※この作品はR-18です。

どう考えてもベッドヤクザの司令官と繁殖訓練をするオルカ号のバイオロイドさんたちの話   作:鵺野アラタカ/NEO

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小鳥がごとく歌え/P-49スレイプニール

 オルカ号には、多数のバイオロイドが住む。

 数千人規模が生活できる、巨大な潜水艦――半ば海中移動要塞都市とも言えるものであり、人類最後の拠点とも言える場所である。

 

「なっなんななんなななななんて、――」

 

 ……ある。が。

 もう少し付け加えるならば、男女比1:1000以上の、超・超・女所帯である。

 旧世紀の、それとは違い、静粛性よりも快適性を求めてはいるが――どこをどうしたって潜水艦。

 通路が狭い場所はあり、そして。

 

「――にゃんてことしゅるのぉお!?」

 

 唯一の人間であり、唯一の男性である"司令官"が、ラッキースケベをやらかしてしまう確率もまた、存在するのであった。

 

 

 

 ●

 

 

 

 P-49スレイプニール。

 指揮運用上、軽装、重装、機動の三種に分けられたうち、機動型に属するバイオロイド。

 オルカ号最速――最高速度だけでなく、加速力、瞬発力、到達高度などもまた最高。全力飛翔が鉄虫に対して有効な攻撃手段となる水準。

 性格は、明るく前向き。自信家。おだてと煽りに非常に弱い。また、人に頼られるのにも、実は弱いタイプ。

 まあ燃費は……と突っ込まれると詭弁を弄して最速自慢に繋げる悪癖あり。

 ――それが、へそを曲げた。

 

「……司令官」

 

 と。

 不屈のマリーが、今はちょっと屈しそうな顔で、眉間を揉んだ。

 このオルカ号には、軍事系バイオロイドも多く乗り込む。

 マリーをはじめとして、鉄血のレオナ、迅速のカーン、滅亡のメイ――彼女たちは、各々が分担し、時には部隊合同で、時には人員を融通し、人類復興のための任務をこなしている。

 中でもマリーは、歩兵部隊統括として、偵察、資源収集部隊を指揮することが多い。

 

「……スレイプニールに、なにかされましたか」

「……ハイ」

 

 オルカ号指令室、その最上段にある椅子に座す青年は、神妙に頷いた。

 アジア系の風貌を持つ、やや長身の青年である。

 彼こそは、"司令官"と多くのバイオロイドが呼びならわす、人類最後の生存者だ。

 マリーが視線を、指揮ディスプレイにやる。

 そこには、オルカ号浮上と同時に、偵察兼資源収集部隊の面々をぶっちぎって逃げ出すスレイプニールの映像が繰り返し流れている。

 

「スレイプニールに追いつけるバイオロイドは、スレイプニール自身のみです。……ナイトエンジェルがステルスで近づきましたが、逃げられてしまったそうで。……曰く、『あえて削ったと吹聴していることを思い出してしまい、殺気が漏れました』とのことです」

「ああ、うん……殺気ってあるんだな、バイオロイドにも……ハハハ……」

「…………」

 

 司令官はマリーの無言に震えた。

 だってな、と、司令官は脳内で言い訳する。

 曲がり角だったんだよ。

 装備も付けていなくて、曲がってくるのが分からなかったんだよ。

 不慮の事故だったんだよ。

 たまたま転んでしまったんだ。

 まさかそこにスレイプニールが来ているとは思わなかったし、誓ってわざとじゃないんだ。意外と柔らかかった。

 

「司令官」

「ハイ」

「方策はありますでしょうか」

「アリマス」

 

 それこそAGSじみて司令官は言い、マリーに顔を向ける。

 

「マリー。スレイプニールに通信は通じているか?」

「はい、居場所は分かっています。通信機を捨てるほど、理性を飛ばしてもいないようです」

 

 あるいは、連れ戻してほしいのかもしれませんが。

 マリーは言外に言う。

 司令官もまた、同じ推察をしている。

 

「そうか……よかった。通信準備。それから、すまないんだが……」

 

 司令官の言葉にマリーは頷き、時計を見る――そうして、言い放つ。

 

「はい。……私は、レオナらと偵察計画について練り直しをしてまいります」

「ああ、すまない」

「いえ」

 

 申し訳なさそうな司令官の言葉に、……ふ、と、マリーは、どこか意地悪く笑う。

 

「他者の睦言を聞く趣味はありませんので」

 

 マリーは、真面目くさって、では、と言って退出する。

 司令官は、コンソールに突っ伏した。

 

「睦言……」

 

 指令室には、もはや司令官ひとり。

 マリーのことだ、誰かが入ってこないように取り計らってもいるだろう。

 司令官は、むー、あー、と唸り、立ち上がってから座って、……外からの、入ってこようとするブラウニーらしき声と、それを制止するコンスタンツァらしき声を聞き、覚悟を決める。

 宇宙は鉄虫の勢力下にない。

 人工衛星については、エイダーをはじめとするAGSが、管理、あるいは新造を行っている。

 ゆえに、遠く離れた場所にいるスレイプニールにも、地球の丸みを無視して、通信を届けることができる。

 

「……スレイプニール? あー……聞こえているか?」

 

 声を発すれば、数秒のタイムラグがあって、息遣いが聞こえてきた。

 通信機能を、ずっとオンにしていたらしい。

 返事はない。

 だが、通信が途切れもしない。

 息遣いを聞きながら、司令官は言葉を発する。

 

「不注意で、すまなかった。……とやかくは言わない。オルカ号には、……俺にはスレイプニールが必要だ。帰ってきてほしい」

『っ、…………』

 

 命令にならぬよう――バイオロイドには人間の命令に従う義務があるため――司令官は言葉を発する。

 一瞬、吐息が乱れた。

 攻め時だ、と、司令官は思う――軍事的にだってそうだ。

 相手の反応を引き出せたなら、そこには対応がある。対応があれば、隙ができる。

 

「スレイプニール。オルカ号最速。スレイプニールには、何度助けられたか分からない。我らがスレイプニール。マリーも困っていたぞ。スレイプニールがいなくなっては、偵察などの任務に大きな支障が出ると」

『っ、ま、…………』

 

 ま。……マリーだろうか、と、司令官は推察する。

 悪手を打った。

 今のスレイプニールに、他の者の話題を出してはいけなかった。

 オルカ号にとって彼女がどうであるかすら、正着ではない。

 司令官にとってどうであるか。スレイプニールがどういう存在であるか。

 今の攻め手はそれだ。

 

「俺にはお前が必要なんだ。……いや、たとえ必要でなくたって、側にいてほしい。スレイプニール、頼む、帰ってきてほしい」

『…………ほ、ほんとにぃ?』

 

 果たして。

 長い沈黙の後、スレイプニールは、そう言った。

 よし、と、司令官は右手をグッと握り、一気呵成に畳みかける。

 

「ああ、嘘なんかじゃない。スレイプニールはいつだって自信満々で、見てるこっちも元気にしてくれる。スレイプニールがアイドルもやっていたって聞いて、納得したくらいだ。まさしくスーパースターだ。その上で最高速度マッハ100――いや、マッハ101を軽く超えているんだろう? 最高じゃないか。何物にも代えがたいよ」

『……口説き文句みたいじゃない、それ』

「どうしても帰ってきてほしいからな。スレイプニールが出て行ったままだと寂しい」

 

 一息。

 口説き文句のようだと言うならば、それもいいだろう――スレイプニールだって、魅力的な女性であるのだ。

 バイオロイドだろうが人間だろうが、魅力的であることは間違いない。

 誓って、ひとつも嘘はついていない。

 本当にそうしてほしいと、言葉を発する。

 

「帰ってきて、俺の部屋でライブを開いてほしい」

『…………、ぅうう、んんん、もぉお……』

 

 ぐしぐしと、なにかを拭うような音が通信機から聞こえた。

 そうして、ごぉ、と、エンジンを吹かしたらしい轟音と、それを突き抜けるようなスレイプニールの明るい声が続く。

 

