信じて送り出したドスケベ淫乱ボディのマスターがふたなり英霊達の肉便器にされるなんて・・・ 作:榊 樹
壁一面に触手が貼り巡らされた異様な一室で、邪ンヌを膝に乗せた立香は子守唄を歌い終えるとその額に顔を近付ける。
「・・・・・・さようなら」
届かぬと知りながらもそれだけ伝えた立香は額に口付けを落とすと、名残惜しそうに頭を一撫でし、その部屋を去った。
部屋の中には未だ夢の中を楽しむ少女と、彼女を守ろうとする触手だけが取り残された。
彼女が夢から醒めるのは・・・もう少し後のこと。
◇
「はぁ・・・はぁ・・・」
暗い森の中を立香は歩く。
膝はガクガクで立っているのもやっと。内股で自身の膝に手を着き、木の幹に身体を預け、なんとか倒れ込まないように身体を支えながら休憩する。
一度でも倒れてしまえば、もう起き上がれないと思う程の疲労が立香には溜まっていた。
ザラザラとした木の皮が直に肌に触れ、僅かな痛みを感じる。何故なら、今の彼女は全裸だから。
幸いにも靴だけは無事で、他の衣類は全て使い物にならなくなった。邪ンヌを眠らせたとは言え、他にもサーヴァントはゴロゴロと居る。そんな中で衣服を探している暇なんて無く、こうして身一つで出るしか無かった。
冬で無いとは言え、こんな真夜中に全裸では流石に肌寒く感じる。未だ身体の火照りが収まっていないからいいものの、これ以上汗を掻けば、それはそれで危険である。
早い所、誰かと合流しなければ、と焦るが・・・立香の足は中々進まない。
丸二日に渡る絶頂の繰り返し。本来なら意識がある、下手をすれば生きている事自体が不自然な程の疲労を、藤丸家の身体能力と絶頂に対する耐性でゴリ押しているに過ぎない。
意識も朦朧とし、急がねば、と慌てて身体を起こそうとして・・・遂に限界が来たのか、ガクッと身体が傾く。
「うっ・・・く・・・・・・はぁ・・・はぁ」
幸いな事に下は柔らかい土で、その程度では倒れ込んでも掠り傷すら負わない頑丈な身体だったが・・・息を整えている立香の周囲の木陰から、獣の唸り声が聞こえて来る。
立香が無意識に振り撒いていた雌の匂い。それを嗅ぎ付けた森の動物達が興奮状態で餌という意味でも、交尾という意味でも今にも襲わんとしていた。
抵抗しようにも先程、身体に侵入したあの触手達。それらは立香の魔力を餌に繁殖をしていた事もあって、もう立香の魔力は空っぽ。更にこうして意識を保つのも限界の状態では流石に打つ手が無くなった。
「ぅ・・・・・・ぁ・・・?」
薄れ行く意識の中で、襲い掛かろうとしていた獣達が業火に包まれ、その炎の中から和服の女性が歩み寄って来るのを最後に立香の意識は闇に落ちた。
◇
「あぁ・・・♡貴女が私の・・・私と安珍様の・・・・・・ふふっ♡ふふふふ♡」
◇
未だ暗い森の中。
落ち着く虫の音色が焚き火に誘われ消え行く中で、立香は目を覚ました。
「・・・・・・」
「・・・・・・♡」
同時に視界一杯に広がる美少女の顔。お腹の上に跨られ、身体を密着するように押し付けられている。
両手は顔の横の地面に着き、そのままこちらの頭を抱いてしまいそうな程の距離まで顔を近付けていた。
「・・・・・・」
「・・・・・・♡♡」
普段から表情が乏しい立香だが、この時ばかりは混乱が一周回って完全な真顔となった。
それによく見てみれば、美少女の顔は何処か艶やかで先程の立香のように火照っている。おまけにそれ程までに扇情的な顔に反して、その瞳はあの邪ンヌと種別は異なれど、同等のドス黒い感情が渦巻いている程に混沌としていた。
