※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

143 / 201
キル姫×スプラトゥーン

あれから僕達はサフランの方に居た。こないだもう一つキル姫をダメにするクッションを買ってきたのだがあまりの心地良さに動く事ができなくなっていたのだけど。

 

 

「ティル」

 

「はい?」

 

「お腹すいた」

 

「私もです、ジャンケンで負けた方が作りませんか?」

 

「ジャンケンするのもめんどくさいよ」

 

「それもそうですね」

 

 

怠け者になってしまった僕達。千年王国のみんなは何をしているのだろうか?

 

 

 

……………………………………………………………

 

 

 

「はぁ、退屈ね」

 

「そうですね」

 

 

アルマスが椅子に座りながらそう呟いていた。それに相槌を打つティニ。コマンド達やリルティルも退屈そうにしていた。

 

 

「ただいまー!やっと買えたぜ!」

 

 

そこに大きな袋を抱えたギルが帰ってきた。リビングに居るみんなを尻目にゴソゴソとそれを開封していた。

 

 

「何してるの?」

 

「ずっと欲しかったゲームが買えたんだよ、アルマスもやろうぜ」

 

「ゲーム?私はそういうの得意じゃ無いのよ」

 

「じゃあやってるとこ見ててよな」

 

 

そう言ってリビングにあるテレビとその機械をコードで繋いでいた。しばらくするとテレビに映像が映し出されそれを興味深そうにみんなも見ていた。

 

 

そのまま見ているとイカの様な耳をつけた男の子が街に立っていた。この街はハイカラシティというらしい。

 

 

「そのゲームは何をするゲームなの?」

 

「ナワバリバトルってのがあって全世界の人と対戦ができるみたいだぜ?」

 

「へぇ、なんか凄いわね」

 

 

そのまま見ていると対戦が始まった様だ。転送装置の様な物の上に4人、反対の装置にも4人が並び楽しげな音楽と共に駆け出して行った。

 

 

「これはどういうゲームなの?」

 

「この武器で色を多く塗ったチームの勝ちなんだぜ」

 

「なんだか楽しそうですね」

 

 

画面を見ているとステージがカラフルな色に塗られてゆく。それに見入っていたらいつの間にかみんながテレビの前に集まってきてプレイしている画面を見ていた。

 

 

「あっ!やられた!」

 

 

相手チームの攻撃を受けてギルがやられた様だ、ギルを倒した相手が映し出されている。

 

 

「このっ!煽りやがって!」

 

 

相手のプレイヤーが人からイカへ、イカから人へを繰り返しバシャバシャとしていた。これが煽るというものらしい。

 

 

「私にもやらせてください!」

 

「あたしもやってみたいぞ!」

 

「おねーさんもだよー♪」

 

「じゃあ交代でやろうぜ、これが終わったら変るからさ」

 

 

そんな感じで全員が一回ずつゲームをし終わった頃オベロン様が帰ってきたようだ。ゲームに夢中な彼女達に話しかけた。

 

 

「何をしておるのだ?」

 

「オベロン様お疲れ様です。ギルが買ってきたゲームをしているのですよ」

 

「ゲームとな?」

 

 

珍しそうな顔でそれを見ていたら何かを思い付いた様だ。

 

 

「儂の魔法でそのゲームの中に入れてやろう」

 

 

「そんな事ができるの?」

 

「うむ、しばし待たれ」

 

 

そう言うとオベロン様が魔力を込めるとテレビに大きな穴が空いた。

 

 

「皆、日頃頑張っておるからな、儂からの褒美じゃ、楽しんで来ると良い」

 

「ありがと、楽しんで来るわ」

 

 

そう言って先陣を切りアルマスが入って行った。その後にみんな入ってゆく。

 

 

 

 

……………………………………

………………………………

…………………………

……………………

………………

 

 

 

 

 

 

 

「ここは?何処なのよ?」

 

「ゲームの世界ですよアルマス♪」

 

「本当ね、さっき見てたえっと、ロビーだっけ?」

 