『……しょぉおおおおがないわねぇ! 司令官ったら、私がそんなに必要なの!?』

 

 く、と、司令官は笑う。

 

「ああ。スレイプニールは頼りになるからな。もしスレイプニールがいなくなってしまえば、俺もマリーもレオナも、大弱りだ」

『そうよね、そうでしょ! お部屋で準備して待ってなさい、10分以内にね! 10分で帰るから! 後でねっ!』

 

 ぷつん、と通信が切れる。

 そして、コンソール上――スレイプニールの所在地を示す光点が、凄まじい速度で移動する。

 衛星通信が必要な距離だと言うのに、本当に10分以内にオルカ号に帰還しそうだ。

 司令官は、コンソールを操作し、会議をしているであろうマリーに通信を繋ぐ。

 ややあって、マリーが通信を繋いだことを確認し、司令官は言った。

 

「スレイプニールが帰還する。オルカ号を浮上させたいんだが、いいか?」

 

 急速浮上をしないと間に合いませんね、と、マリーは真面目くさった声で返答した。

 

 

 

 ●

 

 

 

 オルカ号の居住性は、潜水艦、というカテゴリで見た場合、極めて高い。

 倉庫や発着場近辺のみならず、居住区についても、2、3人がすれ違えるほどに広い通路が多い。

 それでも、事故の防止のため、大型の装備を身に着けて艦内を移動することは禁じられている。

 指揮運用上分類される3種のうち、機動型、重装型の面々のほとんどが、身一つでオルカ号の中を闊歩する。

 もちろん、通路を飛行することは特別の許可がない限り許されない。

 

「司令官っ!」

 

 許されないのだが。

 スレイプニールは、文字通り飛んできた。

 ――オルカ号、発着甲板。

 緊急浮上を行い口を開いたオルカに、スレイプニールは着艦。

 そうして、管制室にて帰りを待っていた司令官をスレイプニールは発見し、帰還シークエンスも行わずに、装備を外さずに、どころか飛行して、管制室に飛び込んだのである。

 

「ぐぇふッ……!」

 

 スレイプニールはスレンダーであるが、169センチの長身であり、どこをどうしたって体重がある。

 寸前に、自分の体のようにブースターを操って制動はしていたが、それなり以上の衝撃が司令官を打撃した。

 ブースターを精妙に吹かして体重を消し、彼女は司令官の首根っこに抱き着く。

 

「何分で帰ってこれたのかな、私? もしかして待ちくたびれちゃった? お部屋で待っててねって言ったのに」

「い、いやっ、せっかく帰ってくるんだから、出迎えたくてな……」

 

 衝撃でひっくり返りそうになる肺をなんとか宥めながら、スレイプニールを抱きしめ返す。

 管制当番のバニラが、ひどく汚らわしいものを見るような目で司令官たちを見た。

 発着口が、バニラたちの操作で閉まっていく。

 鉄虫たちは海を嫌うが、だからと言って無計画に浮上していていいわけでもない。

 気密を確認した後、このオルカ号は再度潜航する予定だ。

 

「そっかそっか、んも~、仕方ないなぁ司令官は! それで? 私の単独ライブを単独で見たいって話だっけ?」

「ああ、……それでな、出迎えたもうひとつの理由が……」

「え、もうひとつの理由?」

 

 司令官は、スレイプニールを逃がさないよう抱きしめ直す。

 司令官には見えている。

 スレイプニールの背後から――身長188センチ180キロ、チタン合金の骨格を持つ、全バイオロイドの姉、至高のバイオロイド、オルカ号建造者にして管理者、"プロトタイプ"、ラビアタが、いつも以上ににこやかな笑顔で、向かってきている。

 

 

 

 ●

 

 

 

「……うぅうううう~……」

 

 司令官は、壁に背を預けながら、腿の上に乗ったスレイプニールの茶髪を撫でてやる。

 ベッドの上。うつぶせになったスレイプニールは、司令官の腿を枕に、うじうじとしていた。

 さしものスレイプニールであっても、ラビアタに叱られたのは堪えたらしい。

 と、言うか――と、司令官は思う。

 ラビアタの性格だ。厳しいところもあるが、基本的には姉妹想い――すべてのバイオロイドを妹と認識し、庇護している。

 そんな彼女が衆人環視の中で叱るというのは、違和感がある。

 確かに、スレイプニールは勝手をした。

 だが、これは初犯であるし、大きな問題も起きていない(オルカ号浮上は様々のリスクを抱えてはいるのだが)。

 ラビアタがあんなふうに叱るのは、やはりおかしい。

 

「なあ、スレイプニール」

「なぁによぅ……」

 

 スレイプニールは、司令官の太ももに額を擦りつけながら、言った。

 装備を外した、部屋着姿である。

 そう言えば、と、司令官は、コンスタンツァから受けた報告――雑談の噂話を思い出す。

 近頃、オードリー・ドリームウィーバーの手により、寝間着などの非装備衣服がバイオロイド間で流通しており、艦内では、オードリーに衣服を作ってもらう権利のチケットが、ツナ缶に並ぶ第二の通貨としてすら扱われているらしい。

 彼女はよくライブを開いているが、そのチケット代について、衣装チケットとやらで賄うことも可能なのだとか。

 

「ラビアタがあんな風に怒った理由について、心当たりはないか?」

「……知らないわよ……」

 

 すねている。

 司令官はそう思い、スレイプニールの長髪を指ですくった。

 甘えられている。

 司令官はそう思い、愛らしいな、と、続けて思う。

 普段から彼女は、司令官に好意を示してくるが――ふたりのときだけ、スレイプニールは、少し違った顔を見せる。

 それは例えば、自慢であるスレンダーな体を気にするものであったり。

 スーパースターであった過去を忘れたと言い放つものであったり。

 あるいは、実は泳げないから手を離さないでよね、と、弱みを明言したり、だ。

 

「本当にか?」

 

 問えば、スレイプニールの頭が揺れた。

 彼女は自分の言葉を、嘘と認めた。心当たりがある、と。

 

「……話せるか?」

「……話せる、けどぉ……」

 

 いつもからりとした顔をしている彼女だって、なにかを不安に思う時はある。

 人間と同じく――司令官に、人間と接した記憶はないが――バイオロイドにだって、多面性がある。

 そしてこの一面は、司令官にしか見せないものだった。

 

「ねぇ、司令官」

「なんだ?」

「……司令官、何人くらいと、……その……」

「あー……」

 

 司令官は察し、うむ。はい。と、頷いた。

 それから、頭の中で、関係を持ったバイオロイドをカウントした。

 コンスタンツァ。マリー。ペロ。ブラックリリス。レオナ。ソワン。ヴァルキリー。ミホ。リーゼ。ダフネ。フォーチュン、バニラ、アレクサンドラ、ケルベロス、レプリコン、シャーロット、ウェアウルフ、――その他、たくさん。

 司令官には、人間社会で暮らしていた記憶はない――どころか、人間社会で暮らしたことがあるかも定かではないが――両手両足の指をブッチしてヨユーな人数と関係を持つのが健全でないことくらいは分かる。

 しかし、と司令官は思う。

 これは、スレイプニールが叱られた理由と、関係がある疑問なのだろうか。

 隠すべきことではないし、誤魔化すべきときではないが。

 

「……あー……も、もし必要なら、後でコンスタンツァにリストを届けさせようか……?」

 

 スレイプニールは、艶やかな長髪を揺らした。

 いらない、ということだろう――そう思っていると、スレイプニールは、ぎゅ、と、司令官の腰に抱き着いた。

 

「……そのリスト、更新することになるから」

「なんだって?」

 

 ぱっ、と、スレイプニールが起き上がる。

 目が据わっている――と思ったが早いか、スレイプニールは、ぐい、と司令官を押した。

 スレイプニールが離れていく。

 ベッドから降りて、そのすらりとした長身を、くるり、くるりと回して、ポーズを取る。

 

「……ライブ。司令官だけに聞かせてあげる。開いてほしかったんでしょ」

 

