に1回程、僕と平野くんは放課後などに会って勉強をし、セックスをしている。もちろんコンドームは毎回つける。
恋人になったわけではないし、セフレのつもりでもない。けれど、僕が平野くんの肩に寄りかかったり、ソファに寝っ転がったりすると、どちらからともなく流れで行為を始めてしまう、という感じだ。
変に気負うこともなく彼の前だと自然体で居られるのがいいのかもしれない。
ちなみに、お互いお小遣いの範疇でやりくりするため、コンドームは交代で買っている。
平野くんの家は学校から近く、数分も歩けば到着した。
「平野くーん」
インターホンを鳴らすと、ドアの前で待っていたんじゃないかというくらいすぐに平野くんが出てきた。
「あ、吉祥院さんと
「平野くんさっきぶり。緊張してるの?」
緊張している様子の平野くんに僕が意地悪く問いかければ、
「ふたりみたいな美少女が家に来るなんてね……ははは」
なんて言いやがる。ちゃんと僕のことを可愛いって思ってくれているようで何より。
「美少女……って、梓沙ちゃんの方が私より何倍も可愛いのに!」
心愛ちゃんは照れながら僕の後ろに隠れた。こういうところが彼女の魅力。本物の女の子じゃないとこんな可愛いムーブはできないだろうからね。
◇◇◇
「七海さん寝ちゃったね」
寝てしまった心愛ちゃんを見て平野くんが僕に声をかけてくる。彼女は勉強することに慣れていないので、この2時間の勉強会で疲れてしまったのだろう。
ベッドの方をちらりと見た平野くんの様子から、僕は彼の言いたいことを察する。
「心愛ちゃんがいるけど……したい?」
「まあ……そうだね。七海さんいるし、どうしよっか」
いい方法を思いついた僕はそれを提案することにした。
「まだやってみたことないけど……騎乗位でやらない?」
「き、騎乗位……」
僕が提案したのは騎乗位でのセックス。リビングには平野くんの母が帰ってきているため、前のようにリビングのソファではできない。
平野くんが目を見開いている。この顔は少し乗り気な顔だ。
「男の子なら分かるでしょ? 平野くんはチャックからちんちんを出すだけでいいし、私はパンツをずらしてスカート履いたままで跨がれば……万が一心愛ちゃんが起きても、サッと誤魔化せるかも、しれないし……」
なんだか自分で言っておいて恥ずかしくなってきたな。こんなにも必死になって心愛ちゃんにバレないようにセックスする方法を模索するなんて、まるで僕が エッチな
実際にはエッチな女なわけだが、柊斗とは違って、まだ平野くんの前では普通の子でいたかった。
「ね、ねえ、どうなのよ」
「う、うん。やってみよっか」
僕に流される形で平野くんは騎乗位セックスを決断した。
ベッドにあったタオルケットを心愛ちゃんにかけてあげる 。エアコンの風で風邪をひかないようにとの思いもあるけれど、起きた時に僕達の行為がすぐにバレないようにするためでもある。
「じゃあそこに寝っ転がって……出して」
「こ、こうかな」
僕の指示通りに平野くんはベッドに寝転んでペニスを制服のズボンから取り出す。
心愛ちゃんがいるための緊張からか、いつも僕の中を抉ってくる雄々しいペニスは、ふにゃりとした可愛いサイズをしていた。
「あっ……じゃあ立たせてあげるね。もし心愛ちゃんが起きちゃったら、私の上に布団かけて」
平野くんのペニスを根元まで咥える。
唾液を貯めたお口のプールでクチュクチュとやってやればすぐに大きくなり、僕の口には収まらなくなった。
これでコンドームがつけられる。15秒くらいしかかからなかった。
そう言えば転生してからちっちゃい時のペニスを可愛いと思うようになった。ふにふにしてて触り心地がいいし、フェラがしやすい。大きくなっちゃうと口が疲れるからね。
ティッシュで平野くんの陰毛についた唾液を拭う。
「……吉祥院さん、また一段とフェラ上手くなったね」
「そ、そうかな……あはは」
柊斗に毎日やってあげているせいだ。弟に毎日フェラしてあげているなんて絶対に言えない。そんな関係は世間一般ではおかしいはずだから。
愛想笑いをして、スカートのポケットから個包装されたコンドームを取り出す。今日のコンドーム係は僕。
薄さは0,04ミリ。世の中には0,01ミリのものもあるが、がっついているような気がして恥ずかしく自分じゃ用意はできない。
僕が買うのは、女の子らしく可愛いパッケージのものだ。
「じゃあ跨るよ」
平野くんの勃起したペニスにコンドームを装着した僕は彼の上に跨り、スカートの下でペニスを自分の陰部に押しあてて、亀頭までを迎え入れる。
結合部は見えない。傍から見たらただ腰の上に跨ってるだけに見えるだろう。だけど、僕達はこれから繋がる。ただじゃれているように見えるのに性行為をこれからする、というギャップに興奮してしまう。
「あっ……」
ゆっくりと腰を下ろしていけば、トンと子宮の奥がノックを受ける。
「平野くん、私、重くない?」
「全然。もっと食べた方がいいくらいだと思うけど」