「たぶんそうですよ、他の人達も準備をしているんじゃないですかね?」

 

「なら私達も準備するわよ!」

 

「はい♪」

 

 

メニュー画面を開き沢山のブキを手に取り確かめてゆく。残念ながら衣服はこのままのようで。

 

 

「私はこれにするわ」

 

「なら私はこれにします♪」

 

 

好みのブキを選びエントリーする事に。しばらく待っていると次々と転送装置から姿を表す6人、この反対側に6も人が居るのだろう。

 

 

「えっと、こっちには?」

 

 

アルマスが見渡すとスイハ、ダモクレス、ギル、グラーシーザ、ネスの姿が。みんな背中にインクタンクを背負っていて格好はいつものままだけど大きなイカミミをつけていた。

 

 

「やるからには絶・勝利するわよ!」

 

「クレス様に任せといてよ、みんな綺麗に塗ってあげるからさ」

 

「俺が居れば大丈夫だって、ゲームでなら負けないぜ!」

 

「不安です」

 

「そうですね」

 

「せんぱんになるのならようしゃはしないぞ」

 

 

グラーシーザがギルを睨んだ時にルールが書かれてた掲示板が降りてきた。それを読んでみる事に。

 

 

・楽しく遊ぶ事。

・公平に戦うためにキル姫の能力の使用禁止。

・煽るのは良いけどそれを現実に持ち込まない事。

・一度やられたら復活は無し。

・全滅した時点で負け。

・晩御飯が準備できるぐらいの時間に帰ってくる事。

 

 

と書いたあった。

 

 

「らしいわよ」

 

「おっしゃ!がんばろーぜ!」

 

 

ギルが意気込んだ後に掲示板がカウントダウンを始めた。

 

 

3 2 1 GO!

 

 

その合図と共に駆け出して行った6人。因みにステージはヒラメ丘団地だ。

 

 

「このシューターに続けぇ!!」

 

 

そう言いながらアルマスが駆け出して行った、その後ろからダモクレスが楽しそうにローラーを転がしその塗り残しをギルがシューターで塗り込みながら進んでゆく。

 

 

「チャージャーが居るかも知れないから気をつけてな!」

 

「大丈夫よ!」

 

 

アルマスが坂を登り団地の頂上にたどり着いた時轟音が響きアルマスが撃ち抜かれた。

 

 

「何よ今の!?」

 

 

アルマスを倒した相手が映し出されそれを見るとチャージャーを構えたミネルヴァの姿が。どうやら室外機の上から撃ち抜いた様だ。

 

 

「もう私の出番は終わりなの!?」

 

「その様ですね」

 

「そんな…」

 

「だから言ったのに、、、」

 

 

アルマスがやられた跡を塗り直しながらダモクレスが進んでゆく、それに狙いを定めるミネルヴァ。

 

 

「クレス様には当たらないよ」

 

 

チャージャーの射線を見ながらローラーを転がしてゆく。そこにチェイスボムが近づいてゆく。

 

 

「ダモクレスさん逃げて!」

 

「えっ?」

 

 

そう答えるより先にチェイスボムがダモクレスに当たり爆発しイカ型の人魂が上がってゆく。

 

 

「やられちゃったよ……」

 

 

モニターを見るとダモクレスと同じぐらいのローラーを転がすリルティルの姿があった。

 

 

「スイハ、行きますよ!」

 

「了解」

 

 

団地の上でチャージャーを構えたスイハ、それを守る様にネスがスピナーを構えて居た。

 

 

「チャージが必要なブキ同士で固まっても意味がありません!」

 

「おねーさんがカラフルにしてあげるからね♪」

 

 

その声と共に壁から這い上がってきた2人にブキを向けたのだがチャージをしている間にシューターでやられてしまった。

 

 

「何がダメだったのでしょうか?」

 

「エルキュールの言う通りだと思います」

 

 

相手チームがナワバリを広げてゆく、それを塗り替えしながらギルとグラーシーザが進んでいる。

 

 

「ちがういろのインクのうえたとすすむのがおそくなるな」

 

