そんなこんなで城に僕達は帰ってきた、まだ夕飯の準備をする前だったらしくティルがリビングに居た、その隣に座る事に。
おかえりなさい♪何処に遊びに行っていたのですか?
ただいま、ギルと三カ国を回ってきたよ、久しぶりに戦ったから疲れた…
誰と戦って来たのです?
えっと、アロンダイトとハルパーとシタかな?
分かりました、私が今から潰して来ますね?
それはやめてくれ
ガタッと立ち上がったティルを制する。
ふふっ、冗談ですよ?
その目は本気だよね?
内緒です♪
グリードさん、マジで問題になるからやめてくれ…
それでギルと何をしていたのですか?
萌えを探していたんだぜ!
「萌え」ですか?
萌えだぜ
不思議そうな顔で僕を見るティル、僕も萌えが何か知らないから答えられない。
後でミネルヴァに聞いてみようよ、僕も萌えが何か知らないからさ
そうですね♪そろそろ夕飯の準備をするので手伝ってもらえませんか?
そうだね、ギルもよろしく
任せてくれよ、そんなに料理はできないけどさ
少しずつ出来る様になれば良いのですよ?
そんなわけで3人でキッチンへ、聞くと肉じゃがを作るらしく僕に玉ねぎと人参をギルにジャガイモの皮むきとカットを頼んだティル、その間にお米を研いでいた。
料理する女の人って良いね
そうだね
そういえば兄さんは裸エプロンとかしてもらうのか?
いてっ、、急に変な事言わないでよ
ギルの変な質問に動揺して指を切ってしまった、ティルも顔を赤めて固まっていた。
俺そんなに変な事言ったかな?新婚と言えば裸エプロンって前雑誌で見たぜ?
どこの雑誌に書いてあったの?
確かキル姫セブンって雑誌だったと思うぜ?
ふむ
今度買って読んでみよう。傷口を水で洗い流し絆創膏を貼り処置をする、大した傷じゃなくて良かった。再び玉ねぎを切り分けて行く。
あの、マスターは裸エプロンをして欲しいですか?
再び爆弾発言が飛び出した、動揺してまた指先を切ってしまった。
グリードさん!その姿俺にも見せてくれよ!
マスターにしか見せませんよ♪
その話に食いつくギルに笑顔で答えるティル、その姿を見ながら傷口に絆創膏を貼る。
楽しそうな二人の会話を聞きながら玉ねぎを切り終り次は人参を切ってゆく。
俺も彼女が欲しいぜ…
ギルはカッコいいのでモテそうな気がするのですけどね?
本当!?そんな事言ってくれるのグリードさんだけだよ
それにきちんと仕事もしているのにどうしてモテないのでしょうか?
俺には分からないぜ
普段の行いじゃ無いかな?
俺ってそんな変な事してる?
ほら、ハロウィーンの時みんなの写真を撮ったりフライシュッツの話に食いついたりさ
確かに、あの写真はどうしたのですか?
あの写真は俺が大事に使っているぜ?
何に使っているのだろう、大体想像がつくのだがまぁいいだろう。
それより兄さんとグリードさんはいつから付き合っているの?
付き合っていたって言うより一緒に居たって言うのかな?
私とマスターはバイブスとキラーズで繋がっていますからね?
それでもキル姫と結婚するなんて聞いた事がないぜ?
好きならそんなの関係ないでしょ?
そうですよね?
うわ、俺もさらっとそんな事が言える様になりたいぜ
そんなこんなで肉じゃがが出来上がった、それを3人で机に運びご飯と味噌汁を運べば準備完了だ。
机に並べしばらくするとみんながやって来てご飯が並べられている所に座った。
いただきまーす
挨拶をしてみんなでご飯を食べてゆく、いつも通りの夕ご飯の風景だ。
ん、このじゃがいもを切ったのはティルフィングでもユウでもないよね?
そう言うのはダモクレス、箸でじゃがいもをつまみしげしげと眺めている。
流石ダモクレスさん、そのじゃがいもを切ったのは俺だぜ
やっぱりね、ギルが料理を手伝うなんて珍しいね
今日兄さんに付き合って貰ったからそのお礼だよ
ふーーんと呟きじゃがいもを口に入れるクレス、ちょうどいい大きさだったのだろう、満足そうな顔をしていた。
ギルも料理を手伝う様になったのですね
そう言うのはリルティル、優しい眼差しでギルを見ていた。
俺だってたまには手伝うよ、結構楽しかったんだぜ?
