休日に朝6時から出勤し、夜中に帰る悲しき企業戦士のリクエストが俺の創作魂に火を着けたぜべいべー!!
(*''▽'')頑張るアンタはめっちゃ偉い! 凄い!! カッコいい!!!
(´ω`*)そうそう、こういうちょっとしたご褒美に丁度いいくらいの値段で何度も使えるネタを皆さんに提供できれば趣味の物書きとしてはサイコーに嬉しいんだよ。(笑)
(;´・ω・)まあ、満足して貰えるかの保証が無いのはいつもドキドキですけどね……
(*''▽'')という訳で、今日はちょっと毛色を変えた彼のハーレムの日常をお楽しみくだされば幸いです!!
せーの、
(∩´∀`)∩きんたま ☆ キラキラ ☆ チューズデー!!!!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
夕方6時前後。夕日がビルの向こうに沈みゆき、業務終わりの気だるさを抱えつつも帰宅ラッシュで満員電車に揺られること30分。ドバっと吐き出される人の波に逆らわずに流されてゆけばホームを抜けて吹き込む涼やかな風にようやく詰めていた息を吐きだし、背を伸ばした。
フリーアナウンサーになり都心から少し外れた下町情緒あふれるココに引っ越してから早一年。
駅前に広がる子供に手を引かれるお母さんや、放課後を惜しむようにチェーン店で会話に勤しむ高校生。それに、くたびれつつも帰路を急ぐサラリーマンが行きかうこの光景はこっちに来てからすっかり忘れていた暖かなモノで張りつめていた表情も自然に綻んでいく。
いや、一人暮らしをしていた頃なら逆に侘しい気分になって、積もった家事を思い出して憂鬱になっていたかもしれないけれど幸か不幸かいまは帰っても一人ではないので気は大分楽である。
まあ、けっして―――世間に公に出来る仲間達との関係ではないのだけれども。
私“川島 瑞樹”が今住むアパートの友人達はなんというか、その……世間一般で言う所の“ハーレム”という名称が一番しっくりくる呼び名なのだから。
――――――
一年前に飲み友であった“楓ちゃん”と呑んでいる時にたまたま知り合った大学生の男の子。あの日は長年勤めていたテレビ局に担当を切られたせいで随分荒れていて、乗せられるがままに痛飲を繰り返していた。
お酒というのは恐いもので気が大きくなった私たちは初心な反応をするその子を随分と揶揄って遊んでいたのだが、ひょんなことからまさかの3Pをする事になってしまった。
売り言葉に、買い言葉。
まさかあれだけ上から目線で彼の女性経験を笑ったにも関わらず今更に“自分は処女です”なんて言える訳もなく。それに、三十路も近づいてきたのに大切に持っているのも気恥ずかしくなり楓ちゃんも巻き込んでラブホテルに雪崩れ込んだのが運の尽き。
初心だった化けの皮はあっという間に剥がれてAVでも見た事ない様な手際と巨根でぺろっと食べられた私。そして、頼みの綱だった楓ちゃんは泥酔している上にココまで来て『うわー、私も初めてですけど……エッチって凄いんですねぇ』なんて言い始めて同様にペロっと食べられてしまったのだから救いがない。
そんなこんなで一晩中、彼にしっかりこってり解され、私達の爛れた生活はそこから始まりを迎えた。
時間が空けば、都合がつけば片方でも両方でも体をかさねて、ソレが当たり前になってきた頃にはルンルン気分で彼の部屋に入れば全然知らない女とSexをしているのに出くわして、当然のように並べて犯された。
他にも女がいるのだろうなぁ、とは思っていたがあそこまで気負いなくやられると逆に感心してしまう。
その時の“見知らぬ女”こそ今住んでいるアパートの大家である“鷹富士 茄子”ちゃんであり、その縁からあんないいアパートを無料に近いレベルで住まわせて貰っている訳だ。
なんでも、彼女は“超”がつく程の幸運に恵まれる体質らしく“彼と気兼ねなくいちゃつける部屋が欲しい”という邪な理由から宝くじの懸賞を当てまくってあのアパートを丸ごと買い上げたらしい。
そして、騒音なんかで文句を言われないために住民を住ませる気はなかったそうなのだが“自分と同じ立場の人間”なら文句を言われる事もないだろうと判断して彼の何人もいるセフレと会って気に入ればあそこに招いている。
うん……自分で言っててなんだけど、完全にハーレムだわこれ。
ただ、そんな生活が上手くいくわけないだろうと思っていたのだがコレが存外に住み心地が良くて困っているのも確か。
あの子が堕としてくるのは何処で探してきたのか綺麗で性格のいい子ばかり。その上、会話も弾むし、私の仕事が遅いときにはご飯なんかも用意してくれるし、ヤリ部屋……というかよく集まる部屋の掃除なんかも持ち回りで当番しているので一人の頃より全然豊かな生活を送れている。
帰れば誰かしらいて迎えてくれて、ご飯もお酒も誰かと取れて、支え合うことが出来て―――寂しい夜には男にも慰め合う相手にも困らない。
そんな事をみんな改まっていう事も無いが、文句なくあそこで生活しているという事は同じ想いなのかもしれない。
――――――
と、まあ、そんな色々と込み合った事情から成り立つ私の私生活なのだけれども―――大人数が集まって暮らしていれば当然、揉め事も問題も起こる訳で、私は手元に携帯に写るメールの内容に苦笑を零しつつ読み直す。
『ナスビがやらかしたわ。 至急、帰られたし by 早苗』
絵文字でこれでもかと怒りを表現したソレ。