「ダメージも受けてるから早く塗り直さないとダメだぜ」

 

 

そんな時何かが2人の足元に転がって来た。

 

 

「スプラッシュボムだ!」

 

「う、うごけないぞ!!」

 

 

センプクし逃げ出したギル。グラーシーザは爆発に巻き込まれてしまった。

 

 

「うぅぅ、、、むねん…いったいだれのしわざだ?」

 

 

グラーシーザがモニターを見るとバチャバチャと煽るティニの姿があった。

 

 

「ゆ、ゆるさんぞ!」

 

「油断している方が悪いのです!」

 

「敵は後ギル1人です、確実に仕留めましょう!」

 

「っていつの間に俺1人になってたんだ!?」

 

「ミネルヴァ、引導を渡してあげて下さい」

 

「了解です」

 

 

スタート地点の転送装置の方まで逃げてきたギルに狙いを定めてゆくミネルヴァ。

 

 

「くそっ!こうなったらトルネードを食らえっ!!」

 

 

ギルがコントローラーを操作しようとした瞬間にミネルヴァにより撃ち抜かれアルマスチームの全滅によりこのバトルはラグナロクチームの勝利となった。

 

 

気がついたら転送装置の上にみんなが戻っていた。

 

 

「何がダメだったのよ」

 

「アルマスは先行しすぎだね」

 

「そう言うクレスもすぐやられたじゃないの」

 

「あれは油断しただけだよ」

 

「とにかく状況を良く見る事とサブウェポンを上手く使おうぜ」

 

「次こそ勝ちましょうね!」

 

 

みんなでカウントダウンをする掲示板を見ていた。そしてGO!!の合図と共に走り出した。

 

 

「行くわよ!」

 

「おぉ!!」

 

「三、三で分かれようぜ、アルマスとスイハさんと俺で左から、残りは自軍を塗ってから右の壁を塗って上がってきてくれ!」

 

「了解!」

 

 

坂を二つ登り屋上に登ろうとした時にギルが止まれと合図を出した。

 

 

「アルマス、キューバンボムを投げてくれ」

 

「私のサブウェポンね、何処に投げれば良いのよ?」

 

「坂を登り切った所にだよ、早い人ならもう登ってきているかも知れないからさ」

 

「分かったわ」

 

 

背中からキューバンボムを取り出し投げ込んでから先に進む事に。

 

 

「じゃあ俺とアルマスで突っ込むからスイハさんは安全が確認出来てからチャージャーで援護を頼んだぜ!」

 

「了承」

(気がつけばギルのペースに乗せられているだと?)

 

 

「行くぜアルマス!」

 

「任せなさい!」

 

 

先行して色を塗ってゆく2人。それを狙う射線がその方を見ると室外機の上でチャージャーを構えるミネルヴァの姿があった。

 

 

「食らえ!スプラッシュボムっ!」

 

 

ギルの投げたボムはミネルヴァの足元へと転がりそれに気が付いて慌てて逃げて行った。

 

 

「スイハさん!追撃を任せた!」

 

「確実に射抜くっ!」

 

 

スイハが少し高い所に登りチャージャーを構えインクを充填し後はトリガーを引くだけだ。その射線の先でミネルヴァがチャージャーを構えた。

 

 

「見えた、そこっ!」

 

 

スイハの撃ち込んだ弾丸はミネルヴァに届かず慌てた瞬間にミネルヴァに撃ち抜かれてしまった。

 

 

「残念でしたね、私の使うチャージャーが一番射程が長いのですよ」

 

「くっ不覚っ!」

(私もあのチャージャーにすれば良かった…)

 

 

「こうなったらあそこに乗り込んで直接叩いてやる!」

 

「行くわよギル!」

 

 

そのまま団地を飛び降りた2人、チャージャーの届かない方から攻める作戦の様だ。色を塗りながらミネルヴァの居る室外機を目指してゆく。

 

 

「そうはさせませんよ」

 

「ここでお終いだよー♪」

 

 

