あっという間に一週間が過ぎた、これほど早かった一週間はもう無いであろう。
おはようございますマスター♪
おはよ、ティル
今日は僕より先に起きていたティル。
一応みんなには電報と手紙が送ってあるけどみんな来てくれるかな?
私は二人っきりでも構いませんよ?
僕もそうだけど呼んでおいて誰も来てないのは嫌じゃん?
そうですけど
準備を済ませて教会へ,ティルヘルムに転送してもらうと目を開けるといつもと代わり映えのないお城。
とりあえず中に入ろうとするとギルに呼ばれた。
あっ!やっと来た!ほら,こっちこっち!
手招きされて裏口から城に入ってゆく。
早く着替えて!グリードさんは向こうの部屋でね!
グリード、こっちです
リルティルが手招きをしていた。
ありがと、ギル
良いって事よ
僕も黒のスーツに着替えて白のネクタイを締めていた。
似合ってるぜ、兄さん
ありがと
行ってきな!
背中を押されいつもオベロン様が居る部屋に押し込まれるとパッとスポットライトが僕を照らした。
えっええっ!?
ヴァージンロードの左右に並ぶ来てくれた大勢の人達が拍手で迎えてくれた。
まずは新郎のお出ましです!皆様,拍手の喝采をお願いします!
司会を務めるのはゲバルト伯爵。
煩いぐらいの拍手を受けながらオベロン様の元へ歩いてゆくとうん,と力強く頷かれた。
続きまして新婦の登場です,皆様大地が割れる程の拍手をお願いします!
リルティルに手を引かれながらウエディングドレスに身を包んだティルがやってきた。
おぉぉーー!会場がどよめく、それから城中に響き渡る拍手の音。
ゆっくりと歩き僕の前まで手を引かれてやってきた。
一礼をしてさがるリルティル。
ヤメルトキモ、スコヤカナトキモ、アイヲチカイマスカ?
はい、誓います
ヤメルトキモ,スコヤカナトキモ、アイヲチカイマスカ?
はい、誓います
ソレデハ、チカイノ、クチズケヲ
はい
ティルにかかったベールをめくるとそれまで顔を伏せていたティルが僕を見上げた。その時の顔を僕は忘れる事はできないだろう。
マスター♪
うん
神々とみんなの前で誓いの口付け。その瞬間に割れるような声援と拍手が響き渡る。
ソレデハ、ユビワノ、コウカンヲ
扉が空いてシユウとミョルニルが指輪を持ってきてくれた。
ありがと二人とも
えへへ♪
うがぁ♪
二人を見送りティルと向き合ういティルの左手を取り薬指に指輪をはめてあげる。
次はティルが僕の左手を取って薬指に指輪をはめてくれた。
薬指にキラリと光る指輪。
せーーーの
オベロン様が合図をした。
おめでとうーーーー!!!!!
みんなからの祝福の言葉。
もうね、言葉が出なかったよ、涙で視界がボヤけて鼻は詰まるし、ティルもせっかくしてもらった化粧が滲んでいた。
でも
ティルの手を握ると頷くティル。
せーーーの
ありがとーーーー!!!!!
大声でお礼を言う。
大きな拍手と声援を受けながらヴァージンロードを歩く
リルティルが扉を開けて待っていてくれた
僕等が出ると扉が閉まった
ユウ、グリード、とても綺麗ですよ
もう涙止まんないよ
せっかく化粧してもらったのに…
ほら、お色直ししましょ♪
部屋に連れて行かれる
ウエディングドレスからパーティードレスに着替える
えへへ♪
綺麗だよティル
マスターもスーツ似合ってますよ♪
お色直しも終わり披露宴へ
席に座りみんなから祝福を受ける
おめでとユウ!ティルフィング!
おめでとうユウ奏官、ティルフィングさん!
ショウとハナ奏官も来てくれていた
おめでとう、とラグナロク
おめでとう、とラグナロク
エンシェントとコマンド二人共来てくれた
私達だけでは無いわ
後ろにいるのはエンシェントとコマンド達
おめでとーーー!!
ユウ殿、グリード殿、我等も祝福致そう
ブラックキラーズ達も来てくれた
ユウ殿に負けるとは拙者達も鍛え直さなければな
もう僕と戦う事なんてないよ
ユウ君ーー♪おめてとぅ♪
祝福してやるゾ!
ありがと,二人とも
ミョルミルとシユウの頭を撫でる
おめでとう、ユウ、グリード
おめでとう!
いっぱい祝福してあげるね!
おめでとう、くふっ
ディスラプターズも来てくれてた
ユウ、立派になって…
父さんと母さんも来てくれていた
おめてとう!
おめでとうございます!
オティヌスとアバリスだ
私もドレスを着れば存在感出ますかね?
まずは相手探しからだね
うぅ…
ユウさんおめでとう〜
ユウ君おめでとう
ヴァナルガンドとアクスレピオスだ
ありがとう二人とも!二人が居なかったら右手に結婚指輪するところだったよ
そんな冗談いらないの!
頭を叩かれる
でもおめでとう
うん!