 マイクを握るかのような左手。

 司令官を誘うような右手。

 常通りのようでいて、しかし決定的に違う、艶めく表情。

 気取っているようで、頬は紅色に染まっていた。

 

「他の誰にだって聞かせたくない歌を、司令官にだけ、聞かせてあげる」

 

 

 

 ●

 

 

 

 スレイプニールの歌を聞く。

 司令官は、その奏者だった。

 

「んゃっ、やだ、し、司令官っ……」

 

 スレイプニールは、身をよじる。

 彼女は今、全裸だった。

 骨の細い身を、常夜灯にさらしている。

 ベッドの上に組み敷かれるがままに、その身を味わわれている。

 

「んっ、くすぐったっ、ぃ……っ」

 

 スレイプニールと言えば、どこが魅力的だろうか。

 顔立ち。

 いつも自信満々で明るく、表情もくるくると変わる。

 肉体年齢は19歳との調整――それに見合って若々しく、ふたつかみっつは下の少女のようであり、しかし大人として己の価値を正しく自認するような一面も垣間見せる。

 可愛い、綺麗、どちらかといえば、綺麗に寄る顔立ちではあるが、愛嬌の塊のような内面が、彼女をさらに魅力的にしている。

 長身。

 ラビアタやマリーには及ばないが、彼女もかなりの長身だ。

 任務のため装備を装着している際には、ホバリングもあって、身長以上に長身に見える。

 手足が長いことも相まって、彼女はひどく華奢に思えるときがある。

 上体。

 華奢、といえば――彼女は自ら、わざと胸を削ったのよ、と吹聴している。

 このオルカ号に乗り込む彼女は、人類滅亡後の生まれであり、『X』――試作機ナンバーを持っていたことはない。

 当然、身の調整について、彼女自身は口出ししたことはないはずだ。

 過去の同型機の記録からか、彼女に限らず、そのような言動をするバイオロイドは多い。

 ……流線形の細い身は、抱きしめた時不安にすら感じる。

 

「ふぁ、あっ、はっ……んんっ……!」

 

 彼女の戦闘装備は、身にぴったりと張り付き、ラインを浮かすスーツだ。

 バイオロイドは皆基本的にスタイルがいいが――わざわざ醜く制作する理由もなかっただろう――彼女のスタイルは、他のバイオロイドとは趣を異にする。

 オルカ号には100種以上のバイオロイドが乗船しているが、彼女と近いスタイルを持つのは、ナイトエンジェルくらいか。

 否。

 その乳房に手指を這わせれば、ふに、と指が沈む。

 ……意外とある。

 司令官は思う。寄せてあげれば谷間くらいはできるのではないか。

 考えてみれば、ナイトエンジェルは全く膨らみがないが、スレイプニールは普段から丘が見えているのだ。

 スイカとかメロンとかが多いせいで麻痺していたが――などと考えていると、なぜか寒気がしたので、司令官は再度、スレイプニールに集中する。

 鎖骨に唇を落とせば、スレイプニールは、ふぁ、と吐息のような声を出した。

 スレイプニールは瞼を落とし、長いまつ毛を震わせて、司令官の愛撫を堪能している。

 

「や……あとに、なっちゃっ……」

 

 今さらだな、と、司令官は笑った。

 スレイプニールに、男性経験はない。

 殊更に優しく触れながら、その身の緊張をほぐしていく。

 

「ん、ふっ……ン……ぅんっ、ぁっ……やっ、ァっ」

 

 ぴく、ぴくと、おそらくは不随意に、スレイプニールの身が踊る。

 まだ序章――いまだイントロ。あるいはリハーサル、音合わせの段階だ。

 スレイプニールという楽器がどのような特徴を持つのか、それを探る。

 

「司っ、令官……慣れ、てるっ……ぅ、んっ!」

 

 スレイプニールの背が、シーツから持ち上がる。

 司令官は、片手をその合間に差し込む。

 手で支えてそののけぞりを支えてやりながら、鎖骨から乳房に、顔を移動させる。

 ふるふると揺れるその頂点――そこを、舌先でくすぐってやる。

 ひゃ、と、驚いたような声が漏れた。

 身の下で、その脚がよじられるのが分かった。

 

「っ、ふぁっ、ぁ、……んっ、ぅっ」

 

 悩ましくひそめられた眉。

 鼻にかかった吐息。

 汗の浮いた、紅潮した肌。

 まさしく、オルカ号の誰も見たことはあるまい――"P-49スレイプニール"全体に広げても、見たことがある者が、聞いたことのある者が、どれだけいたか。

 きっと幸福で、幸運なことなんだろうと。

 司令官はそう思いながら、慎ましい大きさの乳房の、小ぶりな乳首を吸う。

 背を支える手は、スレイプニールを逃がさない。

 

「んひっ、……すわっ、にゃいでぇっ……」

 

 スレイプニールがのけぞる。

 艶めいた吐息が室内に拡散し、充満するかのようにすら思う。

 口の中に、彼女の肌の味があった。

 汗の塩味が乗った、どこか清冽な味が。

 それをもっと味わいたくて、司令官は、スレイプニールの乳房、乳首に、舌を這わす。

 口の中で、乳首がしこっていく。

 普段のスーツを身につければ、乳首が浮いてしまうのではないかと思うほどに、屹立していく。

 その感触を楽しみながら、司令官は、背に置いた手を滑らせる。

 手が、肉に突っかかる。

 スレイプニールは、尻をシーツに押し付けるように、身を反らしている。

 ――彼女の身の中で最も魅力的なのはどこか。

 もちろん、内面も魅力的であるが――本当に、グラビア的な意味で言うならば。

 上半身の細さと相反するように、大きく発達した骨盤だ。

 彼女は、超高速機動戦闘のために制作されたバイオロイド。

 彼女の身には、ひとつだって無駄はない。

 大きく発達した臀部は、装備を――4発の噴射口を持つエンジンを固定するために大きく作られたのだろう。

 あるいは、着陸脚として、多少の無理が効くように、か。

 結果としてそれが、女としても魅力的な外見を形作っている。

 

「っ、ん……!」

 

 乳房から口を離す。

 スレイプニールにのしかかって、浮いた背に回した手も使って、抱きしめ、回転する。

 そうすれば、腕枕をするような姿勢となる。

 スレイプニールの手が、司令官の胸板に触れた。

 既にスレイプニールは、身から力を抜いている。

 司令官は、スレイプニール、と、呼びかけた。

 

「ひぁっ……あ……っ」

 

 腕の中で、スレイプニールが震える。

 片手を滑らせ、背筋を降りていく。

 ぞわり、と、スレイプニールは震えた。

 腰まで手を降ろし、背と尻の境目に、指を這わせる。

 尻肉に、きゅ、と力が入った。

 ただ肉がついているだけではない。

 ただ肉がついているわけではない。

 力が入ってなお、彼女の尻は柔らかく、司令官の指に、もっちりとした感触を伝えてくる。

 でかい、と、ただただそう思う。手に余る、と。

 尻を掴むなど、よほど小柄なバイオロイド相手でもなければ不可能だ。

 尻は手に余るもので、それは当然である――当然であるはずのことを改めて思うほど、その尻は大きく、柔らかい。

 熱く、汗ばみ、司令官の手指と心を、捕らえて離さない。

 

「に、握んないでよっ、司令か、んっ!?」

 

 うるさい唇を塞ぐ。

 もにゅり、もにゅりと、尻を揉む。

 赤く手形が残るだろうと、そう思える強さで。

 

「ん、ん~っ、んむっ、ンんっ……!」

 

 手が胸板を押してくる。

 身が反って、唇をはがそうとする。

 その身を抱き寄せ、逃がさない。

 下腹に、ぐりり、と、既に勃起した男根を押し付ける。

 舌を入れれば、びくり、とスレイプニールは硬直した。

 尻肉に力が入ったのが分かった。

 スレイプニールが腰をよじり、股をすり合わせていた。

 んふ、ふぅう、と、鼻で呼吸するのが分かる。

 口端から、涎が垂れた。

 柔らかな尻肉を、手になじませる。

 否。

 雄になじませる。

 腰を打ち付けるべき肉を、そのように変えていく。

 

