※この作品はR-18です。

南雲ハジメ(♀)のありふれたTS性活   作:我楽多零號

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前話までの“秘術”の部分を“秘伝”に変えました。
それからタグでヒロイン不在とありましたが、削除しました。




第4話:淫紋契約Ⅱ

 

 

 

 

 

 

 大部屋の中央、より正確に言うと石段のすぐ下で、三角座りをし、顔を両膝に挟むように項垂れている少女が一人。

 

 ハジメ(♀)である。

 

 先程の自慰行為のせいか、僅かな隙間から覗かせる両耳の先まで顔を紅潮させている。

 これはもちろん羞恥からくるものだが、女性が感じるそれとは異なり、ハジメとしてはどちらかというと新たな黒歴史が刻まれた瞬間のそれとよく似ている気がした。…どちらにせよロクな思い出ではないだろうが…。

 

「クソッタレ! ロエスって野郎、とんだ変態じゃねぇか!」

 

 そんなロクでもない経験を強いられた書物(元凶)を睨みつけたハジメは、やや八つ当たり気味に書物をぶん投げながら再び悪態をついた。

 

 そう、これは八つ当たり。ロエスの真意がどうであれ、ハジメは力を欲し、代償を覚悟し、秘伝を手にした。全ては己の意志に従っての行動。言わば自業自得であり、今の八つ当たりは無意味に等しい。それはハジメ自身わかっていることだった。だから、過ぎ去ったことをいつまでも気にはしない。

 

 ハジメはステータスプレートを取り出した。

 ロエスが語ったことが本当なら、ステータスプレートに変動が見られると考えるのは当然。

 

 

 

═══════════════════════

 

 

 

南雲ハジメ 17歳 男→女 レベル:49

天職:錬成師

筋力:880

体力:970

耐性:860

敏捷:1040

魔力:1060

魔耐:1010

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成]・魔力操作・胃酸強化・淫紋・淫紋契約Ⅱ・快楽変換・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚]・風爪・夜目・遠見・気配感知・気配遮断・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・全属性適正・言語理解

 

 

 

═══════════════════════

 

 

 

 

 

 ステータスプレートを確認すると、そこには見慣れない技能“淫紋”、“淫紋契約Ⅱ”、“快楽変換”が発現していた。

 “淫紋”って技能なのか?と、ハジメはツッコミたかったが、グッと飲み込み、詳細を覗いた。

 

 

 “淫紋”

『定期的な発情を強制。性欲の増大を強制。“淫紋契約Ⅱ”が派生するたびに効果上昇。』

 

 “淫紋契約Ⅱ”

『契約を交わすことで一定の技能を与える。派生することで新たな技能、もしくは派生技能を与える。派生により代償が大きくなる。』

 

 “快楽変換”

『快楽を魔力に変換する。』

 

 

 といった具合だった。

 今回契約を交わしたことで得た技能こそ、“全属性適正”と“快楽変換”というわけだ。

 とりあえずハジメは、三つのエロ技能については、後で考えることにした。

 何はともあれ、“全属性適正”を得たおかげで今のハジメならば、上級魔法であっても詠唱なしで行使可能だろう。

 とはいえ、未だ実感は湧かなかった。今まで使ってもいないのに、いきなり与えられたのだから当然といえば当然だ。

 

「うーむ、どれか適当な魔物相手に実証するか」

 

 ハジメは立ち上がり、大部屋から去ろうと出入口に向かいながら“気配感知”を再展開した。元よりその固有魔法を手にしてから展開し続けていたが、淫紋のせいで途絶えていたのだ。

 おかげで、今の今まで自分に脅威が迫っていることに気づかなかった。

 

「…………っ!!!」

 

 ハジメがソレに気づいたのと、ソレが天井から降ってきたのはほぼ同時だった。

 咄嗟に“縮地”で躱し、振り返ると、直前までいた場所に地響きを立てながらソレが姿を現した。

 

 巨大なハサミ。八本の足。そして鋭い毒針を尖端とする二本の尻尾。サソリモドキだ。

 

 この大部屋に入った時には“気配感知”に反応はなかった。つまり、書物に触れた時、あるいは接近した時に解き放たれたと考えるのが妥当。

 もしも、あと数分欲に負けて手淫に耽っていたら、今頃このサソリモドキに踏み潰されていただろう。

 それはそうと、このタイミングでサソリモドキが現れたということは、ハジメにとってある意味好機でもある。いや、ひょっとするとこ(・)の(・)為(・)に用意されたと言っても過言ではないかもしれない。

 

「ちょうどいい。“秘伝”とやらの力、ここで試させてもらおうか!」

 

 ハジメは、ドンナーは構えず、それでも不敵に笑みを浮かべサソリモドキに立ち向かう。

 

 

 

 

 

 *

 

 

 

 

 

 結論から言えば、なんの負傷もなく、サソリモドキを撃破した。

 サソリモドキはドンナーが通用しないくらい頑丈な外殻を持っていたが、“全属性適正”による恩恵と、先程快楽から変換された魔力のおかげで発動した火属性最上級魔法“蒼天”を放ち、外殻が融解したところを“緋槍”で追撃。内部から焼かれたサソリモドキは断末魔をあげ、倒された。

 ハジメの魔法の才は確かに早さもあのチートなクラスメイト達の平均値以上までに上がり、威力に関してはクラスメイトを遥かに上回る。だが、不安要素がある。例えば、先程の“蒼天”は発動こそでき、威力も文句なしだが何分詠唱が長く、消費魔力(コスト)がシャレにならない。どこぞの魔法チートでもない限り、おいそれと使うことはできないのだ。威力、速さ、コスト。総合的に見れば、やはりほとんどノータイムで破格以上の威力を発揮するドンナーなどの兵器と比べると、どうしても劣っていると判断せざるを得ない。

 

「わかっちゃいたが、やっぱ鍵を握ってるのは神代魔法ってヤツだな」

 

 淫紋に適合する神代魔法を入手すれば、代償も大きくなるが、恩恵も大きくなる。錬成師向きの神代魔法があればなお良い。

 ハジメはこの身に厄介な障害を抱えたものの、それに見合う力は獲得できたと自分を納得させた。

 

 サソリモドキを倒し、大部屋でしばらく休息をとった後、ハジメは再び歩き始めた。

 サソリモドキから得た鉱物による新たな兵器創りをしつつ、“淫紋”について渋々ながら調べながら、ハジメは更に進んだ。

 

 

 

 その道中気づいたことは、発情は一日に一度は確実に起こるということ。発情した場合、自慰行為である程度発散出来ること。

 

 

 

 ーーーくちっ、くちゅ……。

 

「…………く…」

 

 

 

 タイミングを見計らい、発情中は錬成による簡易拠点で身を留める。数回繰り返すうちにハジメも女の発情に徐々に慣れていき、ある程度思考を保てるようになっていた。

 

 

 そして、ハジメは辿り着いた。

 

 奈落百階層。オルクス最奥の部屋に。

 

 

 

 

 






お伝えしなければならないことがあります。
最初にアンケートによって結末が変わると書きましたが、大まかな流れは変わりません。物語の途中でバットエンドみたいな感じで終わるのではなく、とりあえず、最終章までは話は続きます。アンケートというのは、あくまでその道中でどれだけエロい目にあったか、誰とどういう関係を持ったかをカウントし、総合的に判断して結末が変わるということです。

それからエロトラップダンジョンを期待している読者の方々、申し訳ない。オルクスではエロトラップはやりません。ホントすんません。その代わり次回ハジメちゃんが大変な目にあうので許してください……。


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