どれ程そうしていただろうか。冷静な思考が出来ても未だ混乱状態の立香は動けずに居て、そうなると必然的に先に行動を起こしたのは美少女だった。
顔は良家の娘を彷彿とさせる気品のある笑みを浮かべ、その瞳には変わらずの感情を渦巻かせながら・・・何事も無かったかのように挨拶をする。
「おはようございます、
「ぇ・・・・・・うん・・・」
何故か、妙に親しげな様子に困惑してしまう。曖昧な返事であったにも関わらず、少女は嬉しそうに「そうですか」と笑みを浮かべる。
正直な所、退いて欲しいのだが一向にその気配は無い。これは自分から行動を起こすべきだろうか、と考えた立香がある違和感に気付く。
と言うか、身動ぎしたら目の前の少女が悩ましい声を上げたので嫌でも分かってしまった。
「あんっ・・・♡んふぅ♡だ、大胆ですね、
「・・・・・・」
何故か、全裸だった。自分だけでなく、快楽で身体を起こし、モゾモゾと擦り付けて来る少女すらも。自分はまだ分かる。だって気絶する前から全裸だったから。
だがこの少女は、正確には和服を肌蹴させただけなのだが、正面から抱き着けば全裸と変わらない状態なのは何故だろうか。
「あ、あの・・・」
「身体がお冷えになられていたので手っ取り早く暖めさせてもらいました♡」
「そ、そう・・・ありがと・・・」
悪びれる様子も無く、顔の火照りさえも消して、服を整えた美少女は澄まし顔で聞かれる前にそう答える。
それでも隠し切れぬ蛇のようなその瞳に、自身の局部を舐めるように見られ、思わず身体を手で覆う。それをどう勘違いしたのか、少女は自分が羽織っていた白の着物を差し出した。
「その格好のままでは折角暖めた御身が冷えてしまいます。どうぞ、こちらのお召し物を」
「ぇ・・・・・・うん・・・あり、がと・・・」
だが、手渡されたソレはよく見てみると装飾品に近い物だった。機能性よりも見た目重視。着物と言うよりも羽織り。
何が言いたいのか、と言うとその衣服は大部分が肌を晒す構造となっているのだ。要は着エロである。
しかも、少女の見た目はどう頑張っても中学生、または高校1年辺りが限界であり、大して立香は女性にしては高身長で更に高校生とは思えない程のボンキュッボンの出る所は出てるナイスバディである。
少女もそれなりに豊満なモノを持っている様だが・・・結果から言うと、丈は股が本当にギリギリ隠れるくらい、胸も先端部が隠れているもののヒラヒラとして危なっかしく、上乳、横乳、谷間は丸見え。お尻に至ってはモロ出しである。俗に言う、全裸よりエロい状態となっていた。
これには澄まし顔の少女も流石にクラッと来たのか、物差しの様に良かった姿勢がやや前屈みになり、身体の前で組んでいた両手を股間辺りへ自然に持って行く。
「・・・?」
「ぁ・・・いえ、お気になさらず」
立香にとっては日常的なその体勢は、しかし男性がやっていたものであり、マシュを除くと初めての女性が行った体勢に疑問が湧いた。
アルトリアやスカサハのような『ふたなり』であれば、まだ理解出来たのだが・・・先程の全裸で抱き着いて身体を擦り寄せて来た時に、生えていない事は感触的にも視覚的にも確認済み。
まるで好奇心の如く疑問が湧いたが・・・それが顔に出たのか、少女に気にするな、と先に言われてしまったので聞く事も出来ない。
悶々としながらも今はそれどころでは無い、と思い出した立香は現状の把握を試みる。
まず少女の真名は『清姫』と言い、清姫伝説その人・・・正確にはサーヴァントであり、よく見れば頭の角は飾りではなく本物。先程から、チロチロと口端から見え隠れする舌も蛇のようであった。
