でも、なんか胡散臭くなってきます。
『沙織ちゃん、いい?』
沙織をベッドに仰向けに横たえながら、岡田が甘い声で沙織を求める。
(ああ……いよいよ、シちゃうんだ……)
期待もあるが、不安のほうが大きい。
『あたし、重い女だよ?』
(もーバカバカバカ!普通にいいよ、って言えばいいじゃない!)
沙織は雰囲気に水を差した自分を責める。
『ぶっwww知ってるwww』
『これから、もっと求めちゃうよ?』
『望むところだw』
『束縛も、しちゃうかもよ?』
『縛ってみるかい?』
『えっと……えっと…』
『……』
『…んっ……』
岡田は唇で、沙織の唇を塞ぐ。
『ちゅ、ちゅぷ、ちゅ、くちゅ……』
もう、言葉など要らない。
『……来て』
沙織は小さく、岡田を求めた。
岡田は仰向けの沙織に跨がる正常位の体勢になり、己の陰茎を沙織の秘部に宛がう。
『え、ちょっと待って?ゴム!ゴムは?』
沙織は、岡田が避妊具を着けていないことに気付いて声を上げる。
だが、岡田の返事はあっけらかんとしていた。
『沙織ちゃん、初めてでしょ?初めてなのに、ゴム着けて、なんて失礼なことはできないよ』
『ででで、でも、デキちゃうかもだし』
『もしかして、今日は危ない日?』
そう、今日の沙織は危険日真っ只中。
日頃から『今日は安全日だから』と言って避妊具無しで性交するとモテる、という妙なモテ神話を信じて、排卵日のチェックは欠かして来なかった。
だが、危険日だと話は別だ。
『うん。今日は危険日、だから……』
『なら、イく時はちゃんとヌくから』
『え、でも……』
『沙織ちゃんの初めての瞬間を、しっかりと感じたいんだ。な、いいだろ?』
逡巡したあと、沙織は折れた。
『ちゃんと、抜いてね?』
『もちろん、ちゃんとヌくよ。安心して』
『なら、いいよ……』
沙織はベッドに身を任せる。
岡田は再度、その男根を沙織の女陰に宛がい、そこでクニクニと亀頭の前を陰唇に擦りつける。岡田のカウパーと、沙織の女蜜とが捏ね回され、クチクチと音をさせた。
そして、ゆっくりと秘裂に押し込んでいく。
『!!!!!!!』
前戯で慣らしたとはいえ、やはり処女の膣はまだ熟れてはいない。股関を裂かれるような違和感に、沙織は悲鳴にならない悲鳴を上げる。
岡田は沙織を慮ってか、その挿入は極めて緩慢としていた。わずかな挿入に沙織が慣れ、呼吸が落ち着くのを見計らってはヌ……ヌ……と進入していく。
やがて、肉茎はその進入を阻まれる。
そこには沙織の純潔の証。処女膜が最後の抵抗を試みていた。
沙織は岡田を見てコクン、と頷く。
岡田はそれを合図に沙織を乙女から女にするべく、腰を突き入れる。
『いっっっっっっっっっだぁぁぁぁぁぁぁ!!』
薄皮が破れるような感触の直後、クゥッと膣内が拡がる感覚になる。
沙織が女になった瞬間だった。
『ハァ……ハァ……』
破瓜の痛みに息も絶え絶えの沙織。
岡田は負担をかけないよう、挿入したまま動かさずにいる。
沙織が呼吸するたびにヒク、ヒクと膣が脈動し、陰茎を締め上げる。
先ほど沙織のフェラチオで射精していなかったら、既に暴発していたかもしれない。
『動か……ないの?』
呼吸が整わない状態にも関わらず、沙織は岡田に『動いていいよ』と促した。
岡田はゆっくりと、陰茎を引き抜いていく。
『んんっ!』
沙織は痛みに声を上げる。
ゆ~っくり、ゆ~っくりと肉茎を引き抜いていき、入口近くまで来たところで、同じようにゆ~っくり、ゆ~っくりと挿入する。
ゆ~っくり、ゆ~っくり。
ゆ~っくり、ゆ~っくり。
『はぁ、はぁ、あっ、あんっ……』
やがて、沙織の声にも甘い吐息が混じり始める。
『いいよ……んっ……好きに……動いてっ、んんっ!!』
沙織の言葉を待たず、岡田の抽挿の速度が上がる。
『んっ、んっ、あっ、あんっ、ああっ!』
ぱちゅ、ぱちゅと腰を打ち付ける音に合わせ、沙織の嬌声が室内に響く。
沙織と岡田の目が合う。
(キス、して)と沙織が目で求め、岡田もまた無言でそれに応える。
『んっ、んんっ、ちゅ、ちゅ、ちゅぷ……』
沙織の上にのしかかる岡田。
性器と性器、唇と唇。肌と肌。岡田の厚い胸板で沙織の豊かな双丘が押し潰され、抽挿に合わせて前後に擦れる。
気付けば二人とも汗まみれ。
性器同士の粘膜。
唇同士の粘膜。
互いの汗さえもが混ざりあい、一つになっていた。
(あたし達……一つになってる…!)
