※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

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黒ティルと僕との後編、(擬彩されし不可逆世界)とのコラボになっています、興味のある方はそちらもお願いします


未来からの訪問者

あれから僕達は千年王国へと帰って来ていた、サフランに居ても特にやる事も無かったしあれだけの異族を叩いたからしばらくは出てこないだろう

 

 

この部屋も落ち着きますね♪

 

長い事ここに居るからね

 

 

みんなで夕飯を食べてお風呂も入り僕とティルは部屋でゴロゴロしていた、そんな時だった

 

 

ユウ!

 

分かってる

 

 

僕とティルしか居ないこの部屋に何者かの気配を感じて2人同時に剣を構えた

 

 

安心して、私に敵意は無いわ

 

誰だ!?

 

私はリサナウト・針枷・クロノスよ

 

 

そう言って姿を表した赤と黒の服の人、長い黒髪を靡かせているけど何となくポンコツ臭がする

 

 

それでリサナウトは何の用なのですか?

 

明日の午前8時に未来からここへ旅人が2人やってくるわ、これは確定事象の報告よ

 

そうなんだ、おやすみ

 

おやすみなさい

 

おやすみ、ってもっと興味を持ってよ!私初登場なのよ!?

 

分かったよ、それでその2人って誰なの?

 

ユリとアスカロンよ

 

アスカロンってあのアスカロンです?

 

そうよ、アスカロンはケイオスリオンに居るアスカロンよ、少し違うけど

 

それでそのユリって子は?

 

ユリもキル姫よ、まだ若いキル姫ね

 

そうなんだ、おやすみ

 

おやすみなさい

 

おやすみ、ってだから!その2人はあなた達にとって大事な人なの!

 

分かったよ、なんとかしておくよ

 

瓜の蔓に茄子はならぬって言葉を知ってる?

 

知らない、ティルは?

 

私も知りません

 

…分かったわ、頼んだからね

 

 

そう言ってリサナウトは姿を消した

 

 

だって、ティル

 

何か楽しみになってきましたね♪

 

そうだね、どんな子が来るのかな?

 

明日になれば分かりますよ♪

 

そうだね

 

 

いつもの様にベッドに潜り込みティルに腕枕をして眠りの世界へ

 

 

………………………………………………………

 

 

なんとなく目を覚ました、壁に掛けてある時計を見ると7時だった、ベッドから起き上がり外に煙草を吸いに行く事に

 

 

そう言えばその2人はどこに現れるのだろう?リサナウトから何も聞いていなかったけど、まぁ良いか

 

 

のんびりと煙草を楽しみまだ寝ているティルを起こす事に

 

 

ティル、起きて

 

ん、んー?

 

ほら、今日は2人が遊びに来るんだよ

 

そうでしたね…

 

 

眠そうな顔で起き上がり目を擦っていた

 

 

ほら、顔洗ってきなよ

 

はい

 

 

ティルが顔を洗っている間にいつもの服に着替えてティルの服もベッドの上に置いておく

 

 

ありがとうございます♪

 

早く着替えて朝ごはん食べよっか

 

そうですね

 

 

ティルも着替え終わりリビングへ朝ごはんを食べに行くとラグナロクが居るだけで今日の当番のクレスが居なかった

 

 

おはよラグナロク、クレスは?

 

まだ寝ているわ、それより今日はなんだか疼くの

 

なら僕が作るよ、お茶漬けで良い?

 

そうね、感謝するわ

 

私も手伝いますね♪

 

 

ティルと2人でキッチンへ、昨日の残りのご飯をよそってその上にふりかけをかけてお湯をかける、あっという間にお茶漬けの出来上がりだ

 

はい

 

ありがと

 

 

ラグナロクにお茶漬けを渡して三人で朝ごはん、のんびりとした時間が流れてゆく

 

 

マスター、もうすぐ8時ですよ?

 

そうだね、ちょっと行ってくるよ

 

気をつけてね

 

 

そう言うラグナロクの口元にふりかけの海苔が付いていた、まぁ良いだろう

 

 

それでどこに行きます?

 

そうだね、城門に行けばいいんじゃないかな?

 

そうですね、普通なら入り口から入って来ますからね

 

 

2人で城門を開けると居た、城に繋がる橋の上に居る2人、片方はアスカロンだから間違いないだろう、もう1人は桃色と黒が混ざった様な髪色で顔はティルに雰囲気が似ている

 

 

えっとユリとアスカロンだね?

