いつまでも変わらないと思っていたガサツでボーイッシュな幼なじみがいつの間にか俺の知らないところで女にされていた件 作:第三世界(うたかたとわ)
アイラと二人でカラオケに行った日の夜、何だか元気が有り余ってしまった俺は久しぶりに外に出て素振りをすることにする。野球部を引退してからは一回も素振りをしていなかったのだが、高三の夏が来る前まではこうして毎日のように素振りをしていたものだ
――ガチャ
「お!アイラ。こんな時間にどうしたんだ?」
「え、エイトか!……な、なんでもない!……えへへ!」
俺が家の前の道路で素振りをしていると、隣の家からアイラが出てくるのが分かった。俺はいつものようにアイラに声をかけることにする。でも、今回のアイラはいつもと違い心なしか何かを焦っているように見えた。緊張感みたいな変な空気を、俺を見かけた瞬間の彼女に感じたのだ
「もしかして、こっそりゲームに課金するためにコンビニに行くところか?もしそうなら夜道は危ないから、俺がコンビニまで付いていくぞ?」
「ちげーよ!今からお泊り会なの!」
しかしそんな空気を気にすることなくボケた俺に、ずっこけた様子の後にいつもの調子に戻ったアイラが今から出かける理由を教えてくれる。アイラが少し焦っていた理由は大方、誰もいないと思っていた夜道に誰かがいたからその正体が分かるまで警戒してたってところだろう
「よかったら駅まで送るけど、どうする?」
「大丈夫だよ!やべー奴がいたら走って逃げるから!」
一応、俺は女の子であるアイラを心配して声をかけるが、いつもの快活な調子のアイラにその提案を断られてしまう。大きめの白いトートバッグを持って少しお化粧をした珍しくスカート姿のアイラを俺は家の前で見送ることにする。女子会って言ってたし、きっとおしゃれも必要なのだろう。ははーん。さてはあまり見せたことのないスカート姿を俺に馬鹿にされると思ったから、俺を見た瞬間にアイラは変に緊張をした空気を出したんだな。そして特に何も言われなかったから、アイラはいつもの調子に戻ったと……
そのことに思い至った俺は特にそれ以上何も考えることなく、アイラを見送った後に家に入り汗を流すためにシャワーを浴びることにする。今日の素振りはこれで終わりにしよう
「ふー。久しぶりに運動したな~」
軽くシャワーを浴びてから俺は自室に戻ると、イケメン講師のサイトが更新をされていないかチェックすることにする。他の女の子と同じならば、アヤメちゃんの動画があと何本か更新されるはずなのだ
期待に高鳴る胸を抑えつつもイケメン講師のサイトをおとずれると、なんと嬉しいことに新しい動画が更新されているではないか。そしてその動画をみた瞬間に俺は驚愕し、あまりのありえなさに一瞬だけ思考を止められることになる
『ついに中出し解禁!!!リアルJKのアヤメちゃんに本気種付けしちゃいます!!!!!』
イケメン講師のサイトに新しく更新された動画のタイトルに、そう書かれていたからだ。俺は深夜の自室で狂喜乱舞した。まさかクラスメイトの女の子がリアルで中出しをされている動画をみることができるなんて。俺の心臓が爆発しそうなくらいに興奮しだす
このサイトのヤバいところは女の子の名前に偽名を使っていないところだろう。最初のうちは動画に出ている女の子は偽名に決まっていると思っていたが、堂々とアヤメちゃんの名前が使われている動画を見つけてからはこのサイトのハメ撮り動画に出演している女の子はみんな本名のままだと思っている
本名のまま隠されもせずに、生で知っている女の子がセックスをしている姿を見られるなんて最高だ。俺は新しく更新された動画を購入するネットマネーを用意するために、コンビニにダッシュすることにした
「……あれ?……アイラだよな?」
俺が駆け足で家の近くにあるコンビニをおとずれると、ちょうどアイラがコンビニの前の道路に止まった車に乗り込むところを遠目に目撃する。運転席に座っている人物はここからでは暗くてよく見えない。アイラは親しみを込めた笑顔で助手席のドアを開けると、楽しそうな顔で運転席に座る人物と何かを話しながら車に乗り込んでいく。そして、その車はあっという間にコンビニの前から走り去っていった
「お泊り会をする家の親御さんがアイラを迎えに来てくれたのかな?でも、それなら友達も一緒に乗ってるはずだから車の後部座席に乗ると思うんだけど……。変なアイラ……」
少しだけアイラの行動を変に思うけど、今の俺にはアイラのそんな細かい行動などどうでもいい。きっと親御さんだけが迎えに来たとか色々な理由があるからだ。そんなことよりも、俺にはアヤメちゃんの生中出し動画を早く見ることが優先される
深夜に見たアイラのおかしな行動などあっという間に忘れてしまった俺はコンビニに入り大急ぎでネットマネーを購入すると、アヤメちゃんの生中出し動画を見るために家路に着くことにする