二人共おめでとうございます
バルムンクも来てくれていた
あの、ユウさん、こないだはごめんなさい
良いよ良いよ,気にすんな
ユウ,おめでとう
ヴァナルガンドのおじいさんも来てくれていた
遠方からありがとうございます
何,ついでにガンドと千年王国を観光して行くぞ
ガウ♪ガウ♪
それはそれは
ユウさんおめでとう!
トレイセーマのムラマサとアロンダイト
無事奪還できたんですね!
流石でございます
みんなのおかげだよ!
ユウ、おめでとう おめでとうございますっ
ケイオスリオンのパラシュとアスカロン
ありがとう二人とも!
ハルモニアからはフライクーゲルが来てくれた
ヘィ!お二人さんハッピーしてるぅ?
イエス!ハッピー!
ユウ殿,おめでとう
オベロン様、本当に無理言ってごめんなさい
良いのだ、祝福の場に謝りは要らぬ
はい!
急に部屋が暗くなる
リルティル行くわよ!ティニも!
はい!
はい!
扉が開き大きなくす玉を持って部屋を舞う三人
ユウ、グリード,この紐を引っ張って下さい!
ティル
はい!
せーので紐を引く
パカッと音と共に紙吹雪が舞う
絶・祝福なんだから!!
ありがとう!リルティル!アルマス!!ティニ!
それでは新郎から新婦へ愛の言葉をお願いします
えっ??聞いてないよ!
ほらほら早く!
マイクの前に連れて行かれる
あーあー聞こえてますか?
初めてティルを見た時はツンツンした人だなとしか思いませんでした,それから二人で旅をしてティルフィングという人の良さに気付いてから好きになるまでは一瞬でした、ラグーナ島で両思いって分かってそこで奏官とキル姫ということに戸惑いました、けど命をかけてティルを奪還しに行って気付きました、そんな事小さな事だと、不釣り合いな僕かも知れませんがこの先の人生を一緒に歩んで貰いたいです
一瞬の静寂、湧き上がる拍手
ますたぁ!!!
ほら、ティル、また化粧が崩れるよ
化粧なんて良いんです…
それでは新婦からも新郎への愛の言葉をお願いします
はい
マイクの前に立つティル
私が初めてマスターと出会ったのはユグドラシル教会でした,たまたま私のキラーズとマスターのバイブスが適合したのが始まりでした,最初はなんて頼りない人なんだと思いましたがその優しくに触れ,強さに触れて心から惹かれて行きました、私なんてって思う時もありましたけどどれだけズタボロになっても私の事を好きでいてくれる、愛してくれるマスターとこの残りの人生を歩んで行こうと決心しました、マスター、本当にありがとうございました、これからも変わらずマスターを愛して行きたいと思います
深々と頭を下げるティル
湧き上がる歓声と拍手
ティルの隣に行く
僕からみんなに感謝の言葉を伝えたい
マイクの前に立つ
今日、ここに集まってくれて本当にありがとう,僕とティル、二人で色んな所に行って色んな人と出会いました、そのみんなが居たから今ここでこうやってこの場所に立つ事ができるって思っています、僕にとってここにいる人達は宝です、ずっと、ずーっと死ぬまでみんなの事は忘れません、本当にありがとうございました
拍手が鳴り響く、みんな,本当にありがとう
これよりトレイセーマ共和国,ケイオスリオン帝国,ハルモニア教皇国、ティルヘルムの4カ国の食材を使ったビュッフェを開始します、準備はいいか?
せーーーの
オッティモーーー!
だいたい想像はついていたんだ,ここにいる人達はみんな良い人なんだ,お酒が入らなければ
何処から笑い声,グラスの音、叫び声が聞こえて来る
ほらほら!飲んで飲んで!
もーむりだよぉ…
次から次へお酒を勧められる
まだまだ足りませんよ♪
ティル…全部飲んでおいて…
はい♪
ティルに任せてふらふらとテラスへ
煙草を蒸す
窓越しに聞こえる声が、音が心地いい
気づけば星が浮かんでいる
そろそろ戻るか
煙草を揉み消し部屋へ戻る
皆様、各国の代表よりサプライズが御用意されています、テラスへどうぞ
みんなテラスに出てきた
それでは皆様、夜空をご覧ください!
ヒューーーーーーという音の後に夜空に咲く花
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間に合いましたね、フェイルノート、カシウス♪
えぇ、これぐらいはしてあげないとね
円環に疲労が廻る
打ち上がる花火を見上げる
祝福してあげるわ、ユウ,ティルフィング
神の祈りを二人に
廻り巡る二人に祝福を
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花火を見終わった後も宴は続く時計は天辺を超えて回っている
一人、また一人と眠りに落ちてゆく
最後まで起きていたのは僕とティルだけだった
みんな寝ちゃったね
そうですね
静寂に包まれる部屋
ティル
なんですか?
大好き
私も大好きですよ♪
これにて黒ティルと僕と、完結です
本当に読んでくれた人ありがとうございました
キャラも上手く動かせて無かったし文章も下手でしたけど書いてて本当に楽しかったです
これからもファントムオブキルがずっと続きますように
なんてね、ごめんなさい、もーすこしだけ書きます