続いて、契約もしていないのにどうして『マスター』なのか。これは何度聞いても『
序に清姫が『マスター』と言っても契約は結ばれていないので仮契約も結び、清姫もピョンピョン跳ねながらそれに同意。幾ら口では『マスター』と言っても流石になんの繋がりも無い状態であった事を理解していたようだ。
そして、立香をあの獣の群れから助けたのも彼女であったこと。どうやら逸話の影響か、彼女は火を操る事が出来るらしく、それで焼き払ったそうな。仮契約を結んだ後にこれは嬉しい誤算だった。
『あっ!やっと繋がっ・・・たぁあぁぁぁああぁ!!?』
『ど、どうかしまたか!ドク・・・ター・・・・・・』
『わぁお♡これは中々・・・良い趣味してるねぇ♡』
一段落着いた頃に突然聞こえて来た声と空中に映し出された映像。
そこには真っ赤な顔を両手で覆い隠すロマン、無表情で固まったマシュ、エロ親父のような反応で立香を視姦するダ・ヴィンチちゃんが映っていた。
『あー・・・マシュ、マーシュ!』
『・・・あ、はい!何でしょうか!?』
『下、凄い事になってるから、治めておいで』
『へ?・・・ッ!!?し、失礼します!』
と思ったら、ダ・ヴィンチちゃんの声で早速一人離脱。残る二人の内、一人は顔を覆い隠しつつも隙間からチラチラ見ては小さな悲鳴を上げて使い物にならない。実質、ダ・ヴィンチちゃん一人のようなものだった。
まぁ、当の天才も割と股間に忠実なのであまり期待は出来ないが・・・。
『お?よく見てみるとそれは礼装か何かかな?んー・・・いや、でも特に効果がある訳でも・・・』
「清姫の、着物・・・」
『ん?・・・あぁ、成る程ね。現地のサーヴァントと合流出来たのか。しかも服を貸してくれるまで仲良くなるなんて・・・ごめんねぇ、あまり支援出来なくて。どうにも通信が安定しなくてね。だから、今の内に色々やっていくよ』
「うん・・・」
まずは通信不安定中に発見した霊脈地へと移動する。そして、そこでカルデアに居るアルトリアを呼び出す。無事成功すれば、食料や衣服などの最低限の物資補給。
準備が整えば、邪ンヌが聖杯によって召喚したサーヴァントに対抗して召喚されたであろう清姫のような所謂、野良サーヴァントとの合流。それらは大抵がマスターを有していない可能性が高いので、早期の発見が望まれる。
なので今すぐにでも移動を開始したい所だが・・・生憎と霊脈地まではここから少し掛かる。しかも山道を通らなければならず、そもそも立香の体力がまだ殆ど戻っていない。
ここに居座るのも危険だが、下手に動いて体力を消耗した所を狙われるのもそれはそれで危険度が増してしまう。
その辺はバイタルチェックでしっかり把握しているのか、立香が申し出ずともダ・ヴィンチちゃんが明日に出発するよう、予め言い聞かせておいた。
「それでは
「お願い・・・」
寝る必要の無い、何処か難しい顔をしている清姫が自ら火の番を申し出て、立香は再び眠りに入る。
「えぇ♡ごゆっくりと・・・お眠り下さい♡」
三日月のように口角を歪ませ、舌舐めずりをする捕食者に気付く事無く、深い深い眠りの中へと十秒もかけずに堕ちていった。
◇
横から静かな寝息が聞こえ、カルデアと名乗る者達も配慮したのか、通信が切れている。
今、ここに居るのは自身と立香だけ。そう考えただけで、清姫の自制心はガラガラと音を立てて崩れ行く。元よりクラスはバーサーカー。生前よりも抑えが効かなくなった分、寧ろこれまでよく我慢していたものだ。
