DOAXVV世界でハーレムライフ -転生?オーナーは解任が怖い- 作:HI-METAL
モニカとの初セックスを頑張った翌日、執務室で資料を睨みながら勉強をしていた俺のもとへ、約束通りにルナがやって来た。
相変わらず昨日と同じサファリルックを着ている。まさか本当に探検にでも行くつもりなのだろうか?
「おはようございます、オーナーさん。よろしいですか?」
「もちろんいいさ。昨日はずいぶん眠そうだったが、今日は大丈夫か?」
「おかげさまで快適な睡眠を取ることができました。本に埋もれていないベッドは久しぶりです。感謝いたします」
ゲームでは学者となっていたが、
「改めてご挨拶を、ルナです。専攻は考古学ですが、興味がある事なら学ぶのに苦はありません。オーナーさんのお役に立てるよう頑張るつもりです」
なるほど。俺はルナのデータを呼び出してざっと眺める。考古学以外にも色々手を出していて、しかもそれなりに優秀だと、そこには記載されていた。DOATECも取りあえずは確保しておきたい人材という事なのだろう。
「俺の方はまだ助手が欲しいとかいう段階じゃないし、しばらくは自分の好きな研究をやってていいんじゃないか」
研究の右も左も分からない今の俺に助手とか言われても困る。ここは先送りしか手が無かった。
「ふむ……という事は、本日よりオーナーさんと爛れた関係になって、快楽に溺れる毎日を送るんですね」
「いや、何でそうなるんだよ!」
俺は即座にツッコミを入れた。相変わらずルナはちょっとおかしい。
が、見るとほんの一瞬だが、彼女が少し戸惑った表情を浮かべたように見えた。
「……初対面でツッコミを入れられたのは初めてです。私の履歴書にどこまで書かれていたかは知りませんが、そのデータと僅かな会話からこのウィットなジョークを理解したというのなら、……凄い能力なのです」
「え?いや……そうか?」
「はい。
「あ~……まあ、その、なんだ……以前、ルナに似た性格の娘と仕事したことがあってな……それを思い出した……」
「そうなのですか……」
俺は
ルナの瞳がじっと俺の事を見つめる。
「オーナーさんは不思議な人なのです……私は他人との意思疎通が苦手なのですが、オーナーさんとは上手くやっていける気がしてきました」
不思議ちゃんに不思議な人と言われてしまった。
「それはなによりなんだが、その[ウィットなジョーク]とやらは……今度から使う相手を選んだ方がいいぞ」
「善処します」
「……」
改める気はさらさらないようだ。そこがまあ、ルナらしいと言えば、そうかもしれなかった。
「それで、……実際はどうするんだ?何か考えてるんだろ」
「まずは綺麗な夜景を見ながら初体験を……」
「そういうのはいいから……」
「スムーズな言葉のキャッチボールに少々浮かれてしまいました……」
全然浮かれてなさそうな表情でルナが言った。
「さゆりさんから伺った情報によると、私とオーナーさんの愛の営みは少し先になるとの事でしたので、フィールドワークの許可を頂きたいと思います……それと地下の研究フロアに入るためのIDの発行をお願いします。これはオーナーさんに直接頼まないと駄目だと聞きました」
そういえば地下の研究フロアは機密の塊だから入れる人間は少なかったっけ。アイちゃんに頼んでレベル設定したIDを発行する。
「これでいいぞ」
「感謝します」
「フィールドワークって言ったが、何処に行くつもりなんだ?この島の調べるようなところなんて、記憶に無いんだが……」
この島はそれなりに大きいが、謎の場所があるなんて事はデータにも記載されて無かったと思う。
「オーナーさんでもご存じないのですね。実はあるのです、興味深いものが……しかし、最初は周辺の島の伝承から調べたいと思っています。この本島は最後に取っておくのです」
なんだか楽しそうだ。
「他の島か……」
確かにヴィーナス諸島というのはこの島だけでなく、周囲の大小様々な島から構成されている。もちろん有人の島も多くあり、その島の部族の長が簡単な統治を行っていた。その部族の緩い結合体がヴィーナス諸島連邦国という訳だ。
そして何故だか、族長たちが本島と呼ぶこの島は崇拝の対象であり、ここの実質トップの俺は彼等からすると敬愛する国王の様な者であるらしかった……柄じゃないんだが。
ちなみに部族から連想される未開地の原住民といった印象とは違い、彼らはかなり文明的な生活をしている。
元々は観光資源などで生計を立てていたようだが、そこにさらなる富をもたらしたのが俺とDOATECという事で、説明されれば敬愛されるのも分かる。分かるが再度言うが柄じゃないんだよな。
なので、俺が許可を出せば問題なく周囲の島の調査は可能だろう。
「調査はいいけど、あんまり島民たちに迷惑をかけるなよ」
「分かっているのです。オーナーさんの評判を地に落とすような事は……してみたいけどしないのです」
「…………」
「ウィットなジョークです」
俺は盛大にため息をついた。
「はあ……許可はするけど、ちゃんと定期的に報告は上げろよ」
「了解しました。ところで……」
「うん?……なんだ?」
「私は今日オーナーさんに抱かれなくてもよろしいのでしょうか?」
ちょっと真面目っぽい雰囲気を醸し出しながら言われ、俺は少しドキッとした。
「いや……さゆりさんの計画通り進めればいいんじゃないか?準備とかあるだろうし、今日でなくても……」
正直、ルナとセックスするのには抵抗があった。始まればすんなり行くのかもしれないが、裸を見たくらいでは起たないような気がする。
「そうですか……昨日はモニカさんと情熱的に愛し合っていたと聞きましたので……」
「ん……ぐ……いや、それは事故だったんだ、うん、事故」
「そうなのですか。それではその日を待ちたいと思います」
「あ、ああ……」
「では失礼します」
そう言うとルナは執務室から出て行った。実際に彼女と話してみると、なんというかやはり
しかし、ゲーム本編では可愛い所もたくさんあった。そのあたりを知れば、仲良くなれそうな……そんな気がした。