※この作品はR-18です。

TS憑依して美少女になったので、エッチな日常を満喫する。   作:宇治金時正宗

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第6話 登校と痴漢 △

 お風呂に入ってすっきりした僕は、ネグリジェを着て脱衣所を出る。今日は外出してないものの、たくさん汗をかいたので、すっきりして心地よく感じられた。この家のお風呂が大きいから余計にそう感じるのかもしれない。

 

 お風呂から出た後は、しばらくベッドの上でゴロゴロして時間を潰していると、ドアが開き、柊斗が顔を覗かせる。まだ目を合わせてこないことからすると、まだ照れているらしかった。

 

「あずねえ、ごはんの準備できたよー」

 

 夕食の時間になったようなので柊斗と一緒にリビングへと向かう。1階に降りる時に柊斗から聞いたのだが、今日は両親は共に帰りが遅くなるらしい。だから3人で夕食を食べることになる。ちなみにメニューは、陽葵が作ってくれた野菜炒めとスーパーのお惣菜と白米。中学2年で料理できるって女子力高過ぎん? 僕、料理はからっきしだよ。

 

「うわっ」

 

 食卓の椅子には、天使がいた。

 僕に勝るとも劣らない美少女。床につかない足をぶらぶらと揺らしながら、くりくりとした目で僕を見つめてくる。

 

「どうしたの、お姉ちゃん。私の顔になんかついてる?」

 

「いや……なんにもついてないけど……陽葵は可愛いなって」

 

「ふふっ、ありがとう」

 

 陽葵は、そう言ってニコリと笑う。その笑みにドキリとしてしまう。

 陽葵は、腰まで髪を伸ばした僕と違い、ふわふわした髪を肩の上で切りそろえた、ゆるふわ系の美少女。僕とまたひと味違う可愛さがまた良かった。何気に僕が美少女になってからの初顔合わせだ。

 

 

「陽葵ってさ、私よりも2つ年下でしょ? まだ中学生なのに野菜炒め1人で作れるってすごいよね」

 

「お姉ちゃんは料理下手だもんねー。下手っていうか、センスおかしいし。ほら、この前私と一緒にカレー作ったときにさ、私が目を離した隙にこんにゃくと豆腐と海老とかまぼこ入れてたじゃん」

 

 え、梓沙ちゃん、やばくない? 僕、料理は全く出来ないけれど、カレーにその4つ混ぜたらヤバそうなのはわかる。ヘルシーカレーなのか、シーフードカレーなのかわからない。こんにゃく海老かまぼこ豆腐 in カレーってパワーワード過ぎる。

 梓沙ちゃん美少女なのに残念すぎる……。

 

「そ、そんなことあったっけ?」

 

「お姉ちゃん、覚えてないの? あれで食べるの大変だったじゃん」

 

「そうそう。あずねえがたくさん入れたから僕が頑張って食べたんだよ」

 

「たしかにそうだったかも……ははははは」

 

 適当に笑ってお茶を濁す。梓沙ちゃんのセンスは、共感性羞恥を感じる程だった……。柊斗、ありがとうね、ゲテモノカレー食べてくれて。

 

 

 それからもいろいろなことを話し、楽しく食事を終えた。何度も夢見た、美少女と話しながらとる食事を満喫した僕は、最高の気分だった。

 

 それから僕は、歯を磨いてからベッドへ入り、オナニーしてから寝た。明日は学校なので1回だけ。

 今日、柊斗にフェラしてからアソコが疼いて仕方がなかったのでしょうがない。柊斗が1人で気持ちよくなったのが悪い。

 

 

 

 

 翌日、陽葵に起こされ朝食を食べて家を出る。今朝、美少女になって初めて両親と会ったのだが、2人とも予想通り美形だった。今日の出勤時間は昨日より遅いらしく、家を出る時に見送って貰った。

 

「暑いなぁ」

 

 顔への風通しを良くするために髪をかき上げる。鏡で自分の姿を見ている分には可愛いくていいが、髪が長いと夏は大変だよな……。

 

 今日は雲ひとつない快晴。東京上空を高気圧が覆っているのだろう。5月にも関わらず、今日の東京の最高気温は28度になるでしょう、と朝のニュース番組でお天気お姉さんが言っていた。

 背中がじんわりと汗ばむのが気持ち悪い。

 

 最寄り駅から電車に乗り、都心の大きな駅で環状線に乗り換えるために下車する。学校への行き方は、記憶にあったので問題は無い。一駅分電車に乗れば、高校の最寄り駅に着く。

 電車や駅ではすれ違うほとんどの人が僕のことを見ていた。美少女だから色んな人に見られると思っていたが、予想以上だ。気恥ずかしいけれど、優越感に浸ることができた。禿げで太った中年のサラリーマンの舐め回すような視線は、さすがに気持ち悪かったが。

 ホームを移動し、電車が来るのを待っていると後ろから声をかけられる。

 

