戦隊もので言うなれば、レッドですね。
目を覚ます。
今日はどんな日になるんだろう?
そんなことを考えるだけで、
私の心に日は昇る。
私は目を覚ます。
部屋を見渡すと、
たくさんの大好きなものに囲まれている。
リコーダーに、ペンギンのぬいぐるみ、
今日から始まる英語の授業に使う教科書、
まいちゃんに貰ったシールと…、
ちょっと汚れている魔法のステッキ。
ベッドから立ち上がり、クローゼットまで移動する。
着替えるためにパジャマを脱いだ。
足元には、[魔法少女ブルーム]に出てくるマスコットがくしゃくしゃな顔でこちらを見ていた。
「変な顔ー!」
足元のパジャマを拾い上げ、しわを広げながら畳みベッドの上に置いた。
くしゃくしゃだった顔は本来の形を取り戻した。
立て掛けられたステッキを撫でる。
昔は外に持って行って遊んでいたけど、もう遊ばなくなった。
高学年になったら、子供っぽい[魔法少女ブルーム]なんて興味ないんだって。
だから、みんなと大好きなブルームの話をすることは無くなった。
大きくなるって事は大変だ。
サンタさんはいないし、魔法少女なんていない。
仕方のないことだけれど、少し寂しい。
でも仕様がないだって。
「ハルー!ご飯できてるよー」
リビングからお母さんの声が聞こえて、急いで学校の制服を着る。
ランドセルを手に持ち、階段を駆け下りた。
リビングへの扉を開ける。
「おはよう、お母さん。」
スーツの上にピンクのエプロンを着けたお母さんがいた。
「おはよう、今日はクロワッサンにスクランブルエッグとウインナー、昨日の残り物ー野菜多めのオニオンスープでーす!」
お母さんの料理はおいしいから大好きだ。
お仕事が大変なのに、毎日用意してくれている。
他のお家と違って、私にはお父さんはいない。
なので、お母さんは外でお仕事をしている。
お父さんは私が小さい頃にお母さんとケンカをして出ていっちゃったんだって。
だから、お母さんがお父さんにもなるんだよって言ってた。
「いただきまーす。」
牛乳はあんまり好きじゃないけど、
お母さんが健康に良いって言うから頑張って飲み干す。
「お、偉いねー!」
お母さんが私の頭を撫で、エプロンを外した。
頭を撫でられるのは好きだけど、高学年の私を子供扱いしているようで複雑な気分だ。
「お母さん、もうお仕事行ってくるから忘れ物に気をつけて、鍵を閉め忘れないようにねー!」
いってらっしゃいと声をかけ、出ていくお母さんを見送った。
食事をとり、食器を洗った後に家を出る。
通学路でまいちゃんに合流し、
学校までの道のりをお話しながら歩いた。
話題のドラマの話、今日の授業のこととか色々。
結局、学校についてからも朝の会が始まるまでの間、
その話題がつきることはなく続けられた。
先生が教室に入ってくると、みんなは自分の席につく。
「それでは出席をとります。」
今日はどんな一日になるんだろうか。
「赤井 春さん」
先生が私の名前を呼ぶ。
ワクワクする気持ちを押さえられず、
少しだけ声が大きくなる。
「はい!」
英語の授業楽しみだなあ。
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校舎外、木の上から赤井 春を注視する、
白いウサギのようなぬいぐるみの姿がそこにあった。
「見つけた!魔法少女候補を!」
誰か書いてくれるまで書きます(嘘)
春ちゃんの変身から戦闘終了までを書きたい。