沙織は昂る。
それは岡田も同じだったようだ。
腰の動きがさらに一層、速くなった。
『沙織、ちゃん……もう、イきそっ……』
『あ、あたしもっ、一緒にっ』
『沙織、ちゃん……中に出して……いい?』
『えっ……中に出しちゃったら……赤ちゃんデキちゃう……』
『俺の……俺の思いを……沙織ちゃんに、受け取って欲しいっ』
沙織は、岡田の言葉にキュンとなる。
『んっ……わかった……いいよ……あたし、ちゃんと受け止める……出して……中に、出してっ!』
『うおおおおおおおおおおっ!!』
『あああああああああああっ!!』
パンパンパンパン!とそれまで以上に速く打ち付けた後、岡田は沙織の奥に腰を一層深く打ち込み、そして射精した。
ビュルッ!ビュルッ!!
沙織の奥、子宮口にぴったりと押し付けられた亀頭から射出された精液は、沙織の子宮口にビタビタと叩きつけられる。
その感覚に、沙織も絶頂へと導かれた。
沙織の膣は、岡田の肉茎を締め付け、搾り取るように蠕動する。
子宮も下りてきて精液を受け入れる体勢を作る。
そして子宮口は、打ち出された精液を呑み干さんとばかりにヒクヒクと動き、スポイトのように精液を飲んでいった。
生まれて初めての性交にして、男の精液を初めて胎内に呑み込んだのだった。
『はあっ!はあっ!』
『はっ、はっ、はっ……』
力尽きたように、岡田は沙織の裸体に体を預ける。
その重ささえ、沙織には快楽に感じられた。
絶頂の余韻と疲労が残るなか、沙織は愛しさに岡田の頭を撫でる。
『ふふっ……気持ちかった……』
膣出しされた不安もあったが、妊娠したとしても産んであげたい、という気持ちさえ芽生えつつあった。
しばらく繋がっていた二人だが、岡田の陰茎が役目を終えたとばかりに縮み、沙織の胎内からヌルン、と抜ける。
それとともに、精液と破瓜の血が混ざりあったのだろう、ピンク色になった液体がコポ、と垂れてくる。
『ピンク色。愛の証って、やっぱピンクなんだね』
そういって、いとおしそうに自分のお腹を撫でる。破瓜は話に聞いていたとおり、とても痛い経験だったが、セックスが気持ちいいものだと実体験もした。
いま、沙織の胎内を岡田の子種達が子を成すべく泳ぎ回っていることだろう。
生命の神秘さえ感じた。
沙織は、岡田の股関に目をやる。
先ほど沙織を女にした肉棒は、今や力なく垂れ下がり、その先から精液を垂らしていた。
再び、沙織は岡田の股関に顔を埋め、陰茎を口に頬張る。
先ほどまでは凶暴なまでに猛っていた肉槍も、萎れてみると可愛いものだ。
そのギャップが沙織は気に入ってしまった。
クリュクリュと舌を使って口の中で捏ねまわし、尿道に残った精液を吸いとる。
岡田はそれに応えるように、体を横たえ沙織の股関に顔を埋める。
シックスナインの体勢になり、沙織と岡田は互いの性器を労りあうのだった。
『沙織ちゃん、二人でお風呂に入らないか?』
岡田が提案してくる。
沙織に否やはない。即答でオッケーした。
先ほどは互いが個々に入った浴室だが、今度は二人で入る。
シャワーからお湯を出し、岡田の汗を流す。
岡田も沙織と向き合い、沙織の汗を流す。
互いの体を洗う体勢。
岡田は沙織の胸に両手を添え、たゆんたゆんと揉む。
沙織は岡田の陰茎に手を添え、ふにふにと扱く。
『ん。』と沙織は目を瞑り、顔を上げると、岡田は沙織の唇を貪る。
今日何度目にもなるキス。
だが飽きることなどない。叶うなら、ずっとこうしてきたいとさえ願った。
『お風呂入ろう。』
名残惜しく唇を離すと、沙織は提案する。
一緒にお風呂、は彼氏が出来たらやってみたかったことの一つだ。
やらない理由などない。
岡田が浴槽に浸かると、その上に体を預けるように乗る。
『なんか、新婚さんみたい』
『子作りもしちゃったしな』
『もうっ!あれはズルいよ……』
『はは、ごめんごめんw』
『……あのさ、もし……もしもだよ?……その……赤ちゃん……デキちゃってたら……産んでも、いい?』
『もちろん』
『ん。産んだげる』
ちゅ、と唇を重ねる。
岡田は沙織を抱きしめ、双房を愛撫する。
『男の人って、ホントおっぱい好きなんだから!』
『沙織ちゃんは、キスが好きだけどなw』
『いいでしょ別に!』
ちゃぷ、ちゃぷと湯船に浸かりながら乳繰りあう二人。
『ピンポーン♪』
そんな平穏を打ち破るように、突如チャイムが鳴る。
『えっ、何なに?デリバリー??』
『ようやく来たみたいだ』
焦る沙織とは対照的に、岡田はそれが約束だったかのように平然としていて、沙織を残して浴室を出ていく。
やがて岡田は戻ってくるが、沙織は想定外の事態に直面する。
『はじめまして。能島です』
『池田です』
『中島です』
見知らぬ男が3人、裸になって入ってきたのだった。
初めての相手でも安全日でも、ちゃんと避妊はしましょう。