「おっ、吉祥院さんじゃん。おはよう」

 

 振り向くと、うちの高校の制服を着た男がいた。えーっと、彼の名前は……たしか、同じクラスの……

 

「あっ! 貴方は、高梨クンね! おはよう!」

 

「ふふっ、正解だよ。まさか【孤高の天使】吉祥院さんに名前を覚えて貰っていたなんて光栄だよ。挨拶までしてくれるなんて僕は幸せ者だな」

 

 なんだ、こいつ。さっきから動きがいちいちウザい。動きが大袈裟なんだよね。

 彼は、胸に手を当て恍惚とした表情を浮かべ天を仰ぐ。残念ながら上には、鉄骨がむき出しの屋根があるのみだが。

 あと、『孤高の天使』って誰? 僕のこと? 

 

「そ、そうだね。あははは」

 

 適当に笑って流しておく。この高梨ってやつ、相当なイケメンだ。柊斗みたいな可愛い系じゃなくてワイルド系。イケメンはリア充ばっかりだから好感持てないんだよね。自分のこと、カッコイイって思ってる奴多いし。

 

 間もなく電車が到着します、とアナウンスが流れ、電車がホームに滑り込んで来る。

 

「吉祥院さん、段差あるから気をつけてね」

 

「大丈夫、大丈夫」

 

 高梨クンに過剰に心配されながら電車へ乗り込む。前世だって電車はほぼ毎日乗ってたんだからそんなに心配しなくていいのに。でも、女性への気遣いができる辺り、案外良い奴かもしれない。

 

 ただ1つ誤算があった。この電車、めちゃくちゃ人が多い。最寄り駅からこの駅まで来る電車にはここまで人がいなかった。

 前世に住んでいたのは田舎の方で毎日乗る電車はローカル線だったので完全に失念していた。

 

「うわっ」

 

 流されるように僕と高梨クンは流されるようにして、乗り込んだドアと反対側のドアの所へたどり着く。最後の1人が電車に乗ると、駅員さんが乗客を押し込み、ドアが閉まる。都会の電車、大変過ぎ。

 高梨クンが足の間にスクールバッグを挟んだので、真似して足の間に挟む。なるほど、こうすれば周りの人の迷惑にならないのか。

 

 顔をあげると、高梨クンの喉仏がドアップで目に入る。ちょっ、近すぎなんですけど! でも満員電車なのでしょうがない。上をちらっと見ると、高梨クンと目が合う。顔が近くて恥ずかしい……。

 電車は混み混みのため、僕の片脚が高梨クンの足の間に入り込み、お互いに向き合う格好になっている。彼のズボン越しに暑さで火照った彼の熱を感じる。今、僕はスカートを履いているので、高梨クンとの間は布1枚隔てているだけだ。

 

 なにやらさっきから僕の腹部にあたっている熱いものに気づいてしまう。脚から伝わる温かさどころではなく、焼けるような熱さ。カイロでもスボンのポケットに入れてるんじゃないかと一瞬思ったが、直ぐに違うと予想がつく。

 

 その正体に気づい僕は、全てを悟る。高梨クンは、僕に興奮していたのだ。

 こいつ、むっつりスケベ野郎じゃん。

 

 その事実に気づいた僕は、彼を見上げる。彼もまた、僕のことを見ていた。

 高梨クンは、僕の目を見てニヤリと口角を上げて笑う。

 これは、むっつりスケベじゃくて、確信犯だ。

 

 そんなこと考えてる場合じゃない。この状況、かなりまずい。今、僕は全く身動き出来ない。

 初めて会う男からの劣情を向けられ、自分の顔が引き攣っていくのがわかる。知らない男からぶつけられる淫情がここまで気持ち悪さを身をもって初めて理解する。

 

「ちょ、離れ──」

 

 急に声を発することができなくなる。

 最初、何が起きたかわからなかった。だが、少し遅れて彼の口で僕の口が塞がれたことを理解する。

 こいつ、僕のファーストキス奪いやがった……。

 顎に手を添えられ顎をクイッと持ち上げれる。いわゆる、顎クイだ。まだ女の子に顎クイしたこと無かったのに、される方が先になるとは……。

 

 それにしても満員電車でキスとか恥ずかしくないのかよ。周りに視線を飛ばすと、運がいいのか悪いのか、周りのサラリーマン達は僕達に背中を向けている。

 顔を左右にイヤイヤ動かそうとするが、高梨クンの手でがっちりと顎がホールドされているので動かない。

 

 僕の唇を軽く覆っていただけの高梨クンの唇が僅かに開き、彼の舌が唇をつついてくる。

 深い口付け──ディープキスを彼が求めているのだとわかる。男なんかとキスするのは嫌だったが、執拗につついてくるので思わず彼の舌に唇を許してしまう。

 高梨クンの生暖かい舌が口腔内に滑りこんできて、唇の裏側を舐め、歯列をなぞり、舌と舌が絡められ、口の中を余すところなく蹂躙される。初めてのキスは──相手が男だということが不本意だが、恥ずかしいことに、ものすごくきもちいい。