だが、念には念を。耳元に口を寄せて、起こさない程度の声量で語り掛ける。
「
条件が整った事を改めて認識した清姫は、自身の和服を再び肌蹴させる。そこには、先程と変わらぬ少女らしい綺麗で柔和な女体が現れる。
今まで立香が出会って来たサーヴァントのようなちんぽが着いていない、正真正銘の女の身体。しかし、悩ましく、艶かしい声を清姫が上げると・・・。
「あぁ・・・♡安珍様、そう急かさずとも・・・・・・くうぅッん♡♡」
貴族然とした彼女の有るまじき姿。
ズリュリ♡という卑猥な音と共に立ったまま膝を外側に、つまりはガニ股にして腰を突き出し、顔は天を向く。
それは彼女の股間、正確にはクリトリス辺りから生えてきたグロテスクなまでに反り勃ったおちんぽ。今の今まで普通の綺麗な未使用ぷにロリおまんこから、全く持って不釣り合いな程に存在を主張するソレに、ソレが齎す快楽に清姫は無様な姿を晒した。
それでも彼女に羞恥心は無い。あるのは、ただ目の前の無防備で極上なメスを犯したいという性欲だけ。
「はぁっ♡はぁっ♡んふぅ・・・♡あぁ・・・♡すーっ♡・・・ぁあ っ゛ぁ〜あ♡♡」
立香が目覚めた時のように覆い被さり、胸に顔を埋める。ヒラヒラの一枚の布越しに聳える立香の胸を力一杯に抱き締めて、その香りを堪能する。
自分がこの匂いに包まれているのも、その身体を自身の服が覆っている事実も。何かもが清姫にとっては堪らない。
次に顔を上げた時は既に少女がしていい顔ではなく、発情し切ったメスとオスの顔になっていた。
「全く、不用心過ぎますっ♡すーっ・・・はぁーっ♡・・・
何処を触っても柔らかで暖かい立香の身体。そんな極上の身体の一部、立香を自分のモノにする為に犯すべき場所。そこへお腹越しにちんぽを押し付ける。
それだけでビュクッ♡ビュクッ♡と射精てしまい、清姫は気持ち良さそうな喘ぎ声が漏れ出るのを止められない。
それでもちんぽが治まる気配は無く、二度寝が恋しくて布団を抱き締める様に説教も忘れて清姫は更に腰を押し付ける。
「はふぅ♡・・・・・・っ♡♡」
満足したのは、それから暫くしてのこと。いや、満足はしていない。
もっと、もっとと。快楽を貪る様に、姿勢良く閉じた立香の太腿の隙間へとちんぽを突き立てる。
そして・・・。
「ぁ゛っ・・・ぁ゛あっ゛〜あ゛ あぁ゛♡♡」
おまんこ程では無いにしろ、それでも相当気持ちが良い。具体的には、腰が抜けておしっこの様に子種が射精てしまっても腰を振るのを止められないくらい。
「あ゛っ♡お゛っ♡射精゛りゅ゛っ♡射精てりゅ゛うぅっ♡♡安珍様っ♡ダメですっ♡少し休憩・・・・・・お゛っ♡」
本当はおまんこでするつもりだった。子宮に、卵巣に直接注ぎ込めば、サーヴァントとは言え孕ませられるかもしれない、と。いや、バーサーカーの彼女にそのような思考が残っているかは怪しいが・・・。
それでも清姫はこれから散々立香を犯し、安珍々様を満足させようとした。だが相手が起きている間はあまり積極的な事は出来ない初心なおちんぽにそれは許されない。
折角起こした身体は既に立香の身体に倒れ込み、力無く胸に顔を突っ伏している。腕もダランと垂れて、それでもおまんこを犯してやろうとしたちんぽは変わらず、立香の太腿で暴れ狂っている。
清姫の意思など無視して、腰は力強く振られ続けて子種を撒き散らす。
それでも立香は起きない。効率良く睡眠を摂る為に敵意や害意であれば素早く起き上がれるが、そうでなければ一度回復し切るまで目を覚ます事は無い。そういう風に造られているから。
