おはようございます♪
おはよティル、今日は起きるの早いんだね
たまには早起きしようと思いまして
珍しくティルに起こされてしまった、とりあえず2人でシャワーを浴びてベッドのシーツを洗濯する事に。
今日は何をします?
とりあえず教会に朝ごはん食べに行こうよ、お腹空いちゃったよ
そうですね
そんな訳でいつもの服に着替えて教会へ、いつもの喫茶店に行きいつものセットを食べていた。
帰ったらシーツ干そうか、今日は天気も良いしさ
そうですね、そのあとしませんか?
何をするの?
ここで私に言わせるつもりですか?
そう言って恥ずかしそうな表情をするティル、昨日散々したのでそんな気分にはなれない事を伝えなくては。
朝ごはんを食べ終わり家に帰ろうとした時だった、受付の人に声をかけられた。
ユウさん、ティルフィングさん、おはようございます
おはよー
おはようございます
今日って用事とかありますか?
特に無いけど
異族討伐の新しいシステムの模擬体験をしてもらいたいのです
そう言われてティルと顔を見合わせた、帰っても暇だしという事でそれを体験する事に。
ありがとうございます、異世界から講師の方をお呼びしてありますのでこちらへ
はーい
受付の人に言われてついて行く、サラッと異世界とか言ってたけど大丈夫なのだろうか?
異世界から来た講師の人ってどんな人なんだろうね?
でも人とは言っていなかったので人外かも知れませんよ?
異世界から来て人外ってキャラ立ちすぎだよね
そうですか?良くある話じゃないですか?
不思議そうな顔のティル、まぁ良いんだけど。
この部屋に居ますので後はお願いします、詳しい説明は講師の方から聞いてくださいね
はーい
受付の人に案内されて会議室へやってきた、その扉をノックすると返事があった、ゆっくりと扉を開けて入って行く。
おはようございます、監視官の常守朱です、今日一日宜しくお願いします
おはようございます、ユウと相棒のティルです
おはようございます
会議室に居た1人の女性、黒いスーツに身を包み挨拶が終わると折り畳めそうな機械に向かいカタカタと何かを打ち込んでいた。もっと凄いのが居ると思っていたからなんだか拍子抜けである。
えっと、何をしているの?
シビュラシステムとユグドラシルの樹をリンクさせています、そうしないと電波が届かないのですよ
リンク?電波?聞き慣れない単語に困惑しているとその機械を折り畳み立ち上がった。
お待たせしました、えっと、執行官の模擬体験でしたよね?
そうです
その執行官ってなんなのですか?それに監視官というのも気になります
分かりやすく説明すると奏官とキル姫の様な関係です、監視官が指示をして執行官が動く、あまりこの言い方は好きでは無いのですが…
それで僕達はどうしたら良いのかな?
あっ、とりあえずこの服に着替えて貰ってよろしいですか?
そう言ってスーツの様な物を渡された、ティルと2人で更衣室で着替える事に。
似合っていますか?
うん、似合ってるよ
黒色のスーツに白いシャツ、それにネクタイが似合っている、スーツに合わせて後ろで縛っている髪も。
ユウも似合ってますよ
ありがと、一応剣も持っていこうか
そうですね
腰にベルトを巻きそれに鞘を取り付けておく事に、着替えも終わり会議室へ、忙しそうにキーボードを操作している常守朱監視官の所へ。
着替え終わりました
はい、お二人共似合ってますよ
どもども、それでその模擬体験ってどうやってやるんですか?
こちらを使って下さい、握ってもらえれば認証されるようにしてあります
そう言うと鞄から二丁の銃を取り出し渡された。
あの、私は剣を扱うのですが
模擬体験なので大丈夫ですよ、構えて私に向けてみて下さい
そう言われたのでその通りに銃を握り監視官に向ける、すると音声が聞こえた。
「犯罪係数30、執行対象ではありません、トリガーをロックします」
えっと、今のは?