なら明日は私が当番なのでそのお手伝いをしてもらいますね?
ゲっみたいな顔をするギル、リルティルの策にはめられた様だ。
朝食から手伝ってもらいますので早起きして下さいね?
俺起きれる自信がないよ…
なら起こしに行きますよ?
逃げ道を失ったギルは諦めたように「はい」と呟いた。
ギルもたまにはご飯作りなさいよ
そう言うアルマスは料理作れるのかよ?
私だって料理ぐらい作れるわよ
それなら何を作れるか教えて貰おうか
会話に入ってきたラグナロク、キリッとした眼差しでアルマスを見つめる。
えっと、目玉焼きが作れるわ
得意げに答えるアルマスに「こないだ失敗して焦がしていたじゃないですか」とティニが突っ込む。「それはそれよ!」と項垂れるアルマス。こないだ焦げ付いたフライパンが流しに置いたままにしたのはアルマスだったのか。
やはりアルマスは愚かね
ならラグナロクは何が作れるのよ!
私は何も作れないわ、言うのであれば食べる専門ね
ニヤリと笑いそう言うラグナロク、とても残念な事を言っているのに当たり前のように告げるので妙な説得力がある。
ちょっと!ラグナロクも何も作れないじゃないの!
適材適所って言葉があるのよ、そんな事も分からないの?
なんですって!?
トゲのある言葉を吐くラグナロク、それに乗っかるアルマス、一見仲が悪そうだがこの二人は一緒に鍛錬をしたり買い物に行ったりと実は仲良しなのだ。
それなら誰が一番料理が下手なのか対決しませんか?
そう言うのはエルキュール、食べ終わった食器を重ねながらそう言っている。
それってどういう事よ?
私達、えっと、グラーシーザ、ネス、スイハ、フライシュッツ、ラグナロク、アルマスで料理を作るのです、それを評価してもらい誰が一番下手なのかを決めるのです!
エルキュールの提案にみんなが乗っかる、この話は後日するとしよう。
皆さん食べ終わりましたか?
ごちそうさまでした
マスターとギルも食器を下げるのを手伝って下さいね?
はーい
3人で食器をキッチンへ、ティルが洗い僕が拭いてギルが戸棚に戻す、流れ作業ですぐに終わらせる事ができた。
みんなで晩酌しませんか?
そうだね
じゃあお酒取りに行こうぜ
ティルの提案でお酒を飲む事に、倉庫に行き適当なお酒を荷台に乗せてリビングへ運ぶ。
そう言えば萌えの話から料理の話に脱線したね
そうだな、ミネルヴァさんもいるから聞いてみようぜ
ミネルヴァは物知りですからね
ガラガラと荷台を引いてリビングへ食後でのんびりしているみんなに好きなお酒を配ってゆく。その時にミネルヴァに聞いてみる事に。
ミネルヴァ、萌えってなんの事なの?
萌え、ですか?それは一部文化において、アニメ・ゲーム・アイドル等様々なサブカルチャー分野の作品で出てくる、対象(主として登場人物)への好意・恋慕・傾倒・執着・興奮等のある種の感情を表す言葉である。「対象物に対する狭くて深い感情」という意味を含み、それよりは浅くて広い同種の感情を表す「好き」という言葉を使うのにふさわしくない場合に用いられる[2]。最大公約数的には架空の人物・アイドル・無機物といった現実的には恋愛対象になりえない対象に対する、自覚的な「擬似恋愛」といった定義でくくることもできるが[3]、必ずしも恋愛感情とは同一視されない[3][1]。愛玩的対象に対して、恋愛感情ではない何かが感情として現れることを、萌え元来の意味である芽が出ることから何かに芽生えるという意味で使われていったとされる。「心に春を感じる」といった語感で用いられる、ですよ?
ありがと、助かったよ
どこかからのコピペの様な説明をしてくれたミネルヴァ、今度からミネぺディアと呼ぶ事にしよう。
つまり心に春が来れば萌えって事だな?
それはちょっと違う様なきがするよ?
