※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

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大陸の危機なんだって

んっ朝か…

 

 

いつもと同じ時間にベッドから起き上がり上着を羽織りベランダに出て煙草に火をつける、刺すような気温の中寝起きの煙草を楽しむ、今日は何をしようか?

 

 

僕達は相変わらず千年王国の城で寝泊まりをしていた、別に自宅に帰っても良いのだけど帰ってもどうせ暇だしここにいればリルティルやアルマス、ティニ、コマンド達がいるので何となく暇が潰せるのだ

 

 

さっむっ

 

 

煙草を灰皿に押し込んでベッドへと戻ってゆく、まだティルは眠りの中だ、すっかり冷えてしまった手を寝ているティルの首に当てるとすごく嫌そうな寝顔になった、それを見てから再び眠りの世界へ

 

 

………………………………………………………………

 

 

………冷たっ!

 

 

寝ていたら首に何か冷たい感触を感じて目を覚ますと悪戯そうに笑うティルがいた

 

 

おはようございます♪さっきの仕返しですよ♪

 

おはよティル、バレてたんだね

 

寝ていても辺りの気配は感じ取る事ができますからね?

 

何その能力

 

朝ご飯食べに行きませんか?

 

そうだね

 

 

のんびりといつもの服に着替えてみんなが集まる部屋に、扉を開けると美味しそうなご飯の匂いが漂っていた

 

 

みんなおはよー

 

おはようございます♪

 

おはようー

 

 

すでに集まっていたみんなに挨拶をする、机に並べられた朝ご飯を黙々と食べていた、聞くと僕らの分はキッチンにあるとの事なのでティルと二人で取りに行き机に並べていただく事に

 

 

いただきまーす

 

 

因みにだけど最近ご飯を作るのが当番制になった、クレス、ミネルヴァ、リルティル、僕、ティルの順番で一日三食作る事になっていた、その代わり任務が免除されたりと恩恵はあるのだけど

 

 

はぁ、退屈ね

 

 

そうアルマスが呟いていた、最近この千年王国はとてつもなく平和なのだ、事件も無ければ事故も無い、つまり僕達に与えられる任務が無いのだ、まぁ平和な事は良い事だよね?

 

 

今日も一日みんなでこの部屋でゴロゴロして一日を終えるのだろう、朝食を食べ終わり何かをしようと考えていた

 

 

あっ

 

どうしたのですか?

 

いや、アパートの玄関の鍵閉めたかなって不安になったんだよ

 

それなら見て来ます?

 

そうだね、ティルも来る?

 

私は少し面倒臭いのでここで待ってますね

 

あーい

 

 

随分とティルは怠け者になってしまった、それでもいざ戦闘になれば頼りになるのだが私生活は実に自堕落だ、それでも毎日コロシアムで鍛錬をしているんだって

 

 

食器を流し台に置いてから城門を抜けて転送装置がある場所までやってきた、前はリルティルが操作をしてくれていたけどミネルヴァが改造したらしく装置の中から操作ができるようになっていた、凄いねミネルヴァ

 

 

装置の中へ入りボタンを押して大陸に転送されてゆく、目を開けるといつもの教会に居た、さっさと玄関を確認して城へ帰ろう、教会を歩いていた時だった

 

 

ユウ奏官!

 

はい?

 

 

受付の人に声をかけられた、結構慌てている感じだ

 

 

どうしたんです?

 

サフランの方まで異族が押し寄せて来ているのです!今大陸中の奏官とキル姫を集めて応戦してもらっているのですけど数が多すぎてこのままだと全滅します!

 

 

どうやら帰ってくるタイミングを間違えた様だ、すごく面倒くさそうな事に巻き込まれそうだ、でも一応教会に雇われている身なので断る訳にもいかない

 

 

報酬は出るの?

 

もちろんです!多額の報酬を支払います!

 

うーーん

 

 

僕は悩んでいた、正直面倒臭い、だけど、、、そうだ!

 

 

すぐ戻ってくるから待ってて!

 

早めにお願いします!