声は聞こえるのだが迫るのは二つのチェイスボムだけだった、それを左右にバラけて回避し前方に視線を向ける。

 

 

「一体何処からよ!」

 

「アルマス!ヤバいぞ!」

 

「!?」

 

 

ギルが叫んだ方を見るとチェイスボムが進んだインクから水飛沫が上がり2人が飛び出してきた。応戦ようとした時には2人共インクに染めれれていた。

 

 

「やっぱりつえーよ!」

 

「次こそ絶・倒してやるんだから!」

 

 

 

……………………………………………………

 

 

アルマス達がやられた時に3人は右側の広場を塗り終わり壁を登り敵陣を塗り進んでいた。

 

 

「よし、ここにはてきはいないようだ」

 

 

グラーシーザが先に確認してから残りの2人に合図をしていた、それを受けて登ってきた2人。

 

 

「本当に居ませんか?」

 

「クレス様はもうやられるのは嫌だよ?」

 

「うむ、あんしんしろ!」

 

「よーっし!塗っちゃうよ!」

 

 

ダモクレスがローラーを転がし始めた時だった。右側の影からインクが発射された。

 

 

「ここで待って居れば来ると思っていました!覚悟して下さい!」

 

「あまいぞ!ティニ!」

 

「きゃあ!」

 

 

ダモクレスにインクをかけるよりも早くスロッシャーのインクがティニを染め上げた。

 

 

「まずはひとりだ!」

 

「助かったよグラーシーザ!」

 

「うむ!」

 

「ティニを倒した様ですけどここまでです!」

 

「させません!返り討ちにします!」

 

 

ティニが居たその奥からインクを飛ばすエルキュールの姿が、それを見てネスがスピナーを回しインクを連射してゆく。

 

 

「効きません!バリアー!!」

 

 

泡に包まれたエルキュール。バリアーで身を守りながらインクを飛ばしてゆく。

 

 

「ってなんで下がるんですか!」

 

「そのまま押し込んじゃえ!」

 

「もうチャージが切れます!援護をお願いします!」

 

「このばくだんをくらうといい!」

 

 

グラーシーザの投げたスプラッシュボムはエルキュールの足元へ転がりバリアーの効果が切れた瞬間に爆ぜた。

 

 

「やられちゃいました……上手く行ったと思ったのに、、」

 

「このまま全部クレス様の色に塗っちゃうよ♪」

 

 

そのまま坂を降りてゆくダモクレス、その瞬間に射線がよぎった。

 

 

「また愛されちゃったよ…」

 

「グラーシーザ!スイハに向かってボムを投げて下さい!」

 

「それよりよいものがあるぞ」

 

「ならそれをお願いします!」

 

「いくぞ!スーパーショットだ!」

 

 

大きな筒を構えそこからインクの竜巻を放った、その竜巻はスコープを覗いていたミネルヴァを巻き込んでゆく。

 

 

「やられてしまいました…」

 

「あーはははははっ!あたしこそがせいぎだ!」

 

 

笑いながら屋上から残りの竜巻を放っていた、その足元の壁から忍び寄る気配に気が付かないまま。

 

 

「残念ねグラーシーザ」

 

「なにっ!」

 

 

スロッシャーを振ろうとした時にはもう遅くラグナロクが振るうハケの雫にやられてしまった。

 

 

「くやしいぞぉ、、、」

 

「残りはネスだけね、終焉を見せてあげる」

 

「簡単にはやられませんよ!シールド展開!」

 

 

シールドを貼ってスピナーを構えたネス、それを嘲笑ったラグナロク。

 

 

「ネスは二つの過ちを犯したわ、一つはインク量を考えずにシールドを貼った事、もう一つはすぐに逃げなかった事よ」

 

「あっ、、、」

 

 

ネスがトリガーを引くもカチカチと音がするだけでインクは出てこなかった。

 

 

「黄昏に沈むと良いわ」

 

「ひぃ」

 

 

ネスが逃げ出すより早く塗り潰されてしまった。アルマスチーム二連敗である。

 

 

……………………………………………………

 

 

