錬金術士ライザが幼馴染の父親と背徳交尾しまくって調教された挙句、親友であるクラウディアを中年親父に売り渡し、自分と同じハメ穴に変えていく話 作:黒胡椒サラミ
ザムエルとの「あの事」があってから数日、クラウディアは、今日もライザのアトリエに来ていた。
ザムエルの部屋で、彼に徹底的に股の間を弄られたあの日の夜、自分のベッドの中で屋敷の天井を見上げながら、クラウディアは自分がとんでもない過ちを犯したことに気が付いた。性の具体的行為について知らなかった彼女でも、他人に局部を触れさせるという事が、普通ならば有り得ないという事くらいは分かる。だが、頭を冷やせば分かるはずなのに、あの熱気にこもったザムエルの部屋の中では、クラウディアの思考は上手く働かなかった。
では、自宅に戻ってクラウディアが本当に冷静になったかと言えば、そうではない。ザムエルの部屋で勝手に彼のベッドを使い、とてもはしたない真似をした挙句、散々彼に我がままを言って、己の秘部を慰めてもらった。ザムエルに巧みに思考を誘導された少女は、ここに来てもまだ、「あれは自分の過ちだった」と、ザムエルを疑おうとすらしていない。
それでもあの日の翌日、クラウディアは、ライザのアトリエにはもう行かないほうがいいのかもしれないと考えた。アトリエに行って、ザムエルに会って、またあのような醜態を晒す事態になってはならない。しかし、自宅で悩んでいたクラウディアを、ライザが連れ出しに来た。
「昨日は結局行けなくってごめんね? お父さんたちの手伝いが終わらなくって」
「う、ううんライザ、気にしないで」
「本当にごめん。お父さんったら、干し草作りが全部終わるまで遊びに行っちゃだめだ~ってさ」
ライザはクラウディアに申し訳なさそうに謝ったが、その点については、むしろ有難かったとクラウディアは思った。数時間に渡ってザムエルの手が与える感覚に翻弄されている最中、クラウディアはライザが来るかもしれないという事を忘れていた。もしもあの場面でライザがやってきていたら、自分はきっと、手首を切って死んでいたと思う。
――まあ、ライザがもしもあの場に居合わせたら、彼女も喜んでクラウディアの愛撫に加わったろうし、そもそもあの日ライザがアトリエに来なかったのは、親の手伝いのせいでも何でもなく、ザムエルの指示によるものだったのだが。
とにかく、あの事があったすぐ翌日、ライザに強引に誘われる形で、クラウディアは森の中のアトリエを訪れた。ザムエルに会うのは怖かったが、クラウディアの中には、もしかしたらあの時の事は夢だったのかも知れないという思いと、再び会ったら彼はどういう反応をするのか確かめてみたいという思いがあった。
「ようライザ、クラウディア。今日は仲良く登場か?」
ザムエルは、アトリエの外で露天風呂の組み立てをしていた。クラウディアたちの顔を見ると、ごく自然に挨拶をした。
やはり夢だったのだ。あれはクラウディアが、最近見ていた悪夢を現実と混同した幻だったのだ。そう思い、クラウディアはほっとしかけた。
「……あの事は、誰にも言わねぇほうがいいと思ってな。俺も、ライザに知られたくはねぇ。……ライザも、きっと悲しむ」
だが、ライザが席を外し二人きりになった時、ザムエルはクラウディアの耳に顔を寄せ、ぼそりと言った。その吐息が耳に掛かり、クラウディアは冷水を浴びせられたような思いがしたと共に、下腹の奥がきゅんと疼くのを感じた。
ザムエルもあの時の事を無かった事にしたいと考えている。そのためには、これまで通り普通に振舞うしかない。クラウディアが出した結論がそれだった。
だからクラウディアは、今日もこうしてライザのアトリエに来ている。
「ライザ……、今日は、ザムエルさんはどうしたのかな」
錬金釜の中身を杖でぐるぐるとかき混ぜているライザに、クラウディアは尋ねた。今日はザムエルの姿が見えない。