 

 

転送装置に走って行き千年王国に戻る事に、そのままみんながいる部屋へ走る

 

 

おかえりなさい、玄関閉まってました?

 

そんな事より教会から任務を頼まれたんだよ

 

どんな任務なのです?

 

異族がサフランの方まで押し寄せて来てるんだって、それを討伐してして欲しいみたい

 

それって結構ヤバいんじゃないの?

 

かなりヤバいと思うよ?そこでみんなに頼みがある、異族の討伐を手伝って欲しいんだ

 

分かったわ、ユウの頼みなら断る訳にはいかないわ

 

ありがとラグナロク、ほかのみんなも良いかな?

 

いいよー!

 

 

元気よく手をあげるキル姫達、ありがたい

 

 

助かるよ、教会から報酬が出るからそれでご飯でも行こうよ

 

はーい

 

 

そんな感じでみんなで大陸に行く事に、13人が次々と転送されてゆく、全員が転送されてから受付へ

 

 

ただいま、この人数で任務を受けたいんだけど大丈夫?

 

分かりました!早く異族の討伐をお願いします!

 

異族はどの辺りに居るの?

 

南の方から押し寄せて来ています!

 

他からは来てないんだね?

 

今のところは…

 

分かったよ、何とかしてくるね

 

 

教会の入り口に行くとみんなが準備運動をしていた、僕もストレッチをしておく事に、それが終わったらコマンド達が竜や馬を召喚していた

 

 

ピィィィィィーーーーーー

 

 

ギャァァァァァ!!

 

 

マスター!乗って下さい!

 

あいよ

 

 

久しぶりにポチの背に跨る

 

 

アルマス、なんか気合の入りそう掛け声よろしく

 

絶・任せて!この剣先に続けぇ!!

 

 

水色の翼を広げてアルマスが宙に浮かんでゆく、そして先陣を切り羽ばたいて行った、その後ろについて舞い上がってゆく、地上に居る時は気付かなかったけど空から見下ろすとその戦いの激しさが分かる、急がなければ

 

 

お先に

 

あっ!ラグナロク!待ちなさいよ!

 

 

最初に攻撃を仕掛けたのはラグナロクだった、竜から飛び降り旗を地面に突き刺したと思うと八本の剣を出現させて異族の群れへと突っ込んでいった

 

 

私だって負けないわよ!

 

 

そう言うと虹色の羽を羽ばたかせ異族の群れへと突っ込んでゆく

 

 

私も本気で行きます!はぁぁぁぁぁっ!!

 

 

リルティルもノリノリだ、空に剣を投げると光となり異族に降り注いでゆく

 

 

これって僕達居なくても大丈夫そうだよね?

 

ストレスを解消しましょう!やぁぁぁぁぁぁ!!

 

 

ティニがものすごい勢いで異族の頭に飛び蹴りをかましている、帰ったらティニの相談に乗ってあげよう、心に闇を抱えていそうだ

 

 

出番をよこせぇっ!!

 

 

後方から矢の束が異族に向かって飛んでゆく、その矢は正確に異族の頭を撃ち抜いた、スイハさん流石です

 

 

運命を断ち切るっ!!

 

 

ネスが宙を舞い杖から炎弾を放っている、いつも回復に専念しているネスが戦う姿を見るのは新鮮だ

 

 

私は爆弾でもバブ要員でもありません!!

 

 

ミネルヴァが怒りを槍に込めながらぶん投げている、爆弾?バブ?何の話なのだろうか

 

 

みんなクレスが愛してあげるよ!

 

 

クレスが斬撃を放つと大地に巨大な魔法陣が現れその中から巨大な骸骨が現れた、そのまま大量の異族を噛み砕いてゆく

 

 

黄金の輝き見せてあげちゃうよ!

 

 

氷の鏡をで異族を囲みその中に魔弾を放つフライシュッツ、その魔弾は鏡で跳ね返りながら異族を壊滅させていった

 

 

正義の名の元に悪を断罪する!

