朝、いつもの時間に目を覚ますと僕の横でティルが寝息を立てていた。起こさない様に頭を優しく撫でた後起き上がってベランダに煙草を吸いに行く事に。
フゥーーーーーッと煙を吐き出しながら今日はサフランに帰ると約束していた事を思い出していた。
…こないだのリルティルとのデートも口ではああは言っていたけど内心かなり無理をしていたのだろう。その分も楽しませてあげないと。そんな決心をしながら最後に煙を吸い込みそれを吐き出して煙草を灰皿へ。そしてまだ眠っているだろうティルの横にそっと寝転んだ。
煙草臭いです
ごめんね、起こしちゃった?
ユウが煙草を吸いに行く時に起きてしまいました
あらま、今日は何時に向こうに帰る?
そうですね、朝食を食べてから帰りましょうか
了解
そう言って身体を起こしたティルは真っ黒なワンピースを着ていた。そして寝癖の付いてしまっている髪を手ぐしで解きながらあくびをしていた。
ティル
はい
そんな無防備な姿に心が萌えて思わず名前を呼び振り返った瞬間にキスをしていた。
んっ、ユウからなんて珍しいですね
そうかな?なんかしたくなっちゃって
なら家で沢山して貰いますからね♪
そう言ってハニカミながら唇に人差し指を当てていた。またその姿にやられてしまい本日二度目のキスをしていた。
おはよー
おはようございます♪
その後着替えを済ませてからみんなの居るリビングへと足を運んでいた。
おはようございます
ミネルヴァ手伝うよ
私も手伝いますね
助かります
忙しそうに料理を運ぶミネルヴァの手伝いをしてみんなの分を配り終わり席に着く事に。
みんなはまだ寝ているのかな?
もうそろそろ起きてくると思いますけど
時刻はもうすぐ朝の7時になろうとしていた。ぼんやりとしていると1人、また1人とリビングにやって来た。
いただきます
みんなが席についてから食べ始める事に。のんびりとした朝の時間である。
ねぇ、ユウ達の世界に仕事は無いの?もう絶・金欠なんだけど
あぁーあるんじゃ無いかな?
今日帰る予定なので良かったら一緒に来ますか?
そうさせてもらうわ。絶・稼ぐわよ!
気合を入れているアルマスにティルが不満げな目線を向けていた。
アルマス、サフランに行くのは三日後でも良いですか?
別に構わないけど、何かあったの?
少し手伝って貰いことがありまして、もちろん報酬は出しますよ
分かったわ、ならそっちには三日後に行くわね
うん、迎えに行くから朝9時ぐらいに転送されて来てね
リルティルがティルに向けてウインクをしていた。それに笑顔で頷くティルが可愛かった。
それと帰るのは良いのですが六日後には戻って来て下さいね
そういえばそうだったね
どうしたのですか?
ケイオスリオンにあるモラベガ劇場に行った時にその劇がすごく良くてさ、一週間後に城でやってくれって頼んだんだよ
そういう事ですね
少しだけティルに睨まれた気がするけどまぁ良いだろう。朝食を食べ終わりティルと2人でサフランへと帰る事に。
行ってきまーす
お気をつけて
みんなに見送られてティルヘルムの城を出て転送装置を使いサフランにあるラグナロク教会へと戻って来る事ができた。
なんだが久しぶりですね
そうだね、最近ずっと向こうにしたし
歩き出した僕達。何も言わなくても左手と右手を差し出し合いしっかりと繋いでいた。
あっ!2人共ちょうど良いところに帰って来てくれましたね♪
おはよ、マリア、どうしたの?
おはようございます
おはようございます♪実はですね、クレナイの方に異族の集団が現れたって今問題になっているのですよね
そう言いながら僕とティルを交互に見ていた。そして「今みんな出払っちゃっているのですよね」と肩を落としながらそう言っていた。
じゃあ頑張ってね
応援してますね
ちょっと!酷いですよ!可愛い受付の女の子がこんなに困ってるのにー!
