セックスに深くのめり込んで2年間が経ち、寧々は16歳になった。
日本に駐在したり、出張で来る軍人は狩り漁り、寧々は退屈になっていた。自分が知的で屈強な軍人が好きな事はわかっていたので、世界の軍人が集まるスイスやフランスに移住する事を決めた。性癖だけの理由で、母が生活して自分を出産し、捨てたスイス、自分のルーツに奇しくも戻ろうとしていた。
寧々は軍人達からも多額の現金を貰っていたので、16歳の頃には大きな資産を築いていた。その資産を持ち、スイスのブリュッセルに旅行しに行った。経験のために一通りの豪遊をした後、傭兵が集まる事で評判のラウンジに行った。そこで横須賀でやったのと同じ様に、傭兵達を狩り漁った。スイスの傭兵達は横須賀の軍人とは遥かにレベルが違い、寧々は更に気が狂った様にセックスに嵌り込んだ。今まで感じた事がない、異常に強いオスの肉体や性欲、賢さ、狂暴性、残虐性…。
(ここは本当に天国だわ…)
(横須賀の軍人達とは比べ物にならない位、強くて賢くて、悪くて激しい。殺されそう…)
(毎日毎日ここで強いオス達と滅茶苦茶にセックスしていたい…)
寧々は6か月間毎日、5人以上の男性とセックスを重ねた。一日中。寝ている時間以外は、全てセックスしていた。
その中で、寧々は人生と変える男に出会った。Egorだった。
Egorはロシア・ノルウェー・アングロサクソンの血が入ったKGBとCIAの二重スパイだった。国籍はロシアだが、アメリカのために働いていた。今まで見た中で最も美しい顔をしており、美しいブロンドの髪と青い瞳を持っていた。そして、美しい顔に似合わず、今まで軍人ばかり狩り漁って来た寧々でも全く見たことのない、圧倒的に逞しい身体を持っていた。遺伝的に突出して優れた肉体を持ち、且つ、誰も行えない程苛烈な鍛錬で鍛え抜かれた肉体を有していた。寧々は既に500人以上の軍人とセックスしていたが、匹敵する者が一人も思い浮かなばい程、強烈に突出していた。
出会ったのは22:30。
寧々はEgorの存在に気づくと、今までに感じた事がない程に激しい電流が流れたのを感じた。顔つきや身体から、今まで自分が関わった男性よりも遥かに強いオスだということを、本能的に理解した。寧々は心底多様な男性とセックスするのが好きなのにも関わらず、清純な乙女の様な気持ちになった。
(私でもこんなに乙女な気持ちになるんだ…)
寧々は自分に驚いて、そわそわし始めた。
(どうしよう。どうしよう…。私、こんなのは初めてだわ)
しばらく寧々は今まで感じたことがない浮遊感で満たされていた。だが、我慢ができずに、自分から近づいた。全く目を逸らさずにじっとりと見つめ続けた。わかりやすいボディタッチをするような、安い誘い方はしなかった。
獲物を狙う獣のような眼で射抜くようにEgorを見つめた。
Egorは全く酔っていなかった。冷静に寧々の眼を捉えた。
Egorはスイスでもロシアでもアメリカでも、世界中にあるタイプの女性が居ることを知っていた。自分よりも圧倒的に強いオスに蹂躙されることに興奮を覚える性癖を持つメスだ。このタイプのメスは、自分が圧倒的に強いオスと深く継続的な関係をつくれるレベルではないことは知っている。だが、圧倒的に強いオスに乱暴に扱われ、レベル差を突きつけられる程に興奮してしまうのだ。
Egorは自分の顔と身体、殺気で、そういうメスを惹きつけるオスである自覚が十分にあった。彼がよぶslaveのスロットは世界中に100人位存在する。実際に10分前まで、フランス人の女をラウンジのトイレで犯していたのだった。
Egorは静かだが大股に寧々に近づいた。