 

 

槍を構え異族に向かって走ってゆくグラーシーザ、槍に魔力を込めて異族を討ち払ってゆく

 

 

エルキュールは行かないの?いつもならアルマス達と我先にと走っていくじゃん

 

私は最後のトドメを刺してみたいんです!その方がカッコよくありませんか?

 

んー分からんでもない

 

と、言うわけで二人共お願いします!

 

分かったよ、ティル、行こうか

 

はい!そろそろ私も暴れたいと思っていたんですよ、ポチ!

 

うわっ!

 

 

ティルの声に応えるかの様にポチが空高く舞い上がった、そしてポチの口に光が集まってゆく

 

 

ギャォォォォォォ!!

 

 

雄叫びと共に光線が吐き出された、その光線が異族を壊滅させてゆく

 

 

ふぅ、次はユウの番ですよ♪

 

僕の攻撃は地味だからやめておくよ

 

分かりました、エルキュール!お願いしまーす!

 

 

ティルが大声で叫ぶと地上にいたエルキュールがこっちに向かって手を振っていた、そして

 

 

最後は私が決めます!

 

 

稲妻と共に異族の前に出現したエルキュール、斧を片手にクルリと回ると飛び上がり斧を打ち下ろしてゆく、雷を纏った衝撃波が異族を壊滅させる

 

 

まぁそんな感じでユグドラシル大陸の危機は回避された、どれだけの異族が居ても僕達の敵では無かった、僕は何もして無いけど

 

 

みんなありがと

 

たまには身体を動かすのもいいわね

 

ばんごはんはなにをたべにいくのだ?

 

うちの近くの居酒屋で良いでしょ?

 

それならユウ達の家に泊めてよ

 

僕は構わないよ?ティルは?

 

私も構いませんよ?

 

じゃあ報酬を貰ってから行こっか

 

はーい

 

 

報酬を受け取るために教会へ、コマンド達がエンシェントキラーズに間違われて神を崇める様な対応を受けていた

 

 

エンシェントとコマンドはなにが違うの?

 

そうね、言うのであれば雰囲気ね

 

そうか

 

 

よく分からなかったけどまぁ良いだろう、なかなかの報酬を受け取り家の近所の居酒屋へ、とりあえずビールを頼む事に

 

 

かんぱーーい

 

 

ぷはぁっ!仕事終わりのビールは格別ですね♪

 

いつも美味しそうにビール飲んでますよね?

 

細かい事は良いんですよ♪

 

ビール、中々の美味しさね

 

 

ゴクゴクとビールを飲み干しているラグナロク

 

 

そんなに飲んで大丈夫なの?

 

今日の私はウコンのパワーを飲んできたわ、アルコールなどに負ける筈がない

 

そうか

 

私は爆弾でもバブでもありません!

 

 

ガンッとグラスを机に乱暴に置いてミネルヴァが嘆いている、一体何事なのだろうか

 

 

ミネルヴァは良いじゃ無いですか、私なんて今日成長率が悪いと言われて適当に育成されているって記事を見ましたよ!※そんな事は無いと思います

 

 

ネスも荒れていた、そんなネスをエルキュールが慰めていた

 

 

エルキュールは戦場で踊っていて下さい!

 

 

そう言われて何とも言えない顔のエルキュール、戦場で踊るとはどう言う事なのだろうか?

 

 

まだ出番があるだけマシですよ

 

 

そうスイハが呟いていた

 

 

旧キャラの宿命だ

 

はぁ…………

 

 

コマンド達も闇を抱えているのかもしれない、今度相談に乗ってあげよう

 

 

はぁ…

 

 

リルティルからもため息が聞こえてきた、どうしたのか聞いてみる事に

 

 

どうせ私なんて無料の10連ぐらいでしか姿を見ませんよーだ

 

 

そう言いながら一升瓶でお酒を飲んでいた、無料の10連とは何なのか

 

 

そう言えば私も出番は無いわね

 

アルマスは新規で始めた人の主戦力じゃないですか

 

そうよ、みんな一回は使いますよ

 

それって私褒められてるの?

