運動会も終わりしばらく予定がなくなってしまった、アルマスとリルティルもしばらくお休みのようだ。
ねぇユウ、グリード
どうした?アルマス
私をそのログハウスに連れて行ってよ、お化けとやらをこの目でみてみたいわ
私も行きたいです♪
私も!
僕は…あんまり気が進まないけどティルは?
私は構いませんよ?
なら行こうか、後悔するなよ?
当たり前じゃないのお化けなんてこの世に居ないわ
おけおけ、ラグーナ島は水着じゃないと入れないからよろしく
えっリルティル、ティニ、水着を買いに行くわよ!
はい♪
水着を買いに行ったアルマス達を見送り戻ってくるまで僕とティルでヤシの実を見つめていた。
そろそろ食べてみる?
どうやって食べるのです?
調べたけどナイフとノコギリで穴を開けて果汁を飲むみたいだよ?
ユウ、ヤシの実をしっかり持っていて下さい
どうするの?
斬ります
骸斬を構えるティル。
待ってティル
机の上にヤシの実を置き机の下から手で押さえていた。これなら大丈夫だろう。
いいよー
たぁっ!
ティルの一振りでヤシの実の上の部分が斬り落とされた、いい感じだ。
飲んでみようか
はい♪
ストローで中の果汁を飲む、うむ、こんなもんか
何か微妙ですね
好みの問題じゃないかな?
お待たせしました、買ってきましたよ
おかえりーじゃあ準備して行こうか
もう少し待っていて下さいね
ティル、中の果肉も食べれるみたいだよ?
スプーン持ってきますね
果肉を掬って食べる、僕はこっちの方が好きかな?
私は果汁の方が好きですね
塩とか砂糖入れると良いみたいだよ?
絶・行けるわよ
私もです
私も
じゃあ行こうか
リルティル、アルマス、ティニ、ティルと僕でラグーナ島へ、行く先はもちろんジャングルの島のログハウスである。
千年王国から教会へ、手続きをしてラグーナ島へ
素敵なトンネルですね♪
リルティルと、ティニが海中を眺めている
ティル、あれってマサムネじゃない?
海女さんスタイルで魚を突いているマサムネ、手を振るとこちらに気づいたようだ。
そうですね、挨拶に行きましょう
更衣室で水着に着替えてトンネルを抜け、太陽輝くビーチの島へ。
絶・常夏ね!
眩しそうに目を手で覆うアルマス
海ーーー!!
リルティルとティニは砂浜で水遊びをしている
グリード、ユウ殿、ご無沙汰だったな
久しぶりマサムネ
お久しぶりです
今日はどうされたのだ?
ジャングルの島のログハウスに泊まりに来たんだよ
なっあのログハウスに!?
何か知ってるの?
あのログハウスはこの世の物で無いものが居るとの噂を聞いた事があってな、知っている者は近寄ろうとせぬのだ
それはもう少し前に言って欲しかったな
そうですよマサムネ
前泊まった時に酷い目にあったんだから
ならなぜまたログハウスに?
あの三人が見てみたいんだって
砂浜で遊ぶ三人を指差す
ほぉ、好奇心は猫を殺す、そうならんようにな
あっマサムネ
なんだ?
今度黒式・一紅閃教えてよ
奥義は教えるものではない、盗むものだ
そう言いながら去っていった。
私のではダメなんですか?
僕は神器も出せないし闇にも溶けれないからね
それもそうですね
のんびりと砂浜に寝転がる、今日はサバイバルはしなくてもいいだろう。
マスター♪
ティルが海から手を振る、たまには遊ぼうか、起き上がり海を目指す
うーーーーみーーーーーー!!!
勢いをつけて海へと飛び込む、火照った身体を海水が冷やしてゆく。
プハァッ!それで何して遊ぼうか?
このまま水を掛け合いますか?
流石にずっとそれは…
何か借りに行こうか?
そうですね
リルティルとアルマスが売店へ。
ティニってその水着どこで買ったの?
ティルヘルムに売ってますよ?私の他にも妖精は居ますので
へぇーそれは知らなかったよ、似合ってるよ
水玉の可愛い水着を着ているティニ。
えへへ♪
ほら!良いもの借りてきたわよ!
アルマス達が持ってきたのは巨大な浮き輪、四人ぐらいなら入れそうだ。
浮き輪ーーー!
ティルも手伝い浮き輪は海の上へ。
ほら、ユウも早く!
ほーい
四人で浮き輪に捕まる、ティニはアルマスの頭の上に座っている。
プカプカと浮きながら水平線を眺める、あぁ釣りがしたい。
誰が一番潜れるかやりましょうよ
少し沖まで流された時にアルマスが言う。
おけ
負けませんよ?