ひと昔前はこんなメールが届けば慌てて帰ったモノだが、最近ではいつもの様にあの大家がまた馬鹿をやったのだろうと予想をつけてのんびりと、でも、ちょっとだけ足を早めて帰路へ急ぐのであった、とさ。
―――――――――――――――
「聞いてよ瑞樹ちゃん!! この馬鹿、家の中で“スピリタスドラゴン”決めて火災報知器作動させやがったのよ!!?」
「たはは、一発芸に幅を持たせようと熱が入りすぎちゃいましたねぇ……火吹き芸なだけに☆」
さてはて、“今日のお酒のアテは何かなー?”なんて急ぎ足で帰りついた自分の部屋ではないアパートの一室。そこの扉を開ければアパートの大家であり、この広めに改装された部屋の主人である茄子ちゃんが正座で座らせられいて、その周りをぐるりと囲んでいる仲間達が目に入った。
帰宅の挨拶をするよりも早く、その怒りを爆発させたここの“ご近所さん”である早苗ちゃんが眉間に血管を浮かべて私に状況を説明してくれる。そして、怒られてる当の本人が全く反省の色が見えない様子で私に手を振ってくるのだからこっちだって笑うしかないだろう。
「まあ、茄子ちゃんの処遇はとりあえず後で決めるとして……今日はこれだけ?」
「はい…みんな、もうこれくらいじゃ驚かなくなって来ちゃったみたいで瑞樹さんが最後です」
「“町内の住人は、キンチョーないっ!”ですね……ふふふっ、結構いい出来です♪」
「一歩間違えれば火事よ、か・じっ!!」
「もーっ、おかげでキャッツの逆転ホームラン見逃しちゃったよー!! 今日という今日はマジでオコだかんね!!」
「あはは、ガレージで警報なった時は何事かと思っちゃったよ」
溜息と共にその辺にバックやら上着をほおり投げていると缶ビールを持ってきてくれたおっとりとした美優ちゃんが苦笑いと共にそう教えてくれた。それを皮切りに、いつもの様に既に酔ってる楓ちゃんや、早苗ちゃん。他には野球好きの友紀ちゃんに、車好きの美世ちゃんもそれぞれ声を上げる。
まあ、言わずもなが全員があの男のセフレである。というか、この五階建てのアパートに住む十数人が全員そういう事になっている。
皆、それぞれに働いていたりするので毎日とは行かないがココに集合して寛いだり、ご飯を食べてから自室に戻ったりするのだが、今日はお叱り部屋となっているせいかいつもより随分と人数が少ない。
面倒ごとを察知してそれぞれ引っ込んだ後なのだろう。
そんな感じで反省の無い茄子ちゃんを中心にわちゃわちゃしてる彼女達を尻目にビールの口を開け、喉を潤して一服した私はテーブルで疲れたように頭を抱えた青年“ハチ君”に声を掛けて今日の判決を早々に聞くことにしたのであった。
「ふふ、今日はなんだかお疲れ気味ね?」
「目が覚めたら素っ裸の部屋に消防隊員が数名駈け込んで来た後にしこたま一緒に怒られた俺の気持ち、わかります?」
「あっはははっ、ソレは災難ね! でも、そもそもサイレントかベルとかでまず起きなさいよ。そんな調子じゃホントにいつか逃げ遅れるわよぉ?」
どうせまた朝まで精も根も尽き果てるまで不眠不休で“お楽しみ”に励んでいたせいだろう。ある意味では焼け死んでも世間からここまで同情は貰えない人間も珍しい。
私のからかいにうんざりしたような顔をしてるくせに一応、乾杯は返してくれるらしく彼のグラスと私の缶が緩い音を立てて交わされた。
「で、彼女の“飼い主”としてはどーんな判決をするのかしら?」
ようやく顔をあげた彼にニマニマと嫌味と皮肉も混ぜて問いかければ彼は少しだけ怪訝な顔を浮かべた後に、しばし考え込むように頬杖をついて騒いでる彼女達を見やった。
この男としてはただの使い捨ての女だとか、ただのセフレだとか思っているかもしれないけれども、それでも“持ち主”は“持ち主”であり、“飼い主”は“飼い主”なのである。
悪さをした時の罰を与えるのは彼の役目だし、彼が原因で集まったココの住人は今回の事で罰が無ければ今後の制御が難しくなるかもしれないし、不満をもつ子も出てくるかもしれない。
何より、茄子ちゃんが彼以外から言い渡された罰を素直に受け取るとも思えないので結局は彼が裁かなければならない。
そんな私の示唆が届いたのかどうか、彼はしばしの逡巡を挟んで―――意地悪気な笑顔を浮かべつつ机の上にあった水の2Lペットボトルを手に取って茄子ちゃんの足元にほおり投げた
「そのペットボトル一杯になるまでお前の愛液を皆に絞って貰えよ。ソレが完了するまでこのアパートにいる住人との“お楽しみ”はお預けだ………そんじゃ、俺は寝るから後よろしく」
空に近かったペットボトルが気の抜けた音を反響させて静かになった部屋に、彼の淡々としたお裁きが発せられ―――それだけを言い残して寝室の扉をぴしゃりと締めて退場してしまった。
転がるペットボトルは、結構な大きさで
茄子ちゃんを囲むみんなの瞳は楽し気に煌めき、降って湧いた獲物をどう調理するか悩ましい肉食獣の獰猛な笑みを浮かべ
さっきまでの余裕の表情を一変させた茄子ちゃんが、身の危険からか脱兎のごとく彼の消えていった寝室に駆け出し許しを乞うために立ち上がろうとして―――盛大にこけた。
長時間の正座でいう事を聞かない足をそれでも這いずらせ、助けを求めて手を伸ばす。だが、そんな姿は余計に私たちの嗜虐心を煽るだけで無慈悲にその四肢はあっという間に捕らえられてしまった。
