岡田が沙織を連れて入ったのは、水戸市郊外にあるラブホテルだった。
『ふ、わあぁ……なんか、凄いんだね……』
もちろん、沙織にとってラブホテルは初めての体験である。
南国リゾートを彷彿とさせるエキゾチックな外観もさることながら、中の部屋もアイボリーとブラウンを基調とした落ち着いた色彩の中、外観のイメージに合わせるような調度品の数々。
初めてのラブホテルは、沙織を満足させ、これから初体験を迎えようという緊張感を解した。
『沙織ちゃん』
岡田が沙織を後ろから抱きすくめる。
沙織はその腕に手を添え、岡田の唇を求めるように顔を後ろに向ける。
岡田は沙織の求めに応じ、唇を重ねる。
『ちゅ、ちゅぷ、ちゅ、くちゅ……』
『ん、あふ、んん、んふ……』
ファーストキスを捧げてから、徐々にキスの仕方を覚えていった沙織。
今度は沙織のほうから岡田の口の中に舌を潜らせ、舌を求める。
『は、はぁ、あっ、ん、ちゅ、ぷ』
岡田は抱きすくめていた腕を解くと、その手を沙織の胸に這わせる。
服の上からその胸の膨らみを撫で回し、そしてワンピースのボタンに手をかける。
(あ……いよいよ脱がされちゃう……)
プチ、プチ、と1つずつもどかしげに外されるボタン。
その間も、岡田と沙織の口付けは続く。
ようやく上半身のボタンが外される。
岡田の唇は沙織の唇から離れ、頬、首、肩とチュッチュッと啄んでいく。
それに合わせてワンピース、そして豊満な双膨を被うブラジャーのストラップが肩からするりと外される。
たゆん。
胸を被っていた布が取り払われ、大きく実ったたわわな果実が重力に従って、たわむ。
(あ……ついに、見られちゃった……)
沙織の柔肌が、初めて異性に晒された瞬間だった。
しかし、岡田は沙織に、そんな感慨に耽る余裕を与えない。
沙織の肩を啄んでいた唇は、沙織にその腕を上げさせると沙織の腋へと進む。
(剃り残しとか、ないよ、ね?)
こんなこともあろうかと、昨夜はせっせとムダ毛処理をしていたが、その苦労は無駄にはならなかったようだ。それでも、剃り残しが気になる乙女心が健気でもある。
いよいよ胸に実る二つの果実を啄むか、というタイミングだった。
『だ、ダメっ!』
沙織は岡田から逃げるように体を捩る。
『さ、先に……シャワー浴びたいんだけど……ダメ、かな……?』
顔を真っ赤にし、上目遣いで岡田を窺う。
岡田は苦笑し、沙織の提案を受け入れる。
『……すごっ!』
浴室は、沙織が思い描くラブホテルのイメージを、軽々と越えていた。
天然の岩を組んで作られた浴槽はまるで露天風呂のようで、さらには小規模の滝を誂える懲りよう。
ラブホテルと知っていなければ、リゾートスパかと見まごう造りだ。
ゆっくり浸かりたいところだが、あまり待たせるのもいけない。
ひとまずここはシャワーを浴びることにする。
『シャンプー、めっちゃあるし!わ、エメリルもあるじゃん!何これすごくない?!』
自分の愛用のシャンプーやリンス、ボディソープまで置いてあることに驚く沙織。
基本的に、女性が利用しやすいよう、女性の生活用品には隙を見せないのがラブホテル、というのを後に沙織は自慢げに語るようになるのだが、それはさておき。
お気に入りのシャンプーで髪を洗い、ボディソープで体を洗う。
特に、股は念入りに洗う。
『うわ何これ!めちゃくちゃぬるぬるしてる!もーやだー!!』
先ほどまで何度も繰り返されたキスで、すっかりトロトロになり、蜜をとろかしていた。
どうせまた溢れてくるだろうけど、気持ち的に洗っておかないと落ち着かないので、サーッと洗い流してしまう。
『お、お待たせ……』
『うん、髪を乾かしてる間に、俺も軽くシャワー浴びてくるよ』
