次からは日常とエロを書いていきます。
※ジュドーが仲間になりました。
リムルから新しく"大賢者"と"捕食者"のスキルを獲たタイガ、彼はリムルのいた空間で手を見ながら考え込んでいた。すると、メルトが話し掛けてきた。
『どうしたの、マスター?惚けた顔して。』
『ん?メルト、いやなんでもない。それよりもこの空間、あとどのくらいで消える?』
『あと、30秒ほどよ?あ、それとアンタが貰ったスキルの1つ、スリーフォースなんだけど、マスターが成長した事で変化して"ハンドレッドフォース"ってのになってるわよ。しかも効果が3倍から100倍になってるし、"流桜"ってのが使えるようになってるわよ。こんな感じの。』
タイガの頭の中に、"流桜"の使い方を頭に流し、それを見たタイガは笑みを浮かべる。
『凄いなこれは。打撃、斬撃で使えるし、魔法とも併用できるとなると、戦力に幅が出るな。』
『そうね。あ、そろそろ空間切れるけど、用意は?』
『いつでも。』
腕に力を入れると、見聞色で未来を"視て"、最適な方法を選ぶ。
そして、それを……実行した。
「あれ?お前、なんで」
「獣厳!!!」
「ガバッ!!!?」
剃で月光の間合いまで一気に入ると、その腹に向かって武装色"流桜"を纏った獣厳を叩き込む。
流桜を纏った獣厳の衝撃が月光の体内に浸透していき、彼の内臓や肋骨、身体の組織をめちゃくちゃに破壊していき、大量の血を吐血する。
空を桜の花びらが舞う中、遅く来た衝撃に月光は吹き飛んだ。椅子にぶつかり、倒れる月光を見ながらタイガは後ろに目を向ける。
そこには光の粒子となって消えていくリムルと、未だに気を失っているジュドー、タイガはそんな2人を見ていると、そこには目を血走らせて自分を睨む虎のような姿をした月光が立ち上がっていた。
「"ネコネコの実"、モデル:レオパルドって所か?ロブ・ルッチから奪ったのか。」
「まぁな。だけど、これだけじゃあ無いんだが……こうなったら、全力で叩き潰すよ。」
そう言うと月光は懐からソウルカードの束を取り出した……。
「悪いが、ボクはまだ終わってないんだ。僕にはこのカードがある。こいつらを使えばキミ如きになんて「もう止めろ。」あ?」
「これ以上、続けても意味なんて無いだろ。」
「意味がない?ふざけんな!!高々転生者風情が偉そうにするんじゃねぇよ!!お前なんかに負けな「"ライトロック"」!?」
雷光の呪縛で身体を縛られた月光は動けなくなり、ソウルカードを落としてしまうが、風を操って俺の手元に持ってこさせる。
「さぁ、これでカードはゼロだ。まだやるか?」
「このっ……調子に乗るな!?」
「最大輪……六王銃!」
「っ!?ゲフっ!?」
覇気を纏い、威力と破壊力が増したその一撃は月光の身体を貫き、容易く膝を折らせる。
六王銃を受けてそのまま転がり落ちる月光、ダメージが大き過ぎるためか立ち上がることすら、やっとである筈なのだが月光はゆっくりと立ち上がった。
「こ、の……!?」
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月光Side
ふざけんなよ!!高々転生者の癖に僕を見下しやがって!
リムル……アイツがこいつに何かしたんだ。だから、急に現状が変わった。突然強くなりやがったコイツのせいで、内臓はボロボロ、ソウルカードも手元にはない。
けどどんな状況であろうと、そんな事は関係ない。一つ分かってることは……このガキは確実に殺すって事!!
"前の管理者"から奪った別の力を使おうとした瞬間、タイガの背後でゆっくりと立ち上がるジュドーが見えた。
形勢逆転だ!!