「ん~? 何か、山のほうに素材を取りに行くって言ってたよ」
「そ、そうなの。……一人で?」
「うん、一人で。なんか、あたしに作って欲しいものがあるから、その素材を探すんだって」
「ライザは、心配じゃないの……?」
山のほうには強い魔物も出る。一人でそこまで行くというのは、かなり無謀なように思えた。だが、ライザは心配していないようだ。
「大丈夫だと思うな。あたしが作った新しい剣と鎧も装備してるし。他にもたくさん薬とか、爆弾とか持たせたから」
「そ、そう……」
ライザの錬金術の腕前は、最近メキメキと上がっている。彼女はもう、かなり色々なものを創れるようになった。そのライザがここまで自信を持って言うのなら大丈夫なのだろうか。……しかし、いつかのように、思わぬ手強い魔物に遭遇して、手傷を負ってしまうという事だってあり得る。
「……クラウディアは心配なんだ」
「え、……え?」
「ザムエルさんの事、心配なんでしょ? すっごく不安そうな顔してるよ」
ライザに図星を突かれ、クラウディアは戸惑った。
「そ、そんな、でも、それが普通でしょ?」
「そうかなぁ? 初めてザムエルさんに会った時のクラウディアなら、心配しなかったと思うなぁ。あの時のクラウディア、ザムエルさんの事、まるで魔物を見るみたいな目で見てたよ?」
「も、もうライザ、からかわないで!」
「あはは、ごめんごめん」
ザムエルに対するクラウディアの態度は、確かに以前と比べると劇的に軟化した。ライザから見ていても、それが分かるのだろう。そんなライザに「あの事」を悟られないように、クラウディアは努めて明るく、以前と変わらない振る舞いを心がけていた。
そして、そういうクラウディアを見るライザの表情には、どこか慈しむような感じが含まれていた。
(ふふふ、クラウディアも、段々とザムエルさんの良さが分かってきたみたいだね)
ライザには、その事がとても嬉しかった。
クラウディアがザムエルの部屋で彼にされたことを、当然ライザは承知している。あの後ライザは、まさにその部屋で、ザムエルが溜め込んだクラウディアに種付けしたくても種付けできない鬱憤を、彼の巨体に組み敷かれながら、ザムエル専用ご奉仕マンコで精一杯受け止めたのだから。
(何時間も抱きしめられたまま、腰だけでハンマーみたいなピストンして、中に出され続けて……♥ ザムエルさんってば、あたしが壊れるかも何てこと、全然考えてないんだもん。まるでモノみたいに扱われて…………ンっ♥)
ご主人様の使い捨てオナホ扱いされているという状況以外に、親友のクラウディアが手マンでイカされまくったのと同じベッドで種付けされているという事実が、ライザの快感をより一層倍加させた。二人一緒にザムエルにご奉仕できる日が近づいていると思うと、それが待ち遠しくてしょうがない。
(でもクラウディア、自分がこんなにメスの匂いをさせてるって、自分で分からないのかなぁ)
ライザがかき混ぜる錬金釜を覗き込むクラウディアは、そうする時の癖で、長い金髪の片側を耳の上に手でかき上げる。そうすると、のぞいた襟足のあたりから、同性であるライザでも分かる芳醇なメスの香りが漂ってくる。もしもライザにザムエルと同じモノが生えていたら、多分押し倒しているだろう。かくいうライザも、人の事を言えない濃厚なメス臭を放っているのだが。人はかくも、己の匂いというものに対して無自覚な生き物なのか。
「やった、できた!」
「ライザ、今日は何を作ったの? ……あ」
ライザの調合が終わると、クラウディアはその完成品を見せてもらった。ライザはいくつかの道具を作ったようだが、その中には、クラウディアにも見覚えがあるものがあった。
「それ、私たちが洞窟に閉じ込められた時に、私とザムエルさんを崖下から引き上げるために使ったロープだよね?」
