※この作品はR-18です。

黒獣~転生戦記~   作:ボルボロックス

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脈絡無し、ハチャメチャですが、それでもよろしければ読んで、御指摘ください。


前話も変でしたし。


12 屍犬と想い

月光が支配する黒の城の地下牢。

 

 

そこには多くの亡骸があり、それは月光によって殺された者達や他にもこの戦争の中で死んだ人間や魔物などの骨も積まれている。

 

 

その高く積まれた死体の山に月光は近付くと、懐から一枚のソウルカードと赤黒い宝石を取り出した。カードにはある男が描かれていた。

 

 

「今回は君を使ってあげるよ。役に立たない君が大いに役立てる仕事もあげるよ。」

 

 

そう言うと、月光は死体の山に近付いてカードを破ると、それと赤黒い宝石を死体の上に落とす。すると、月光は死体の山から離れると、赤黒い宝石に躯が集まっていくと人の形を成していき、それが完了すると月光に殺された筈のヴォルトが復活した。

 

 

ヴォルトは月光を睨むが、等の本人は何処吹く風だった。

 

 

「悪いけど、君にはやってもらう事があるよ。これは君にも悪いことではないよ。」

 

 

「……何だと?」

 

 

「キミが倒すべきは七盾の連中だよ?忘れないでね?ま・け・い・ぬ君。」

 

 

そう言うとヴォルトに彼が使っていたが大剣を投げ渡す。ヴォルトは自身の大剣と月光を見ながら、自身がどうすべきなのかを考えると、舌打ちをして月光に背を向ける。

 

 

「奴ら……いや、奴を片付けたら次はテメェだ。首洗って待ってろ。」

 

 

月光に指さしてそう言うと、ヴォルトは外へと歩いていったが、その月光当人はケラケラと嘲笑っていたが、月光の目は冷たかった……。

 

 

 

 

 

七盾同盟の4の砦では平穏な日常が流れていた。民達はそれぞれ穏やかな日常を過ごしていた。そんな中、城壁の上で見張りをしていた兵が4の砦に向かっている人影を見つけた。

 

 

「なんだあれ?」

 

 

「どうした?」

 

 

「いや、あれ。何かこっちに来てるんだが。」

 

 

兵士達がその人影を見て首を傾げた。

 

 

その人影は大剣をズルズルと引き摺りながら、確実に4の砦に向かっており、その中で兵士達がその人影の顔を見て驚きの声をあげる。

 

 

「あ、あいつは!?」 

 

 

「け、けど、死んだはずだろ!?それなのになんであいつが……!」

 

 

「ウゥゥゥォォオォォォォ!」 

 

 

兵士達が驚きの声を挙げる中、その人影は城門に辿り着くと引き摺っていた大剣を振り上げて、城門に叩きつける。

 

 

ガゴォォォォンッ!という、けたたましい音が響き渡り、城門が大きく揺れるが構わずに何度も城門を叩きつけ、その度に城門は揺れ、ついには罅が入り始めた。

 

 

そして、剣を高く振り上げて力任せに城門に振り下ろすと、その重さに城門と城壁はまとめてバラバラに砕けた。

 

 

すると、騒ぎを聞き付けたマイアが駆けつけた。

 

 

「何の騒ぎだい!?」

 

 

「マイア!ヤバイ奴が来たんだ!?」

 

 

「ヤバイ奴?どんな奴が…あいつは……!?」

 

 

砂埃の中から現れた人物を見て、マイアは驚き、言葉を無くした。

 

 

それは死んだはずの人物、生き返ってはいけない人物、人類の裏切り者、乱を起こした張本人。

 

 

「な、なんであんたが……!」

 

 

「何だぁ……久しぶりに見て声も出ないかぁ……マイア。」

 

 

「あんたは死んだって聞いたぞ!?なのに、なんで生きてるんだ……ヴォルト!?」

 

 

目の前にいる生き返った男……ヴォルトを見てマイアは驚きながら剣を抜くと、警戒したまま彼を見据える。

 

 

そんな中、ヴォルトは自分の手を見ながら答えた。

 

 

「あの野郎に殺られてから地獄をさ迷ってたんだがなぁ。その中で奴に甦させられてなぁ……お前らに復讐しに来たんだよ。」

 

 

「はっ!地獄で誰にも相手にされなかったんだね。あんたのやった事に地獄の神様も呆れたって訳?」

 

 

「地獄には良い女がいなくてな……まぁ、こっちに戻ってこれたんだ。復讐ついでに……死ぬまで犯してやるよ。」

 

 

「気味の悪い面向けるんじゃないよ。(何なの、なにか様子がおかしい。)」

 

 

マイアがヴォルトの力の強さに驚いていると、ヴォルトは笑いながら身に纏っていたマントを脱ぐ。

 

 

すると、そこには無数の人の顔が身体に張り付いており、蠢き、唸っていた。

 

 

「な、何あれ!?」

 

 

『おのれ〜!』

 

 

『苦しい〜!?』

 

 

『奴のせいで〜!』

 

 

『ちくしょう〜!?』

 

 

ヴォルトの身体を見て、民達は悲鳴を挙げ、兵士達は息を飲み、マイアに至っては言葉も出ずにただ見ているだけであった。

 

 

ヴォルトの身体には無数の人の顔が着いており、まるで意思があるように唸り、嘆きのような悲鳴を挙げている。

 

 