うーんと困りながらティルの方を見ると溜息を吐いてから僕の方を見た。目を合わせ意思疎通をして導き出された答えは。
じゃあその任務受けるよ
本当ですか!?いやぁ〜そう言ってくれるって思ってましたよ♪
嬉しそうなマリアに目的地と報酬を確認してからクレナイの方へと向かう事に。
馬車は要りますか?
私の竜に乗って行くので大丈夫です
教会の入り口でティルが指笛を吹くと咆哮と共にポチが舞い降りて来てくれた。それに乗り込み耕民区クレナイを目指す事に。
本当にここに帰ってくるとすぐ任務を言われるね
そうですね、どうしてなのでしょうか?
さぁー?それよりどれぐらいで着きそう?
そうですね、全開飛行でも3時間はかかると思います
りょーかい、のんびり行こうか
そうですね、飛ばします
ティルの声に反応して咆哮をあげた後に加速して行くポチ。あまりの速さに息ができなくなるのを感じティルの背中に顔を寄せてなんとか風を凌いでいた。
ユウ、あそこです!
おぉー凄い数だね
しばらく進みサフランを通り越してクレナイの方へとやって来たのだがかなりの数の異族がひしめき蠢いているのが見える。
私が壊滅させて来ます、ユウは見ていて下さい
僕も行くよ、あの数だと大変でしょ?
いえ、日頃の鬱憤も晴らしたいので
君は異族をなんだと思っているんだい?
そんな会話をしながら異族の上空を旋回させていた。その時一本の矢がこちらに飛んできた。
くっ、気付かれてしまったようですね
そうみたいだね、久しぶりにどっちが異族を狩れるか勝負する?
そうですね、勝った方の言う事を聞くってルールでお願いします
そう言いながら矢を躱しながら地上へと降り立った。獲物を見つけた悦びに叫び声をあげる異族を見ながらお互いが剣を構えていた。
じゃあ勝負だね
望む所です
剣と剣をぶつけ合わせキンッと音を響かせた後に2人同時に異族へと斬り込んでゆく。
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…………
……
…
あー疲れた
お疲れ様でした、私の方が245匹多かったですね
本当に良く数えれるよね、僕は途中で諦めたよ
勝負ですからね、何か言う事を聞いて貰いますから
りょーかい
血に染まってしまった大地を見ながら煙草に火をつけていた。ティルも少し疲れたのか身体を大きく伸ばしている。
じゃあ帰ろっか
そうですね、その前に
まだ転がっている異族の残骸に祈りを捧げてから立ち上がり指笛を吹こうとしていた。
あっ雨だ
そうですね
ポツリポツリと雨粒が降って来た後ザーーーーっと滝のように雨が降り注ぎ血を洗い流していた。
このまま帰る?それとも宿を探す?
そうですね、、、この雨だと視界が効かないのであまりポチに乗りたくないので宿を探しましょう
りょーかい
2人で少し栄えた方に向かい歩いて行くとネオン輝くホテルが見えて来た。これが俗に言うラブホテルと呼ばれる場所なのだろう。
…あそこに行ってみる?
そうですね、でも、私あの様な所には行った事がないのですよね
僕もだよ、でも雨に濡れるよりはマシだよね
、、。そうですね
雨に濡れながらそのホテルへと辿り着く事ができた。少し豪華なフロントに戸惑いながらもチェックインする為受付を探していた。
どうしました?
そんな時受付の人に声をかけられてしまった。
えっと、どうやってすれば良いのか分からなくて、、、
それでしたらこちらで受付をします、ご希望の部屋はありますか?
えっと、無いです
それなら当ホテルお勧めのお部屋にご案内しますね、これがキーとなります
うん、ありがと
こんな所で話しかけられてしまった事に恥ずかしさを覚えながらもキーを受け取り長い廊下を進んでいた。
ここだね
何度もドアの前に書かれたナンバーとキーのナンバーを照らし合わせた後鍵穴へと差し込みゆっくりと扉を開けた。するとワンルームより少し広い様なお部屋が目に飛び込んできた。
なんか、凄いですね
そう、だね、とりあえずシャワーでも浴びよっか?
そうですね、少し肌寒いですし
シャワーを浴びる為にベッドの方へ荷物を置きに来たのだがガラス張りの壁が見えてその奥に浴室があるのが見えた。
えっーっと?