「うん、そうだよ。ぷにぷに玉を材料にした、“生きている縄”。それとこっちは“生きているホウキ”ね」
ライザの言う通り、そのロープとホウキは、まさに生き物であるかのように動いていた。
「このホウキは凄いよ! 何もしなくても、勝手にアトリエの中を掃除してくれるの」
「ふうん」
「あ、興味ないって顔してる。やっぱりクラウディアはお嬢様だから違うな~。部屋の掃除とかも、全部メイドさんがやってくれてるんだろうな~」
「もう、すねないでライザ。それで、どうしてそんなものを?」
「決まってるじゃん! ザムエルさんの部屋があまりにも散らかってるから、これに掃除してもらうためだよ!」
「――――!」
ザムエルの部屋。その単語がライザの口から出ると、クラウディアは今までの平静な様子が嘘のように、目を見開いてライザと顔を見合わせた。まるで、そんな親友の様子に気付かないかのように、ライザは言葉を続ける。
「それでこっちは“生きているモップ”ね。……ね、聞いてよクラウディア、ザムエルさんの部屋って、ザムエルさんの匂いでスッゴイんだよ?」
そこで、ライザは意味ありげに微笑んだ。それは普段の天真爛漫な彼女とは思えない、まるで大人の女性のような艶のある笑みのようにクラウディアには感じられた。
「ザムエルさん、水浴びしてもきちんと身体を洗わないから、汗の匂いが本当にスゴイの」
「へ、へぇ、そうなの。そうなんだ……」
「うん、あの部屋の空気をクラウディアが吸ったら、きっとくらくらしちゃうよ」
ライザの瞳と唇はどこか潤んでいて、声も少し息がかかった、囁くようなものになっている。あの時の事がライザにバレているはずは無いと思っても、クラウディアは急に不安になり、どぎまぎと目線を泳がせ始めた。そんな彼女を見て、ライザはまたも艶めいた、それでいて慈しむような微笑みを浮かべ、さらに続けた。
「それでね、最近、またあの部屋の匂いが強くなったように思って」
「――――!!」
「何日か前かなぁ……。……あ、そうだ。私がこのアトリエに来られなかった日だ」
「そ、それは」
クラウディアの喉が渇き、汗がこめかみをつうっと伝う。
ホウキの竹でできた柄を、優しく包み込むようにつかむライザの右手が、ゆっくりと上下し始める。彼女が愛しいご主人様の男根を、愛撫する時と同じ手つきだ。ザムエルのモノは、このホウキの柄よりもずっと太い。しかしまるで、それを本物のチンポに見立てるように、ライザは己の谷間に竹の柄を押し付けた。あくまでもさりげなくではあるが、その動きは、まさに夜の劇場でポールダンスを行う娼婦のものだった。
そんなライザの動作に気付いていたのか、それともあの日のできごとについてライザに触れられた事だけで一杯一杯になったのか、クラウディアは満面を首まで赤くし、うなだれている。その耳に、段々とライザの唇が近づいてきた。
「ねぇクラウディア。その日、クラウディアはザムエルさんと二人きりだったんだよね? 二人っきりだったから、クラウディアも知ってると思うんだ。二人っきりで、あの日、何かあったのかなぁ?」
「~~~~~~っ!!」
「なんてね、クラウディアがザムエルさんの事なんて知ってるわけないよね!」
クラウディアの顔が限界まで赤く染まると、さも今までの事は冗談だったという様に、ライザは彼女から離れた。その顔と声は、クラウディアも知っている、いつもの太陽の様に朗らかなライザに戻っている。
「とにかくさ、これでちょっとはあの部屋の惨状がマシにならないかと思って!」
「う、うん、そうだよ。きっと綺麗になるし、ザムエルさんも喜ぶよ」
自分の笑みがぎこちないものでないかどうか、クラウディアには自信が無かった。
それから二人はテーブルに移動した。ライザの休憩を兼ねた、お茶の時間だ。