この銃、ドミネーターって言うのですけどこれを対象に向ければ犯罪係数を測ることができます、今私に向けたらトリガーがロックされたと思います
そうですね、トリガーが引けなくなっています
この銃はシビュラシステムが規定した犯罪係数を超えていない者には使えないのです
なら良い人は撃てないって事?
そうなりますね、それでもし犯罪係数を超えていた場合制圧用のパラライザー、執行用のデコンポーザーに変化します
なんだかハイテクだね
なんとなくティルにそのドミネーターを向けてみた。
「犯罪係数オーバー728、モード、デストロイデコンポーザー、慎重に標準を定め対象を排除して下さい」
水色の光を放ちながらドミネーターがその姿を変えていった。
あの、これは?
ティルフィングさんは執行対象みたいですね、って凄い犯罪係数……
あの、私がどうかしましたか?
いえ、なんでもないです、それを持って教会にある広場に来て下さい
あーい
監視官について行き広場へ、なんか変な装置が置いてあった。
今から少し射撃の訓練をしてもらいそれから実戦となります
実戦もあるの?
はい、このドミネーターを使って異族を討伐してもらいます
模擬体験とはなんなのか、そして異族の犯罪係数を測って何になるのか、疑問は多いがまぁ良いだろう。その装置を見ているとたまに異族の仮面を被った的が顔を出していた、それを撃てば良いのか。
ではお願いします
その前にお手本を見せてもらえませんか?力量も気になりますし
分かりました、見てて下さい
常守朱監視官がドミネーターを構え標準を定めて行く。そして
執行します!
次々と的を撃ち抜いていった、流石である。
上手ですね♪常守朱監視官さん♪
うん、かっこよかったよ
そんな、朱で良いですよ、やってみて下さい
そんな訳でとりあえず僕からやってみる事に、ドミネーターを構えて意識を集中させてゆく。
パカッて音と共に的が出てきた瞬間を狙うのだが上手くいかず残念な結果となってしまった。
初めて銃を使ってそれだけ撃てれば十分ですよ
なのかな?次ティルやってみてよ
はい♪
そう言ってティルがドミネーターを構えた、的の犯罪係数を察したのかその姿を変えてゆく。
行きます!
次々と顔を出す的に的確に弾を放っていった。
朱さんと同じぐらいの点数じゃない?
そうですか?
凄いですよティルフィングさん!本当に銃を扱った事は無かったのですか?
はい、今日が初めてです
凄い才能…ならもう練習は良さそうですね、街に実戦に行きましょう
僕はもっと練習した方がいいよね?
何とかなると思うので大丈夫ですよ?
何が大丈夫なのか問い詰めたい。でも剣があるからいいか。そんな訳で街へとやってきた、街の真ん中を歩きながら異族を探してゆく。
その異族ってのは何なのですか?
教会の人から説明されてないの?
はい、少しならしてもらいましたけど、、、私も上層部から急に言われて来たので詳しい事は何も知らないんです
異族というのはですね
そんな朱さんにティルが異族の説明をしてゆく、賢い人なのだろう、話を聞いただけで理解してくれたようだ。
なるほど、その異族が人類の生活を脅かしているのですね
そんな感じかな、それに対抗する為にキル姫が居るって訳だよ
それならシビュラシステムを導入しなくても良かったですよね?
本編で私が引けたのでそのノリだと思います
本編ですか?
本編?引けた?またよく分からない単語が出て来たけどまぁ良いだろう、そろそろネタも切れていたし。
街を一通り歩いたけど異族は見つからなかった、とりあえずお昼ご飯にしてからクレナイの方へ足を伸ばす事になった。
何か食べたい物はある?
私はなんでも良いですよ?
あの、良ければあそこのラーメン屋に行きませんか?
了解、早速行こうか
そんな訳で近くのラーメン屋へ、メニューを頼んでその間談笑する事に。
えっと、ティルフィングさんはキル姫なんですよね?
はい、それでユウが私のマスターです
朱さんもバイブスを持っていたら奏官になれるよ?
私は東京に帰らないと行けないので、それにバイブスは持っていないと思います
朱さんが居た東京ってどんな所なのですか?