城のみんなからも萌えを感じられるか探そうぜ
りょーかい
そんな訳でまずはティルから観察する事に、ジョッキに一升瓶を傾け焼酎を注ぎそれをストレートで美味そうに飲んでいた、これは萌えではないだろう。
次に視線を向けるのはリルティル、残念ならが彼女もティルと同じくジョッキに焼酎を注いでいた、それをすぐさま飲み干しまた焼酎を注いでいた。
なぁ兄さん
どうしたの?
あの二人って飲まないとやってられないのかな?
そんな事は無いと思うけど…
二人共普段はお淑やかであるが心に闇を抱えているのかも知れない、それかただの酒好きなのか。後者であってもらいたい。
次はティニ、以前パラシュに教えて貰った様にマシュマロを火に炙った物を両手に握りしめて美味しそうに食べていた、その口の周りに少しだけマシュマロが付いているのも可愛い。
アルマスはポリポリとお菓子をかじりながらそれを缶チューハイで流し込んでいた。時々マシュマロを食べるティニの事を気にしているようだ。
アルマスは普通だね
そうだな、次はコマンド達に行こうぜ
そうだね
そんな訳でコマンド達を観察してゆく事に、まずはラグナロクから。さっき手渡した缶ビールを飲み干した様だ、次の缶を開けようか悩んでいる様な素振りが見える。
ラグナロクさんって二缶も飲めたっけ?
調子が良ければ飲めたはずだよ?
なら今日はダメみたいだな
そうだね
机に置いてある缶を取ろうと手を伸ばしたしたまま眠りに落ちてしまったラグナロク、この体制で寝れる事に才能を感じた。
その隣でりんご酒をグラスに注ぎ美味しそうに飲んでいるエルキュール、いつのまに着替えたのかライオンがプリントされたパジャマに着替えていた。
俺、前から思ってたんだけどさ
どうしたの?
エルキュールさんって立●響に似てるよな?
●花響って誰の事?
いや、知らないなら良いんだけど
よく分からない事を言い出したギル、後でミネぺディアに立花●とは誰なのか聞いてみる事にしよう。
そしてそのエルキュールの隣に座るのはスイハ、いつものクールな姿だが頬が赤い、どうやら飲みすぎた様だ。
スイハさんってあまり喋らないよな
僕もそうだと思っていたけど結構独り言を呟いているよ
なら聞いてみようぜ
そうだね
気づかれない様にスイハの背後へ、耳を澄ませると独り言が聞こえてきた。
(出番!久しぶりの出番!!)
何かを待っている様なスイハ、そんなスイハにギルが話しかけた。
スイハさん
はい、なんでしょうか?
東京特許許可局って言ってもらえないかな?
東京特許許局可、言えましたよ
流石スイハさん!早口言葉も楽勝だね!
これぐらいの事、容易いものです
(良かった、噛んだ事に気づかれてない…)
何やらホッとした様な顔のスイハ、次はその隣に座るネスの元へ。
どうしたのですか?二人共
ネスってメガネが似合いそうだよね
メガネですか?
うん、僕の勝手な意見だけどね
俺のゴーグルならあるぜ?
そう言って頭についているゴーグルを外すギル、それをネスに手渡していた。
仕方ありませんね、今回だけですからね
そう言いながらゴーグルをかけてくれたネス。どうやらメガネが似合うのとゴーグルが似合うのは別の様だ。
あの、どうですか?
うん、似合ってるよ
流石ネスさんだぜ!
はい、お返ししますね
そう言ってゴーグルを外したネス、ゴムがキツかったのか目の周りにゴーグルの跡がついてしまっていた、可愛い。
その次はダモクレスの所に行く事に、いつのまにかお風呂に入ったのであろう、パジャマ姿でいつもはツインテールの髪をストレートのままにしていた。
クレスって髪長いよね
そうだね、立ってても座ってても結ばないと床に着いちゃうよ
ダモクレスさんは髪切らないの?
切らないよ、だって髪もクレス様の一部なんだよ、それを切るって事はクレス様自身を切るって事だよ
その考え方は斬新だね
なんてね、じゃあギルに質問するよ、クレス様の変わった所はどこでしょう?
そう言って長い銀髪を手でなびかせるクレス、これがヒントなのだろうか?ちなみに答えられたら一晩愛してくれるらしい。
えぇーっと、、、分からないぜ…
クレスをよく観察したけど答えが見つからなかった様だ。
ユウは分かるかな?