 

 

アスカロンは見た限り前に来たアスカロンと同じだろう、ただ、その隣のユリって子からは何となく感じた事のある気配を感じていた

 

 

初めまして、私はティルフィング、隣の人はユウですよ♪

 

ユウさん、ティルフィングさんお久しぶりです

 

私達が来るって事は聞いてたのかしら?

 

うん、リサナウトから聞いてたよ、時間旅行に来たんだって?

 

立ち話もなんですから入りませんか?

 

そうだね、まだみんな寝てるからゆっくりしていってよ

 

分かったわ

 

 

2人を連れて城のリビングに案内する事に

 

 

開けるよ

 

うん

 

 

少し緊張した様な2人に聞いてからリビングに繋がる扉を開ける、この部屋の呼び方はリビングでいいのだろうか?

 

 

適当なところに座っててね

 

ラグナ!こんな所で何してるのよ?

 

 

そう言ってラグナロクの方に行ったユリ、ラグナロクの知り合いなのだろうか?

 

 

貴女の知り合いのラグナはもう1人の私ね、似て異なる者よ

 

 

そう言われていた、多分ラグーナ島に居たラグナロク達と知り合いなのだろう、少し困った顔のラグナロクにユリとアスカロンだよと紹介をしてあげる

 

 

適当なところに座っててよ

 

今お茶を持って来ますね♪

 

 

ティルと2人でキッチンへ

 

 

ユリから私に近い物を感じます

 

ティルも感じてた?僕も何となく感じていたよ、何かは分からなかったけど

 

あの子のキラーズはティルフィングだと思います、なんとなくですけど

 

そうかも知れないね、まぁ良いんじゃない?

 

そうですね♪コーヒー淹れましょ♪

 

そうだね

 

 

ラグナロクの分も淹れてリビングへ、ラグナロクがユリ達と喋りながら何かを持っていた、これは、七元?

 

 

はい、コーヒーで良かった?

 

ありがと

 

 

コーヒーを渡すとティルが何かに気が付いたようだ

 

 

その剣って骸斬じゃないですか、どうしてユリが持っているのですか?

 

 

物心ついた時から持っているのよ

 

少し貸してもらって良いですか?

 

構わないわ

 

 

ユリの持っている骸斬を眺めるティル、鞘から抜いて刀身を指でなぞっていた

 

 

間違いありません、これは私の骸斬です、でも私の骸斬は腰に携えているのに

 

 

何かを考えているティル、その横でラグナロクも何かを考えている様だった

 

 

このコーヒー美味しいわね

 

それは良かったよ、ユリも七元を使うんだね

 

そうよ、折れてるけどね

 

 

柄から刃が折れていた、よっぽどの強敵と戦ったのだろうか?

 

 

ならオベロン様に頼めば直してもらえるよ

 

本当!?そのオベロン様はどこにいるのよ?

 

まだ寝てるんじゃないかな?

 

みんな起きるのが遅いのね

 

何もする事がないからね

 

 

オベロン様が起きてくるのを待つ事に、さっき淹れたコーヒーを飲みながらのんびりしていると扉が開きオベロン様がやって来た

 

 

皆の者、おはよう

 

おはようございます

 

 

ユリがオベロン様を不思議そうな顔で見ていた

 

 

この者は誰かの友人かね?

 

そんな所です、それよりオベロン様にお願いがあります

 

何かね?

 

この子、ユリって言うんですけどユリの剣を治して貰いたいんです

 

構わんぞ、貸してみなさい

 

頼んだわよ

 

 

折れた七元を眺め、しばし待っておれと言って奥の部屋へと入っていった

 

 

本当に直るのかしら?

 

 

少し不安そうなユリにティルが話しかけていた、骸斬も直して貰ったし今回も直るだろう、そんな事を考えていたらオベロン様が帰ってきた

 

 

 

ほれ、直ったぞ

 

ありがと、助かったわ

 

 

渡された七元を眺めていた、どうやら元通りになってるようだ

 

 

ねぇ、誰が私の相手をしてよ、剣の調子を見たいのよ

 

なら僕が相手をしてあげるよ、力量も気になるし

 

ユリはアスカロンとどういう関係なのですか?

 

私の相棒であり友よ

 

あとユリのお店を手伝っているんですよ♪

 

ならチーム戦にしませんか?私も戦いたいので

 

私は構わないわよ

 

私も良いですよ?