「私がお茶を淹れるから、ライザはここに座ってて」
そう言って、クラウディアはライザのために椅子を引く。クラウディアはきっと、その椅子の対面に座るはずだ。そうすれば、ザムエルの部屋に続く二階への階段を、視界に入れなくて済む。あそこからザムエルが降りてくるかもしれないと考えるだけで、じっとりと湿る己の股間を抑え込むことができる。
そしてキッチンで息を整え、お湯を沸かして戻ってきたクラウディアの目に、このアトリエでいつも焚かれているお香が目に入った。
「あれ、いつもと違うお香だね」
「あ、気付いた? うん、ザムエルさんが、前のお香はもう飽きたって言うからさ。ホント勝手だよね」
「ふ、ふ~ん」
確かに、そのお香の色は以前の薄緑色のものとは違っていて、ほんのりと桃色がかったものになっている。そこから漂う香りも、前とは違う。お香について、クラウディアは詳しくないからどこがどうとは説明できないが、前のスゥっとする香りと違って、このお香はどこか甘い。
以前のお香は、人に安心感をもたらす成分が入っていたと聞いている。では、このお香には何の成分が入っているのだろうか。そこまではクラウディアも確かめなかった。
それから彼女たちは、お茶をしながら和気あいあいとした空気で世間話をした。村の人の様子や商店で売っている品物についてなど、年頃の娘らしく、彼女たちの話題はコロコロと移り変わった。ただ、クラウディアが敢えて彼女の家の話を避けているように感じられるのは、彼女と父の関係が、今もってぎくしゃくしているからなのだろう。
そして二時間近くも会話をしているうち、クラウディアはふと、ライザにある事を尋ねてみたくなった。
「そ、そう言えばライザ、ライザって――」
さり気なくを装って、しかしどうしても上ずった声で、挙動不審になりながらも、クラウディアはそのことを聞いてしまった。
「どええ!?」
「そ、そんなに驚かないで」
そう言いながらも、ライザが椅子でのけぞったのは当然だとクラウディアは思った。
クラウディアがライザに聞いたのは、一体何の事だったのだろうか。それは端的に言えば、「自分で股間を触って、気持ちよくなったことがあるか」という事だった。彼女たちは年頃の娘である。娘だけの状況になれば、このような猥雑な話題に及ぶこともあるだろう。だが、清楚なお嬢様であるクラウディアの口からこのような話が飛び出てこようとは、さすがのライザも思ってもみなかった。つまりクラウディアは、股間部を自分で弄って気持ちよくなること、すなわち自慰行為をしたことがあるかとライザに尋ねた。クラウディアが万一にもそんなことを聞ける相手は、この世にはライザしかいなかった。
聞いてしまってから、やっぱり聞かなければ良かったとクラウディアは思った。彼女がそう思っているのは、その真っ赤で泣きそうな顔からも明らかだ。しかし、どうしても我慢できずに尋ねてしまうほど、最近の彼女はこの件について悩んでいたのだ。――あとはやはり、何だか人を妙に甘ったるい気分にさせてしまう、ライザ新作のお香のせいか。
「う~ん」
ライザは腕を組んで唸り、答えに悩んだ。正直ライザは、ザムエルにハメ堕とされる前から、クラウディアに比べれば人並に性知識があった。子供が男女の性交によってできることも、自慰行為というのも知っていた。興味本位でごくまれに、自分を慰めてみた経験もある。
しかし、クラウディアの悩みがごく普通のものである事を教えてしまうのは、彼女の崇拝するご主人様の計画にとって不味い気もした。ライザは友情とご主人様を天秤にかけ、最終的に、正直に話すことにした。
「あたしはそういうの、しないかなぁ……」
ややとぼけ気味になってしまったが、これは事実だとライザは思った。今の彼女は基本的に自慰をしない。そんなことをしなくても、ザムエルにハメ犯してイキ狂わせてもらえるから――ではなく、彼女はもう、自分で自分を慰めてもイケない身体になってしまったからだ。
