DOAXVV世界でハーレムライフ -転生?オーナーは解任が怖い- 作:HI-METAL
俺とみさきちゃんがスイートルーム内のダイニングへ移動すると、ちょうど夕食がキッチンから運ばれている所だった。
運ばれてると言っても、人の手によってではない。ペットボトルを大きくしたような形のロボットが機械の腕を器用に使って料理をテーブルに配膳していた。キッチンが使われてるようには見えなかったので、おそらく他の場所で作られてここまで持ってこられたのだろう。
こういう所は本当に進んでいると感じる。他に全く人を見ないのもこうした徹底的な自動化がされているせいかもしれない。
DOATECなら人型のメイドロボだって作れそうだが、そこは単純にコストの問題だろうか?なんていうオタク的な事を考えていると、みさきちゃんは既に席について俺を待っていた。俺も慌てて向かいの席に座る。
「いっただきま~す♪」
「いただきます」
女の子と一緒に食事するなんて、久しぶり過ぎて思い出せない。いや、そもそも有っただろうか?自分の事ながら哀れな人生に目頭が熱くなる。
しかし、今は違う。俺は勝ち組の人生に一歩、足を踏み入れたのだ。たとえ足元が薄氷だらけだったとしても、リターンを考えれば進むしかなかった。
「ん~美味しい~」
みさきちゃんの言葉にハッと我に返る。あんまり考え過ぎるのも良くない。俺はみさきちゃんと他愛のない話をしながら夕食の時間を楽しんだ。
かなりしっかり目のコース料理は非常に美味しかった。
それだけに二人分の値段が怖いが、まあ、そもそも俺のお金がどうなっているのかもまだ分からない……オーナーという役職なのだからそこそこ貰ってると信じよう。
二人で食後のデザート、みさきちゃんはアイスクリームで俺はコーヒーを飲みながら、話題は自然にフェスの事へと移っていく。
「日程、まだ決まらないの?」
「ん、まあ、そろそろとは思ってるんだけどね」
俺は言葉を濁して答える。
「あのグラサン男、『次回までに可愛い
「はは……ザックはあれでいて、やるときはやる男だから……エレナさんの信頼も厚いしね」
「そこが不思議なんだよね。前にエレナさんに聞いた時もなんかはぐらかされちゃったし……オーナーは何か知ってる?」
「いや、知ってるけど、エレナさんが言わなかった事を俺がここで言う訳にはいかないでしょ」
「それは……そうだよね~」
格闘ゲームのDOAシリーズもきちんとやってて本当に良かった。みさきちゃんの性格もゲームの時と差異は無いように感じるので話をしやすい。
「そういえば、いつもの薬打たなくていいの?」
みさきちゃんが不意に漏らした言葉に俺は硬直した。
何の薬だ?いつものという事は毎日って事だよな?
「あ、えと、薬どこに置いたっけな?」
「もう、しっかりしてよね。レストルームにいつものように準備されてたよ。さっき行ったら置いてあるの見たから」
「そうだっけ……」
「今日のオーナー、たまにボ~っとするよね……さゆりさんに変なクスリ飲まされてない?」
「そ、そんな事しないと思うけど……」
「ならいいけど~さゆりさんもたまに強引だから……」
みさきちゃんが少し頬を赤くしてぼやいた。
それにしても薬を打つって注射か?今までやったことないし、自分で出来るとも思えない。
かといって、このまま打たないのも不味い気がする……。
「みさきちゃん、お願いがあるんだけど、薬持ってきて打ってくれない?」
「え!わたしが!?」
みさきちゃんが驚いたように立ち上がり言った。顔が真っ赤になっている。
失敗した気がするが今更無かった事にはできないし、どうすれば……。
「だ、ダメかな?え~っと……じゃあ……」
「ダメじゃないけど、恥ずかしいし……でも、その……じ、時間もないし、仕方ないよね。わたし取ってくるから」
みさきちゃんはそう言うと早足でダイニングを出て行った。
非常にマズイ。明らかに選択をミスした気がする。
あっと言う間に戻ってきた彼女は手に小さなプラスチックケースを持っていた。ケースを開け注射器と薬の入ったカートリッジを取り出す。
注射器は針が無いタイプのようだ。あれなら次からは自分で出来る。俺は少し安堵した。
みさきちゃんが薬をセットした注射器を持って此方を向く。顔は頬に赤みが差したままだ。
「シャツ、まくって……」
なるほど、打つ場所は腕ではなくお腹だったのか。恥ずかしがり屋のみさきちゃんが躊躇うのも頷ける。
俺は着ているTシャツのお腹の部分をまくった。
彼女は膝をついてしゃがむと、意を決したように俺のスエットのハーフパンツに手をかけ、グッと下に下げる。俺の下腹部とそして陰毛が露わになった。
彼女の指先が陰毛とペニスの根元に微かに触れているのを感じる。
正直な俺の身体は瞬く間にペニスを勃起させ、ハーフパンツを押しやり、布越しに彼女の手を突いた。
「こ、ここでいいよね……」
俺はみさきちゃんの言葉に反応できなかった。つい今しがたコーヒーを飲んでいたというのに、口の中がカラカラになって言葉が出ない。
彼女が注射器をペニスの根元より少し上にあてがいスイッチを押した。プシュッと音がして薬が打ち込まれセットされたカートリッジがカラになる。
そして彼女はそのまま動かなかった。
「オーナー、あの……」
みさきちゃんのハーフパンツを握る手に力が入り、ゆっくりと下に……。
そのタイミングを見計らったかのように、トルゥルルルル、トルゥルルルル、と音が鳴る。張り詰めた空気を破り、ダイニングに呼び出しを告げる電子音が響いた。