一応すりガラスみたいですけどほとんど見えてしまいますね
一緒に入れば問題ないよね?
そうですね
浴室に続く扉を開いて脱衣場で服を脱ぎ2人でシャワーを浴びる事に。
ティルが先に浴びなよ、ほら、今日頑張ったからさ
いえ、ユウも濡れているので早く温まらないと風邪を引いてしまいます
じゃあ一緒に入ろっか
そうですね
脱衣所に行き服を脱ぎ浴室へ。取手を捻ると勢いよくシャワーが注いでいた。
ほら、早く浴びなよ
ユウこそ早く浴びて下さい
最初はお互いが少し遠慮していたのだが途中から抱き合いシャワーを浴びていた。ただ、久しぶりのティルの素肌、身体に当たる柔らかな乳房。シャワーで身体に張り付く桃色の長髪に段々と下に血液が集まってきていた。
何か当たってますけど
さぁー?
今すぐしたいのですが今はお預けですよ♪
ふむ
淫猥な笑顔で微笑んだ後にシャンプーを手に取りそれで髪を泡立て始めた。それに見惚れ少し遅れて僕も頭を洗う事に。
洗ってあげよっか?
んー、、、後でお願いしますね?
ん
そのままシャワーで洗い流して身体を洗いお風呂場を後にする事に。脱衣場で身体をタオルで拭いていたのだが。
そういえば服は何かあるのかな?
どうでしょうか?見当たりませんけど
脱衣場の流し台の側にはタオルしか置いてなく困ったけどある程度髪と身体を拭いてからベッドに行く事に。
フカフカのベッドですね♪
そうだね
まだ寝転んでおらず縁に腰掛けているだけなのだが今から寝転がるであろうベッドの感触を楽しんでいた。
もう少し乾かした方が良いですかね?
少しだけ濡れた髪を指でつまみながら告げるティル。その姿に欲望が心を満たしてゆく。
ティル
はい?
その返事の後に首に手を回しそのままゆっくりとティルをベッドへと押し倒しそのまま何度も唇に唇を重ねていた。
薄らと目を開けると目を閉じて唇を尖らせ「もっと」と言わんばかりの表情。それに応えるべく唇を重ね舌先を口内へと潜り込ませてゆく。
深く口をくっつけて舌を絡め合わせるとピチャピチャと水音と漏れる吐息が部屋に響いていた。
名残惜しいが唇を離し次は柔らかな耳へと顔を近づけ唇で優しく甘噛み。悶えるような反応を楽しみながら舌先を耳たぶから丁寧に舐め上げてゆく。
んーーーんっっ
それだけなのに悩ましい吐息を吐き出すティル。その姿に煽られた加虐心をグッと堪えて次は首筋へ。
ツッーーーと舐め上げ唇で甘噛み。それを繰り返しながらキスマークを付ける場所を探していた。
決めた、ここにしよう。鎖骨の少し上の辺り。少々目立つかもしれないが構いやしない。
舌先を踊らせた後に唇を押しつけてクッキリとマークを付けるべく吸い上げてゆく。
少しだけ身を捩ったティルの頭を撫でながら唇を離すと部屋が薄暗くても分かるほどのマークを付けることができた。
見なくてもどれだけ濃く付いたか分かりますよ♪
強く吸ったからね、消えちゃったらまた付けていいかな?
いつでも、どれだけ付けて貰えても構いませんよ、それより私にも付けさせて下さい
そう言うと僕に抱き着きコロリと体制を変えた。そのままエヘヘと笑うと僕がしたように舌先を踊らせ喉仏の横に吸い付いてくれた。
痛いようなくすぐったいような不思議な感覚の後僕の頭を撫でながらティルが口を離した。
はい、綺麗に付きましたよ♪
うん、ありがとね
その跡を指でなぞっていた。ただそれだけなのにとても愛おしい。
それと私のお願いを言いますね
うん、聞くよ?
私、ユウとの子供が欲しいんです
一瞬の沈黙。その後、すぐさま返事を返す。
僕もティルとの子供が欲しいよ
本当ですか?
