大蔵の父親のKarimは元ソマリアの軍人だ。
来日後に殺人者集団iibadatan(アラビア語で「駆除」の意味)として勢力を拡大した男だ。iibadatanは通常ヤクザやマフィアが行う様な覚醒剤・買収等の事業は一切行わず、殺人のみを受託する組織だった。Karimは身長200cm体重150kgの体躯で、明晰な頭脳、残虐性、優れた身体能力を持っていた。
Karimはソマリアの軍人仲間に加え、世界の元軍人を集め、日本で組織した。軍人仲間と共に闇社会に参入することを決めた時、初期に最も低いリスクで市場を制圧でき、資金を確保できる市場は日本だった。日本の闇社会に、戦場殺人での経験がある軍人出身者は少なかった。
世界中の軍人達の中から、多様な殺人手段(ライフル、爆破物、ガス、毒物、殺人格闘術等)、多様な価格帯の殺人者を集めた。殺人の遂行能力の高さと価格の安さは群を抜いており、まず安価な殺人受託の市場を抑えた。その後に、徐々に殺人の残虐性を上げながら、覚醒剤ビジネスを奪い取っては売り、資産を築き上げて来た。ヤクザやマフィアが行う覚醒剤や買収の事業は行わず、あくまでも殺人業務のみに集中していた。
特異な殺人者集団として暗躍し、日本の伝統的なヤクザは全く対抗出来ない状況になっていた。数百人単位で殺人をして来たKarimにとって、日本はぬるま湯に浸り切った遊びの場に様に思えた。徹底的に日本社会を蹂躙した。
Karimが暗躍し、日本社会で大きな存在感を持って来た頃に、妻にしたのが真央だ。
真央は世界のフィギュアスケートの頂点に立っていた人物である。清純でノーブルな印象の美女だ。突出した運動能力の高さ・身体の美しさ・表現能力の高さで、絶対的な地位を築いていた。だが、清純なノーブルな外見と気性は全く逆で、極めて攻撃的で、飢えたオスの肉食獣のような女だった。現役時から多様な男を食い漁っていた。自分から指名して部屋、ホテル、控え室に男を呼びつけ、自分方位に貪り尽くすセックスをしていた。一人では全く相手にならないので、毎回数十人の男を呼びつけていた。華奢で柔らかい身体の筈なのに、異常に強い力があり、恐ろしく貪欲な性欲とヴァギナで、セックスした男は抜け殻にされた。女好きの男性アスリート達からも、「本当に蹂躙されて、男性としての自信を破壊される」と強く恐れられていた。
真央はどの男も貧弱に思え、辟易していた。毎日が退屈すぎて、自殺することすら考えていた。
真央が始めてセックスで蹂躙された経験をしたのがKarimだった。真央はKarimに出会った時に、今までに感じた事のないオスとしての強さを感じた。国民的な知名度を持ちながら、闇社会の闇であるKarimと関係を持つなど考えられないことだった。だが、真央の性欲を受けとめられるのは、Karim以外には居なかった。退屈で死にかけていた真央には一切の迷いなかった。
真央は突如として表舞台から消えた。Karimはメディアに圧力をかけるために、有名な記者5名とその家族を、眼を抉り、口を割き、両手両足を切り取った姿にし、惨殺した。家族の中には、2歳の子供も居たが、全く同様の拷問を与えていた。真央の情報は社会から一切消えた。
真央はKarimとのセックスに狂った。はじめて本当のオスに会った気がした。真央はKarimの仕事にも深い関心を持った。殺人をする時には、大舞台で闘う時に出るアドレナリンが出るように感じたからだ。真央はKarimに頼み、殺人技術を学んだ。Karimも驚く様な驚異的な集中力で習得し、真央は一流の軍人になった。自ら殺人を行う様になり、殺人の場を愛するようになった。