「ん、ふぅっ、ふっ、ンンン……っ」

 

 唇を食む。舌を吸う。唾液を飲み込み、代わりに送り込む。

 無論――というべきか。

 最初に、口づけはした。

 スレイプニールがそう望んでいると思ったからだ。

 その時とは違う。

 甘く優しい恋人の口づけではない。

 女が反射的に拒否してしまうような、これはもはや、雄が雌に対して行う捕食だった。

 

「んーっ……!?」

 

 尻肉の合間に、指が入る。

 スレイプニールの大きな尻がよじられた。

 尻側から、ぬめる谷間に指が侵入した。

 汗だけではない。

 丁寧だった愛撫で、スレイプニールの性器は潤んでいた。

 優しくして、扉を開かせたところで、司令官は豹変した。

 眉は苦しげにひそめられ、背は精一杯に反る。

 尻肉を好き放題に揉みこまれ、身を震わせる。

 

「ぁっ、しれっ、んっ、ひれいかんっ……!」

 

 スレイプニールは、逃げようとした。

 だが、スレイプニールは――"P-49スレイプニール"の戦闘力は、そのほとんどを装備に依存している。

 バイオロイドは装備の制御端末とも言えるものであり、オリジンダストで強化されているとは言えど、同じくオリジンダストで強化された男性にはかなわない程度の力しかない。

 

「やらっ、ぁっ、んむぅっ……!」

 

 否――否だ。

 確かに、捕まえられている。

 普段の彼女らしくない姿ではある――鋭くも軽やかに、余裕綽々で鉄虫の攻撃を回避し続ける彼女らしくない様相ではある。

 だがそれでも、決して、逃げられないわけではない。

 司令官の胸に当てられた手には、ほとんど力が入っていなかった。

 

「ひれっ、かんっ……!」

 

 ぐりり、と。

 形のいいへそに亀頭を押し付けられ、スレイプニールは震えた。

 胎内の疼きを、スレイプニールは感じ取る。

 無理矢理ではない。自分が望んだことである。

 だけど、今の司令官は少し怖い。

 もう少し――ロマンチックが良かった。

 そんな風に思っても。

 女の身は、男に抱きすくめられて、疼くのだ。

 司令官の口の中へ、喘ぎを漏らす。

 蹂躙されていて、ちょっと痛くて、怖くて、動けなくて――もし仮に、それが司令官以外によって行われているなら、なにをしても逃れただろう。

 逃れないことこそが、なによりも雄弁な答えだった。

 ……唇が離れる。

 はふ、は、と、スレイプニールは、荒く息を吐く。

 涙で濡れた瞳が、司令官を見た。

 

「しれ……かん……っ」

 

 スレイプニールの脚が、司令官の脚に絡んだ。

 ぬちゅり、と、音がする。

 愛液を、マーキングじみて、彼女は塗り付ける。

 スレイプニール、と、司令官も、彼女を呼んだ。

 陶酔した瞳が、司令官を見つめた。

 

「司令――あっ、」

 

 ぴく、と、蕩けた表情に力が入った。

 司令官の手指が、開いた股にて動いている。

 スレイプニールの長い脚が、司令官の脚を挟んだ。

 脚を曲げたことで、司令官の手指はそこに届き、自由に動く。

 

「ひ、ぁっ……待ってよっ、司令官っ……」

 

 司令官は待たない。

 スレイプニールを優しく抱き留め、その表情を見ながら、浅い場所を刺激する。

 ぬち、くち、と、尻側からの手指が、秘所を丁寧にさすっている。音を立てている。愛撫している。甘やかしている。

 強引に優しくされた雌が、落差に勘違いをする。

 

「そこ、変になるっ、ぅ……っ」

 

 スレイプニールは、ふは、と、吐息する。

 目を閉じ、口を開く。吐息は熱を持ち、司令官の胸をくすぐる。

 腰がうごめく。

 スレイプニールの尻は大きく、司令官の手指は尻側から回っている――指先がようやく秘所にかかっている程度であり、その前面には指が届いていない。

 そのためか、スレイプニールは、司令官の脚に、股間を押し付けている。

 柔らかな肉が変形する。

 包皮にくるまれたクリトリスを、自ら刺激している。

 意識しているのか、していないのか。

 司令官は笑い、指を離す。

 スレイプニールが、うぁ、とうめいて、目を開く。

 司令官を見上げる視線は、毛布を急に剥がれた子供じみている。

 司令官は、スレイプニールの背を抱き、持ち上げる。

 くったりと力の抜けた上半身を起こし、背を腕で支える。

 わきをとおして、乳房に手を触れさせる。

 空いた手は、今度は前面から、秘所にやる。

 

「あっ……わっ……」

 

 スレイプニールの膝が内に回る。

 太ももは寄り、しかし、手指の動きを止められない。

 スレイプニールを強く抱き寄せる。

 顔を近づければ、スレイプニールはあごを上げた。

 口づけをする。

 餌を受け取る小鳥のように、スレイプニールは司令官の唇を食む。

 

「ん、は、ぁっ、しれ、かんっ、しれいかんん……っ」

 

 腕が、司令官の首に絡む。

 唇で、ちゅ、ちゅう、と音を立てながら、スレイプニールは、精一杯に身を伸ばす。

 司令官は、口づけをしながら、その慎まやかな胸の先端を、乳首をくすぐる。

 顔を出したクリトリスに触れ、内腿を震わせる。

 キスのリズムが乱れる。

 かりかりと爪が乳首を刺激する。

 女の部分を、もっとも柔らかな部分を、指が弄る。

 スレイプニールの腕に、ぐ、と力が入った。

 それは、乳首を苛む手指から、陰核を甘やかす手指から、逃げ出すためだったか。

 当然、手指は離れない。

 んふぁ、あ、と、口の中に喘ぎが漏れ続ける。

 

「ひれぃかん……ぁぅ、ぁっ、やぁ、んっ……」

 

 艶めいた、しかしどこか安心しきったような声。

 それが、徐々に高くなっていく。

 司令官は、スレイプニールの苛み方を、急速に学習している。

 数十人規模で女を抱いているのだ。

 おぼこの女が、それに翻弄されないわけがないのだ――

 

「司令官……すきぃ……」

 

 ――だが。

 たとえ何人の女を抱こうが、雄には抗いえぬものもある。

 蕩けるような、愛を囁く声。

 雌のさえずり。

 キスの合間に聞こえた、雄をこれ以上なく煽る言葉。

 あ、と、気付いたように、キスが止まる。

 

「あ、っ、ひがくて……違うのよっ、これ、すきで……っ、ぁあ……しれい、かんっ……これが、好きなだけ、なんだからっ、ぁ……」

 

 誤魔化すように、スレイプニールが言って、キスをしてくる。

 どちらにせよ。

 司令官にとっては――男にとっては、殺し文句もいいところだったが。

 

「っ、あっ」

 

 司令官が、体勢を変える。

 唇が離れ、スレイプニールは悲しみを乗せた音色で囀る。

 だが、それはすぐに思い違いと知る。

 司令官は、スレイプニールをベッドに押し倒す。

 のしかかり、肩を押さえつけたのだ。

 司令官の顔を見上げ、スレイプニールは、察する。そうして、覚悟をする。

 

「あっ……し、しちゃう、の? しちゃうのよね?」

 

 スレイプニールの股を、司令官の脚が割る。

 有無を言わさぬ動きを、彼女は受け入れる。

 股を開き、震える腕を、司令官の首に回す。

 ……否。

 震えているのは、全身だった。

 

「……は、初めて……なんだか、ら。優しく、してよね?」

 