えっと、ちょっと前髪切ったよね?
正解!なら今夜はクレスの部屋においでよ
そう言ってニヤリと笑うクレス、すると、何かを見てしまったのかいきなり泣きそうな顔になった。その後ろに居るギルも顔を強張らせていた。僕の背後で何かが起きているようだ。
ねねねねねぇギル、今夜はクレス様の部屋に招待してあげるよ!
そっそそそれはありがたいぜ!なら後でお願いするぜ!
慌てて話を逸らす二人、その原因を知るのが怖いから振り返るのはやめておこう。
その次はフライシュッツのところへ、楽しそうにはしゃぐみんなを見ながらお酒を楽しんでいた。
フライシュッツさん、楽しんでる?
うん、おねーさんはみんなを見てるだけでたのしいよー♪
それは良かったよ
フライシュッツもお風呂に入ったのだろう、パジャマに着替えていた。
………チラ…………チラ………
ギルがフライシュッツの胸元に視線を注いでいた、気持ちは分からんでも無いけど見過ぎでは無いだろうか?因みに本人は気付かれてないと思っているがバレバレである。
ギル君、そんなに見たら「メッ!」だよ♪
そう言ってギルの顔に人差し指を当てるフライシュッツ、その姿にギルが顔を赤めた。
なんだよその、子供に叱るみたいなポーズは
おねーさんからしたらギル君は子供だよー?じゃあ子供じゃないならもうハグしてあげないよ?
……俺は子供です、はい。
素直な良い子にはハグだよー♪
そう言ってギルをハグするフライシュッツ、胸に包まれて満面の笑みを浮かべるギル、この話僕は苦労しかしていない気がしてきた。
そして次は色んな知識を教えてくれるミネルヴァの元へ、何かの本を読みながらお酒を飲んでいた。
ミネルヴァはなんの本を読んでいるの?
これですか?この本は闘争の書です、とある闘技者の旅行記なのですが面白いですよ?
そう言って読んでいるページを見せてくれたけど難しそうな文字ばかりで面白そうには見えなかった。
他にはどんな本を読むの?
以前は誰ガ為の書を読んでいました、バベル大陸と呼ばれる異国の話を描いた書なのですが思わず高評価してしまいました
ふむ
書を読むということはとても良いことなのですよ?
僕はたまに料理の本を読むぐらいかな?
俺はキル姫セブンを毎週買ってるぜ
私は週刊誌はあまり、、、でも表紙は見てしまいますね
そんなに気になる見出しがあったの?
はい、千年王国のオベ●ン様、不倫疑惑って書いてあったので
それ僕も見た事あるかも、オベロン様って結婚してるの?
そうなんですよね、でも不倫疑惑って書かれているって事は結婚しているって事ですよね?
確かに、ギルは何か知らない?
そういえば気にした事無かったな、俺も知らないぜ?
ふむ
オベロン様の謎が深まったけどまぁ良いだろう、最後はグラーシーザの元へ。何処かで買ったのだろう牛柄のパジャマを着ていた。
そのパジャマ可愛いね
おぉ!やっと気がついてくれたか!
グラーシーザさん似合ってるぜ!
うむうむ、これぞちょうじょう!
それよりなんで牛柄なんだ?
あたしは牛乳がすきだからだ!牛乳はうしからとれるんだぞ、それが牛柄を選んだりゆうだ、ちなみに
そう言ってフードを被るグラーシーザ、そのフードには可愛い牛の顔が描かれていた。
どうだ!
うん、これは可愛いね
このパーカーどこで買ったんだ?
ティルヘルムのまちで買ったんだぞ、あたしは買い物も好きなのだ
なら今度俺とも買い物に行こうぜ、新しい服が欲しいんだよ
構わんぞ、ギルの休みをおしえてくれれば予定をあけてやろう
ちゃっかりグラーシーザと買い物に行く予定を立てたギル、そろそろ眠たくなってきた。ティルの方を見ると目を擦っていた。
ティル、そろそろ寝ようか?
そーですね
他のみんなも眠そうだったので片付けは明日のご飯当番のリルティルにお願いする事にして僕たちは部屋に行く事に。
ほら
はい♪
いつものように腕枕をして眠りにつくのであった。