 

なら決まりだね、ついてきてよ

 

んっ

 

 

2人を連れて城のコロシアムへ、少し準備運動をしておくとしよう

 

 

ティルはあの2人をどう思う?

 

強い力は感じます、後は戦ってみないと分かりませんね

 

なら少し本気出そうかな

 

そうですね♪私も手加減はしません

 

 

準備運動を終えてユリ達に手を振るとコロシアムの真ん中まで来てくれた

 

 

手は抜かないよ

 

私もです

 

望むところよ

 

私の全力、出し切りますっ!

 

 

いざ、尋常に勝負!!

 

 

開始の合図共に双剣を構え向かって来るユリ、アスカロンも剣に冷気を纏わせていた

 

 

私達の力、見せてあげるわ!アスカロン!

 

はいっ!

 

 

ユリがそう言うとアスカロンが剣に纏った冷気を地面に放った、地面を凍らせて足元を悪くするのか

 

 

せやぁぁぁっ!

 

やぁぁぁぁっ!

 

 

そのまま氷の上を滑りながら接近して来た、自分達が有利に戦える場所を作り氷に慣れていない相手を討つ、良い連携だ

 

 

たぁっ!!

 

 

ティルが氷を削り土を氷の上に撒き散らしていた、これなら土が滑り止めになるだろう、そのまま向かって来たユリと鍔迫り合う

 

 

うぅぅぅぅぅぅ!!

 

 

双剣を交差させて僕の一閃を防いでいた、力負けすればどっちかの剣で斬られるだろう、チラリと横を見るとティルもアスカロンと鍔迫り合っていた

 

 

っ!!

 

 

不意に力を抜かれて体制を崩してしまった、その瞬間に一閃が迫る

 

 

っと!

 

 

しっかり剣筋を読み回避し後ろに下がる、そのまま勢いをつけて一閃を繰り出す

 

 

当たらないわよ!

 

 

それを飛び跳ねて躱すユリ、そこに

 

 

きゃぁぁっ!

 

!!

 

 

ティルに吹き飛ばされたアスカロンがユリにぶつかりそのまま二人共転がって行ってしまった、それに追撃を加えるためにティルが駆け抜けてゆく

 

 

やるわね!

 

負けませんっ!

 

たぁぁぁっ!!

 

 

起き上がった二人に容赦なく剣撃を浴びせてゆく、最初はなんとか防いでいたけどダメだった様だ

 

 

……………………

 

……………………

 

 

二人共残念な事になっていた

 

 

ティル、やりすぎだよ

 

楽しくなってしまって、起こしにいきましょう

 

そうだね

 

 

倒れている二人の元へ

 

 

大丈夫ですか?

 

なんとかよ…

 

ほら、アスカロン

 

ありがとうございます…

 

良い連携だったよ?

 

そんな言葉慰めにもならないわよ

 

 

2人の手を引いて起こしてあげる

 

 

やっぱり強かったです…

 

アスカロンも前より強くなっていたよ?

 

本当ですかっ!?

 

うん、ちゃんと鍛錬してたんだね

 

えへへ♪

 

 

アスカロンの頭を撫でてあげるとユリの顔が強張っていた、僕の背後からとんでもない気配がするけど気にしたら負けだろう

 

 

なんの騒ぎですか?

 

見かけない顔ね、友達?

 

 

リルティルとアルマスがやって来た、ちょっと騒がしくしすぎたかな?

 

 

アルマスじゃない、こんな所で何してるのよ?

 

なんで私の名前を知っているのよ!?私はあんたを知らないわよ?

 

 

ユリはアルマスの事を知っているのか?でもアルマスはユリの事を知らなさそうだ

 

 

二人は誰なのですか?

 

僕達の友達だよ、ユリとアスカロンだよ、アスカロンは知ってるよね?

 

 

はい、アスカロン、お久しぶりです

 

はいっ♪リルティルさん、アルマス、お久しぶりですっ♪

 

それでコロシアムで何をしていたのですか?

 

ユリの剣をオベロン様に治してもらったから試合をしてたんだよ

 

それなら私とも戦いなさいよ、最近身体が鈍ってるよの

 

それは構わないけどもう私達は動けないわよ

 

 

立つ事はできているがかなり疲れた様子の二人

 

 

グリード、やりすぎです

 

えへへ♪

 

 

悪戯そうに笑うティル、きっと反省はしてないだろう

 

 

ならネスを呼んでくるわね、さっきリビングに居たから

 

お願いね

 

 

アルマスがネスを呼びに行ったようだ、その間おしゃべりをする事に

 

 

それで2人はどういう関係なんですか?アスカロンは交友がありましたけど、ユリはキル姫のようですけどそんな名前のキル姫なんて聞いた事がありません

 

僕も良く知らないんだ、リサナウトが来て明日ここに旅行に来るからとしか言われてないし

 

この服装って私の服にそっくりですよね?