 司令官は頷き、広げられた脚を、手に持つ。

 あ、と、スレイプニールが羞恥の声をあげる。

 ぐい、と、司令官は、スレイプニールの脚を、大きく広げる。

 長くしなやかに伸びた――それでいて、よく肉付いた美脚。

 細身のくせに、骨盤が広く、よくよく子を抱えそうな胎。

 押し広げられた股は、常夜灯に、てらてらと濡れ光る。

 スレイプニールの細く長い指が、司令官の髪に絡む。

 はふ、は――と、優れた心肺能力を持つはずのスレイプニールが、酸素が足りていないかのような、呼吸を繰り返す。

 司令官の野太い男根が――最後の人類として、当然のように高められた雄としての性能が、スレイプニールを蹂躙せんとす。

 

「……司令官、……ね」

 

 求めに応じ、司令官は、スレイプニールに抱き寄せられる。

 唇が唇と接する。

 柔らかな唇が震えていた。

 

「……ん……!」

 

 スレイプニールの身に、力が入った。

 

「んっ、ぐっ、いひゃ、イタタタ……!」

 

 唇の端から、言葉が漏れる。

 司令官の腰が、スレイプニールの股座に、押し付けられていく。

 ゆっくりと、しかし、確実に。

 淫水に焼けた男根が、初々しい秘所を貫いていく。

 

「っ、う~~っ、ンんんんんっ……!」

 

 肉厚の秘所が、男根を受け入れていく。

 過密したひだがざわめき、初めて受け入れる男根を、精一杯に出迎える。

 解されていた入り口が、亀頭を呑む。

 股を開かされ、広げられているとはいえ、男根は指よりよっぽど太い。

 司令官は、触れ合う唇が固くなったことを感じる。

 スレイプニールの、ぎゅ、とつむられた目じりから、涙がこぼれる。

 だが。

 司令官の髪に絡む手指が離れて、抱きしめが深くなる。

 逃げないで――逃がさない――来て――逃げないから――そのような意図を、司令官は感じ取る。

 ゆっくりと。

 しかし、確実に。

 司令官は、腰を押し進めた。

 

「ぁ…………っ!」

 

 最奥にたどり着く。

 降りてきていたそれを、さらに押し上げていく。

 スレイプニールの背筋が反る。

 必死で司令官の唇に吸い付きながら、スレイプニールは、司令官を求めた。

 やがて、腰が密着した。

 引き伸ばされた体勢だと言うのに、大きな尻肉が、押し付けられた腰で歪む。

 

「ん、ふ、ぅうううっ……」

 

 股が締まろうとするのを、司令官は感じる。

 スレイプニールは、痛みを得ている。

 それでも、受け入れようとしている。

 スレイプニールは素直で、雌としての愛嬌を、雄に対して発している。

 これを蹂躙するような気は、司令官には起きなかった。

 媚びるならば、哀願があるならば、それに応えてやるくらいの度量はあった。

 唇を離し、スレイプニール、と、囁く。

 スレイプニールは、すき、と、言った。

 ――危うく、獣性が発露しそうだった。

 

「すき……うれしい……しゅき、しゅきぃ……っ」

 

 舌っ足らずの声が、雄を煽る。

 ふう、ふうと、司令官も、荒く息を吐く。

 それが耳にかかってくすぐったいのか、スレイプニールが身をよじった。

 連動するように、膣内も蠢いた。

 

「ひぁ、んっ……」

 

 スレイプニールは、長身だ。

 その分か、膣内が深い――司令官の男根を、長さの点では、十分に飲み込めている。

 相性がいい。

 カリをくすぐるひだを感じ取りながら、司令官は思う。

 いや――これほど尻が大きくて、雌としての性能が低いわけがないのだ。

 期待通り――期待以上の穴に、司令官の背筋が震える。

 しかし、司令官とてさるもの。

 人類最後の男根として、対策を取っていなければ雌を一撃で孕ませるような性能がある。

 無論、今の彼に対抗馬はいない。いるとしても、バイブのたぐい。

 それでもなお、人類存亡をかけた性能は、ぎりぎりまで高められている。

 初物に負けるわけにはいかない――立場を教え込んでやらねばならない。

 普段の思考とは違う――雄としての貌を露わにしながら、司令官は、スレイプニールを見下ろす。

 

「うご、くの……?」

 

 問うておいて、スレイプニールが、目をつむった。

 それは、問いかけの形を取った要求だった。

 それは、問いかけの形を取った了承だった。

 司令官はスレイプニールに口づけ、……ゆっくりと、腰を引き抜く。

 

「ン、ぅっ……ぅううううっ……」

 

 苦しげな吐息が漏れる。

 膣肉が吸い付き、伸びる。

 高いカリに引っ張られ、膣肉が引っ張り出される感触を、スレイプニールは得る。

 尻が持ち上がろうとして、しかし膝裏で押さえつけられて、男根が引きずり出されていく。

 そうして、カリ首が露出する。

 愛液をたっぷり絡めたそれは、また、膣内に埋没していく。

 ずぶずぶと挿入され、また、引きずり出される。

 

「ん、はっ……ぁ、んっ……!」

 

 スレイプニールが、薄い胸を上下させる。

 呼吸は浅く、早い。

 

「くっ、んっ……しれい、かんんっ……」

 

 愛液をかき出すように、司令官は動く。

 スレイプニールの様子を見ながらも、しかし、決して止まらずに。

 奥を小突かれて、スレイプニールがのけぞった。

 司令官が笑い、スレイプニールが、涙目でそれを見上げた。

 こつ、こつと、先端が子宮口を突き上げる。

 

「ひっ、んっ、ふっ、ぅっ、あ、んっ」

 

 スレイプニールの手指に力が入る。

 目じりから涙がこぼれる。

 小刻みな動きで、スレイプニールの身が揺さぶられる。

 

「あ、こ、れっ、すき、かも、好きかもっ、しれなっ、いっ」

 

 そうか、と、司令官は言う。奥で感じられるのか、と。

 スレイプニールはこくこくと頷く。

 

「奥、ぅ? 奥っ、おなかの、がっ、あっ、んっ――んんんっ!?」

 

 スレイプニールが、目を見開いた。

 その身に汗が、ぶわりと浮いた。

 ひゅ、ふ、と、口を大きく開けて――唇を必死ですぼめて息を吐いて、スレイプニールは、己の下腹を見た。

 司令官は、腰を、スレイプニールの尻に押し付けている。

 尻肉が歪む。力が入って腰を押し返そうとして、邪魔だとばかりにさらに押しつぶされた。

 

「あッゥ……!?」

 

 ぐりゅり、と、亀頭が子宮口とキスをする。

 体重がかかる――子宮を苛まれ、スレイプニールはおとがいを反らした。

 膝裏を掴まれ、シーツに押し付けられながら、スレイプニールは身を反らそうとする。

 司令官が、膝裏から手を滑らせる――両脚ごと、スレイプニールを抱きしめる。

 スレイプニールは、己を抱きしめる司令官を、のしかかり拘束する司令官を見た。

 汗を含んだ眉が、涙を乗せる瞳が、唾液に濡れた唇が、笑みを作った。

 司令官は、スレイプニールの頭を抱きこんだ。

 

「うッ、あ? おっへ、ぇっ?」

 

 がく、と、雌の身が震える。

 司令官の腕の中から、困惑を交えた声があがる。

 小さくパッケージングされた長身が、動きを止めた。

 片腕は背を、片手は頭を。

 がっちりと拘束され、もはやスレイプニールは、啼いても歌っても逃げられない。

 肉の檻に囚われて、囀るだけのものとなった。

 

「ん、ひゅっ……ひ、ィ、イっ、ア、っ……!」

 

 奥をこね回され、スレイプニールの膝が伸びた。

 指先が丸まり、そして広がることを繰り返す。

 揺さぶられるたびに、わずかに遅れて、足先が上下した。

 

「おッ、っぷ、ぇ……ア、ぁああああああああっ、っひ、ぃいぃいいいいぃいいっ……!!!」

 

 ごぢゅり、と、スレイプニールは、己の胎から響く音を聞く。

 すりこぎじみて押しつぶされる己の牝の臓器を自覚する。

 肉厚の膣内は、つい先ほどまで乙女だったと思えぬほどに、雄に媚びている。

 だから分かった。

 肉棒が脈動し、傘が膨らんでいるのを。

 スレイプニールは、それがなにを意味するのかは分からない。

 だが、何かが起こるのだろうとは、分かった。

 

