寧々が人生を極めていく中で、Egorには到底及ばないが、そこそこ美しいJohnsonとの間に出来たのが、玲香だ。
16歳になった寧々は、今は自分の若さで、多様な男とセックスできることがわかっていた。
「将来に渡って、大量の強いオスとセックスできるシステムを構築したい」
効率的にそのシステムを構築するために、早期に美しい女系家族をつくることを決めた。
第一に、世界のオスの中から、自分の遺伝子に関心を持つオスをスクリーニングする手段だった。自分の遺伝子を継ぐ娘に近づいて来るオスは、自分の遺伝子に関心を持つ可能性が高い。
第二に、娘と母親とセックスできる差別的な快楽で、ターゲットを引き寄せ、継続させる手段だった。
日本の私立女子高には、教師が女子生徒とその母親両方とセックスをすることを「親子丼」という隠語がある。寧々は若さによる性的な魅力の減少を、娘と母親両方を犯す倒錯感と支配感で補う戦術をとった。
この戦略の元に、寧々に群がるオスの中で選ばれたのがJohnsonだった。EgorのCIAにおける部下で、美しい顔と身体を持つアングロサクソンだった。Egorの大学アメフトの後輩でもあった。
あらゆる人種のオスとセックスした結果、黄色人種の自分とのミックスで子供をつくった場合、世界で一番オスを引き寄せるのはアングロサクソン、と判断した。
Johnsonは優秀なオスだった。だが、Egorとの差は極めて大きく、Egorのいじめの対象だった。
寧々にとっては、自分がJohnsonの子供を孕んだことを、いつかEgorが軽蔑してくれることを妄想していた。だが、JohnsonはEgor同様の生粋の差別主義者だった。寧々が中出しを懇願し続けた。Johnsonは頑なに拒否した。
「モンキーと生でセックスするなんて、不潔で出来ない」
寧々は、その返答を冷静に想定していた。一切の怒りも感じなかった。Johnsonは、寧々にとって、自分のシステムを構成する要素でしかなかったからだ。Johnsonの返答自体も、機械の反応音のように処理した。
寧々は目的遂行のために冷静に言葉を選んだ。
「あなたが尊敬しているEgorが東洋人相手に勃起している。アナルを舐められて声を出し、射精している。その姿や声を知りたくないの?」
Johnsonは驚きの声を上げた。
「そんなものが本当にあるのか?あの鬼のような差別主義者のEgorが?」
寧々はうなづいた。
「あなたは私の体内で射精しなさい。さらに100万ドル支払いなさい。そうしたら、その動画をあげるわ」
「Egorがお前レベルの東洋人を抱くとは思わない。嘘をつくな、モンキーが」
寧々は、Egorの動画の冒頭を観せた。そこには、口から下のEgorの顔、涎、身体、勃起したペニスが蠢いていた。更に、屈強で賢いEgorが確かに性的に悦楽を感じている声を聴いた。Egorの顔や身体をよく知るJohnsonは、一瞬でEgor本人に間違いない事を悟った。
「これであなたが私を抱いたら、Egorの時の私と、あなたの時の私、しっかり比較できるのよ」