「ひっ、あ、あの、私ほんとうに反省してます!! 反省してますからっ!! むぎゅっ、うひゃっ―――ひ、ひきがやさんたすけて~~っ!!」
「「「「まあまあまあまあまあ――――今日はいっぱい楽しみましょう、ね♡♡?」」」」
悲痛な叫び声をあげる彼女に助けは来ない。
なぜならば、このアパート自体が“どれだけ騒いでも”誰も来ない様な思想の元で用意された場所なのだから。彼女自身が――――そうなるようにしたのだから、今日は存分にその機能性を堪能して貰うことにしよう。
いつものバカ騒ぎかと思って呆れていたのだが――――今日はあたりの日だったみたいね♡♡
服をはぎ取られ、“おもちゃ箱”から引っ張り出された“拘束具”で彼女が梱包されて行く様を肴に私はいつもよりずっと美味しいビールの最後の一滴を舐めとって、パーティーに加わった。
―――――――――――――――
「うひっ♡♡ おっ♡♡ んおっ♡♡♡ も、もう、らめれすって~♡♡♡♡」
「………これ、お仕置きになってないんじゃない?」
「「「「……確かに」」」」
いつも問題を起こす大家を今日は徹底的に“お仕置き”してやろうと意気込んで彼女を全裸に剥いて梱包した私たちが責め続ける事2時間。
手首を腕に、足首を太ももに縛り付け、犬のように這いつくばる彼女に6人がかりで躰の性感帯という性感帯の全てを揉み解し、摘まみ上げ、完熟させてから色んな玩具で彼女の事を連続でイカせ続けているのだけれども―――ふとした瞬間に私は気が付いてしまった一言に誰もが神妙に頷いた。
いや、同じ女である身としてはコレが滅茶苦茶にきつい事は知っている。
達した後に休みなく追い込まれ更に絶頂させられるのは本当にキツイし、ソレが数時間も続けられれば本当に正気なんて保っていられなくなる。それに体の疲弊だって冗談にならないくらいに蓄積するので“普通”は十分なお仕置きと言っていいだろう。
だけど、私達は残念ながら―――普通ではない。
現代日本でバレればただでは済まない“ハーレム”なんかの真似事までして淫行に毎日耽っていた私達から言ってしまえば、丸数日の間萎れる事のない性暴力の塊のような“アレ”に女の芯を徹底的にどつかれまくって発狂しているのだから指や玩具、形だけ模した張型でいくら責められた所で“優しいオナニー”くらいの感覚だ。
避難用トイレの口を使って摂取したとろみのある彼女の愛液は既にもう半分くらいまで溜まってしまっている。
果たして、このまま普通に彼女をヨガらせて解放した所で意味はないのではないかと思う。そんな私の意見は誰もが思っていた事らしく、攻めの手を止めて意見交換をかわす事と相成った。その際、支えられていた手が一斉に離され「おぎゃっ♡♡♡」とか悲鳴をあげながら床に茄子ちゃんが落とされたが些細な問題だろう。
「よく考えりゃ、アイツのチンコで滅茶苦茶にされてる時に皆からちょっかいを受けてるのに比べたら全然きつくないわね、コレ……」
「ち、チンコって……も、もっと別の言い方をしませんか、早苗さん」
「なによ~、美優ちゃんだってトランス状態の時はも~っとすっごい事叫んでるくせに~♡」
「い、いってませんっ!!」
「ほらソコ~じゃれないの。……とはいえ、そうなのよねぇ。茄子ちゃんもなんか普通に気持ちよくなってるだけだし。そもそも、元が特殊プレイも全然平気で飛び込んでくド変態だから羞恥系のお仕置きも効かないとなると選択肢が狭いわ」
「度し難い変態、どーもしがたいって奴ですね。……いっそ、お尻からお酒飲ませてみます?」
「今度は救急車が来ちゃうよ、楓さん??」
「なはは、急性アルコール中毒まったなしだね~。……あっ、ねぇねぇ、茄子ちゃんって一発芸の練習しててお仕置き受けてるんだよね?」
「? そうね…名目上はそういうお達しよ、友紀ちゃん」
「なら、お仕置きというよりは―――いっそのこと一発芸の開発に協力してあげよっか♡」
「「「「?」」」」
何かを思いついたのかニンマリと頬を歪ませ席を立った彼女は皆が空けた空き缶を壁際にいくつか並べたり、自分のバックから何かを取り出したりと室内をちょこまかして―――床にべちゃりと伸びている茄子ちゃんに行きついた、
「ゆ、ゆき、ひゃん?」
「ぬふふふー、茄子ちゃんに今から新しい一発芸を教えてあげる―――ね、っと」
「んっ、ふぎゅぅぅぅっっ♡♡♡!!!」
誰もが“手緩い”なんて言いはするモノの数時間も絶頂させられるというのは普通ならば拷問に類する仕打ち。床に打ち捨てられた彼女がいつもは軽いその口を噤んでいたのは単純に疲弊しきっていた事に加え、少しでも体力回復に努めていたからだ。
そんな彼女の前に新しい遊びを思いついた子供の様に微笑む友人はさながら悪魔のように映り―――その予感は正しく的中する事となった。
くたりと地面に腹ばいになる彼女を引き起こして獣のような四つん這いにさせた彼女は満面の笑顔を浮かべたまま、ポケットからその球体を取り出してなんの遠慮も無く彼女のもう一つの秘所の中に力強くねじ込んだのである。
“スーパーボール”
それは誰もが幼少期に一度は遊んだことがあるのではないかというくらいに国民的な子供用の玩具。何が凄いという訳でもないのだが、ただよく跳ねるというそれだけの玩具故に安価で、何処でも手に入り、逆に多くの子供たちの悪戯への活用方法を考えさせるアレである。
大きさは、彼女の掌には少し大きく見えるので6㎝くらいだろうか?