「っ、は、うぅううううッ、じっ、れい、がんッ……!!!」

 

 ぎゅうう、と、スレイプニールは、司令官への抱き着きを深くした。

 司令官の腰が、スレイプニールの尻肉をこね回し、最奥にある口を無理矢理に柔らかくして、ぴたりと照準を合わせた。

 そうして、ぐ、と、司令官が唸った。

 

「っ、ぁああっ…………!!!」

 

 それがなにか、スレイプニールには、一瞬分からなかった。

 熱いなにかが、胎の奥を叩いていた。

 蕩けた頭でも、それがなにかはすぐにわかった――あるいは、蕩けているからこそ、直感できた。

 精液。

 最後の人類の、雌を孕ませられる、孕ませるための、体液――それが、注ぎ込まれている。

 受け取り、受け入れながら、スレイプニールは啼く。

 

「……し、しれぇかん、う、ぅううう、ううううううっ……やだ、こんなの、わたし、だめ、だめなんだからぁっ……」

 

 スレイプニールは、腰が溶け堕ちる感触を得る。

 胎の中が暖かく、そして、熱く、きゅうきゅうと腹筋が動き、それを飲み干さんとする。

 

「こんな……こんなの……やっぱりなしです、とか、ぜったい、ヤだから……」

 

 司令官の腰の震えが収まる。

 スレイプニールの脚を捕まえ、抱き留めていた腕がほどける。

 美脚が、司令官の肩に引っかかって、汗にてすべり、力なく落ちる。

 お互いに、荒く、荒く、息を吐く。

 脚が、脚へと絡む。スレイプニールが、震える腕で、司令官を抱き寄せた。

 

「……ぜったい、わたし、およめさんにしてもらうんだからぁ……っ」

 

 唇が重なる。

 小鳥のように、何度も何度も、スレイプニールは、司令官の唇をついばんだ。

 

 

 

 ●

 

 

 

 はぁあ、と、スレイプニールは、満足げに息を吐く。

 下腹に手を置き、膝をより合わす。

 その頭の下には、司令官の腕がある。

 汗の絡んだ髪が、頬に張り付いていた。

 

「まだ……じんじん、するなぁ……こしも……がっちり、つかまれて……」

「……すまない」

「ほん、と……はじめて、だったのに、何回もっ……だ、だしすぎ、よね……こ、こんなんじゃ、わたし……おなか、おもくて、おもくなって……とべなく、なる……」

 

 文句を言うようでいて、しかし、どうしたって甘い。

 疲労があるためか、眠気が強いのか、夢見るような、蕩ける声だ。

 

「……明日、コンスタンツァに話をしよう。……まだ、訓練だからな」

「うん……分かってるわよ……しれいかん……」

 

 オルカ号の一部のバイオロイドと司令官は、関係を持っている。

 バイオロイドにも残る、生殖の本能のためか――あるいは、人類への愛を、司令官個人への愛と誤認しているのか。

 司令官と周囲の上位バイオロイドたちは、繁殖訓練と、それを呼びならわす。

 

「……ううん、旦那さん……❤」

 

 その名目を、本気にしているバイオロイドは、誰もいない。

 スレイプニールもまた、そうだった。

 司令官は、スレイプニールの背を撫でる。

 くぅん、と、猫のような声を出して、スレイプニールは身をよじった。

 

「くすぐったいわよ……もう……もしかして、まだ、したいの……?」

「いや……スレイプニールも、歌い疲れただろう」

「そんなこと……あるけどぉ」

 

 司令官は、苦笑する。

 限界には確かに遠いが、満足はしている。

 スレイプニールの、誰も知らない歌を聞いたのだ。

 

「……また、聞きたい……?」

 

 頷けば、スレイプニールは、腕の中で身をよじった。

 恥ずかしげに、頬に手を当てて、少女のように。

 もにゅもにゅと、少し不明瞭な言葉が、司令官の耳に届く。

 

「えへへ……私の旦那さんは、ワガママねぇ……? 私、トップアイドルだったのよぉ……? ……だけど……司令官にだけ、聞かせてあげるんだから……ね……?」

 

 司令官が、上を見た。

 ベッドの天板がそこにあった。

 

「…………。」

 

 司令官が、スレイプニールの抱きしめを解く。

 あ、と、残念そうな声を出すスレイプニールの頬を撫で、空いた手を、ベッドサイドに伸ばす。

 そこには、飲みさしの水のボトルがある。

 司令官は一口水を飲んで、それから、スレイプニールに、ボトルを手渡した。

 

「え……司令官……? どうしたの……? さっき、飲まさせてもらって――」

 

 いいから飲め、と言いたげな視線に、スレイプニールは、唇を尖らせてから、水を一口。

 怪訝そうな顔をしたスレイプニールを、司令官はひっくり返す。

 そのすらりと長い脚の上に乗り、肩越しの、スレイプニールの視線を受ける。

 

「あ……なに? ええと――司令官……?」

 

 にっこりと笑って、司令官は、スレイプニールのデカケツを割り開いた。

 

「俺しか聞けない歌をまた聞きたくなった」

 

 

 

 ●

 

 

 

「ふっご❤ おっごっ、ふかッ、あッ❤ やめて❤ しれぇかんっ❤ おしりばちゅばちゅしないでぇええっ❤ くっしょんじゃないっ❤ わらひのおひりっ、くっしょんじゃないぃ❤ しれーかんのだから❤ しれーかんだけのだからぁあ❤ ゆるしっ、ぁああっ、やッ、ぁあああああああああああああああっ❤❤❤ ごわれ゛るぅう゛ううううう❤ ごわれるぅううううううううううううーッ❤❤❤ ……――はっ、ァ、あへっ、っひ、ぅ……へ、ぇ? ほ、ほん、き? ほんね? しぼりだす? ……ふぎゅ❤ くび❤ しっ、司令官❤ くび、が❤❤❤ しまって――お゛ッ、へ❤❤❤ んお゛ッ、ほっ、おっ、ごっ❤❤❤ お゛ッほっおっン゛ッうっぅっうっ――うぎゅッ❤❤❤ ア゛❤❤❤ じれい、がんっ❤❤❤ しゅき、しゅきっ❤❤❤ しゅきだから❤ くびっィ❤ ゆるじでッ、やら゛ァっ、ごんな声っ、聞かせだぐな゛ぃッ、ぃいいいいいいいいいいーッ❤❤❤ やらぁあああああ❤❤❤ やらぁあ゛あ゛あああああああああああ゛あああああああァ――――ッッッ❤❤❤」

 

 

 

 ●

 

 

 

「――ご主人様。訓練参加者リストに、スレイプニールさんも加えておきますね」

「ン、……ああ、うん」

 

 コンスタンツァが、事務的に言う。

 オルカ号には複数のコンスタンツァが乗り込んでいるが、彼女は特に、コンスタンツァ1、と呼ばれる。

 彼女こそは、秘書官筆頭――司令官を発見したコンスタンツァだ。

 元々は司令官専属のメイドであったが、現在はオルカ号に乗り込むバイオロイドも増え、主な世話役はブラックリリスをはじめとするコンパニオンシリーズらに譲っている。

 そうなる前――オルカ号の運営が軌道に乗る前。

 司令官の雄性能を、最初に叩きつけられた女でもあった。

 

「優しくしてあげられましたか?」

「……最初は。たぶん」

「それなら、よかったのですが」

 

 お姉さまも気を揉んでいましたから。

 そんな風に、コンスタンツァは言う。

 

「ラビアタが?」

「はい。炊きつけた責任を、感じていらしたようです」

 