「さっきよりも戦えたわね」

 

「そうだね、慣れてくると楽しいよ」

 

「インク量インク量……」

 

(3Kスコープ…)

 

「つぎそこせいぎをしめすのだ!」

 

「次そこ勝つぜ!時間的にそろそろ夕飯だし」

 

「もうそんな時間なのね、なら最後に勝つわよ!」

 

「「「おぉーー!!」」」

 

 

みんなの掛け声の後にカウントダウンが始まり開始の合図と共に駆け出して行った。最終試合スタートである。

 

 

「自軍を塗りながら進もう、インク残量に気を配りながらね!」

 

「もう大丈夫ですよ!」

 

(ここの塗り残しにこれを投げならどうなるのだろう?)

 

 

スイハがボムを投げるとそこからスプリンクラーの様にインクが広がっていった。

 

 

「おぉー!」

(そうだ、インクインク)

 

 

みんなが塗ったインクにセンプクしながら進むスイハ、そのまま屋上を目指して行く。

 

 

「またあそこにミネルヴァがいるわね」

 

「このままだとまたやられるな」

 

 

屋上まで届く射線を睨んでいるとスイハが来てくれた。

 

 

「私がミネルヴァを討ちます」

 

「でもスイハのチャージャーだと射程負けするんでしょ?」

 

「そうですが、その前にお願いが」

 

「どうしたんだ?」

 

「下の広場にボムを落としておいて下さい」

 

「分かったぜ!」

 

「任せなさいよ」

 

 

ギルとアルマスがボムを投げ込んでゆく、モニターで見てみると良い感じに塗られていた。

 

 

「それと一発ミネルヴァに撃たせて下さい」

 

「なら私が囮になるわ」

 

 

そう言うと射線のギリギリに立ったアルマスが挑発する様にバシャバシャと煽っていた。するとミネルヴァがトリガーを引いた様だ、団地の上にインクが飛んできた。

 

 

「後は私が仕留める!」

 

 

そう言って団地の上から飛び出し落下しながらチャージャーを構えた。

 

 

「スイハさん!」

 

「無茶よ!」

 

 

「この一撃で射抜く!」

 

「させません!」

 

 

カチッと装填完了の音が聞こえトリガーを引くとその弾丸はミネルヴァを捉えた。ミネルヴァの放ったインクは惜しくもスイハに少しついただけだった。

 

 

「流石スイハさん!」

 

「今のは絶・格好良かったわよ!」

 

 

下に居るスイハに向かって歓声を飛ばす2人、壁にインクを塗って2人の元へ帰ってきた。

 

 

「勇気を持ってすればこれぐらい容易い事です」

 

「この調子でガンガン進むわよ!」

 

 

アルマスがそう言った時に壁を伝いティニが現れた。

 

 

「ここで3人共仕末してあげますよ」

 

 

そう言ってスプラッシュボムを転がしながらインクを放ってゆく。

 

 

「逃げるぞ!」

 

「分かったわ!その前に置き土産よ!」

 

 

それをセンプクしながら逃げて行く、その後を追って行くティニ。

 

 

「ティニはここで終わりよ!」

 

 

イカから元の姿に戻りアルマスが応戦し始めた。

 

 

「アルマスのシューターより私の方が連射力があるのですよ!」

 

「そうかもしれないけど左を見てみるといいわ」

 

「こ、これは!」

 

 

ティニが気づいた瞬間にキューバンボムが爆ぜその爆発に巻き込まれたティニ。

 

 

「アルマスにやられるなんて屈辱です…」

 

「それってどういう意味よ」

 

「よっしゃ!次に進もうぜ!」

 

 

……………………………………………………………

 

 

その頃グラーシーザ達は右側の広場を塗り終えて壁を伝い団地を登っていた。

 

 

「あたしがていさつするからここにいてくれ」

 

「了解です」

 

 

上の状況を確認する為に張り出した金網に2人を残しグラーシーザが登って行く。

 

 

「やっぱりここから登って来てたねー♪」

 