 

私もリサナウトに時間旅行に連れて行ってあげるとしか言われてないのよ、この服はカレットの街で買ったのよ、それと私はキル姫よ

 

連れてきたわよ

 

なんの用なのですか?

 

 

アルマスがネスを連れてきてくれた、もうみんな起きてきているのだろうか?

 

 

2人に回復魔法をかけて欲しいんだよ

 

分かりました、でも見かけない顔ですね

 

友達だよ、お願い

 

分かりました

 

 

ネスが回復魔法を放つと二人共元気になったようだ

 

 

私はこれで、また何かあったら言ってください

 

ありがとネス、また頼むよ

 

はい

 

 

そう言ってネスは去っていった、見るとリルティルとアルマスが準備運動をしていた、ユリ達も準備運動をしている、僕とティルで試合を見ている事に

 

 

さぁ!戦うわよ!

 

2人の力量、見せてもらいます

 

アスカロン、全力で行くわよ!

 

はいっ!私の全力っ出し切りますっ!

 

 

いざ、尋常に勝負っ!!

 

 

戦いが始まった、先程と同じように地面を凍らせるアスカロン、それを見てアルマスとリルティルが翼を広げ宙を舞った

 

 

二人共良い判断ですね

 

そうだね、これなら足元は関係ないからね

 

 

ユリ達も判断を変えたようだ、アスカロンが氷弾を放ち怯ませそこにユリが斬り込んでゆく

 

 

リルティル!アスカロンをお願い!コイツは私が!

 

分かりました!

 

 

翼を広げアルマスがユリへと向かって行った、それを正面から受け止めるユリ、少し後ろに下がってしまったが踏ん張りなんとか耐えていた

 

 

このっ!

 

強くなりましたねアスカロン

 

 

氷弾を放つのをやめてリルティルと鍔迫り合っていた、お互いの剣技は互角のようだ

 

 

もう負けませんっ!

 

私も負けるつもりはありません!

 

 

リルティルは剣に炎を、アスカロンは冷気を纏わせて打ち合っている、なかなか見応えのある戦いだ

 

 

これで終わり!!

 

舐めんじゃないわよ!!

 

 

アルマスの剣技を双剣を巧みに操り防いでいた、いや、ユリの剣技をアルマスが防いでいるのか?

 

 

あの二人って仲が良さそうですね♪

 

そうだね、なんか息があってるね

 

 

やぁぁぁぁぁぁっ!!

 

はぁぁぁぁぁっ!!

 

 

リルティルとアスカロンが放った剣技はお互いを吹き飛ばし二人共そのまま倒れてしまった

 

 

うぅぅぅぅぅっ!!

ぐぬぬぬぬぬっ!!

 

 

ユリの双剣がアルマスの首元に、アルマスの剣がユリの首元に突きつけられていた

 

 

うん、良い試合だったよ

 

見てて楽しかったです♪

 

 

やるわねユリ

 

アルマスこそね

 

 

アルマスとユリが握手をしている、お互いを認め合っているようだ

 

 

アスカロン、強くなりましたね

 

そんなっ、まだ全然ですっ!

 

 

健闘を讃えあう4人、時間を見るともうお昼の時間だった

 

そろそろお昼にしよっか

 

私お腹すいちゃいました♪

 

そうね、その前に煙草吸わせてよ

 

じゃあみんなは先に行っててよ、僕も吸いたいし

 

分かりました

 

 

そう言って4人が城内へと歩いていった、ユリと広場の喫煙所へ、2人同時に火をつける

 

 

そのライターどうしたの?

 

剣と一緒で気づいたら持っていたわ

 

僕も同じのを持ってるよ

 

偶然じゃないかしら?

 

 

……骸斬に七元、それに僕が持っているのと同じライター、それにティルフィングのキラーズ、そして未来から来たという事、なんとなく思い付いた事を聞いてみる事に

 

 

もしかして僕とティルの子供?