ただ、ソレは鷹富士 茄子という少女の美しくも肉感的なケツに侘し気に隠れ濃いめの色合いをした菊門には―――余りに大きかった。
そんな球体が唾を少し吐き掛けただけで、容赦なくねじりこまれたのである。
菊門―――いや、言葉を飾らずに言えば肛門が必死の抵抗を見せぷっくりと膨らみ侵入を試みる異物を拒むが、疲弊した体力と、全身を使って楽しそうに捩じりこまれる膂力に抗うことなど出来る訳もなくその巨大な球体は“ヌプリっ♡”なんて音をたてて彼女の尻穴の奥に消え、その代償に彼女は豚の様な鳴き声をあげて体中を襲う違和感と相対する事に相成った。
いや、そっち方面の造氏が深くない諸兄が誤解と悲劇を生み出す前に明言しておかねばならないが肛門はそもそもが排泄器官であって挿入される事なんて想定されていない。更に言えば4㎝以上のモノは出すことが叶わないように出来ているらしい。
なので、この友人のケツ穴に容赦なく球体をねじ込んだ女が血塗れになることも無く事を成せたのは脂汗を滲ませて野太い呼吸を繰り返す鷹富士さんちに茄子さんが好いた男を飽きさせぬようにと色んなプレイに取り組んできた愛情の賜物であった。
あの棍棒といっていい男根を長い準備の果てに飲み込んだ経歴があってこそ切れ痔という悲劇を免れることが出来た正に愛が成した幸運だといってもいい。
だが、例え上級者だとしても入念な事前準備が欠かせないそのプレイはその辛さも知らない友人にとってはアトラクションの一つと何ら変わんらない粗雑さではしゃいでいるのは不運以外の何物でもない。
それに、本当の悲劇はここから始まるのだから。
「おー、はいったはいった~♡ ほらほら茄子ちゃん、肩が温まったなら早くマウンドに立たないと♡♡」
「ふっーっ♡♡ ふっーっは、んぎぃっ♡♡ ゆ、ゆきちゃん、いま、は、むり、だからぁっ…♡♡♡」
異物を押し出そうとする腹痛に見舞われ蹲りそうになる彼女に構うことなく崩れる四つん這いを抱えこんで何かを調整するようにその桃尻を揺する友紀。やがて、その作業に耐えかねた彼女の肛門はいよいよ大きく膨らみ、飲み込まされた異物を吐き出す事によって主人を守ろうと奮闘する。
「あ、あぁっ―――だめ、だめだめだめ、だめっつ♡♡、いま出たら、ホントに――――んぉおおおおおおおっ♡♡♡?!? なんでっ?? なんでっっつ じゃますりゅのぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
「あれー? 出したくないって言ったり、出したいって言ったり茄子ちゃんは我儘だなぁ♡♡。 んー、じゃあ、こっちもいい感じだし――ピッチャー鷹富士、肛門を大きく盛り上げて、捕手姫川のサイン通りの外角低めに~~なげましたっ!!」
主人を守るため、もっと言えば体の生理現象に伴う快楽。それら全てが羞恥や文化に根差して植えられている理性というモノすら振り切って成し遂げられる快感に身を震わせた時に―――ひりだされかけた球は友紀の指一本によって止められた。
全てを投げだして、大惨事になることすら分かっていたのに覚悟を決めたその行動があと一歩で止められた事によって体中はバグを起こし、脳内が焼き切れんばかりに怒りが満ちて怒声をあげてしまう。
ただ、それすらも彼女には観客席から響く歓声に代わってしまうのかいつもは快活な笑みを浮かべる少女の顔は嗜虐的な微笑みを浮かべて戯言と共にあっさりとその指を離し――――茄子の間抜けな声と、“ぼびゅっ♡♡♡!!”なんて可憐な乙女のケツから響かせてはならない様な汚らしい轟音を室内に響かせた。
限界まで引き絞られた腹圧によって彼女のケツから放出されたボールは狙い通りに缶で作られた的に投げ込まれ、その余りの勢いに壁まで飛ばされて行って部屋中を跳ねまる大惨事を引き起こした。
その成果を無邪気に『すとらいーく!!』なんて喜ぶ友紀に、何の準備もせぬまま荒行に挑んだせいで様々な尊厳を派手に失われメソメソと涙する茄子。
これで普段は美世も含めて仲が良いというのだが―――本気で疑わしいし、怖い。
「ゆ、友紀ちゃんてたまにナチュラルにドSだよね……」
「うっわ、なんか友紀ちゃんも無邪気にえげつないわね…」
「“ふぁっきゅーゆっきー”……わかるわぁ」
「そ、その、とりあえず一回掃除しましょうか。まあ、二回目からはこんな汚れないとおもいますし……」