「いるとおもったぞフライシュッツ!これでもくらうといい!」

 

 

スロッシャーでインクを撒くもそれを避けながら進軍しされ身体にインクが付着してゆく。

 

 

「バイバーイ♪グラーシーザちゃん」

 

「1人ではしなぬぞ!みちずれだ!」

 

 

やられる瞬間に転がしたスプラッシュボム、それは見事フライシュッツを巻き込んだ。

 

 

「やるねぇグラーシーザちゃん♪」

 

「あとはまかせたぞ!」

 

 

それを聞いて団地へと登って来た2人、屋上から敵陣を見下ろして居た。

 

 

「敵の姿は見えませんね」

 

「なら塗っちゃうよ♪」

 

 

ローラーを転がしながら坂を降りてゆくダモクレス、その塗り残しをネスが塗ってゆく。

 

 

これ以上塗らせません!

 

 

坂の仕切りの上からバリアーを纏いながらダモクレスの背後に降りて来たエルキュール、インクを放ちながら前進してゆく。

 

 

「クレス様には効かないよ!シールド展開!」

 

「押し通ります!」

 

 

シールドの反対でセンプクしたダモクレス、シールドを壊そうとインクを連射するエルキュール。

 

 

「挟み撃ちにします!」

 

 

バリアーに向かってインクを飛ばすネス、そのまま押されてゆきシールドとインクに挟まれた。

 

 

「このっ!」

 

「クレス様の色に染まっちゃいなよ」

 

 

ローラーを振りインクを飛ばされ反撃しようとしてもシールドに阻まれてダモクレスにインクが届かない。逃げようとしても背後をネスに取られている為動けなかった。

 

 

「あっ」

 

「もらった!」

 

 

バリアーの効果が切れた瞬間にバシャリとインクをかけられてしまった。エルキュール、リタイアである。

 

 

「後はリルティルとラグナロクだけね」

 

「このまま押し切ろうぜ!」

 

 

団地の上を渡って来たアルマス達と合流してして坂を降りて下の広場へ、そのままナワバリを塗り広げてゆく。

 

 

「あの2人は何処ですか?」

 

「見渡しても居ませんね」

 

「これってローラーの跡だよね、クレス様が塗ってくるよ」

 

「気をつけてね」

 

 

コロコロとローラーを転がし団地の左側の広場に来た、そこでインクの跡は途絶えていた。インクにセンプクして移動したのだろう、そう考え塗り直して行った。

 

 

「残念でしたね」

 

「ひぃぃぃぃ」

 

 

インクにセンプクしていたリルティルにパシャリとかけられてしまった。

 

 

「スイハお願い!」

 

「はい、これだけの距離があれば確実に仕留めます!」

 

「私も加勢します!」

 

 

広場のどん詰まりにいるリルティルにチャージャーを構え狙いを定めていた。その横でスピナーを回転させるネス、それを見てリルティルが笑った。

 

 

「チェイスボムのラッシュを喰らいなさい!」

 

 

ジグザグに動きながら大量のチェイスボムを放った、それは真っ直ぐにスイハとネスを目指して進んで行く。

 

 

「スイハ、ネス!逃げて!」

 

「私がここで射抜くっ!!」

 

「これ以上好きにはさせませんよ!」

 

 

スピナーで足止めされたリルティルを撃ち抜いたが二人共チェイスボムの爆発に巻き込まれていた。

 

 

「後はラグナロクだけね」

 

「だけどラグナロクさん強そうだぜ」

 

「それもそうね、、でも進まないと始まらないわ」

 

 

インクを塗りながら進んで行くと居た、転送装置の前にある広場でハケを持って佇んで居た、イカミミをはためかせながら。

 

 

「ようやくたどり着いたようね、だけど引導を渡してあげる」

 

 

そう言うとセンプクして近づいて来た。

 

 

「少し時間を稼いでくれ!」

 

「分かったわ!早くしてよね!」

 

 

アルマスがシューターからインクを放ち足止めをしながら後方へ下がって行く、それをハケを振り回し塗り直しながら進んできた。

 