私も負けませんよ!
ふふふっ
秘策がありそうなティニ。
じゃあせーので行くわよ!
せーのっ!
大きく息を吸い海底を目指す、潜るにつれて冷たくなってゆく水温が心地よい。
横を見るとリルティルの方が僕より潜っている、負けていられない
ドボンっと音と共に何かが海底目掛けて進んでゆく、よく見るとティニだった
そのまま海底に触り浮上してゆく、それにつられて浮上
ティニ、今のどうやってやったの?
上昇してから飛び込んだんですよ♪
あんたは鳥かね?
ティニ、やるわね!
えっへん♪
楽しそうで何より
あれ?ティルとリルティルは?
まだ潜ってるわよ?
えっ
海を見ると二つの桃色の髪の毛が見える。
そのうち上がってくるでしょ
しばらく待っていると二人が浮上してきた
ぜーーはーーー
ぜーーはーーー
き、今日は引き分けですね
そ、そうですね…
楽しそうで何より、そろそろお腹が空いてきた。
お昼ご飯はどうします?
絶・お腹空いたわね
バーベキューでもしてもらう?
良いですね♪
四人で浮き輪を押して砂浜へ。
パラシュ、久しぶり
お久しぶりです
やぁ、久しぶりだね、後ろの三人は誰だい?
リルティルとアルマスとティニだよ
よろしくお願いします
…君はあの時のティルフィングだね?
そうです、お久しぶりですグラトニー
ちょっと小さくなっているけどどうしたんだい?
色々ありまして
いつも大変そうだったからね、今日はゆっくりしていくと良いよ
ありがとうございます♪
バーベキューはお任せで良いかな?
そうだね、パラシュお願いね
任せてよ
のんびりと砂浜でバーベキューが焼けるのを待つ事に。
アルマスどうしたの?ボーッとして
私、海を見るの初めてだからなんかずっと見てれるなって
確かにね
寄せては返す波音を聞きながら海を眺めていた。
ほら、焼けたよ
あっ食べる!
テーブルに駆けてゆくアルマス、海より食事のようだ。
いただきまーーす
パラシュが焼いてくれた海鮮を頂く。
全部平らげてくれよ?
もちろんよ!
このお魚美味しいっ♪
この貝もなかなか
この海老うんまぃ!
これはタコ?ですか?
んっ舌を火傷したわ…
五人で焼いてもらったものを平らげる。
全部平らげてくれたね、焼いた甲斐があったよ
ありがとねパラシュ
今から急ぎの用はあるのかい?
んー無いけど?
ならデザートを焼いてあげるよ
パラシュが取り出したのはマシュマロ。
あっマシュマロ!
ティニだっけ?マシュマロを焼いて食べた事はあるかい?
いつもそのまま食べてますよ?
なら次から焼いて食べたくなるはずさ
マシュマロを串に刺し火で炙るパラシュ、甘く香ばしい匂いが漂ってくる。
ロンロン♪ロンロン♪
ティニのテンションは最高潮だ
ほら、ティニ
はい♪
すこし茶色くなったマシュマロを渡される。
いただきます♪
サクリッ
うーーーーーん♪美味しい♡ロンロン♪
ティニの顔がこれまでにない程の笑顔だ。
ほら、君達も
ありがとパラシュ
さっそく一口
うんまぃ!外はパリッと中はトロりと少し焦げた苦味がマシュマロの美味しさを増している!
次からこうやってマシュマロは食べましょう!
ティニが力説していた。
火加減が難しいから自分でやる時は気をつけてくれよ
はい♪
お腹も膨れたのでそろそろジャングルの島に行く事に。
ありがとねパラシュ
あぁ、また来てくれよ
もちろん!
ありがとうございました♪
ビーチを進み木々が鬱蒼と茂るジャングルの島へ。
なんか凄いところね
本当にログハウスなんてあるのですか?
あの看板を真っ直ぐ進んでいけばログハウスですよ?
以前来た時より植物に覆われてしまっているwelcomeの看板。それを頼りにジャングルを進んでゆくとログハウスにたどり着いた。
ここがそのログハウスね
森の中にある何も変哲もないログハウス。
見た限り普通のログハウスですよね?
見た目はね
鍵を開けて扉を開く。
中も普通ですね
普通ね
夜になればきっと分かるさ
少し日が落ち始めているもうすぐ来るだろう。
早めにお風呂入ってすぐ寝れる様にしておこうか
そうね
お風呂沸かしてあげるよ
私も手伝います♪
ティルと二人で五右衛門風呂を沸かす。
今日も出るのかな?