「「「「え、二回目????」」」」
「え? えっ、あれ? でも野球って9回まであるからてっきり私……あぅぅぅぅ」
「美優さんて意外と容赦ないですよねぇ(くぴくぴ」
この美優の一言によって鷹富士さんのお尻が大変な事になったのは、言うまでもない事であった、とさ。
―――――――――――――――
「あっははははは、茄子ちゃんのお尻すっごいわね!! まさかゴムボールまで投げれるなんておねーさんビックリwww」
「あの肛門は私が鍛えました…(えっへん」
「その鍛えたお尻がオーバーワークで戻んなくなっちゃってるよ、友紀ちゃんww」
「わ、凄いですね。肛門がぴくぴくするたび呼吸してるみたいに空気吸い込んでますよ?」
「菊門の話も、聞くもんですね~……昔、こういう忍者いませんっけ?」
「あ、わかるわぁ。なんのお話か忘れたけどいたわよね、こういう忍者」
「いや~、近所の子供たちから巻き上げた玩具がこんなに活躍する日が来るなんて私も思わなかったよ~!」
「いや、友紀ちゃんそんな事と野球観戦ばっかしてるから単位がヤバいんだよ?」
「…………んぐっ♡ げっほ♡♡………皆さん、後でおぼえとけよ?」
人の肛門を好き勝手に遊び倒しつつ酒盛りをしてゲラゲラと笑うビッチ共になんとか息を整えて悪態を漏らしますが、ソレはどうしたって弱々しいものになってしまいます。
皆さんが“生温い”だとか宣う連続絶頂ですら過呼吸寸前まで追い込まれたのに、友紀ちゃんが始めた鬼畜ゲームは尊厳とかそういうモノを含めて、人体の生理的な限界点を弄ばれて(物理的に)滅茶苦茶にされてしまいました。
今でもお尻が勝手に意思を離れて吸い込んだり、吐いたりしてる空気が自分の何処に送り込まれてるのか不安でなりません。
ねじ込まれたボールをひりだそうと高まる腹圧を勝手に抑えられ、的を狙うためにおもちゃのようにお尻を鷲掴みされて射的の砲台にされるという気が狂った人体玩具にされた経験がある方はぜひ教えてください。私も復讐に協力する事をココに誓いますから。
それでも、散々に人の体で野球を楽しんだサイコパス共も、酒精の酔いと達成感のせいかなんとなく空気はお仕置き終了の雰囲気。
ココで余計な事を口ずさまないでやり過ごせれば今日の所はこれ以上の被害は避けられると踏んで、荒れる息を必死に抑えて彼女達の好き勝手な暴言を心のメモに留めつつ復讐を誓っていると控えめな声がその歓談を遮った。
「あの、すっかりゲームに夢中で忘れてたんですけど……この“ペットボトルの残り”はどうしましょうか?」
本当に余計な事を言う女だ、“三船 美優”。
いいじゃん! みんな忘れてたじゃん!! というか、せっせとソレを真面目に集めてたのは最初からあんただけですよ!! そんなんだから職場でいじめられてたんだよ、この天然地雷ハンター!!
体中に噴き出る冷や汗と口から出そうになる罵倒の言葉を必死に抑え込んで、静まり返ったリビングの風向きを息を呑んで見守る。余談だが、鷹富士茄子が人生で一番真剣に神に祈った記念すべき瞬間である。
「あー、そういえばそんなルールだったわねぇ……。まあ、なんか胸もすかっとしたし適当に誰かのおしっこでもいれときゃいいんじゃない? アイツもそこまで厳しく見ないでしょ」
早苗さん! 私しんじてました!! 貴方はただの行き遅れの淫乱じゃなくてやっぱり市民を守る立派な婦警さんだったんですね!!
「もう、お下品よ早苗ちゃん……とはいえ、“お仕置き”としては十分なんじゃないかしら? あんまりやり過ぎてもあれだろうし、お水でも足して終わりにしましょ?」
瑞樹さん! 私、あなたみたいな大人になります!! 特別に家賃も今月は割り引いておきますね!!
「おしおき、じゅーぶんにもうしおきしておきました……ふ、ふふふっ、これは中々(くぴくぴ」
……いや、楓さんは徹頭徹尾に酒飲んでダジャレ言ってただけですね。なんでこんな美人なのにこの人はこんなに残念なんでしょうか?
「うーん、私としては面白い宴会芸が出来たから大満足!! 次の乱交飲み会の時に皆にも見せてあげようね、茄子ちゃん!!」
だまれ、ふぁっきゅーゆっきー。お前、マジで次の機会は肛門が無事で済むと思うなよ? お前が切れ痔になろうが何だろうが構わずに同じことしてやるからな、本気でケツを洗って待ってろよお前??
