※この作品はR-18です。

俺の鎮守府の嫁艦娘たち   作:如月ライト

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鈴谷、敗北ス

某日某鎮守府にて。

「提督!鈴谷、またMVPとったよ!」

私こと鈴谷はほぼ連日の如く出撃である。

この前私が提督と結ばれてから私の周りでいろいろなことが変わり始めた。

装備も一新されて近代化改修で能力値をあげてもらい…

一番目立つことはもちろん秘書艦に任命だろう。

「おい、鈴谷」

「提督じゃん、鈴谷に何か用?」

その日、私は唐突に提督に話しかけられた。

いつもと同じようにちょっとした話でもするのかと私は思っていた。

しかし提督の口から発せられたのは思ってもいない言葉だった。

「鈴谷、俺の秘書艦になってくれないか?」

私は言葉の意味が分からずぽかんとしてしまう。

その言葉が頭の中でぐるぐるとまわりだんだんと実感がわいてくる。

と同時に自分でいいのかと不安が募ってくる。

「ほ、ほんとに鈴谷でいいの?その…自分で言うのも何だけど、鈴谷は加賀さんみたいにテキパキ動けないよ?」

今の提督の秘書艦は加賀さんだ。

加賀さんは色々なことをやってのける。

資材の管理をしたり新しい艦娘に鎮守府を紹介したり…さらには艦娘の健康管理までやってしまうのだ。

そんな加賀さんのかわりに私がなれるはずなかった。

「俺は鈴谷がいいんだ!鈴谷にずっとそばにいて欲しいんだ!」

なんだろう、提督のこの言葉をきいた瞬間私の中の不安は一瞬で砕け去った。

「提督…嬉しいこと言ってくれるじゃん…」

そして私は秘書艦となった。

秘書艦になってからの日々は大変ながらも非常に充実していた。

いつも提督と一緒にいられるし提督の身の回りのお世話だってできる。

それに…提督の夜のお供だって…。

まぁとにかく私と提督のイチャラブ生活は秘書艦になったことでより華やかになった。

そして現在は新海域1-5に駆逐艦の娘たちを引き連れて挑む毎日である。

ついさっきには1-5のボスを撃破してきた。

ついでにMVPもとった、MVPを取ると提督はいつもなでなでしてくれる。

今日も提督は優しい瞳で見つめながら私の頭をわしゃわしゃと撫でてくる。

「提督、ちょっとくすぐったいよ…でも、嬉しいな…」

提督は私の頭を撫で終わると改まって私に向かいあった。

あれ?いつもはもうちょっとスキンシップが多いのに…

私が不安に思っていると提督がおもむろに口を開いた。

「さっき鈴谷が行ってきてくれた1-5のボスで新艦娘がドロップしたんだ、入ってきてくれ」

そう言って提督は執務室のドアを開ける。

その先にいた艦娘が執務室に入ってくる。

私は驚きに目を大きく見開いた。

駆逐艦娘ぐらいの小さな体、特徴的なトリプルテールの海色をした髪の毛。

紺色のスクール水着を纏っていることから潜水艦であることがわかる。

しかし潜水艦と呼ぶには違和感のあるモノがあった。

それは戦艦娘並みに大きなおっぱいだ。

下手をすれば金剛型、いやそれ以上にあるかもしれない。

その大きな二つの果実がプルンとスク水の中窮屈に揺れる。

「紹介しよう、伊19だ」

伊19、そう紹介された艦娘はなぜか不満げに頬を膨らませて提督を睨んだ。

「もぅ…イクの事はイクって呼んでって言ったの!紹介する時も変えちゃダメなの!もう一回ちゃんと紹介してよ、おにーちゃん!」

ん?今何かおかしなワードが聞こえた気がする…。

「え?そ、その…おにーちゃんって何?」

「おにーちゃんはおにーちゃんなの!」

私は提督をギラリと睨む。

提督は私の眼光に一瞬ひるんだ。

「え、え~とな…その…イクは…」

言いにくそうに口ごもる提督に変わりイクが口を開いた。

「イク、提督の事はおにーちゃんって呼ぶことにしたの!イクね、おにーちゃんといっぱい仲良くなりたいの!だからみんな言ってる提督じゃなくておにーちゃんって呼ぶの」

つまり自分は提督とは親密な関係になりたい、と。

でも残念だったね、もう提督には鈴谷がいるんだよ。

提督は鈴谷に骨抜きに…。

「そ、その恥ずかしいからあんまりそういうこと言うなよ…」

「え~!?いいじゃん!おにーちゃんは恥ずかしがり屋さんなの!」

イクは常にしゃべる時は少し大げさに体が動く癖があるらしい。

その度にプルンと揺れる大きな胸に提督の視線は釘付けになっていた。

提督…鈴谷に骨抜きじゃなかったの…!?

「あ、イクそろそろみんなにあいさつに行ってくるの!」

提督はそれに適当に頷く。

イクは何も纏っていない足をぺたぺたと鳴らして去っていく。

その後ろ姿にさえ提督はぼぉっと見惚れていた。

「鈴谷…これからおにーちゃんと仲良くするのはイクなの…できれば仲良くしたいから、イクの邪魔だけはしないでほしいの…」

去り際、私の隣を通ったイクが小声でそうささやいた。

その横顔は執務室に入った時から笑顔を崩さなかったイクとは大違いの酷く歪んだ黒いものだった。

 

そこから先は一瞬だった。

提督は私のことよりイクのことをよく口にするようになった。

それに提督の仕事は秘書艦の私に押し付けられて自分はイクと楽しそうに遊んでいた。

極めつけは私とあまりえっちしてくれなくなった。

えっちの時もどこか上の空だったし…。

聞いた話によると提督は自分の部屋に隠し撮ったイクの写真をポスターにしたものを貼りつけてそれに向かってオナニーしていたらしい。

私と提督のラブラブライフはイクの出現により幕を閉じようとしていた。

そして今日、私が想像していた最悪の展開が訪れた。

「ゴメンな、鈴谷。今日から秘書艦はイクにするよ、今までお疲れ様」

提督の横にいたイクがニヤリと提督に見えないように微笑んでいた気がした。

 

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