東京はここと違ってビルや建物が沢山建ってて街の至る所にスキャナーがあります
スキャナー?
はい、それで犯罪係数を測るのです、もし規定値を超えていれば潜在犯として扱われ私達公安局が処理に当たります
なんか生きにくそうな所だね
まぁ、、、
そう言って顔をしかめた朱さん、これ以上その話をするとボロが出そうなので仕方ない、もう出てるかもだけど。
そんな感じでラーメンを頂いてティルにポチを呼んでもらいクレナイに行く事に。
ピィィィィィィとティルが指笛を吹くとどこからともなくポチが飛んできてくれた、それに乗り込み合図をするとクレナイに向かい羽ばたいていった。
キル姫は竜を呼ぶ事ができるのですね
みんながみんな呼べるって訳じゃ無いと思うけどね
朱さんはポチを見ても動じないのですね、たまに怖がったりする人がいるのですけど
そうなのですか?私はあまり気にしていませんでした
肝が据わっているんだね
話しながら空中散歩を楽しんでいた、因みに僕、ティル、朱さんの順番で乗っている、聞いてないって?
マスター、向こうに異族が見えます
じゃあサクッと討伐して帰ろうか、お願い
はい♪
ティルがポチに合図をして異族の群れの近くに降ろして貰った。3人で銃を構え異族の方へと歩いてゆく。
一度犯罪係数を測ってみます
朱さんがそう言うとドミネーターを異族へと向けた。放たれる光で目が蒼く光っていた。
全員執行対象です、どうしますか?
私達は執行官なので監視官の指示を待ちます
そうだね、頼むよ監視官さん
そう言うと少し困った顔をして突撃命令を出した、それを合図に異族の群れに向かい標準を定めた。
「犯罪係数オーバー452、モード、デストロイデコンポーザー、慎重に標準を定め対象を排除して下さい」
聞き慣れない音声の後にドミネーターがその姿を変えてゆく、朱さんを見ると頷いた、それを見てから3人が同時にトリガーを引いた。
放たれた弾丸は異族に命中した様だ、弾を受けた異族がこっちを睨んだと思ったら身体が膨れ上がってゆきボンッという音と共に爆ぜた。血と身体の一部が辺りを汚している。
この銃ってヤバいやつなんじゃない?
異族が爆発しましたよ…
そう言われてみればそうですよね…とにかく異族を討伐しましょう!
弾道から僕達の居る場所を特定したのだろう、異族が叫び声をあげながら向かって来た。それに向かって魔弾を放ってゆくのだが数が多すぎて思うようにいかなかった。ジワジワと距離を詰められてゆく。
朱さん、一つ聞いても良いかな?
はい、手短にお願いします!
この銃ってどうやって動いているの?
内部にバッテリーが組み込まれています!
ならそのバッテリーが切れたらこれは動かなくなるの?
そうですけど
そろそろヤバいんじゃない?
そう言った後にトリガーを引くともう弾は出てこなかった、充電が切れてしまったようだ。
私のもダメです
私のもです
つまり?
撤退します!
朱さんの声の後に駆け出してゆく、全速力でポチの居るところに向かう。
朱さんはポチに乗っててよ、僕達で何とかするからさ
ですがあの数の異族が居るのですよ!?
大丈夫です、少し待っていて下さい。ポチ、朱さんをお願いします
ギャっと返事をしてポチが空に羽ばたいて行った、それを見届けてから剣を構え異族の大群を見据える。
行こうか
はい、少し任せても良いですか?
構わないけどどうしたの?
この銃に私の魔力を込めてみます
そう言うとドミネーターを構えて魔力を注ぎ込んでゆく、すると起動音がして蒼い光に彩られていった。
「ユーザー認証、執行官ティルフィング、警告、過剰な電力の供給を確認」
少し起動に時間がかかるようだ、その間の時間を僕が稼いでいた。
ユウ!逃げて下さい!この一撃で仕留めます!
はいよ
僕がティルの背後に回った瞬間にドミネーターがその姿を変えていった。そして蒼い光を受けてティルの目が輝いた。
執行します!
