※この作品はR-18です。

黒蛇男   作:zubro909

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9. 剛の父親の自殺(1)

剛は16歳になり、飛躍的な成長を遂げていた。

 

元々地道に続けていた格闘技の才能が着実に開花しつつあった。

 

空手とレスリングで初めて学年別の全国優勝を成し遂げたのだ。これは地道なトレーニングと共に、洋介や龍太との死闘を通し、殺し合う際(キワ)で残虐性を発揮する事、冷静に自分と相手の戦力を分析する事、恐怖心や緊張を制御する事を鍛え上げた事が大きかった。その後も、多様なヤクザ・半グレ・不良と闘ったが、必ず相手が一人の際に襲い、意識が戻らない植物人間にしていた。殺すと大きな問題となったが、植物人間であれば、警察は大きく動かなかった。そのため、剛は意図的に頭蓋骨を破壊し、脳に損傷を与える技術を習得していた。

 

勉強においても、地道な学習を継続し、MITやハーバードに合格出来る水準に達していた。剛は早々と世界で傭兵として生きていく目標があったから、特に語学・地理・歴史・数学・化学・ITといった領域は、勉強ではなくスキルとして習得していった。

 

セックスにおいては、異常な性欲を持つ彩香・葵・沙耶とのセックスを通じ、トップのAV男優を遥かに凌ぐ技術と経験を身に着けていた。相変わらず、彩香一家だけでなく、他にも娘二人以上の女性を狙い、母親と娘達との乱交を楽しんでいた。沙耶・彩香・葵はそれぞれがAV男優のセフレが居り、AV男優達と共に乱交を追求していた。当初はその技術を学んでいたものの、今やAV男優達が剛の技術を学びに乱交に参加する程、剛は習熟していった。彩香・葵・沙耶一家だけではなく、AV女優・モデル・女優等も剛のセックスの噂を嗅ぎつけて誘いに来る様になり、大量で多様な女性とのセックスを楽しんでいた。

 

この結果は、剛が元々持っていた凡庸な才能を、異常に強い強者を殺戮したい本能・美女を凌辱したい本能を活かし切り、挑戦し続けた結果だった。格闘技・殺人・学問・女性は、剛の中で全てが相乗効果を持っており、自分の成長に手応えを感じていた。

 

だが、剛には身近に二人、自分の実力不足を感じ、挑戦出来ない人間が居た。

 

一人は大蔵である。大蔵は剛の幼馴染であったが、大蔵の家族は大蔵に友人をつくることを禁止していたため、ほとんど交流はなかった。だが、幼い頃からの知り合いであったため、挨拶はしていたし、お互いを意識していた。大蔵は屈強な肉体を持っており、16歳の時点で身長190cm、体重120kgに達していた。大蔵は家族の事を一切他人に明かさなかったが、剛は昔から、大蔵の実家は殺人者集団である事を見抜いていた。そして、大蔵自身も既に数人殺人を行っている事も見抜いていた。当時剛はヤクザと喧嘩をしても一切恐怖は感じなかったが、大蔵だけは違った。(あいつは世界レベルの殺人者だ。少なくともあと10人以上強い人間を倒して殺さないと、立ち向かったら一瞬で殺されるだろう)と剛は考え、恐れていた。

 

もう一人は寧々である。剛は芸能人・モデル・AV女優等、美しさと性を極めて女性達とのセックスを重ねていたが、寧々に関してだけは、(自分ではまだ口説くレベルに達していない)と考えていた。物理的な美しさのレベルでは、寧々に近いレベルの女性は多く犯していた(それでも剛は、芸能人より寧々のほうが物理的に美しく感じていた。剛以外の人間もそう思う程、寧々は物理的に美しかった)。だが、寧々のオーラを見ると、自分よりも生物としての強さを感じたし、自分より生物として強い男性とセックスしている様に感じられた。剛は、寧々も殺人者だと見抜いていたし、自分より上の殺人者とセックスしている事がよくわかった。(俺も本当に強いレベルの男性を倒して殺して、寧々さんを征服できる男に早くなりたい)と剛は思っていた。

 

そんな中で、剛にとって、青天の霹靂だった事件が起きた。

 

それは、剛の父親の拓の自殺だった。

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