 

 

だんだん雲行きが怪しくなってきた、何か話題を逸らさなければ

 

 

……………………残念だ、何も思いつかなかった、せめて今度コマンド達が主役の話を書こう

 

 

すいません、もう閉店の時間なのですが………

 

 

はーい、みんな帰るよー

 

あーい

 

 

ちょうど良い所で閉店の時間だ、お会計をしてみんなで家に泊まりに行く事に

 

 

へぇ、結構良い所に住んでるのね

 

全く帰ってきてないけどね

 

 

玄関を開けようとしたら鍵がかかっていた、良かった、鍵閉めてたんだ

 

 

ポケットから鍵を取り出して久々の我が家へ、何も変わっていない

 

 

ここがユウ君とティルちゃんの愛の巣なんだね

 

何か隠していないかクレス様がチェックするよ!

 

 

部屋を見渡すフライシュッツにタンスを漁るクレス、何も変な物は持っていないのでそのまま放置しておく事に

 

 

マスター、アレってどうしました?

 

アレって?

 

あの、ロ、ローターです…

 

あっ

 

 

思い出した時にはもう遅かった、クレスがニヤニヤしながらローターを片手に持っている、それを見たみんなもニヤニヤしながら僕達を見ていた

 

 

マスター、飲みましょう、飲んで忘れましょう

 

そうだね、付き合うよ

 

 

奥の部屋に置いてあったワスレナ焼酎を持ってきて二人でストレートで頂く事に

 

 

スヤァ…

 

 

ラグナロクはやっぱり眠りについていた、今日は生中2杯も飲んだようだ、いつもならジョッキの半分も飲めないから大きな進歩である

 

 

ユウ、これは何ですか?

 

あっ

 

 

リルティルが持っているのは懐かしの凄立ち、昔ティルが箱で買って来ていたのをすっかり忘れていた

 

 

栄養剤かな?

 

へぇ、確かに効果がありそうですね

 

 

ラベルを見ながらニヤニヤしていた、まぁ良いだろう

 

 

(後は何かやましい物はありましたっけ?

 

(もう無いよね?

 

 

二人で考えるも特に浮かばなかった

 

 

スヤァ…

 

 

ミネルヴァがキル姫をダメにするソファーにやられていた、流石の威力だ

 

 

私も今夜は飲むわよ

 

 

アルマスもグラスを持って僕達の元へやってきた、そのグラスに並々とワスレナ焼酎を注いであげる

 

 

んっ中々美味しいわね

 

私のオススメの焼酎ですよ♪

 

私も頂きます

 

私も飲みます!

 

 

リルティルとティニもやってきた、他の人は何をしているのだろう?見るとベッドに寝転んでゴロゴロしていた、ダブルベッドで良かった

 

 

それにしてもあんなに異族が現れるなんて、何か原因がありそうですね

 

異族って何なのよ?私何も気にせず倒してたけど

 

異族は異族です

 

そうですよアルマス

 

異族は異族だって

 

えっ、私の扱い最近酷くない!?

 

だってアルマスですから

 

そうだよね?

 

そうですよ

 

絶・理不尽よ…

 

 

まぁそんなこんなで一升瓶を飲み終わりお客用のお布団を引くことに

 

 

おやすみ

 

おやすみなさい

 

 

いつも通りティルに腕枕をして眠りにつく事に

 

 

グリードはいつも腕枕をして貰っているのですね

 

落ち着いて寝れるのですよ

 

イチャイチャばっかりして

 

まぁここ僕達の家だし

 

アルマスも彼氏を作ったらどうです?

 

かかかかか彼氏なんて欲しいと思った事無いんだからね!

 

凄い動揺ですね

 

そうですね

 

私はキル姫よ、それに合う男なんて…

 

 

何かを言っているアルマス、だがリルティルが眠りに落ちティニも寝ていた、ティルもいつの間にか寝息を立てていた

 

 

私だって誰かとそのデートとかしてみたいわよ

 

 

どうやら僕も限界の様だ、まだ何かを喋っているアルマスには申し訳ないけど眠りの世界へ、おやすみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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