 

そ、そ、そんな事ないわよ

 

なら良いけど、なんとなく雰囲気が似てるからさ

 

気のせいよ、気のせい、私もお腹空いたわ

 

そうだね、行こうか

 

 

ものすごく同様しているユリ、これ以上聞くのはやめておいてあげよう、煙草を揉み消し2人でリビングへ

 

 

2人でリビングへ戻るとコマンド達が集まっていた、みんなユリとアスカロンは初対面なので自己紹介してもらう事に

 

 

じゃあ自己紹介お願いします

 

 

2人の手を引いてみんなの前へ

 

 

ユグドラシル大陸で何でも屋をしているユリよ、よろしく

 

何でも屋を手伝っているアスカロンですっ、よろしくお願いしますねっ♪

 

 

そういうとみんなが拍手で応えてくれた、いつまでいるのか分からないけどみんな仲良くしてくれるだろう

 

 

ユリちゃん、ハグだよ〜ハグ♪

 

うわぁ!

 

 

フライシュッツにハグをされていた、微笑ましい光景である

 

 

フライシュッツ、やりすぎです

 

 

それをミネルヴァが止めてくれた

 

 

ごめんねユリちゃん〜おねーさんの挨拶なんだよ♪

 

 

それは知らなかった、今度僕も頼んでみよう

 

 

クレス様のご飯ができたよ、みんな取りに来てよ

 

はーい

 

 

キッチンにみんなでご飯を取りに行き机に並べて食べる事に

 

 

いただきまーす

 

 

おかわりもあるから遠慮なく食べてね

 

ありがとクレス

 

それで昼から何をしようか?

 

特にする事もありませんね

 

 

ご飯を食べ終わり片付けも終えてみんながリビングでゴロゴロとしていた、そんな時だった

 

 

ねぇ、私も必殺技みたいなのが欲しいわ

 

 

そんな事をユリが言っていた

 

 

なら今からみんなの技を見てみますか?そうすれば何か思いつくかも知れませんよ?

 

そうね、みんなも手伝ってよ

 

分かりました

 

ユリは剣を使うのでラグナロクとダモクレスも手伝って下さい

 

はーい

 

 

ユリの思いつきで剣を使う姫達と広場へ、僕は特に目立ったものは無いので見ている事に

 

 

ユリから始まりアスカロン、アルマス、リルティル、クレス、ラグナロクと剣技をティルに向かって放っていた、それを難なく回避するティル、みんなも凄いけどティルも凄い

 

 

それでユリは何か思いつきましたか?

 

何も思い付かなかったわ、ただ見惚れていたわよ

 

こういうのはある日突然できるようになるのでゆっくりその時を待っていて下さいね♪

 

分かったわ、みんなありがと

 

 

ユリがそう言うとみんな笑顔で返事をしていた

 

 

そういえばティルフィングの技を見ていないわね

 

そうですね、誰か私の技を受けてもらえませんか?

 

………………………

 

 

ティルがそう言うも誰も名乗り出ようとしなかった

 

 

マスター、お願いします

 

えっ僕?

 

はい、誰も名乗り出ようとしないので

 

………分かったよ

 

このまま平和に帰ろうと思っていたのに指名されてしまった、ティルと2人でコロシアムの真ん中へ

 

 

壊滅させてあげるわ

 

 

その声と共に無数の武器を辺りに召喚したティル、そして闇へと溶けてゆく、全神経を集中させて全ての五感を研ぎ澄ませる

 

 

これがこの世の理

 

 

闇より現れたティルが斬撃を放つ、それを気合と根性で弾き返す、何とか全て弾く事ができた

 

 

マスターに弾かれてしまうなんて残念です

 

なんとか弾けたよ、あー疲れた

 

 

剣撃は当たらなかったけど体力を使い果たしてしまった

 

 

流石ユウさんですねっ

 

そうね、人間技じゃないわね

 

 

ユウ、クレスも手伝ったんだから今日の夕飯よろしく

 

 

そんな僕にクレスが笑顔でそう告げる、手伝って貰ったし断る訳にもいかない、土を払い立ち上がる

 

 

分かったよ、2人は何が食べたい?

 

 

そう聞くとユリとアスカロンが相談をしていた、ミネルヴァの料理の本を見ながらならばある程度の物は作れるはずだ

 

 

オムライスが食べたいわ

 

分かったよ、腕に捻をかけて作るよ

 

やったっ♪楽しみにしてますねっ♪

 

任せてよ

 

その前にコロシアムの整地ですよ?