今のライザの身体は、ザムエルの精液が子宮に入っていない状態だと、一日もすれば発情し、切なくて切なくて切なくて切なくて仕方なくなる。そんな時に津波のように襲ってくるもどかしさを、己を慰める事で解消しようとしても、ライザは決してイケない。ご主人様のお許しが無ければ、奴隷はアクメすら許されないのだ。だからまぁ、自分が自慰をしないというのは真実だ。そうやってライザは、クラウディアに心の中で言い訳した。
「そう、そうなの……。……そっか」
クラウディアは意気消沈したように肩を落とした。そんな親友を見て、ライザは心の中で彼女に謝る。
(クラウディアごめんっ! でもね、これもクラウディアのためなんだよ? クラウディアがご主人様のハメ穴になって、オンナノコとしての幸せを手に入れられるようにするためなんだから♥)
今クラウディアが持ち上げて口を付けたカップに入っている茶にも、身体の感度を上げる成分が入っている。いざクラウディアがザムエルとの初めてを迎える時に、できるだけ痛くならないようにというライザの心遣いだ。もちろん最優先されるべきなのは、ザムエルが気持ちよくお射精できるか否かという事であるのに疑いないが。
そんな事を考えるライザの前で、どこか蠱惑的な香りのする茶を飲んでいるクラウディアは、唯一の女友達であるライザも、「そういう事」はしないという言葉を噛み締めていた。
あの日以来、クラウディアはザムエルに指一本触れられていない。まるで、あれでクラウディアの「治療」は済んだのだと言わんばかりの素っ気ない態度を、彼は取っていた。それに加えて、彼はクラウディアに一つの命令をした。
――もう、一人でああいう事はするな。
例えまた苦しくなっても、自分でそこに触れてはならない。そうしないとクラウディアの異常はいつまでも治らないかのように、ザムエルは断定的に言った。
そして今のところ、クラウディアはその言いつけを守っていた。以前と同じく、クラウディアは夜毎の悪夢にうなされる。そしてそれから目覚めると、身体の芯がどうしようもなく疼く。指は自動的に、自分の肉芽へと伸びていきそうになる。しかしそこに触れる直前、ザムエルからの言いつけの言葉がリフレインするのだ。
(ライザもしないって言うのなら、やっぱり……)
ザムエルの言いつけは正しかったのだ。そうやって自分に言い聞かせても、彼女の中の欲求不満は、澱の様に下腹部に溜まり続けていた。
―――――――――――――――
「お帰りなさいザムエルさん!」
「おお、ライザ」
夜に近い夕刻、ザムエルがアトリエに戻ってきた。クラウディアは既に帰宅し、ここにはいない。ライザの両親はクラウディアの父よりもずっと放任主義だから、ライザがアトリエで泊まる事があっても、それほどうるさく言わない。引き換えに、牧場の手伝いをさせられるだけだ。
「……クラウディアが来てたな?」
ザムエルは、鼻をひくつかせるとそう言った。アトリエに漂うクラウディアの残り香を、彼は敏感に嗅ぎ付けたのだ。彼のようなけだものは、いったん己の獲物だと定めたメスの匂いを、決して忘れたりはしない。ライザは笑顔で頷いて、今日クラウディアと語ったことなどについてザムエルに話した。
交尾の最中以外は、ライザはザムエルをご主人様とは呼ばないし、丁寧な言葉も使わない。そんな時は、彼女は以前のままの、笑顔の明るい純粋な少女だ。
そうであるはずなのだが、今日はちょっと様子が違う。
「……で? お前のその格好は何だ」
「え? カワイイでしょ?」
「チッ!!」