 気持ちよくて口から声が出そうになるが、高梨クンは口付けを止めないので、僕の声が電車内に響くことは無い。口の中を舐め尽くされ、口腔内の粘膜という粘膜が彼に征服されてどんどん敏感になっていくのを自覚する。敏感になった粘膜は快感を高め、その快感が更に粘膜を敏感にするという連鎖が起きていく。

 性器への愛撫はゼロでただ舌と舌を絡ませるだけのキスがこんなにもきもちいいものだとは知らなかった。電車の駅と駅の間だからせいぜい3分程なのだろうが、とてもゆっくりで長い時間のように感じる。意識が、電車の中という社会の一場面からだんだんと遠のいていく。深海に少しずつ沈んでいくかのように──

 既に僕の頭の中はピンク色だった。気づけば自分から彼の舌を求めて自分の舌を動かしていた。彼の歯茎を舐め尽し、舌を絡めれば絡めるほど感じる彼の温もり。高まる快感で僕は、肩を震わせる。

 

 僕の中に潜む女の部分の悦びで朦朧とする意識の中、スカートが持ち上がる気配を感じる。高梨クンの手だ。そのままその手は太腿に達し、さわさわと撫でながら少しずつ上昇してくる。彼の手は、確実に僕のパンツの下にあるもの──オマンコを求めていた。

 自分のアソコが、初対面の男に触られそうになっている危機で、頭の中がピンク色のお花畑になっていた僕のよわよわな理性が深い海の底から帰ってくる。知らない男に自分の大事な場所を触られることへの恐怖を感じる一方で、このまま彼の手に身体を許せば更なる高みへ彼が連れて行ってくれるのではないかという煩悩が頭によぎる。逡巡の末、結局彼の手を制止させるようなことはしなかった。いや、できなかった。彼に勝手にやられているということに甘え、そのまま彼に押し流される。

 

 伸ばした彼の手が、遂に僕のパンツへ到達する──

 

 ことはなかった。

 

 ドアが開き、外の喧騒とむんとした外気が車内になだれ込んできて、一気に現実に引き戻される。

 

「ちっ」

 

 高梨クンは僕の口から唇を離し、軽く舌打ちする。そのまま彼は僕の腕を掴んで人混みをかき分けて電車を降りる。

 あとほんの少し電車に乗っていられたら──高梨クンの手が僕のオマンコ届いていた。でも現実にはそうはならなかった。あと少し彼と一緒に電車に乗っていたかった、あともう少しでもっと気持ちよくなれたのに、そう思ってしまう自分がいる。自分でも下腹部から湧き上がる内なる雌の欲望に驚いてしまう。僕、この前まで男だったんだけどな……。確認してはいないが、現に僕の股は既に濡れていると思う。

 

 周りを見回せば、僕と同様に同じ学校の制服を着た生徒たちは皆、階段に向かって歩いている。

 腕時計を確認する。8時27分。朝のHRには余裕をもって間に合いそうだ。

 

 突然、斜め前を歩いていた高梨が立ち止まる。それに驚いた僕も歩みを止めてしまう。いきなりどうしたんだ? 

 

 高梨クンは、振り返ると戸惑う僕なんてお構い無しに、あっという間にぐいと僕の腕を引き寄せ、僕の耳元で囁く。

 

「孤高の天使──梓沙。君って、学校ではお高くとまっているけれど、結構エッチな子なんだね。僕、そういう子も好きだよ。もっと気持ちいことして欲しかったら今日の放課後、教室棟の4階のトイレにおいで」

 

 その言葉を聞いて、さっきまでのエッチな気分の昂りが、自分でも驚くほどにさーっと引いていくのがわかる。高梨クンはやっぱり優男じゃなくてヤリチン糞野郎だ。

 急に止まった僕達に対して、周りのサラリーマンの舌打ちや同じ高校の男子生徒からの呪詛が聞こえてくるが、そんなことは気にならなかった。

 許せない。僕は、高梨クンにビッチな女だと思われたのだ。だからこその彼の発言だ。僕は、頼めば股を簡単に開くようなビッチな女の子じゃない。そもそも精神まで女になったつもりはない。決めた。絶対に放課後にトイレになんか行くもんか。

 

 僕は、やると決めたことはやる、やらないと決めたことはやらない人間だ。

 

「だれがトイレになんか行くもんですか」

 

 彼のことを睨みつけ、腕を振り払い、横を通り過ぎる。もうこんな初対面のイキった男なんて知らない。僕は、前世で出来なかったことを今世の高校でするんだ。まずは友達作りから。ゆくゆくは彼女が欲しい。とりあえず学校についたら親友の『ここあ』ちゃんにコンタクトをとろう。

 

 僕は明るい未来へ向かって歩き出す。こうして僕は、その先の性にまみれた高校生活へと足を踏み込んでいく。

 




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