「ジュドー……。」
「ジュドー、起きたか。よし、今から奴を殺せ!お前を見捨てた奴なんて、さっさと殺せ!」
「分かったよ。けど、その前にタイガ、お前に聞きたいんだが……お前は今でも"鷹"としての誇りを持ってるか?」
「……あぁ、"あんな事"があったが、俺もずっと"鷹"のつもりだ。それはアイツも変わんないと思うぞ。」
「っ!!何をグダグダと話しているんだ!?ジュドー!さっさとそいつを殺」ドス。
胸に衝撃を感じ、下を見てみるとそこにはジュドーが持っていたカットラスの一本が深々と刺さっており、前を見るとそこには、こちらを睨んでいるジュドーがいた……。
「がふっ!?ジュドー、お前…何のつもり、だ……!?」
「悪いな、旦那。俺はタイガを助ける事にするわ。」
「な、んだと……てめえ、受けた恩を忘れたのか!誰の、おかげ、で、今……!」
「忘れちゃいねぇよ。けどなぁ、どんな理由であれ、昔の仲間を裏切れないんだわ。」
「く、くそ……!」
~~~。
タイガSide
トドメを刺された月光はその場に倒れ、動かなくなったのを確認すると、カットラスを抜いて血を拭うとジュドーはこちらを見た。
「……。」
「ジュドー……。」
「はぁ……何か頭の中に掛かってた靄が取れた気がしたぜ。この場合は"久しぶり"って挨拶したほうがいいのか?」
「っ!俺のこと、分かるのか?」
そう訪ねると、ジュドーは縦に頷き飄々と話し始めた。
「あぁ。ガッツの幼馴染で鷹の団切込み隊副隊長、鷹の団のオカンにして千人切りのタイガ、だろ?」
「オカンは余計だ!だけど、良かった……!」
洗脳が解けて話しやすい昔のジュドーに戻っていた事に安堵すると、その場に座り込み頭を抑える。
すると、ジュドーが歩み寄って手を伸ばしてきた。
「ほら、立てるか?」
「はぁ、サンキュー。けど、本当に生きてたんだな?」
「まぁな。最初は身体を貫かれて一回死にかけたけど、おかげさんで無事にこの通りだよ。それより、タイガ。キャスカ達は?」
「一応だと無事思う。俺も色々あって。」
「そっか。」と、何かを察したのか優しく微笑むジュドー。
「それよりお前、これ持ってるか?」
そう言うとジュドーは鷹の団の印である翼と剣が刻まれた紋章を見せてきた。
「いや。その、どっかで落としたみたいでな。」
「はぁ?!ったくしっかりしろよ。そんなんだとガッツにどやされるぞ。」
「だよな。あはは……ん?」
「タイガ、無事か!?」
入口から誰かが駆けてくる足音が聞こえ、振り向くとボロボロのアリシア、マイア、ルー・ルー、オリガとクロエが駆け込んできた。オリガとクロエは、まぁ歩いて来ていた。
すると、現状が分からないという顔をしているアリシアに変わって、マイア姉が話し掛けてきた。
「えぇっと、タイガ。どういう状況なわけ?確かそいつは敵じゃなかった?」
「あぁ、みんな。改めて紹介するよ。彼はジュドー、洗脳されてたんだけど無事に解けたんだ。ジュドー、この人達は今の仲間で、七盾同盟の仲間達!」
「あ、これはどうも。紹介されたジュドーだ。」
ジュドーが挨拶をすると、毒気を抜かれた様子でキョトンとしている面々を代表して、アリシアが挨拶してきた。
「そ、そうなのか?これは失礼した。私はアリシア、アリシア・アルクトゥールス。こちらからマイア殿、ルー・ルー、オリガとその騎士のクロエだ。」
「……タイガ、随分べっぴんさんが多いな。これは戦も捗るな?」
ジュドーがそう言うと、俺も「まぁな。」と答えた。
「タイガ、月光はどうした?」
「とりあえず倒したよ。途中からジュドーが協力してくれたんだ。そっちは?」
「ジュダルは我々だけで倒す事が出来た。まぁ負傷者はいたが、死者は出ていない。それより奴をどうする?」
アリシアは倒れている月光に向ける。
確かにこのままにする訳にはいかないし、だからって死者を晒し者にする訳にはなぁ……そうだ!
「みんな、少し離れてろ。"クリアキューブ"!」
透明な結晶の結界の中に月光を仕舞うと、それを見ていたオリガは驚いたように声を掛けてきた。
「空間魔法か!?そのような上位の魔法をどこで!?」
「まぁ色々な。それよりもみんなの傷も治すぞ、"オールヒーリング"。」
全員の怪我があっという間に治り、全員が言葉を失う中でジュドーは苦笑しながら言ってきた。
「凄いな。もうなんでもアリって感じだな?」
「まぁな。それよりそろそろ帰ろうぜ。俺の新しい家族も紹介したいし。」
俺達はセレスティン様達の待っている七盾同盟へと帰ることにした。
けどまぁ、これからが大変だろうなぁ……。
次回、第一部終わりです。