私これを持ってきました
ティルが持っているのは袋に入った白い粉。
何これ?
お塩ですよ?
どれどれ?
指で触ると少しザラザラする。
これ砂糖じゃない?
えっ?
袋に指を入れて確かめるティル。
甘いです
しまっておこうか
はい
お風呂沸いたから先に入ってもらおうか?
そうですね
リルティルとアルマスとティニに入ってもらう
グリード、このお風呂はなんと言うのですか?
五右衛門風呂というらしいですよ?
アルマス、今度お城に作りましょう
構わないけどどこに置くのよ?
二階のテラスに置きましょう
了解よ
リルティルは五右衛門風呂が気に入ったようだ。
はぁぁぁーーーー
ティニも気持ち良さそうだね
そろそろ出ましょうか
そうね
はぁぁぁ、、、、
ティニ、出るわよ
あっはい!
三人が身体を拭いている間に僕らが入る事に。
やっぱりこのお風呂いいね
アパートに置きますか?
…場所無いよね?
そうですね…
現実は残酷である。
私達も出ましょうか
そうだね
身体を拭いてスエットに着替える
ユウ、このログハウスにはご飯は無いのですか?
そこの張り紙見なかった?
なになに?
夕ご飯は無いのですね…
私、おやつとお酒なら持ってきましたよ?
ティルの鞄のどこに入っていたのか、大量のお菓子とワスレナ焼酎。
良いわね、それ
テーブルにお菓子を広げてちょっとしたパーティーの始まりである。
なかなかお化け出てこないわね
ユウ、本当に出たのですか?
本当だって、ねっティル
本当ですよ?あそこの窓をバンッて
バンッ
…………………
ティニ、何か落としたの?
いえ、私は何も
バンッ
ユウ、グリード、悪ふざけは良くありませんよ?
僕等は何もしてないよ?
バンッ、バンッバンッバンッ
青ざめた顔の三人。
ちょっと、誰か見に行きなさいよ
やだよ
嫌です
拒否します
無理です
バンッバンッバンッバンッバンッバンッ
ならジャンケンで負けた人が見に行きなさいよ
それなら…
五人でジャンケン
最初はグー、ジャンケン、ポン!
やりました!
最初に抜けたのはティニ
まだ焦る時間じゃ無いわ
最初はグー、ジャンケン、ポン!
お先に〜
後は二人でお願いしますね
残るはアルマスとティル
行くわよグリード
私負けませんからね?
最近はグー、ジャンケン、ポン!
マスターやりました♪
やったねティル
……良いわ!見てきてあげる!お化けなんて居ないんだから!!
震えた足で扉に向かうアルマス、その様子を中から見守る。
扉が開き、閉まる
右回りにアルマスは進んでいる様だ、窓にアルマスの影が映る
ちゃんと見てるんだね
そうですね
アルマスが通り過ぎた後を何かが通り抜ける
…………………見た?
ウンウン!
顔を縦にふる三人
無言でベットに潜り込む
…………………
ガチャリ
ビクッ!!
何も無かったわよ、って何がたまってるのよ
アルマスが通り過ぎた後に何かの影が…
バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ
うわぁ!
アルマスもベットに入ってきた
なんなのよ!このログハウス!
バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ
絶…怒ったわ!
ベットを飛び出し扉に向かうアルマス
お化けなんて居ないんだから!
そのまま外へ
さすが追い込まれれば追い込まれるほど強くなるアルマス
こういう時は心強いですね
頼りになります
あれ?ティニは?
こちらです
ふて寝を決め込むティニ
あらま
しばらくするとアルマスが帰ってきた
どうでしたアルマス
…………………
無言で青ざめた顔のままベットへ
アルマス?大丈夫?
音の正体は分かったわ…
なんだったのですか?
白い人影よ、私を見て笑っていたわ
それでその人影は?
まだこの周りを彷徨いているわ
…………………
あ、あれ!
誰かが窓を指差す
その方を見ると何かが窓に張り付いていた
!!!!
僕らと目が合うとニンマリと笑う
ーーーーーー!!!!
全員が声にならない声をあげ、布団に潜り込む
むりむりむりむり
怖い怖い怖い怖い
お家帰りたい…
絶・恐怖…
結局みんな寝れずに身を寄せ合いながら夜が明けるのを待つのであった
…………………
朝日が登り叩く音が止まる
誰一人声を出す事なく扉を開けて一目散に転送装置でティルヘルムの城に
おやすみ
おやすみ
そのまま各自部屋へ
ティル、おやすみ
おやすみなさい
やっと一息つけそうだ