うん、本当だよ
なら毎日シテくれますよね?
おっと?
もう言質は取りましたからね♪毎晩お願いします♪
笑顔でそう言うティルに少し困ったけど頭を撫でながらキスをしていた。
じゃあ早速、お願いしますね?
そう言うと僕の物を手で掴み先端を秘部へ導いた。クチュリと湿り気を感じた後にゆっくりと腰を下ろしていった。
はぁぁぁぁっ、、、
腰と腰がぶつかり合うまで座り込み淫靡な顔をして微笑んで僕の方へと抱きついて来た。そんなティルを左手で抱きしめて右手で頭をワシャワシャと撫でていた。
エヘヘ♡
いつの間にそんなに濡らしてたの?
ここに入ってからずっとです、その、待ち切れなくて、、、
そう頬を赤めて告げるティルに理性が無くなり腰を突き上げようとしていた。
んっっ、まだダメです、後少しだけこのままで
腰を押さえ付けながらそう言われてしまった。そのままティルが唇を重ねてくれた。
それで少し気が紛れたけど肉棒を包み込み呼吸する度に柔らかな刺激を与えてくれる膣内に理性がチリチリと焼かれてゆく。
ついに堪え切れなくなり右手をティルの股間へと伸ばした。サラサラとした陰毛をくぐり愛液が伝う肉棒を辿りその上にあるビンカンな部分を指先で優しく撫でていた。
ダメですっっ、もう少しだけこのままでいてください
んっ、分かったよ
右手を抜いて両手をティルの背中に回しギュッと抱きしめた。少し汗ばんだ素肌、サラリとした長髪が身体に掛かるけどそれすら心地良い。
しばらく抱き合った後ティルがゆっくりと身体を起こし「動きますね」そう言った。それに頷くとゆっくりと抜けそうになるまで腰を上げてゆっくりと腰を下ろした。ただそれだけなのに腰が砕けそうな快感が肉棒を伝い脳へと伝わる。
ちょっ、ティル、ストップ
エヘヘ♡ダメですよ♡このまま射精て下さいね♡
もー無理!出るっ!
たった三往復されただけで僕は情けない声を出しながらティルの最奥目掛けて射精をしていた。いや、させられた。
はぁぁぁ、、、
いっぱい出ましたね♡見なくても分かりますよ?
なんか凄すぎてすぐ出ちゃったよ
こないだミネルヴァに教えてもらったんですよ、スローセックスっていうみたいです
今度城に帰った時ミネルヴァの顔を見れそうにないよ
余韻に浸りながらティルの頭を撫でていた。
次はユウが上ですよ
うん、分かったよ
繋がったまま転がり体制を入れ替えた。身体を起こすと潤んだ瞳で僕を見つめるティルが。
ふぅ、っと息を吐きギュッとティルに抱きついた。それに応えるように背中に手を伸ばし僕を抱きしめてくれた。
しばらく体温と素肌を楽しみ腰を動かそうとしたのだがさっきの仕返しをしようと思い股間へと右手を伸ばした。
今度は大人しくしててよ?そう言うと頷いてくれた。それを見て指を敏感な所へ進めて優しくくすぐってゆく。
んっ、、、ふぅっ、、、。
声を押し殺しながら腰をヒクつかせていた。その姿に煽られる加虐心を抑えゆっくりと優しくイカさないように指先を遊ばせてゆく。
もうっっっ、、、イキったいっ、、、
だーめ
肉棒を締め付ける膣内と淫らな表情を浮かべる顔を見ながらイケそうでイケないギリギリを攻めていた。簡単にイカせるつもりなんて全く無い。
指に愛液を纏わせ敏感な所の少し離れた所を指先でなぞりたまに当ててあげる。その度に悩ましい声を出すティルがとても愛おしく感じる。
もうイキたい?
はいっっ、イカせて下さいっ
分かったよ
指先で敏感な所を攻め立てると直ぐにティルは果てた。その瞬間を逃さない。
ダメっっっ!!イッたばっかっ、、、!