 そうか、と、司令官は頷いた。ラビアタがあんな風に怒ったのは、俺にスレイプニールを慰めさせるためか、と。

 ――そもそもの話。

 スレイプニールは、素早いのだ。

 あるいは、シャ―ロットやアタランテなどの、接近戦用に調整されたバイオロイドよりも。

 自称最高速度マッハ100、目にも止まらぬ超超高速機動は、彼女自身の素早さ、反射神経に担保されている。

 なにせ、彼女ができてからしばらく、その反射神経についていける装備を作成できずにいたというくらいだ。

 その反射神経は、いくらオリジンダストで強化されていようが、専用の調整も受けていない人間の及ぶところではない。

 つまり――いくら油断していようが、人間が歩くような速度に、反応できないわけがないのだ。

 ――自分でわざとぶつかって、ある種のトラブルを期待して、いざトラブルが起きたとたん恥ずかしくなって、逃げ出してしまった。

 それが、今回の発端だ。

 以前模擬戦中にヒップアタックを食らったことがあるが(首の骨が折れるかと思った)、それに味を占めた……のだろうか。

 まったく、と、司令官は、息を吐く。

 

「コンスタンツァ」

「はい、ご主人様」

「ラビアタも拘束できるロープ、ドクターに発注しておいてくれ。それと、ボイスレコーダーか」

 

 あら、と、コンスタンツァは、ちょっと驚いたような顔をする。

 コンスタンツァも、噂で聞いている――酒を飲んで酔っ払った司令官が、ウェアウルフ相手に縄を持ち出したとか、なんとか。

 ん、と、軽く咳ばらいをして、コンスタンツァは頷いた。

 

「……承知いたしました。次回の、ラビアタお姉さまの時までには用意しておくよう、伝えておきます」

「いや、次のコンスタンツァの時までに、だ。……訓練、付き合ってくれるな?」

 

 頬を赤らめ、はい、と頷いたコンスタンツァから視線を切って、司令官は天井を――海のごとく広がる空を見る。

 飛行機雲が、まっすぐに、オルカ号に向かってきている。




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●オリジナル設定など
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★前話と被る部分あり。次回からは必要部分だけにするね

○オルカ号について
 原作からして、『メチャクチャ多く乗ってる』ことだけは確か。
 このシリーズでは以下のような設定。
 /
 人間100名弱+バイオロイド数千体が定員。
 多少の無理で(ソワンイベントで見る限り既にちょっと無理をしている?)もうちょっと乗り込むことができる。
 人間用の部屋については下記の通り利用されている。

○人間向けの部屋(以下、『士官室』)
 人間向けの部屋は100室か少し下くらいの数用意されており、今はそのけっこうな割合が、別の用途に使われている。
 用途の半分くらいが、マリーやラビアタ、ソワンやカーン、レオナあたりの上層部・各隊長格用の、いわば士官室、である。
 その他余った分は、壁ぶち抜いて、士官食堂、談話室、資料室、バーなど。
 そのうちのひとつが『秘密の部屋』とも呼ばれる部屋である。
 あ、もちろんというか、一室だけ、本来の用途――即ち、人間である司令官の私室として使われている。
 韓国版ではオルカ号を整備して云々、って感じらしいけど、そのイベントがちょっと前倒しになってるんじゃないですかね、このシリーズでは。

○秘密の部屋
 上述のとおり、士官室のひとつ。
 『人間用の部屋』はいくらかの階層にまたがって存在しており、この部屋は司令官の私室と同階層にある。
 司令官の私室はたぶんエレベーターとか指令室に一番近い部屋で、秘密の部屋は奥まった場所にある。
 同じ階層の部屋は、大半が空き部屋。
 これはバイオロイドたちの遠慮によるもの。まだ部屋には余裕があるし……
 (司令官室同階層の一部の部屋はオードリーが趣味で作った服のウォークインクローゼットみたいなことになっている)
 あ、つまりヤり部屋だよ。

○繁殖訓練
 当然言い訳である。
 バイオロイドと関係を持つ名目。
 ちなみにというかもちろん、まだ繁殖はしていない。ピル的な薬をみんな飲んでいる。
 バイオロイドと子供作ると、対策しないとヒドいことになるっぽいからね……
 たぶんドクターあたりがそのあたりを先行研究中。
 司令官がなんらかの原因で急死する可能性はあるし、予備は早めに作っておいた方がいいっていうのは当然の判断。
 (たぶん精子を冷凍保存はしてる)
 スケジュールの管理者はコンスタンツァ。

○オルカ号発着甲板
 機動型バイオロイドやAGSは、基本的にVTOL機能……垂直離着陸能力を持っているものと思われるが、それはそれとして用意はされてるやつ。
 多分、司令官用の船や飛行機を発進させることもできる。
 ほぼ直結して、普段装備を収めている倉庫・メンテナンス工場がある。

○各バイオロイドの装備ユニット
 バイオロイドは艦内にいるとき、基本、戦闘用装備を外している。
 比較的身一つに近いコンスタンツァやヴァルキリーなんかはともかくとして、ドクターとか間違いなく装備は普段別所に置いているものと思う。
 同様に、わざわざ艦内を飛び回ることもないと思われるので、特に起動型は、普段は装備庫に装備ユニットを格納していると思います。
 いやいくら都市級~とか設定したとしても、通路の幅には限界あるでしょ…………

○オルカ号指揮命令図
 たしか公式でなかったような……翻訳されてないだけかな……ともあれ。
 基本的には、部隊は各チーム(『スティールライン』『シスターズオブヴァルハラ』など)の単位らしい(公式的に)。
 ただ、『バミューダチーム』、『デンセツ』、『080機関』あたりは適したチームにバラされているものと思う。
 (ネオジムとレイシーとファントムとエキドナ、どいつもこいつも指揮役じゃないよな……)
 (080機関、多分人間の指揮官がいたんだろうな……)
 もちろん、乗組員の全員が、同時に戦闘員である。
 (ゲームとしてそうであるだけで、例えばオードリーやポルティーヤなんかはあんまり戦闘しないだろうけど)
 ★今回、スレイプニール、というか『スカイナイツ』チームはバラされ、それぞれが適した部署に配属されているという設定。
  (日本版未公開の設定というかストーリーでなんかあるらしいけど今回は無視だ無視!)

・総司令
 指令官
  全権掌握者。オルカ号艦長。
  ただし艦長職は「全権掌握者」というだけの意味合いで、基本的には行き先の決定など程度しか関わっていない。
  (ex.ブラウニーの食糧事情を彼は掌握していなかった)

・メイド部(オルカ号部)
 ラビアタ
  オルカ号副艦長。艦内統括、資源管理、総全メイド長。事務方総長。
  こいつぶっちゃけなんでもできるんだよな…………
  6-8以後謹慎中とのことなので、基本的に軍務には携わらず、艦内勤務である。
  基本的に留守番役。艦内事務、人事、会計、他バイオロイド勢力との交渉などを担当。
 ソワン
  料理長。艦内関連なので、配属的にはラビアタの下。
  部下にポルティーヤや一部メイドなど。
 コンスタンツァ
  秘書官。司令官専属メイド。副メイド長……という感じはしない。
  デフォルトで指令室画面にいるし……
 その他メイド系
  ペロやハチコなどのコンパニオンシリーズをはじめ、バトルメイド、フェアリー、エニウェアシリーズがラビアタの指揮下にある感。
  艦内環境保全や資源、物資管理などしてそうですね。ところでメイド多すぎねぇ?
 その他、一部のバイオロイド、AGS
  ケルベロスやミスセーフティなどの一部は艦内警邏に回っている。
  ポップヘッドとかはたぶんこっちにいる。
  お庭作業用ギガンテスとかいそうだよね。

