※この作品はR-18です。

花騎士幻想絵巻   作:せれな。

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前回から長らく開いてしまいました。申し訳ありません。


ミズウォルムvsハツユキソウ【前編】

 スプリングガーデン中を巻き込んだミズウォルムとの一戦。

ブロッサムヒル団長と花騎士達の活躍により、花騎士側が勝利を収めた。

その後も、定期的に残党退治が行われたり"シロ"の活躍によりミズウォルムの脅威は静まりつつあった。

 

 けれどミズウォルムが居なくなったわけではない。

"千の頭のミズウォルム"と呼ばれる彼等は不死身であり、所々に出没報告が確認される。

最近現れたミズウォルムは厄介な力に目覚めたという情報が出ている。

その力は、花騎士の力を吸い取るというものだった。

 

「みなさーん! 私が付いていますから安心ですよー!(あわわ!? つい勢いで引き受けちゃいましたが、どうしましょう!?)」

 

「ハツユキソウ先輩! よろしくお願いします!」

 

 ハツユキソウ、ミズウォルムとの一戦の時に活躍した花騎士の一人。

その戦いで大活躍した彼女は所属している「ウィンターローズ」より精華の女王に選ばれた。

新しい衣装を身にまとった後、彼女に当てられたお仕事は後身の育成だった。

ハツユキソウ単身で討伐手伝いに反対意見はあったが、彼女の功績により行われることになる。

 

「みなさーん、今日はこの辺りで実習になりますよー! 安心して戦ってくださいねぇ」

 

「「ハーーイ!!」」

 

 こうして実習訓練は始まった、害虫討伐は特に問題なく進んでいく。

軽い怪我を負ってしまった花騎士見習い達は、ハツユキソウがうまく立ち回っている。

訓練は終わり……、全員無事にウィンターローズに戻ろうとした時だった。

地面が大きく揺れ始め、ハツユキソウの真後ろから現れた害虫がいた……。

 

「ハ、ハツユキソウ先輩!! 後ろ!!」

 

「ふぇ? 後ろって……えええぇえ!? こんなん現れるとか聞いてないですよぉ!」

 

「あ、あれがミズウォルム……、初めて……見た……きゃああ!?」

 

 花騎士の力を吸い取る力を手に入れたミズウォルム、見習い花騎士は絶好の餌に見えていた。

勿論それを許すわけにはいかないと、ハツユキソウは力を込めて見習い花騎士達を助ける。

今のミズウォルムはかつてハツユキソウが戦った時とは違い、無数の触手がわらわらと集まり始める。

 

「み、皆さん! 今すぐ逃げて救助を求めてください! ミズウォルムが現れたって言えばわかります!」

 

「は、はい! でもハツユキソウ先輩は……!」

 

「わ、私はあいつ等との戦いで一度勝ってるんですよ? 安心してくださいっ!」

 

「はっはい!」

 

 とは言ったものの内心ハツユキソウは焦っていた……。

あの時勝てたのは多くの花騎士の協力を始め、ブロッサムヒル騎士団長の力があってこその勝利。

ハツユキソウもその中の一人だが、一人での戦いは無謀に近い……。

 

「ひぇっ!? は、早さが増してる!? うひゃぁあ!?」

 

「ドドド、どうしましょうかねぇ!? これはさすがの私も勝てませんよぉ……」

 

「とはいうものの……耐えるだけならっ!」

 

 防戦一方のハツユキソウ、攻撃をせずに防戦だけなら数時間は持つだろう。

その間に応援の花騎士達が来てくれるだろう……、そう思っていた。

 

「はぁ……はぁ……体が……重い……それに体が……変」

 

 ミズウォルムにより、あちこちの加護が食い破られた事でハツユキソウも加護を失っていた。

攻撃を何とか回避しているものの、それも限界が近づいており立派なドレスもあちこちが破れていた。

さらに数々の花騎士を食らってきたミズウォルムは、交戦する花騎士に淫らな気分にさせる力にも目覚めていた。

 

「こ、これはまずいですよぉ……ひょわぁ!? 退路は……ありませんよねぇえ!! ファーストブレッシスノー!!」

 

 何度も体をかすめながらもギリギリ所でかわし続けているが、それも限界が近くなっていた。

焦ってしまってせいもあり、単体相手向けの大技を出してしまった。

それにより動きが一瞬止まってしまった、その隙を見逃す相手ではなく……。

 

「あっ!? しまっ……ぐうぅ!?」

 

 動きが止まった瞬間、無数の触手がハツユキソウの体を捕らえ、持っていたステッキを下に落としてしまった。

捕らわれてしまえば逃げ出すことはできない、抵抗しようと体を動かすが体は宙に持ち上げられる。

 

「はなせっ……離してくださいぃぃ……! く、くるしい……!! あっ……くっ……(団長さん。助け……助けてください……)」

 

 いまだ抵抗を続けるハツユキソウ、トドメを刺すように首に巻き付き始めた。

加護を貰っている状態ならば難無く脱出できたであろう、加護が薄まりただの少女となっているハツユキソウ。

抵抗出来るわけがなく意識が薄れ始め、力も入らなくなって抵抗していた手も力なく落ちた。

 

「あっ意識……が……っ……」

 

 ハツユキソウの意識が落ちた後、体はうごめく触手の中に飲み込まれていく。

うごめく触手の中は驚くほど暖かく、ゆっくりと眠り始める……。

ちょうどその頃……、逃げた見習い花騎士達が王国を出発しようとしていた。

 

「急ぎましょう!!」

 

「お待ちくださいノヴァーリスさま!」

 

 先陣を切って飛び出そうとするウィンターローズの女王、彼女らはハツユキソウを助けられるのだろうか

ぶっちゃけ私の作品ってどう思う?

  • 良いぞもっとやれ
  • 触手ぅすきぃ
  • 触手より人間やろ!
  • 足りません
  • ミミズも良いけどムカデ
  • ミミズも良いけど蛾
  • 別の害虫希望
  • いやいや……村人でしょ?
  • もっと激しくして良いのよ
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