沙織が備え付けのガウンを羽織り浴室から出ると、今度は岡田が浴室に向かう。
ドレッサーに腰掛け、ドライヤーで髪を乾かす。
見れば、沙織がシャワーを浴びている間に、岡田は歯磨きまで済ませたようだ。
沙織もそれに倣う。
身支度を整え、ベッドに腰掛けていると、岡田が浴室から出てきた。
沙織はベッドの上で正座し、三つ指をついてお辞儀する。
『ふ、ふつつかもにょでしゅが……』
緊張で噛みまくる。
『ぶっwww沙織ちゃん、緊張しすぎwww』
『だ、だってぇ……もぉやだぁ///』
両手で顔を覆い隠し、ベッドに倒れこむ。
岡田はそんな沙織に添い寝し、優しく頭を撫でる。
『大丈夫、大丈夫。初めては誰だって緊張するさ』
ふるふるふる。
顔を手で覆ったまま首を振る。完全にいじけている。
岡田は貝のようになってしまった沙織の首筋に、ちゅ、と口付けする。
『ん。』
沙織は頑として動かない。
執拗に首筋に唇を舌を這わせ愛撫していく。
『ん、んんっ、んっ』
沙織の耳たぶをつと咥え、くりくりと甘噛みする。
『ん、んもぉ!わかった!わかったってばぁ!!』
開き直ったように岡田のほうを向き直り、キュッと抱き寄せる。
そして。
『ん。』
そっと唇を重ねる。
舌を絡める濃厚なキス。沙織の経験値も徐々に上がっていき、自らも積極的に求めるようになる。岡田は!自分が染め上げていくことに満足しながら、次のステップへと移る。
唇を首筋に移し、鎖骨に沿ってちゅ、ちゅとキスしていく。
右手は沙織のガウンの紐に手をかけ、手慣れた手つきでそれをほどく。
ガウンをはだけさせると、沙織の裸体が顕になる。
決して細身ではないが、男好きする柔らかく肉付きの良い体。
大きな双房はその柔らかさを主張するように、左右に弛む。
ウエストは細いとは言えないものの、しっかりと括れを形成し、緩やかに腰骨へと女性らしい曲線を描く。
臀部は大きく張り出している。沙織にとってはコンプレックスとなっている大きな尻だが、男にとっては理想的な安産型の体型と見る。
『やだ……恥ずかしいよ……』
羞恥に顔を赤くし、また手で覆ってしまう。
岡田はその隙に、乳房の攻略にかかる。
撞きたての餅のように柔らかい乳房を両手で捏ね回し、ときおり人差し指でくりくりと乳首を攻める。
そしておもむろに乳首に吸い付き、舌先で乳首を転がす。
『ふあ、ふあぁっ』
沙織の声に、甘い嬌声が混じり始める。感度が良いのだろう。
どこを触れても、甘い声で啼き、びくっびくっと体をわななかせる。
『そんなっ、そんなのっ……気持ち、良すぎ……っ』
やがて、唇は乳房から肋骨、そして腹部、臍……徐々に下へと侵攻を再開する。左手は尚も沙織の乳房を愛撫して沙織を啼かせている。
右手はというと、こちらは太ももへと移り、太ももから内股にかけてをすりすりと撫でつける。
岡田の唇は、ついに鼠径部に達する。
本来は濃い茂みなのだろう。
デートを意識して、かなり丁寧にムダ毛処理している。
全てを処理しきってしまうのではなく、形を整えて残したのは、沙織なりの気遣いか。
『あ……もしかして、全部剃ったほうが、良かったかな?』
普段から男性の嗜好を研究している沙織らしい問いかけ。
それに岡田は『これぐらいが良い』と応じ、茂みに潜り込む。
茂みの奥から慎ましやかに鎮座する秘部が現れる。
未経験らしく、ぴっちりと閉じた陰唇。しかしそこからは、先刻からの愛撫によってトロリ、と蜜が滴っている。その上にはやや大きめの陰核が見てとれた。
岡田は陰唇から溢れる蜜を掬い上げるように舐める。
『ひぅっ!』
沙織が悲鳴を上げる。
トロ……。
また蜜が溢れてくる。
準備が出来ていると言いたいところだが、沙織は処女だと聞く。念入りにほぐしておきたい。
