いつまでも変わらないと思っていたガサツでボーイッシュな幼なじみがいつの間にか俺の知らないところで女にされていた件 作:第三世界(うたかたとわ)
そしてあっという間に俺達の高校生活が終わりを迎え、ついに卒業式の当日となる
「アイラ。この後、どうする?」
「にしし~!エイトには悪いけど、ちょっと一人でたそがれる時間をくれ!」
卒業式も無事に終了しこの後の予定を俺がアイラに尋ねると、彼女は少し一人になりたいと俺に伝えてくる
アイラにも色々と思うところがあるのだろう。彼女のその気持ちを汲んだ俺はアイラを学校に一人残すと、先に家に帰ることにする
彼女が帰ってきたのは夜になってからだった。俺がアイラに何をしていたのか聞いても、はぐらかされてしまう。でも、彼女は全てを終えたようなスッキリとした顔をしていた。まぁ、誰しも言いたくないことの一つや二つはあるだろ
それから長い年月が経ち、大学を卒業後に俺達は晴れて夫婦となった。そして社会人になっても、二人の仲のいい関係はいまだに変わっていない
「いってらっしゃーい!」
お互いにもう35歳を過ぎ、一人息子も小学生になった。俺たちは都内に購入したマンションに一緒に住んでいて、子供が生まれた後に専業主婦になったアイラが、今日も俺と子供が朝出かけるのを元気に見送ってくれている
アイラとは付き合う前にいろいろなことがあったけど、今はこうして彼女と夫婦になり平穏な日々を過ごせている。過去にあった事はもうどうでもいい。アイラと一緒に家族として過ごすことのできる幸せが、今の俺にとって一番大切なことだからだ
「え?二人目が欲しい?」
「……だめ……かな?……っ♡」
ある日の夜、子供が寝静まった頃になり、アイラが俺に二人目の子供が欲しいとおねだりをしてくる。どうやら一人息子が小学生にあがり、子育てが少し楽になったことで彼女は昼間一人で家にいることが寂しくなってしまったようだ
実は子供がもう一人欲しいと思っていた俺はそんなアイラの提案を快諾すると、彼女と数年ぶりのセックスをした
「……エイト♡……好き♡」
「俺もだよ。アイラ。」
……ぬぷ♡……ぬぷ♡
こうして俺たちは久しぶりに愛し合った。セックスをしていなくてもお互いに心が通じ合っていればそれでいいと思っていたけれども、こうして肌を重ね合うこともいいものだと再確認をさせられる
「いってらっしゃーい!」
数年ぶりにアイラのアソコの中に生で出した次の日の朝、いつもより親しみを込めた笑顔になった彼女が俺と一人息子が朝出かける姿を見送ってくれている
俺は今、最高に幸せだ。そう思う。アイラと付き合うことができてよかった。あの日彼女の全てを受け入れて、勇気を出してアイラに告白をして本当によかった
彼女の秘密を実は知っている事は俺の胸の内に秘めておこうと思う。彼女も自分の秘密を俺には言わずに黙っているつもりのようだ
こうして俺は片思いをしていた幼なじみのアイラと無事にゴールインを果たし、彼女と充実した人生を歩んでいる
エイト視点 ―― 完 ――