放たれた弾丸は異族を貫き辺りを血の海へと変えていった。見渡しても残党は居なさそうだ。
処理、完了
お疲れ様、かっこよかったよ
勝利の煙草に火をつける。僕は特に何もしてないけど
やっぱり銃より剣の方が良いですね
そうだね、デジタルよりアナログだね
ティルが指笛を吹くとポチが降りて来てくれた、そして深々と頭を下げる朱さん、
本当にごめんなさい!普段はこんなに使う事なんてないからバッテリーの事を忘れていました
気にしてないよ、それに良い体験ができたからさ
そうですよ、楽しかったですよ?
そうは言っても私のミスで2人を危険な目に合わせてしまって…
なら晩御飯をご馳走してよ、それでチャラだよ
はい!好きな物をご馳走します!
そんなこんなで教会のある街まで戻って来た、何となくうどん屋に行く事に。
お二人は強いんですね、あれだけ居た異族を最も簡単に討伐するなんて
僕はほとんど何もしてないよ、ティルが頑張ってくれてるからさ
えへへ♪
上層部には私がこの国にはシビュラシステムは不要って報告しておきますね
そうだね、異族にはこっちの方が楽だよ
この銃は魔力でも作動するのですね
魔力ですか?一度やってみて下さい
ティルがドミネーターを握り魔力を込めると蒼い光が銃を彩ってゆく。
凄い、キル姫ってそんな事もできるんですね
たぶんティルだけだと思うよ?
良かったらそれ差し上げますよ
良いのですか?
はい、報告書には破損した為廃棄したと書いておきますので
なら貰っていきますね♪ありがとうございます♪
嬉しそうなティル、気に入っていたのだろう、そんなわけで運ばれて来たうどんを頂くことに。
そういえばマスターの犯罪係数ってどれぐらいなんですか?
どうなんだろ?測ってみてよ
食べ終わったらにしますね
そんな感じでうどんを食べ終わり教会の会議室へ戻って来た。
んじゃ測ってみてよ
分かりました
ティルがドミネーターを構えて僕に向けた、するとデコンポーザーへと姿を変えてゆく。
あれ?僕も執行対象なの?
そうみたいですね、ティルフィングさん、犯罪係数はいくつですか?
えっと、オーバー654です
2人共ちゃんとストレスケアしていますか?東京なら即射殺されてますよ?
ストレスなんて無いはずなんだけどね、、、
もしかして戦闘力を測っているのかも知れませんよ?
そうかもね、今度他の人にもやってみようか
そうですね
でも私が帰る時にシビュラシステムとユグドラシルとのリンクを切断するのでもう使えませんよ?
あらま、いつ帰るの?
プログラムを解除したらです、今日だけいる予定だったので
じゃあこれは文鎮にでもしよっか
そうですね
再びカタカタと何かを操作する朱さん、パチッとボタンを押してその機械を閉じた。
ふぅ、じゃあ私帰りますね
うん、ティル、見送りに行こうか
はい♪
朱さんと教会の転送室へ、転送って言っておけば誰でも呼べるのが非常に便利である。
ありがとうございました、貴重な体験ができました
うん、僕らも楽しかったよ、ね、ティル
はい、またいらして下さいね♪
良かったら東京にも遊びに来て下さいね
射殺されたく無いんだけど…
ちゃんと連絡を貰えれば手配しておくので大丈夫ですよ、また会いましょうね
そう言って朱さんは転送されていった、そう言えばスーツ返して無かったけど大丈夫なのだろうか?
帰りましょうか♪
そうだね
のんびりと家に帰りベッドに寝転ぼうと思ったらシーツを干していない事を思い出した、仕方なくベランダに干してからお風呂に入り少し寝づらいベッドへ
おやすみ
おやすみなさい
明日スーツをクリーニングに出しに行こう、そんな事を考えながら眠りにつくのであった。
PSYCHO-PASSとのコラボSSでした、細かい設定の書き忘れ、書き損じは目をつぶって下さい(´-`).。oO