「…………(じー」
そんな“もういっか~“となりかけた空気の中で顔を床に埋めつつあらゆる感情を隠してやり過ごそうとしている中で――――1つだけマジマジと私の顔を覗きこもうとする瞳が一対。そんな不穏な視線を感じた私が見る者全ての慈悲を得られそうな息も絶え絶えといった感じで必死に許しを乞うてみる。
「………美世、ちゃん? あの、ほ、ホントにごめんね? これに懲りてもう絶対に家の中であんな事しないから――――お、お願いします! もう、ホントに許してください!!?」
「………ふーん、へー、ほー?」
「み、美世ちゃん??」
涙すら零して哀れに喚いて命乞いをする私にニマニマと意味ありげな笑みを浮かべた彼女はしばし視線を部屋に回して――――酒のつまみに出された山芋の短冊を見つけてもっと深くその笑みを濃くし、ソレを意味ありげに箸でつまんで咀嚼する。
「み、みよ…ちゃん?」
「んー?」
「な、なにして、るんです?」
「………んー、んふふふ、んべぇぇ♡♡♡ ほれみへみへ♡♡♡?」
「?? ???」
その意味不明の行動に対する問いかけに彼女はニンマリと笑うばかりで数分ソレを繰り返し咀嚼し―――彼女の花弁のように綺麗な唇の奥、淫靡に舌が躍るその真っ赤な口内はかみ砕かれた山芋の粘液が粘りつき、さながら精を含んだかのようないかがわしい雰囲気と熱を持って見せつけられる。
だが、いまだに分からない。
だからどうしたと言うのか。多少はしたないとは思うが竿姉妹で、白目をむいて泡を吹くくらいの絶頂をしている光景をお互い見慣れている私達には今更にそんな光景を見せられた所で“ばっちいな”と思うくらいのモノで特に感じるモノはない。
だけど、呆れの溜息と共にもう一度問いかけようとした所で脳内に嫌な予感が奔った。
彼女はなにを口にした?
山芋だ。
粘つきと上品な味わいは、しゃくしゃくした生でもすり下ろしても、焼いても煮ても美味いおつまみの王道。しかも、含まれる成分は性関係には非常に重宝される栄養分が多く毎日淫行に耽るこのマンションでは意図してかしなくてか毎日何かしらで出てくる見慣れた食材。
だけど、“これ”の含む厄介な特性と―――口の中で舌を使って何度も見せつける様に拡販する彼女の意地悪気な笑顔が合わさった時に
何をするつもりなのか分かってしまった。
「―――ちょっ、やめ」
「いっひゃいめひゅあがれ♡♡♡(いっぱい召し上がれ♡♡♡)」
いまだに拘束されて動けない四肢を必死にばたつかせて逃げようとした瞬間に仰向けにひっくり返された私のオマンコに―――――彼女がむしゃぶりつき、舌を下品な音を立てて何度も何度も刷り込んでゆく。
口内で丁寧に伸ばした“山芋”を、丹念に塗り込んで。
それが、どういう結果を齎すか知らないですか?
しらないから、必死に彼女が “じゅべっ♡ぶじゅっじゅ♡♡くちゃ♡♡♡じゅー―――っ、べじゅっ♡♡♡” なんてぶっさいくな音を立てて私の股間に山芋を丹念にこすり付けているのから半狂乱の全身全霊で逃げ出そうと体をうねらせ無様に許しを乞うているか惚けて見ていられるのでしょう?
なら、その空っぽの頭に詰め込んでおいてください。
山芋にはシュウ酸カルシウムという物質が多く含まれています。コレは山芋の細胞内に何十本、何百本と含まてれいてすり下ろされたりすることによって針状結晶として外部に放出されるのです。コレが刺さることによって人によっては手指をかぶれさせるのです。
それが―――指や肌なんかよりずっと敏感な 粘膜なんかに塗りつけられたらどうなると思います?
それも、刺さり残りの無いように丹念に、丹念に、何度も、何度も下で塗り込まれ―――吸いだされた残りの分を開きっぱなしになって閉じなくなった肛門に淡壷のごとく丁寧に吐き捨てられたりしたら、どうなっちゃうんでしょうね?
その答えは スグに私の体に現れました。
「―――――っついえdhふぁいsfはいうsh、かゆっ、あっ、ひっ♡ あらっでっ!! いますfぐ!! 誰でも、なんでもいいかだtty、わだぢのオマンコいまずぐだふぇがあらっでえくだざいぃぃぃぃっ♡♡♡」
一拍おいて、湧き上がる燃えるような痒み。
かゆみ痒みカユミ、かゆみかゆみかhづかゆみ――――痒み。
小さな蟻が私の女性器と肛門の全てに無数に噛みついているのだと錯覚するような痒みが私の脳を焦がし、体を燃やし、まともな思考の全てを削り取って必死に救いを求めるように縛られた四肢を駆使して股間を無様に皆の前に突き出す。
羞恥心とか、理性とか、そういう問題ではない。
なんでもいいからこの蹂躙される性器を襲う痒みを解消しなければ本当に脳みそが壊れるのだから、そんな事に構っている場合ではないのだ。
だれか、だれかだれかだれかだれか、誰でもいいから掻いてかいて欠いてかいむしって、千切っても痛みでも、蹴ってもなんでもいいから早く私のココを滅茶苦茶にして、してしてしてしてsろしtろ¥よ。なにボーと突っ立ってんのよ、はやくしろよみてわかんないのかこのぼけな―――
「んー♡ ほんとーに反省してる人はそーんなこわい目で反抗してこないんじゃないかなーと私は思うんだけど♡?」
「み、みよちゃん♡ ほn、本当に反省してますからっ♡♡♡!! おねがいですから、早くあらって くだざいぃぃぃぃ♡♡♡!! もう、もうぜったいに悪い事しまぜん!! だがら、だがら―――はやぐ、あだじのココを掻きむしってくだざい♡♡♡!!」
ニマニマ、ニマニマとした顔で私の突き出した股間から楽しそうにいたぶるように微笑む彼女に最後の理性を振り絞って懇願を振る絞る。媚を売り、ぐちゃぐちゃの顔に無理やり笑顔を張り付けて彼女の小さな顔に少しでもこの辛さが伝わるようにと限界まで股を開いて掻きやすいように突き出す。
そんな私の願いが通じたのか彼女は天女のような微笑みを浮かべて、頷いた。
「ふふふっ、ちょっと意地悪しすぎたかな? ゴメン、ゴメン、いま茄子ちゃんのお股をスッキリさせたら洗ってあげるから」
「はっ♡ はひっ♡♡ いいこ、いいごにするからはやく早くはやく―――」
焦らすようにゆっくりとその車イジリで固くなった指を私の腫れあがった陰核の上に翳した彼女が――――ゆるく、撫でるように息を吹きかけ、離れていく。
? ??? ???????・ ?