姿勢良く、仰向けに寝る立香。その上で股間のバーサーカーを全く制御出来ず、清姫は無様で情けない姿を晒し続けた。
その姿を誰かに見られているとも知らずに・・・。
◇
束の間の休息、卑猥に響き渡る森の中で。
清姫が立香で己を慰めている傍らで。
木の裏で身を隠すように彼女は居た。
「ごめんなさい・・・ごめんなさいっ・・・♡」
ボロボロの身体で涙を流しながら、彼女は股のソレを卑しくシゴき続ける。
「だめっ・・・こんなのっ・・・駄目なのにぃ・・・イグッ♡・・・あぁ、止まらない・・・・・・・・あぁ゛♡」
足を内側に強張らせ、子種がドピュドピュと虚しく宙を舞う。
「ぁ・・・ぁ・・・♡」と虚ろな目でそれを眺める彼女は、どうしようもない快楽の渦の中で立香が犯されている音がヤケに鮮明に聞こえる。
バチュンッ♡バチュンッ♡と。
「ぃ・・・いやっ・・・」
所詮、自分と立香は会って数日。そもそもどちらも女性であり、自分は聖女。禁忌であり、こんな・・・こんな浅ましい事をしてはいけない。
「ぁ・・・♡あぁ・・・♡ごめん・・・なさぃ♡・・・ごめんなさいっ゛♡♡」
そう分かっていても、股間のソレは治まらず、その手を止める事も出来ない。何度果てても耳に響くその甘美な響きに自分を狂わされる。
彼女がもう後戻り出来ないと自覚したのはそれからずっと、後のこと。
もう少し先の未来で立香の前では勃つ事が無いと気付いた時だった。
◇
朝、立香は目を覚ました。
昨日に感じていた気怠さは完全に無くなり、きちんと回復出来たようだ。一夜明ければ完全回復する程度の魔力量であるが諸事情により、魔力は万全では無い。だが元々、戦闘面は魔術よりも肉体寄りなので健康に支障を生まない程度であれば問題は無い。
「ん・・・・・・ん?」
自身の現状をある程度把握し終わった頃、立香は漸く気が付く。
自分の身体の上で、先日のように清姫が気絶するように眠っている事に。しかも、また服を肌蹴させている所を見るにこちらを心配して暖めてくれていたのだろう。
サーヴァントであれど、彼女はまだ子供。自身の胸に抱き着いて眠る姿は愛らしく、つい頭を撫でてしまう。
それで気が付いたのか、清姫はモゾモゾと顔を上げ、立香と目が合う。
瞬間、顔をボッと赤くして慌てて立香の上から退こうとするが・・・。
「あうっ!・・・こ、腰が」
どうやら腰を痛めてしまったらしく、しかも起き上がれない程の重症らしい。
サーヴァントって腰痛になるのか、と意外な発見に目をパチクりさせた立香だがすぐに我に返る。
本当に起き上がれそうになく、しかしなんとか退こうとする清姫を持ち上げて背中に背負い込む。
「
思い込みだけで蛇に化けれたり、火を吹いたりと何かとサーヴァントらしさを目の当たりにしたものの、やはり年相応らしい。
恥ずかしいのか、ジタバタと藻掻こうとする清姫だったが腰痛が酷くなったのか、途端に大人しくなる。
離れようとした時とは打って変わって背中に身体を密着させて顔を埋めている。
「はぁーっ♡はぁーっ♡・・・い、いけませんっ♡こんなっ♡こんなのっ♡」
何やら、股を強く押し付けられているような気もするが着物越しなのでその下に何があるのか、立香は気付かない。
何かを呟く清姫の声も背中に顔を埋めているから、篭ってよく聞こえない。
「ぁ・・・♡揺れて♡背中っ♡・・・気持ち良いぃ♡・・・んっ♡んっ♡・・・腰、止まらっ・・・・・・んぅ゛っ♡♡」