ザムエルは、イラついたように舌打ちした。それも当然であろう。今のライザは、白い小さめのエプロン一つを身に着けて、その下には何も着ていないように見える。いわゆる、裸エプロンという奴だ。そんな格好で、ライザはザムエルの前でくるりとターンし、エプロンの裾をひらつかせる。そうすると、エプロンの下にどうやらショーツだけは着用している事が分かった。しかしその白いショーツも生地が非常に薄く、後ろ部分はTバックの様にライザのムチムチのケツに食い込んでいる。片手におたまを持っているのは、料理の最中だったのだろうか。
「~~~~♪」
果たして、ライザは何食わぬ顔でキッチンの前に立つと、鼻歌を歌いながら料理を再開した。
少し太いがスラっと長い脚、重力に全く負けないケツ肉、男なら誰でもむしゃぶりつきたくなるような背中。それらを全て晒し、何かをコトコト煮込んでいる。
ザムエルは食卓の椅子に付くと、怒りに満ちた表情で、その背中を睨みつけていた。当然、肉棒は限界寸前まで勃起している。一日がかりの冒険に疲れ、オスとしての欲求をムラムラと溜め込んで帰って来てみれば、余りにも美味そうなカラダを持つメスが、新妻然とした格好で待ち受けているのだから仕方ない。
「ふ~ん♪ ふん、ふん♪」
あの小さめのエプロンは、ライザのバルーンのような双丘を収めるには、余りも布地が足りていない。エプロンの胸部分はパンパンに張りつめて、とても窮屈そうだ。
「――――ふふ♥」
時折、ライザがちらちらとザムエルの様子をうかがう気配がするのは、いつでも私を襲って、ハメ犯していいという合図のつもりだろう。実際、少女もそれを期待している。その証拠は、この距離からでも分かるショーツの縦染みと、エプロン越しに見えるツンと立った乳首だ。
「あれぇ、お砂糖はどこに置いたっけ……」
ライザはわざとらしく屈みこんだり、両腕を上げてキッチンの上の棚をまさぐったりしている。それを見ていると、ザムエルのチンポはイライラしてたまらなかった。
だが、ザムエルにもあのメスの所有者としての矜持がある。自分が犯したい時にハメるのは良いが、あっさりメスの誘惑に負けて襲い掛かるというのも、なんとなく気にくわなかった。
「…………」
調理の工程は順調に進行していく。だが、ライザはいつの間にか鼻歌を止め、ザムエルを振り返る表情もどことなく不安そうだった。いつでも背後から襲い掛かられ、キッチンに胸を押し付けられてレイプされても良い準備を整えているというのに、ザムエルが動く気配が無いからだろう。
しかし、ザムエルにご主人様としての矜持が有るように、ライザにもメス奴隷としての意地があった。彼女はご主人様に見えないよう、自分の身体で隠して、彼の料理に何かの薬をもった。
そして、料理は完成した。ライザが丹精込めて作ったスープや、色とりどりのサラダが並べられていく。それを配膳する際にも、ライザは胸の谷間をわざと見せつけるようにして、小生意気な身体でご主人様を誘惑する。
「さ、食べてザムエルさん!」
「……おう」
しかし、ザムエルは並べられた料理を前にしても、中々それに口を付けようとしない。
「ライザ」
「なあに?」
「お前、これに何入れた」
「え」
スープをじっと見つめるザムエルに指摘されて、ライザはわざとらしく目を逸らした。
「ちょっと、自分で飲んでみろよ」
「…………」
「俺の言う事が聞けねぇか? ほら」
そう言うと、ザムエルはスープをスプーンですくい、隣に立っているエプロン姿のライザの口元に突き付けた。バレているなら仕方ないと、覚悟を決めて、ライザはそれを口に含む。ライザが飲んだのを確認すると、ザムエルはもう一度尋ねた。
「で、何入れたんだ」
「……精力剤。錬金術で作った。――んっ♥ ふっ♥」
どうやらその精力剤は、催淫剤にもなるようだ。よほど効果の強い速効性のものを用意したのだろう。既にライザは目をハートマークにさせて、甘い吐息を漏らし始めた。