なんで、あれ、まだ―――掻いてくれてない。 まだ、焦らし中? なんで、こんなに私が苦しんでるのに、助けて あれ? というか、げんきょうは このおんなじゃ??
混乱から、立ち直れずに散り散りな思考のまま間抜けな顔で離れていく彼女を見つめていると美世ちゃんは心底おかしそうに私の事を嘲笑って言葉を紡ぐ。
「あっははは、こーんな嘘も簡単に信じちゃうくらい追い込まれてる茄子ちゃん見るの初めてだからもったいなくなっちゃったww せっかくならもうちょっと可愛い“ナスビ”ちゃんの事を見学させてもらおーかなー♡♡♡?」
満面の華やかな笑みで、そんな事を宣ったクソに ぷっつりと何かが切れた音がする。
「ふざっつkさdjfsぢ嗚呼おjふぁsdふぉほふいおじゃs―――だjさいうヴぃあsvlbさぶこっろだsふぁsjんじょくそおんああさぁぁxcっぁcfさヴd!!!!!」
力の限り、沸き立つ憎しみの限り、語彙が尽きるまで体をくねらし無様を晒しながらも怒声をあげた。ほぼ、日本語としては機能していなかった絶叫だったとしても私は声が枯れるまで叫んで、暴れて―――――彼女の冷ややかな目に気が付いた所でその行動のまずさに気が付き、ピタリと息を呑んだ。
「ほーら、やーっぱり反省なんてしてなかった♡ こんなんじゃまた同じことを繰り返しちゃうんですから―――――ココで手を抜いちゃダメなんですよ、皆さん♡♡♡?」
「あっ、いやっ、こ、これは違くて……だってっ、あんなお願いしたのに誰も掻いてくれな―――ひっ!!」
一歩、一歩と変わらない微笑みのまま歩み寄ってくる友が今はひたすら恐ろしくて、股間の堪えがたい痒みすら堪えて必死に逃げようとするもあっという間に掴まり再びお仰向けに―――今度こそ無理やり足で股を割り開かれて真っ赤にテラテラと滑る陰部が蛍光灯に隠すことも無く照らされた。
「こーんな悪い子には、“ぺんぺん”してあげなきゃね~♡?」
「や、やだっ、やだやだやだやだーーーっつ!!」
私の股を開かせるように座りこみ、美世ちゃんがこれ見よがしに私の前に見せつけたのは――――どの家庭にでも玄関に置いてあるただの“靴ベラ”。
だけども、この体制で、この状況で、こんな風に見せつけられた意味を察せない訳もなく私は駄々っ子のように身を捩って、子供のように泣き喚く以外に反抗は許されない。そんな私の無様をまるで慈母の様な微笑みを浮かべたまま彼女はその靴ベラを天高く振りかざし――――容赦なく私の股間に満遍なくその平面を打ち据えて、快音を響かせた。
「おっ――――――――――♡♡♡」
その瞬間は、私の脳を完全に焼き切った。
全身を苛む燃えるような痒みは微かな電流を流されたような快感の後に脊髄から体を駆け抜けて、股間に広がる肉の土手を広がる衝撃は体内の奥に合る子宮を確かに揺さぶり内臓全てを引き絞るように全身の筋肉は引き絞られ――――諸々の化学変化が駆け抜けていった末に私の体は完全に壊れた。
打ち付けられた股間は噴水のように止めどなく潮を噴き上げ、緩み切った肛門はその襞を揺らして下品な吹奏楽器と成り果てていつまでもソロを奏で、部屋にいるもの全ての絶句を誘ったのある。
惚けたように喘ぐ私の最後の記憶にあるのは、楓さんが潮の雨を被りながら無邪気に『今日だけで火吹き芸、砲弾人間だけじゃなくて水芸までマスターするなんて……まぁ、スターも目前ですねぇ!』というクソ寒いダジャレをキャッキャッと喜ぶ声と、ゲラゲラ笑いながら次は誰が打者になるか相談するクソビッチたちの笑い声だけ。
どいつもコイツも、生きて目が覚めたらぶっ殺すと心に決めて私は意識を手放すという現状では最もお手軽にこの地獄から逃げ出す方法を迷いなくとったのでありました、とさ。
覚えてろよ、おまえら……。
=後日談 という名の 蛇足=
久々に誰も抱かないまま寝るという世間に蔓延る童貞共に聞かれたら抹殺待った無しな贅沢を味わった俺は随分と気分よく差し込む朝日と鳥の鳴き声に自然と目が覚め、心地よく体を伸ばして布団を蹴飛ばして体を起こす。
この茄子が用意したアパートを使うようになってから随分と面倒も増えたけれども、なんだかんだとココに来れば“狩り”に失敗した日でも飯も女も生活も困ることが無くなったので実に重宝しているのだがやはり他人の部屋は他人の部屋なので起きた瞬間の違和感というモノは拭えなくて千葉の実家が恋しくなる時が多い。その次点で恋しくなるのは今住んでる自分のアパートだ。
なにより、自分のアパートなら隣に見慣れない女が寝息を立ててる事はあっても―――寝起き早々にくぐもった女の絶叫が隣室から聞こえてくる事はないしな。
…………いや、絞れとは言ったけどまさかアイツ等、昨日からこの時間までやってんの??
