遅くなってしまい、申し訳ないです。
また少し間が空きます。
タイガSide
海軍にして女王であるミレイユに保護された俺とアリシアは、王宮がある島まで船で向かうとそこで海軍の軍服に袖を通した。
海軍って言うと、ワンピースの海軍を追い浮かべたが、調べてみるとこの世界には悪魔の実等はなく、実力などで海兵になるようだ。
「白を基調にしているのか……俺はあまり白は着ないんだがなぁ。」
「似合っていて良いではないか。悪くないぞ。」
「ありがとな、アリシアも似合ってるぜ。」
着替えを済ませた後、俺達2人はミレイユの下に向かうと、玉座の間にはミレイユ以外にも淡いピンクのドレスを着た少女とメイドさんがいた。
「タイガ、アリシア。紹介する、私の妹でありこの国の姫であるアイリスと付き人のセシルだ。2人とは今後会うこともあるだろうから顔は覚えていてほしい。」
「よろしくお願いします!」
「おう、よろしくなお姫さん『ガッ!』痛っ!アリシア痛ぇよ。」
「タイガ、少しは考えろ。一国の姫に向かって。」
「構いませんよ。硬すぎる人よりもタイガさんくらいの人が好感が持てるから。」
アイリス姫の言葉に頭を下げるが、ミレイユとセシルって人は俺のことを睨みつけており、明らかに『口に気をつけろ』と言いたげであった……。
怖え……。
その後、俺とアリシアはセシルに案内されて島内を見て回り、その中で貧民街を見た時には貧富の差が現れているということを理解した。
どの世界にでも貧富の差はあり、どうしても出てしまうのだということだと。
その後、ミレイユに連れられて他の海兵達と一緒に俺達は船に乗って、海に出て航海に連れ出してもらった。
この船に乗ってるのは新兵ばかりらしい。
「みんな、この辺りは海賊はなかなか出てこないが、気を引き締めるように!海賊と鉢合わせになれば戦闘になることもあるからな!」
ミレイユの言葉に緊張が走る。
その時、1人の新兵が駆け込んできた。
「申し上げます!!か、海賊がこちらに!」
「落ち着け!誰か分かるか?」
「はい!蛮娼のオリヴィアです!」
蛮娼のオリヴィア……調べて分かったが、この海の中で最も武名の高い女海賊の名で、実力も相当らしいな。
戦ってみたいなぁ……。
「タイガ、勝手に行くなよ?私達に戦闘は許されていないんだからな。」
「分かってるよ。けど、足止めは必要だろ?」
「危険なことはするなと言ってるんだ。お前にもしものことがあったら……きゃっ!?」
その時、大砲が当たったのか船が大きく揺れ、アリシアが倒れそうになり、咄嗟に庇った。
「大丈夫か?」
「すまない。ありがとう。」
「向こうから仕掛けてきたんだ。暴れても文句無いよな。」
「……無茶はしないでね。」
「分かってるって。行ってくる。」
俺はアリシアにキスをすると、駆け出して月歩を使い、オリヴィアの海賊船に飛び込んでいった。
そして、翠鷹を抜くと船に向かって斬撃を放った。
ズバッ!!
「今ので沈まないか。加減し過ぎたかな。」
「お前がやったのか。一体何もんだ!?!」
「新入りの海兵さ。取り敢えず聞くが、あんた強いんだってな。腕試しさせてくれよ。」
「男の癖にあたしに勝つ気かい?舐めんじゃないよ!!!」
カットラスを抜いてこちらに迫ってきたオリヴィアに、翠鷹の刀身で鍔迫り合いになるが、武名が高いだけあって、そこそこやれるようだ。
「面白ぇ!一陣!」
「くっ!?このっ!」
「突風突き!」
「っ!!?」
ダァンッ!船首に風穴が空いたが、外れてしまった。
「ちっ、外したか。」
「こいつ、ヤバい……!あんた達手ぇ出すんじゃないよ!?下がってな!」
オリヴィアの空気が変わり、明らかに緊張感の走っている。
俺もちょいとばかし本気出すかな……。
そんな事を考えていると、軍艦が最高速度でこちらに向かっているのが見え、アリシアが叫んでいた。
「タイガ!」
「あいよ。じゃあな蛮娼の。またいつか遊んでやるよ。」
俺は再び月歩を使って船に飛び乗ると、そのまま軍艦は海域を離脱したのであった……。
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