「全く、仕方ねぇな。ほら、もう一杯飲め」
「は――む。う、くん。――んきゅ♥」
「美味いか? もう一杯だ」
自分で作った催淫性のあるスープを、ライザはご主人様の手ずからにしこたま飲まされる。
一杯、また一杯と口に含むたび、股の間から漂う蜜液の匂いは濃くなり、裸エプロンに浮き出た両乳首は、早く弄って欲しいと痛いほどに腫れ上がる。ライザに器のスープを半分ほど飲ませたところで、ザムエルは言った。
「お前は俺の何だ、ライザ」
「ん――っ♥ ご主人様の、メス穴です♥」
「どうしてこんな事した」
「ご主人様に、新婚気分で乱暴に犯されたくって♥ はっ♥ ラブラブな、夫婦の子作りセックスしてみたくって♥ ごめんなさい、申し訳ございません。奴隷のくせに、ご主人様を困らせるような事して――んくっ♥」
「ふぅー」
ザムエルはため息をついた。
つくづく自分の調教不足が原因のようだ。奴隷の癖に、主人が気持ちよくザーメンを排泄する事以外を考えるとは。だがまあ、これも愛嬌と言えば愛嬌か。ザムエルは強壮剤入りスープの器を掴むと、それを無造作にあおり、ごくごくと飲んだ。
「あ――、は♥」
ライザが目を輝かせる。ザムエルがズボンを下ろすと、いつもより更に硬さを増した、青黒い血管が浮き出たカリ高のチンポが、神殿の柱のようにそそり立っていたからだ。普段でも、ライザの膣内にこれを収めるのは精一杯なのに、一体これで、今日はどこまで貫かれてしまうのだろう。
「マジで強い薬を盛りやがったな……」
ザムエルは呆れたように言ったが、その目は段々と血走り、牙をむき出すように口を歪めていく。口の端から涎が落ちて、まさに狼男のようだ。普段から獣とそれほど変わらない男にこんな薬を盛れば、こうなることくらいは想像がついたろうに。
「ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ゥゥ……!」
理性を飛ばしたザムエルが唸り声を上げる。彼はライザの身体を上から下まで眺めると、美味そうに舌なめずりをした。そう、これから待っているのは、ライザが期待したような新婚夫婦のラブラブ子作りセックスではなく、獣が餌を貪り食うような、まさに交尾としか言いようの無いものである。
(私にお情けをいただけるんですね……? ありがとうございます、ご主人様♥)
しかしライザは、それでもご主人様が自分を抱いてくれる気になったのだと、ある程度は満足そうだった。彼女は自ら、テーブルにこてんと背中を付けて倒れると、まるで「今日の晩御飯は私です」と言わんばかりに、新妻らしい恥じらいの表情を浮かべつつ、少し腰を浮かせてザムエルのチンポを煽った。
けだものになり切ったザムエルはライザの前に立ち、正面から彼女を犯そうと、彼女の張りのある太ももを掴んで、腰を引き寄せた。
「ア――♥」
そしていざ挿入という時に、ライザはもう一度、ハメ穴奴隷にあるまじき我がままをした。
「旦那様ぁ♥」
やっぱり彼女は、どうしても新婚気分でザムエルに犯されたかったらしい。ライザはザムエルの若妻になり切って、自分の身体を実食される前の本気の子作りアピールをした。
「ライザを食べて♥ 旦那様の事が大、大、大好きな、若奥さんのライザを♥ 17歳で、まだオマンコ固いけど、旦那様が気持ちよくお射精できるように頑張るからっ♥ だから夫婦の子作りエッチしよっ♥ 避妊とか全然考えないで、いっぱい気持ちよくなって、二人のはじめての赤ちゃん作ろっ♥ 旦那様の黄ばんだ中年精液で、ライザの子宮一杯にしよっ♥ ――――んっ、ああああああっっ♥」
ライザの声が届いているのかいないのか、狼男となったザムエルは、食卓に乗ったライザの中心に、彼女が手でずらした白いショーツの隙間から、無慈悲にドスンと長チンポを突っ込んだ。
「フーッ!! フーッ!! フーッ!! フーッ!!」