どうやら、身体が僅かに痙攣してしまう程の痛みらしい。痛みに耐えるように身体の前に回して来た両手が立香の胸を鷲掴みにする。
それに少し驚く立香だったが、このようなスキンシップは藤丸家では割と普通のこと。外での常識は勿論あるが、かと言って咎めたりはしない。
周囲からしたらおかしな事でも立香にとっては普通の事なのだから。
「んっ♡・・・だ、大丈夫?」
「はぃ・・・大丈夫れしゅ・・・♡」
すると、清姫の身体が一際大きく跳ね上がるとグッタリと力が抜けた。呂律が回っておらず、それでも胸は変わらず揉まれていたが呼吸が落ち着いたようなので、この程度で痛みが和らぐなら安いモノ、と立香も下手に抵抗をするつもりは無い。
それに気を良くしたのが先程から好き勝手している清姫。拒絶されないと見るや否や、手だけでなく、両足をお腹に巻き付ける。
適度に肉が着き、それでいて鍛えられた抜群の腰周りに足が隙間なく吸い付く。
まるで全身が人をダメにするソファのようで、着物の下は今や大惨事。
普段なら、その湿り具合に気持ち悪いと不快感を感じるが・・・何も知らない立香に劣情をぶち撒ける現状が清姫に更なる興奮を齎す。
結局、目的地に着くまで立香は清姫を変わらずに心配し続け、そんな清姫も変わらず立香でバレるかバレないかのギリギリを楽しんでいた。
◇
目的に到着し、腰が若干抜け気味の清姫も背中から降りる。
腰痛になろうともサーヴァントである事に変わりなく、呪いの類でも無いので人間のように長引く事は無い。
そうして早速、カルデアの術式にダ・ヴィンチちゃんが手を加えた、召喚は出来ないが『既に召喚されているサーヴァントを指定の位置から呼び出す事の出来る』魔法陣を描いてオルタを呼び出す。
「・・・・・・」
「・・・ア、アルトリア?」
何故か、凄まじく不機嫌な顔をしていたが・・・。
「・・・・・・遅い」
「・・・ごめんね」
互いに交わした言葉はそれだけ。
サーヴァントにしてみれば、マスターは庇護の対象であり、なんの力も無い主を戦場に行かせ、自分は安全な場所でただ見守っているだけ。
それが嘗て英雄と呼ばれ、戦場で無双の強さを誇った者なら尚のこと。
「腹が減った」
「え・・・・・・あ、はいこれ。保存食しかないけど・・・」
「違う」
王の我儘に、立香の手が加えられ味が悪くなく、栄養補給として十分過ぎる程の保存食を差し出すが・・・そうでは無い、と更に不機嫌そうにする。
身体を重ねた・・・と言うか、襲われた身ではあるがそれでもまだ出会って数日の間柄だ。元々、他人と関わる事が少なかった立香に、表情の機微が少ない王の真意を読み取るのは酷というもの。
それが伝わったのか、オルタの顔に目に見えて苛立ちが湧き上がる。
「こっちに来い」
「え・・・え・・・」
遂には立香の腕を強引に掴み、食料や衣服が召喚されている魔法陣を他所に木陰へと連れて行く。
空気を読んだのか、清姫は魔法陣の前でお留守番。しかし、その瞳はしっかりと立香に向けられ・・・。
「・・・えぇ、構いませんとも。正室がこの清姫なら、幾らでも」
太腿に負けた癖に何故か、自信満々にそう呟いた。
それが自分一人では、立香自身が持て余しているあのドスケベ過ぎる身体を満足させる事は出来ない、と心の何処かで分かっているから。自然と出たその言葉の真意を、他ならぬ清姫自身が目を逸らす。
要は単なる強がりである。
思い込みで蛇になれるなら、ちんぽの出し入れとかも出来ると思う。
因みにここの清姫は嘘に割と寛容。ハッキリと嘘を吐くのは駄目だが、誤魔化す程度なら許容範囲内。