 

そうだね

 

 

みんなで整地をしてリビングへ

 

 

じゃあ待っててね

 

私も手伝いますね♪

 

 

ティルと2人でキッチンへ、僕がチキンライスを作っている間に卵をといてもらう

 

 

ユリって子、もしかして私達の子供ですか?

 

ティルもそう思った?

 

はい、確信はありませんけど

 

僕もそうかな?って思っていたよ、雰囲気もティルに似てるし、それにあの双剣は僕の七元とティルの骸斬だし

 

次に会う時が楽しみですね♪

 

そうだね、きっと今より強くなってると思うよ

 

 

そんな感じでオムライスが作り終わった、それを荷台に乗せてリビングへ運んでゆく

 

 

はい、僕とティル特製のオムライスだよ

 

残さず食べて下さいね♪

 

 

いただきまーす

 

 

すっごく美味しいです♪

 

本当ね、とても美味しいわ

 

喜んで貰えて何よりだよ

 

あぁ、、、あんなに強くてこんなに料理が上手なんて……

 

アスカロン、今回は私も同意するわ

 

2人にはまだまだ伸び代がありますよ♪次私に会うまでに私より強くなってて下さいね?

 

血反吐を吐くような修行をしても勝てる気がしないわよ

 

そうですねっ…

 

 

みんなご飯を食べ終わりお風呂に入り再びリビングへ、みんなパジャマに着替えてのんびりと食後の時間を過ごす事に

 

 

せっかくなので飲みませんか?

 

私は構わないわよ、アスカロンは?

 

なら私も頂きますね♪

 

ユリとアスカロン少し手伝って下さい

 

はーい

 

 

ティルがユリとアスカロンを連れてお城の倉庫へ、しばらくすると沢山の酒瓶をもってやってきた、それを机に並べたら宴会が始まった

 

 

それーー♪花鳥風月ーー♪

 

 

焼酎をラッパで飲んでいたティルが宴会芸を始めた、もしかしたら僕達の子供の前かもしれないからやめて欲しい

 

 

私も負けていられないわ!

 

 

アルマスもよく分からない事をしている、放っておこう

 

 

他のみんなは大人しくお酒を飲んでいた

 

 

それでお前達はどうやって元の時代に帰るのだ?

 

そういえば何も聞いてなかったわね、ユウはリサナウトから何か聞いてる?

 

いや?何も聞いてないよ?

 

まだこの城にいるというのなら私とも戦おうじゃないか

 

そうね、負けやしないわよ!

 

うむっ!ちょうじょう!

 

 

楽しそうなみんな、そんな中スイハはクールにビールを飲んでいた、でも耳を澄ませると独り言が聞こえてくる

 

 

(あの2人、気になる)

 

はい、ユリ、アスカロン

 

んっ

 

はいっ♪

 

 

お酒も回り楽しそうな2人と乾杯をする

 

 

今日はどうだった?

 

楽しかったわよ、力の差を見せつけられたけどね

 

私も楽しかったですっ♪

 

また遊びにおいでよ、みんな良い人だからさ

 

そうね、また来たいわ

 

どうやって帰るのか分かりませんけどね

 

まぁ良いんじゃない?部屋は余ってるし

 

どれだけ広いのよ、この城は

 

さぁ?

 

でも私達は何でも屋の仕事があるのよ、そんなに店を閉めてられないわ

 

そうだったね、また休みの日にでもおいでよ、歓迎するよ

 

ありがと

 

ありがとうございます♪

 

 

そんな時だった、2人の足元に魔法陣が浮かび上がった

 

 

どうやらお迎えみたいね、楽しかったわよ

 

また来たいですっ♪

 

また会える時を楽しみにしているよ

 

また来てくださいね♪

 

 

そう言い終わると僕達の前から姿を消した

 

 

ユウ、グリード、あのユリって子はもしかして…

 

そうだと思うよ?

 

まだ確信はありませんけどね

 

やっぱりそうでしたか

 

 

どこかニヤニヤしているリルティル、その後ろでラグナロクも疑問が解けてスッキリした様な顔をしていた

 

 

まだまだ飲むわよ!

 

 

アルマスが珍しく飲みたがっていた

 

 

そう言えばティニとオベロン様は?

 

そういえば見ていませんね

 

また何かしているのでは無いでしょうか?

 

きっとそうだね

 

私達も飲みましょうよ♪

 

そうだね

 

 

僕達の宴は夜遅くまで続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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