「イ゛ッ♥ おっ、おっ、おっ、おっ♥」
「フーッ!! フーッ!! フーッ!! フーッ!!」
「おオっオ゛っオ゛っオ゛っ♥ ンっオ゛っオ゛っオ゛っオ゛っ♥」
そして、ライザもすぐに獣になった。喉を反らせて舌を突き出し、「清楚で可愛い若奥様」の口からはとても出ない下品な喘ぎを、ザムエルの腰の鬼突きに合わせて漏らすだけの獣に。あまりの激しいピストンにテーブル全体が揺れ、新妻が愛情込めて作った料理の乗った皿が、無惨に床に落ちて割れていく。
「オオオオオオオッ!!」
「ン゛っ♥ ア゛っんっ、んっ、んっ、んっ♥ ――オッん゛っ♥」
しかし、二匹の獣はそんなことを気にも留めない。彼らには、既に互いが快楽を得る事しか頭になかった。
「ア゛っ――ぢゅっ!! イッぎゅぅううっ♥」
ザムエルは早速、ライザの胎内に一発目を注ぎ込む。尻をブルブル震わせて、ただひたすらに心地よい射精快楽に浸る。ライザはライザで、子宮の最奥にビシャビシャとかかる精液の勢いによって、眼球をグルンと回転させて意識を天上に飛ばした。
「ア゛っ、む、むっねッ♥ むね♥ オッパイ♥ んっおホおおおっ♥」
戻って来いとばかりに、ザムエルはエプロンからこぼれ出たライザの双丘を鷲掴む。しかし、それを握力に任せてぎゅっと握り潰されると、再びライザはアクメにさらわれて白目をむいた。
「ハァっ、んっ、んっ、んっ、んっ♥ やっ♥」
ガッツンガッツンと腰が打ちつけられるたび、ライザの下腹が膨らんで、ザムエルのチンポの形を浮き立たせる。ザムエルの亀頭はポルチオを越え、ライザの子宮内に侵入しているようだ。赤ちゃんを宿すための大切な場所である子宮を好き勝手に蹂躙されて、それでもライザは喉を震わせてアヘヨガっている。これでさっきはラブラブ子作りエッチがどうのと言っていたのだからお笑いだ。
この交尾には、相手を喜ばせるための思いやりも何もない。それでも二人の感覚は、常時絶頂から戻れなくなっているようだ。ライザが間断の無いアクメに脳を焼かれているように、ザムエルもまた、射精が始まったかと思えばそれでも腰を振り続け、止まったかと思えばやはり腰を振って、ほぼ間を置かずに次の発射を行う。
ここにクラウディアがいたら、ドン引きするどころか泡を吹いて卒倒しただろう。
そうやって、夜半になるまで二人の交尾は続いた。体位を変える暇すら惜しいのか、最初のテーブルに仰向けになった体勢のままライザは犯され、抜かずで無数回の射精が行われた。一回ごとの射精の重さ・長さも凄まじく、精力剤の効果も手伝って、煮えたザーメンは肌に触れれば火傷しそうになっていた。
彼らが正気に戻ったのは翌朝だ。テーブルの上で重なり合い、チンポをマンコにハメたまま、二人は気絶するように眠っていたらしい。目覚めた時、ライザはザムエルの肉棒に栓をされて、子宮が膨れる程にザーメンが胎内に詰まったままなのを感じた。ザムエルはライザの身体をテーブルに押しつぶすようにしたままで、まだ寝ていた。冒険で疲れていたところに、我がままな新妻の性欲に最後まで付き合ったのだから、たまには彼もこうなるのかもしれない。
「ンっ♥」
胎内にまだ残っているザーメンとチンポの熱に、ライザは小さく喜悦の声を漏らす。だが、昨晩の嵐のような獣欲は、彼女の中から過ぎ去っていた。あれが無ければ、もう少し新婚夫婦らしいエッチができたのにと、彼女は少し残念に思った。――といっても、そうなったのもほとんどはライザが食事に盛った薬のせいなのだが、まあそれはいい。
(……よしよし)
彼女は自分の上で眠る、愛しの旦那様の頭を抱き、まるで子供をあやすように、そのごわごわした髪を撫でた。そして、ザーメンで膨れている己の腹を見て、これが本当に旦那様の赤ちゃんだったら良かったのになぁと、また少し残念に思った。