 

「これでもくらえ!トルネードだ!」

 

 

モニターの決定ボタンを押した瞬間にギルの背中からロケットが放たれそれはラグナロク目掛けて落ちていった。

 

 

「やったぜ!」

 

「私達の勝ちね!」

 

 

勝利を喜ぶ2人。その2人に巨大なイカが迫って行く。

 

 

「ダイオウイカだ!逃げろ!」

 

「うわぁぁぁぁ!?」

 

 

慌てて広場の方へ逃げる2人、残念ながらギルがキリモミ回転でやられてしまった。

 

 

「このまま3タテしてやろう」

 

「この勝負は私達が勝つんだから!」

 

 

ハケを構えたラグナロク、それにシューターを構えたアルマス、お互いが睨み合い同時に動いた。

 

 

スプラッシュボムを転がし色を塗りながら接近するラグナロク。それを塗り替えながら攻めるアルマス。射程はアルマスが有利だがそれを塗りの速さでカバーしながらラグナロクが突き進む。

 

 

「こうなったらっ、ボムラッシュをくらいなさい!」

 

 

ラグナロクに向かってキューバンボムを投げつけてゆく。ひとつだけ足元に落とし後はタンクが空になるまで投げつけてゆく。

 

 

「愚かね、キューバンボムは爆発するのに時間がかかるのよ」

 

 

センプクしてボムの横を駆け抜けて行く。

 

 

「沈みなさい」

 

「負けるもんですか!」

 

 

ハケを振り回すラグナロクに銃口を向けてインクを放って行くが翻弄され上手く照準が合わなかった。

 

 

「さよならよ」

 

「くうっ」

 

 

パシャパシャとインクをかけられてゆくアルマス、その時ボムが爆発を始めた。

 

 

「しまった!」

 

 

後一撃というところでラグナロクはボムに巻き込まれて消えていった。

 

 

「…………絶・撃破っっーーーー!!」

 

 

インクに塗れたままシューターを掲げるアルマス、その顔はとても楽しそうだった。

 

 

 

……………………………………………………………

 

 

 

そんな訳で彼女達は城に帰ってきた。帰ってくるとテーブルの上には料理が並べられていた。

 

 

「この料理はオベロン様が作ったの?」

 

「うむ、たまには、な」

 

「へぇ、オベロン様料理できたんだ」

 

「儂も若い頃は…」

 

 

オベロン様の長話が始まってしまった、だけど今日は聞いてあげよう、料理を食べながら話を聞く事に。

 

 

「そう言えばユウ君達は何してるのかなー?」

 

「今頃夕ご飯でも食べてるんじゃない?」

 

「きっとそうだな」

 

 

 

……………………………………………………………

 

 

 

その頃。

 

 

 

 

 

 

「ティル」

 

「はい?」

 

「お腹空いた」

 

「私もです」

 

 

僕達はまだゴロゴロしていた。そろそろご飯を食べたいのだが未だに起き上がれずにいた。

 

 

「2人でせーので起きようよ」

 

「そうですね」

 

 

「「せーの」」

 

 

なんとか起き上がった2人、そのまま近くのご飯屋さんへ行く事に。

 

 

「今回私達、空気でしたね」

 

「たまにはそんな日があっても良いでしょ」

 

「そうですね♪」

 

 

 

 

 




スプラトゥーン初代をモチーフにしたお話でした、スプラトゥーン3欲しい。


メンバー表と使用ブキ一覧書いときます。


アルマスチーム。

ギル、スプラシューターワサビ。
アルマス、シャープマーカー。
ダモクレス、スプラローラーコロコロ。
ネス、バレルスピナー。
グラーシーザ、バケットスロッシャーソーダ。
スイハ、スプラチャージャーワカメ。


ラグナロクチーム。

ラグナロク、ホクサイ・ヒュー。
ティニ、N ZAP85。
リルティル、カーボンローラーデコ。
ミネルヴァ、3Kスコープ
フライシュッツ、プロモデラーMG。
エルキュール、わかばシューター。
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