そんな中、マイアは息を飲みながらもヴォルトに剣を向けながら、彼に質問をした。

 

 

「ヴォ、ヴォルト……!?そ、その身体は、いったい……!?」

 

 

「これは……俺の部下達や魔物、愚民共が合わさって出来た身体だ。不思議と嫌悪感が無くてな。身体にしっかりと馴染んでるんだ。」

 

 

「あんた、人間辞めたみたいだね?もう、ただの化け物としか思えないよ!」

 

 

「はっ!お前も犯し殺した後で、この身体に加えてやるよ。そうしたら一生お前は俺の肉便器だ。」

 

 

ヴォルトの言葉にマイアは背筋に寒気を感じ、得物を握って警戒するも、ヴォルトはニヤニヤと笑みを浮かべる。

 

 

すると、腹の辺りの顔から大量の舌と腕が伸び、彼女に襲い掛かるが、マイアはその全てを何とか避ける事は出来た。

 

 

「はぁ、はぁ……!ま、マジで人間辞めてるわ。あんた、そこまで堕ちて何がしたいわけ?」

 

 

「簡単なことだ。女神も、聖なる騎士も、姫騎士も、ダークエルフの女王と騎士も!ありとあらゆる女を奉仕国家の商品にする!!そして、あのクソガキに砕かれた俺の面子を取り戻すんだ!」

 

 

「クソガキ……タイガの事?何ていうか、馬鹿みたいな事言うようになったね?大体1度負けた癖に。男の癖にみっともない。」

 

 

「はっ!随分な言い草だな?だがな……勝てば良いんだよ!勝者が全てなんだ!」

 

 

そう言った瞬間、マイアの足元から大量の触手が飛び出し、彼女を拘束し、その際に服を剥かれ、ブーツを残して全裸に近い格好にされたマイアに、ヴォルトは舌舐めずりをする。

 

 

「くくくっ!やっぱり良い身体してやがるな?乳もでかいし、ケツもハリがある。商品にはピッタリだな?」

 

 

「っ!ベタベタ、触んないでくれる?」

 

 

胸を握られ、眉をピクリと動かしながら睨むマイアにヴォルトは笑みを浮かべると、ヴォルトの腹が裂け、中から長い舌が伸びてきて彼女の肌を蛇のように這い回る。

 

 

そのヌメッとした感覚に嫌悪感に顔を背けていると、マイアは頭から何か生臭く、ドロっとした液体を掛けられた。

 

 

「これって……!?」

 

 

「俺のザーメンだ。赤い髪に映えるじゃないか。」

 

 

「それは光栄だね?けど、キモいから止めてくんない?」

 

 

「強気な態度だな?なら、ここで俺の女にしてやるよ。あのガキに抱いてた淡い想いもぶち壊してな?」

 

 

「っ!?な、なんの話?」

 

 

ヴォルトの言葉にマイアは、戸惑いながらも聞き返した。

 

 

「お前、あのタイガってガキに気があるんだろ?年下好きとは知らなかったぞ。」

 

 

「あんた、なんでそんな……!」

 

 

「くくくっ……!お前みたいなガサツな女傭兵、肉便器にしかならないだろうに、それがあんなガキに恋慕してたとは、随分可愛い所もあるじゃないか?」

 

 

『くくくっ!』

 

 

『ぎゃははは!』

 

 

「あんた、最低……!」

 

 

歯を食いしばりながらそう言うマイア、しかし、ヴォルトはそんな彼女を嘲笑った。

 

 

「お前みたいな女、体のいい便所だよ。ヤリたいときに犯せる、娼婦と同じにしか見ないだろう?あいつは、貴族なんだからなぁ!!」 

 

 

ヴォルトの言葉にマイアは目を見開き、歯を食いしばりながら目を逸らした……。

 

 

 

〜〜〜。

 

 

マイアSide

 

 

悔しい、こんな……こんな最低な奴に、こんな風に言われるなんて。

 

 

こんなひどい事、何で言われなきゃならないの?

 

 

「(けど、そうだよね。タイガは……アタシとは違うんだから。)」

 

 

アタシとタイガが会ったのは、偶然だった。

 

 

アイツはアタシが所属してた傭兵団に入ってきた新入りで、アタシはアイツの教育係だった。初めは年下の世話なんて面倒くさかった。

 

 

けど、タイガと接していく中で一緒にいたいと思うようになってきた。

 

 

そんなある日、アタシがドジしたせいで死にかけたのを、タイガは小さな身体で助けてくれた。

 

 

その時のアイツの笑顔は、すごい暖かった。

 

 

そして、今回の戦で再会した時にアイツが貴族だって知って、少し驚いたけど、タイガは変わらずに、アタシをマイア姉って呼んでくれて嬉しかった。

 

 

それで、タイガが何度も無茶をしたのを聞いたときはハラハラしたし心配もした。けれど、何処かで思っていた。”傭兵のアタシが貴族の心配なんて馬鹿馬鹿しい”。と……。

 

 

「(はぁ……どうせなら、アイツともう一回駄弁りたかったなぁ。)」

 

 

アタシは目を閉じて、このクズに犯される瞬間を待った。

 

 

けれど、アタシのアソコにはヴォルトの汚いモノは入ってきた感触はせず、目を開けてみるとそこには黒い剣を片手にアタシを横抱きにするタイガがおり、その前にはズタズタに切り裂かれたヴォルトがいた……。

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