ズズッと音をたてて女蜜を吸い上げる。
『あああああああああっ!』
沙織の声が一際大きく啼き、体をのけぞらせる。
『いまの、なに……』
沙織はハァハァと息を切らせて問う。
それには応えず、またズルズルと啜る。
『あああああああああっ!ダメっ、それ、ダメっ!』
びく、びく、と体を捩り拒絶を訴えるが容赦しない。
陰核を口に含むと、舌でコリコリと捏ねくり回す。
『なに、これぇ……っ!』
閉じた陰唇の間に舌を潜り込ませる。
沙織の大事な箇所に、異性が侵入する初めての瞬間。
じり、じりと秘境が攻略されていく
右手の親指で女核を押しながら舌を秘裂に潜らせたり、逆に核を舌で転がしながら、裂目に小指を潜らせて中を抉る。
『ハァッ、ハァッ、ヒゥッ、ンンッ……』
沙織の吐息が荒くなっていき
『アアアアアアアアアアアアアアッッッ!』
ビクビクッ!と大きく仰け反り、体を硬直させ、絶頂を迎えた。
ぐったりと弛緩し、しばらくハァ、ハァ、と息を整える。
呼吸が落ち着いたところで、沙織はもぞもぞと岡田の股関をまさぐる。
『その……男の人にも……やったげなきゃ、なんでしょ?』
と、聞き齧った知識をひけらかす。
余裕ぶっているつもりだろうが、実際は余裕などないのだろう。
事実、そそりたつ岡田の陰茎を見た瞬間『え、こんな、おっきいの?!』と絶句していた。
それでも恐る恐る顔を近づけ、小動物の如くスンスンと臭いを嗅ぐ。
『あれ?石鹸の匂い?』
と、頓珍漢な感想を述べる。
岡田が先ほどシャワーを浴び、しっかり洗っていたからなんだが、おかげで嫌悪感は無くなったらしく、おずおずと舌を近づけ、ちろちろと舐め始める。
『なんか、お汁が出てるw』
岡田もまた昂り、その証とばかりにカウパーを滴らせていた。
亀頭の先端にプクッと溢れてきたカウパーを舌で掬いとる。
『なんか、変な味。しょっぱいような……なんだろ?』
再び先端を舐める。
『でも、クセになっちゃいそうだよ。なんか、エッチな味。』
そう言って笑うと、唇を亀頭に被せ、ゆっくりと咥内に含んでいった。
唇で嵩を甘噛みし、嵩を舌でぐるりとなぞる。
『おうっ』
今度は岡田が声をあげる番だった。
沙織が、亀頭の先端からンクーッとカウパーを吸いとる。
そして、ゆっくりとゆっくりと唇で茎を扱きあげていく。
その動きは処女の動きとは思えない。男を悦ばせる、という沙織の矜持なのだろう。
ゆっくりとしたストロークに合わせて、舌で亀頭の裏側の窪みをなぞる。
『おおっ、沙織ちゃん、すげっ』
思わず沙織の頭を撫でる。
それに気をよくした沙織はストロークを速くしていった。
ちゅぷちゅぷちゅぷ……。
その刺激に、海綿体は更に怒張し、陰嚢が弾を装填する。
『沙織ちゃん、もう、イく、イきそうだからっ』
岡田の声に、上目遣いで(出して、いいよ)と目で訴える。
その顔に、岡田は射精感が一気に押し寄せた。
『あっ、イクッ!!!!』
『ンッ!ンフーッッッッッ!!!!』
沙織の咥内の亀頭が弾けた。
ビュルッビュルッ!と勢いよく沙織の喉の奥へと着弾し、磯のような苦い臭いの液体が口内を蹂躙する。
『ンーッ、ンーッ!!』
あまりの量に、沙織は口の中いっぱいに頬張るように含んでいた。
一滴さえも溢さない、という沙織の執念さえ感じる。
『ご、ごめん沙織ちゃん。口の中に出しちゃった』
岡田の言葉にふるふると首を振る。
『ん、んくっ、んくっ……』
ゆっくりとそれを嚥下していく。
『お、おお……』
『男の人って、飲んでもらうと嬉しいんだよね?』
へへ、とはにかみながら笑う沙織に、岡田はまた股関が熱くなるのを感じるのだった。
さおりんなら絶対飲んでくれるよな、という確信。