・軍部
 司令官
  上記の通り全権掌握者であるが、特に、軍部統括者。
  ブラウニーの一体も死亡していないメチャクチャな名将である模様。
  司令官の下、各隊長格は基本的に同位。
  (個人的な所感として、マリーが最先任隊長格であるような気もする)
  (階級的なトップスリーはマリー、レオナ、メイ)
 不屈のマリー
  主に歩兵系のバイオロイドを指揮。
  少なくとも半分くらいのバイオロイドはここの指揮下。っていうかブラウニーとかレプリコンとかが多すぎる。
  大半の戦闘用AGS、資源探索とかもマリーの指揮下な気がする。
 鉄血のレオナ
  参謀。後方支援系。
  ファントムなどの偵察や隠密系はここじゃなかろうか。
  あとケルベロスなんかレオナの指揮下である種の警務、憲兵隊になってそうな気がする。
  本来の部隊(シスターズオブヴァルハラ)からバイオロイドの種類がメチャクチャ増えてそうな気がする。
 滅亡のメイ
  爆撃部隊隊長。
  別部隊の機動型バイオロイドとかも一部部下にいそうな気がする。
 迅速のカーン
  前線隊長あたり。先鋒部隊というか強襲部隊というか。
  階級的には、マリーやレオナより下。
 セイレーン
  海上指揮。
  ここもたぶんカーンと同じで、部隊規模的には小隊長格かな。
  オルカ号の直掩や、船や海についての知見を出してそう。
 ロイヤルアーセナル
  砲兵、補給、後方支援系。まだ日本版にいないけどな。
  ダッチガールなんかの工兵系ももしかしたらここかもしれん。
  ブラッディパンサーはどうなんだろ、日本版の段階ではこの隊長あたりかもしれん。
  エルブンたちもここだろか。

・研究・技術部
 ドクター
  おそらくここの……リーダー……リーダーかぁ……?
  一番ヤベーやつではあると思う。
 フォーチュン
  メカニック。たぶんオルカ号のメンテは大半やってる。
 スカディ
  電子、電脳網関連。
 グレムリン
  シスターズオブヴァルハラのメンバーだけど、たぶんここ。
  工兵が必要なんだ、って引っ張り出される枠。
 オードリー
  メイド部にもいそうな気がするけどたぶんこっち。
  服飾技術研究部。
 一部AGS
  工兵的な役割のAGSのうち一部はこっちだと思う。

○同種のバイオロイド
 バイオロイドは量産品だったり製品だったりするものが大半である。
 今作では設定上、ブラウニーは316体、レプリコンは220体はいる設定であるが、話に関わってくるのは、各種一体のみである。
 いや実際どうなんだろうねってなるよね。
 リーゼが全員ヤンデレてるのかどうかとか。そういう。

○キャラクター(前話含む
・P-49スレイプニール
 今回のヒロイン。超高速機動型バイオロイド。今回が初陣(意味深)。
 公式設定的には肉体年齢19歳で169センチ。結構長身な方。
 ※バイオロイドなので「19歳程度の外見」の意
 反射神経がメチャクチャ鋭いのは公式。
 「マッハ100くらいは余裕なんじゃないかしら」とは言っているが、おそらくそこまでは出ない。大気圏内では。……大気圏内では? 宇宙イケるのコイツ?だとしたらマッハ23(※第一宇宙速度)とか出せるんじゃねーの?ジェットだと宇宙で使えないからナニあれロケットエンジンなの?ロケットエンジンであの瞬発力?
 ……自称なのかマジでイケるのかは置いといて。それはそれとしてヤベーのは、瞬発力とそれに対応する反射神経――鋭すぎる反射神経と、それに追随できる装備。
 でもシャーロットとかの高級白兵戦用バイオロイドに匹敵するほどかって言うと謎。
 あと下半身すげぇけど脚力が高いかは謎。たぶん刹那の見切りとか強い。
 ケツがものすごくデカくて、寄せて上げれば谷間はできる(※水着スキン参照。まあヌーブラとかでかさ増ししてるのかもだけど)。ナエンげきおこ。
 おうたが上手い。

・T-8Wヴァルキリー
 前話のヒロイン。狙撃系バイオロイド。前回がたぶん3、4回目の訓練。
 公式設定的には肉体年齢23歳設定で171センチ。
 ワーカホリック(任務参加率が超高い)で有名なのも公式。
 「じゅっかいだけです」とかクソカワですね。
 彼女に限らず、シスターズオブヴァルハラチームのメンバーは同系の服を着てる気がする。
 (パッと見違うんだけどよく見たら同系でもうちょっと見ると各々雰囲気は共通してる、くらい)
 心臓機能の操作についてはオリジナル設定。似たような機能がありそうではある。
 前話ラストでナイトドレススキンを持ち込んだ。即死させてもらえなかった。

・鉄血のレオナ
 前話のラストでちょろっと登場した。指揮型バイオロイド。
 公式設定的には肉体年齢23歳設定で172センチ。
 前話ラストでベビードールのスキンを持ち込んだ。即死させられた。
 しぬほどちんちんによわい。

・不屈のマリー
 ショタコン。違う。指揮型バイオロイド。でも前線に行きたがる。
 ショタコンだけど司令官に抱かれてはいる。
 公式設定的には肉体年齢27歳設定で181センチ。
 おいセーラー服スキン。

・T-2ブラウニー
 最も多く生産されたらしい歩兵型バイオロイド。明るくてあんまり物事を深く考えない。あと察しも悪い。
 一部ブラウニーはたぶん司令官のお手付き。
 前回のチョイ役で登場した(あと今回も登場してる)316は、たぶん何気に最優秀ブラウニー(ゲーム的に言えばフルリンク済みLv90)だと思う。資源回収行ってたが。
 肉体年齢17歳154センチ。

・T-3レプリコン
 ブラウニーの上司役な歩兵型バイオロイド。ブラウニーよりマジメ。
 肉体年齢17歳150センチ。ちまっこいな……
 前回のチョイ役で登場した220は、たぶん司令官のお手付き。

・コンスタンツァS2
 メイド型バイオロイド。秘書官的な、司令官専属メイド。
 (なお、それなりには数がいるので、秘書官でないコンスタンツァも存在する)
 (秘書官をやってるのは司令官を発見した、「コンスタンツァ1」である)
 肉体年齢25歳168センチ。
 大抵のことはできるっぽいので、たぶん本体価格は地味にお高い。
 (と言っても、装備の方がお値段に与える影響は大きいようだけど)
 司令官の私的なお世話はブラックリリスやシザーズリーゼにお任せして、秘書官的な役割に専念しているものと思われる。
 でも最近ブラックリリスとかがその役割も狙ってて、闇討ちされそうで実はちょっと怖い。
 夜のスケジュールの管理者。ある種最重要の調整役。
 母乳が出る。……母乳が出るの!?マジで!?(※公式)

・バニラA1
 メイド型バイオロイド。艦内一般作業に従事する。
 肉体年齢16歳152センチ。
 今回登場した管制当番バニラは、手コキフェラが特に上手いと司令官に褒められたのがひそかな自慢。

・オードリー・ドリームウィーバー
 服飾縫製型バイオロイド。一応艦内作業部(メイド部)であり、研究開発部。
 肉体年齢27歳176センチ。当人がまずモデル体型くさいんですよね……乳でっかいけど……
 作者にも、色々便利に扱っている自覚はある。
 ドクターほど科学的にヤベーわけでもないが、装備の調整などを行ってもいる……という設定。
 日本版だと中黒(「・」な)がないけど、たぶんあるのが正しいんだろうな~と思ったり。
 日本版、たまに日本語怪しいからね。

・ラビアタ・プロトタイプ
 バイオロイドNo02。あるいは最初のバイオロイド。設定上最高にして最強。
 肉体年齢28歳188センチ。おにくいいよね。現在のところバイオロイドの中で最も長身。
 バイオロイドの姉を自称してるけどどっちかって言うとオカンな感じもある。
 個人的には『ラビアタ・ザ・プロトタイプ』って表記したい。
 6-8以降、色々あって謹慎中であるとかで。
 この話では、オルカ号の実質的な艦長であり、艦内勤務メインで、事務系お仕事をしているという設定。
 騎乗位ができないのがちょっとした悩み。腰バスンバスン振ったら司令官の骨折れちゃう。

・司令官
 健康的な青年型。身長176センチくらい。アジア系の外観。
 戦闘時はともかく普段はわりと柔和な表情。
 らすとちんちん。しぬほどちんちんがつよい。弱くする理由もねーけどさ、オメー。
 ブラックリリス、ソワン、リーゼのヤベーやつ3人衆に手を出していて誰も死んでないあたり、我ながらスゲー設定したなとは思う。
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