平野くんが無理をしてないか確認した僕は彼の太腿に手を置き、少し反り返って腰を上下させ始める。
クリトリスの、下腹部のお肉を挟んで反対の場所──Gスポットを平野くんのペニスが刺激した。
あ、これはヤバい。気持ち良すぎる。
新しい扉を開けてしまった瞬間だった。Gスポットを直接抉られることのなんと気持ちいいことか。僕の細く小さな指ではこんな真似はできない。
夢中になって僕は腰を振る。
「んっ……、あっ、気持ちいい……♡」
「吉祥院さん、声は抑え目にね?」
「はぁい♡」
いつものように僕が喘ぐと思ったのか、平野くんが注意してくる。
ひどいなあ。僕だって心愛ちゃんがいることはわかってるのに。普通に喘いじゃってたのは認めるけど。
でも多少は勘弁して欲しい。好きなとこに当たるだもん。こんな気持ちいいのに声を我慢しなきゃなんて辛い。
0,01ミリだったらもっと気持ちよかったのかな。
その後も僕の腰振りは続き、僕は3回イった。けれど、平野くんが射精に到ることはなかった。
満足してもらえてないと思った僕は疑問を口にする。
「ねえ、平野くんはあんまり気持ちよくないの?」
「いや、気持ちいいよ。だけど……もっと刺激が欲しいかな? 」
「うぅ……私ばっかりでごめん」
「謝らなくていいよ。騎乗位は初めてだし。僕も動いていい?」
気持ちいいと言ってくれたけれど平野くんには物足りなかったようだった。動いてもいいかと聞いてくる彼に、僕は平野くんからも動くよう逆にお願いした。オナニーと違って二人とも気持ちよくなるのが大事だもんね。
「じゃあ動くからね」
平野くんは僕の手を取って僕のことを引き寄せる。直後、子宮の最奥を彼の
「あひっ……! すごぉ♡」
思わず声が出てしまう。僕の意志に反して腰ががくりと震え、頭がチカチカした。
快楽に流されて自分の身体が何処かに行ってしまいそうで。彼に身体を繋ぎ止めていたくて──気づけば恋人繋ぎをしていた。
平野くんは僕の下敷きになりながらも、僕のことを力強く突き続ける。
スカートに隠れて見えないけれど、僕達の結合部は僕の愛液でぐちゃぐちゃになっているに違いない。スカートが汚れてしまってないか一瞬気になったが、今が気持ちいいからいっか、と考えるのを止めた。
「吉祥院さんの
「えへっ……ありがと♡」
平野くんが僕の身体を褒めてくれる。そのことが素直に嬉しい。
僕は彼に身を任せ、心の安らぎに浸る。僕達の間の物理的な繋がりが、僕にいっぱいの幸せを与えてくれる。
「僕、もうすぐ出そうっ!」
「んっ……私もイくから、 出してぇ♡」
平野くんのペニスが僕の
◇◇◇
「吉祥院さん、僕、こんなに恵まれてていいのかな」
行為を終え、僕がそのまま平野くんにぺたりと張り付くと、彼はそんなことを言った。
たしかに僕みたいな美少女とエッチができるなんて幸せなことだと思う。実際に前世の僕だったら嫉妬していたはず。
でも、性行為だってお互いの了承のもとだし、平野くんは変に粋がることもなく、勤勉で優しい。僕とのエッチがご褒美になっていてもいいとも思った。
「いいんじゃない? いつも勉強頑張ってるし」
うーんそうじゃないんだよね、と平野くんは小さく呟いて首を傾げた。
「ほら……僕達って付き合ってるわけじゃないし。ねえ、僕と吉祥院さんって、どんな関係なのかな?」
「友達だよ」
僕は断言する。
「なんか……付き合ってもないのに、こういうことをしちゃっていいのかな」
何を今更。
「……別にいいんじゃない」
「今更だけど、なんか申し訳ないなって。いつか吉祥院さんも彼氏作るだろうし」
「いいの。細かいことは気にしなくて。お互い気持ちよくなってるんだからさ」
僕がそう言うと、平野くんは納得してないだろうが閉口した。
将来の彼氏なんて言うけれど、僕に普通の恋愛ができるとは思えない。イケメンは嫌いだ。
だが、平野くんにこの会話を打ち切るつもりはまだなかったらしい。
「やっぱりスッキリしないや。僕なんてイケメンでもないし、何の取り柄もない。なのに吉祥院さんとエッチできるなんて普通じゃないよね」
「そんなこと……」
「僕と吉祥院さんて、セフレ……? ほら、僕のモノ、大きいって言ってくれてたし」
「え……?」
なんでそんな結論に至るんだよ。
たしかに平野くんとのセックスは週に一度の楽しみだが、仮にこういう間柄じゃなかったとしても、友達として一緒に勉強してたと、思う。たぶん。平野くん優しいし。
「うー、なんかやだな。私が体目当てで平野くんと会ってるみたいじゃん」
「う、ごめん」
「ううん。そういうふうに思われたくなかっただけだから」
気がつくと、僕は平野くんの頬に唇を乗せていた。
それは、驚く程に自然な動作で──自分でもなんでそんなことをしたのかはわからない。
エッチの時以外で平野くんとキスするのは、これが初めてだった。
早く来週にならないかな。エッチな
この僕達の関係も、柊斗とのフェラと同様、新しい日常のカタチだ。
第2章 TSした僕は弟と交わる [完]