もう開ける前から二度寝にしけこんで現実逃避したい気分満点なんだけれども、自分が止めをかけなければ本気で救急車を呼ぶ羽目になってまた面倒ごとになるかもしれないと思えばそうもいかない。
痛む頭と呼吸を整えて、恐る恐る扉を開ければ――――予想よりももっと酷い惨状が広がっていた。
「茄子ちゃん? いや、茄子さま? お願い、お願いですから“コレ”抜いて? わ、私、きょう普通にパトロールとか、仕事だから、ね? 昨日の事はあやまるから!!」
「…………あ、これ、ダメかも。私、きょう、ケツに極太バイブ突っ込んだままテレビに映るんだ。あは、あはは、私の人生ってここでおわりだったのね」
「すぴー(泥酔」
「あ、あはははは、き、昨日はちょーーーっとやりすぎたよね? うん、ごめんごめん反省してるって。で、でも、うっぷ………流石のゆっきーも、あのボール、全部をお尻にネジこまれたらしんじゃう、って。――――ご、ごめんなさい調子に乗ってましたすみませんだから今すぐトイレにいかせてくださぃぃぃっぃぃいx!!!!」
「お、おひっ♡♡ あぐっ♡♡♡ こ、これ駄目ですってぇ♡♡♡ わ、わたしも仕事なのに、こんな尿道とクリトリスに電気ながされて うひっ♡♡♡ おひごとなんてむひdひゅ~~♡♡♡」
「んぁああああああああっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい茄子様、神様、ほとけだまぁぁぁぁっぁあおおおおぉぉぉ♡♡♡ ごれ、ごれほどいでくだざい♡♡♡!!! おまだっ♡♡♡!! おあまだががせでぇぇぇぇ♡♡♡!!!あfdgsyふsぁいhぽk♡♡♡♡♡♡」
ああこれは さては地獄ね 地獄だよ by 比企谷
そんな目の前に広がる阿鼻叫喚にドンびいていると、ソレを冷たく微笑んで静かに見つめていた茄子が一転して花が綻ぶような笑顔で俺の首っ玉に抱き着いてくる。
「おはようございます! 今日の朝ご飯はパンなんですけど大丈夫でした? あと、昨日は本当にすみませんでした!! これからは心を入れ替えてめんどくさがらず屋上とかもっと安全な場所で練習するようにしますね!!」
「……反省して頂けたようで何より。ところで、その、この惨状は―――なに?」
「因果応報、というやつの縮図です♡」
可愛く言われても、現状のむごさは変わらないんだよなぁ……。
まあ、他の奴らはえげつない事をされているのは呟きと懇願から察せたのだが完全に正気を失って全身を縛られてるのに跳ね回ってる美世は余りに異常だ。コレを横目に普通に飯を食える奴はサイコパスに違いあるまい。
「美世は、その、なんであんな事になってんの?」
「あぁ、大したことありませんよ。……寝ている間にケツとマンコに近くの公園でとってきたウルシを詰めて置いただけなんであと3時間以内に病院に駆け込めば、後遺症は残りませんよ。ソレまでに―――あの拘束が解ければ、の話ですけど?
さ、今日はちょっと散歩ついでに豪勢なパンを買ってきたんで出来立ての内に食べたちゃいましょう♡ ほーら、皆さんもそんなくらい顔してないで朝ご飯ですよー♡♡」
「「「「いや、あの、―――」」」」
「それとも、トイレの水でも飲みます?」
「「「「………………い、いただきます」」」」
「あと、今月の家賃は全員5倍ですのできっちり払ってください。払えなきゃ退去です」
「「「「っそ、それだけは!!」」」」
「あ?」
「「「「……はい」」」」
コントみたいなやり取りを呆れながらも見つめていたらいつの間にか足元にはいよってきた美世が俺の寝間着のジャージの裾を噛んで引いているのに気が付いき、こっそりとしゃがみ込んで事情を聴いてみるのだが―――
「た、たひゅけて! かゆくてひんじゃう!! おねがい! なわ、なわとってにがひて!! ひんじゃう、ひんじゃうよぉぉっぉ!!!――――ひっつ!!!」
「やっぱり、お口もチャックしなきゃダメみたいですねー♡」
聞きだす前に喚いた彼女が無言で微笑んだ茄子に寝室に連れていかれ絹を裂くような悲鳴が聞こえったきり静かになった。パニックホラーっててっきり夜が舞台かと思っていたのだが朝でも随分怖い事を今日知った21の春。くわばら、くわばら。
まあ、頃合いをみて茄子の機嫌を取りつつ助けてやろうと思いつつ誰もが沈痛な顔を浮かべているリビングの席についてパンに齧りついた。
―――後でこのパン屋をナスビにきいておかなければいけない、という予定を脳内で書き加えて俺は香ばしいパンにバターとマドレーヌを塗りたくって優雅な朝飯に舌鼓を打ったのだった。
さて、今日はどんな女を堕としに行こうか?
今から胸を弾ませた。