指先でイカせた後に力強く腰を打ちつけてゆく。キュウキュウと締め付ける膣内と鈴口に当たる柔らかな物、それをもっと感じる為に腰を掴み腰を打ちつけてゆく。
もうだめっっっいくっっっ!!
僕も、、、出るよっ
ゆっくりと腰を動かして欲望の全てをティルの最奥に吐き出していた。その後抱き合いお互いが荒く息を吐いていた。
………………………………………………………
もう一度お風呂に入りませんか?
そうだね、のんびり入ろっか
ティッシュで拭いてから浴室へ。するともう湯船にお湯が溜まっていた。
準備良いね
当然です
軽くてシャワーを浴びてから浴室へ。2人並んで浸かってもまだ余裕のある湯船を楽しんでいた。
うちのお風呂もこれぐらい広くしたいね
そうですね、家でも買います?
それも良いかなー?ティルはどう?
私、欲しいです
じゃあ任務頑張らないとね
それに子育てするのなら広い方が良いですからね
ふむ
その辺りの知識が乏しいから何も言えないがそう言うのならそうなのだろう。将来の事を語りながら湯船を楽しみのぼせる前に出る事に。
もう晴れてるんだね
本当ですね、家に帰りますか?
そうだね、、、やっぱりここより家の方が居心地が良いから帰ろっか
分かりました
その前にっと
カーテンを開け窓を少しだけ開けて煙草に火を付けていた。部屋から見る景色はもう雨は降ってなく快晴そのものだった。
でもたまにはこういうところでするのも良いですね♪
そうだね、片付けってした方が良いのかな?
どうなのでしょう?
汗と体液が染み込んでいるシーツを2人で見ていた。やはりこういう所だと気を使ってしまう。
まぁ良いか、行こっか
はい
片付けは諦めてホテルを出る事に。キーを持って受付に行ったのだが。
お客様、フロントへ電話はされましたか?
あっ、してないです、、、
次から気をつけて下さい、それと当ホテルのポイントカードはお持ちでしょうか?
持ってないです
お作りいたしますか?
いえ、遠慮しておきます
そんな如何にもホテル初心者のような事をしてしまい再び恥ずかしい気持ちとなってしまっていた。やはりこういう所は苦手だ。
帰ろっか
そうですね
ポチに乗り込み教会へと送り届けてもらうのであった。
2人共お疲れ様でした♪今回の任務の報酬ですよ♪
うん、ありがと
ありがとうございます
またお願いしますね♪
マリアから報酬を受け取りアパートに帰ろうとしたのだがもう日も傾きかけており朝ご飯以来何も食べてない事を思い出していた。
たまには飲みにでもいきます?
そうだね、どこに行こう?
前に行った居酒屋にしませんか?
りょーかい
そんな訳で自宅近くにある焼き鳥屋へ。長居はするつもりはないのでカウンターに座りとりあえず生を頼んでいた。
はい、お疲れ様
お疲れ様でした
キンッとジョッキをぶつけ合いビールを飲み干していた。久しぶりに仕事をしてから飲むビールが美味しい。
ユウは何を食べます?
んー、なんでも良いよー?
じゃあ好きなのを頼みますね、すいません
店員を呼びメニューを指さしながら伝えていた。その姿をぼんやりと見ていた。
先程からボーッとしてますね
なんか見惚れちゃってて
他の女の人に、ですか?
いいや、ティルにだよ
クスッ、本当に今日はどうしたのですか?
たまにはね
そう言って残りのビールを流し込んでいた。少し顔が熱いけどきっとお酒のせいだろう。
お待たせしましたー
ありがとうございます
ティルが頼んだメニューとおかわりの生中に舌鼓を打ちながら楽しい夕食を済ませる事ができた。
じゃあ帰ろっか
そうですね
お腹八分目とほろ酔いで帰宅する事に。火照った体を冷ましてくれる夜風を感じながら手を繋ぎ家に向かって歩いてゆく。
…………………………………………………………
ただいまー
ただいま帰りました
鍵を開けて久しぶりの我が家へ。少し埃臭いが換気をすれば問題は無いだろう。
シャワー浴びる?
そうですね、軽く浴びてきます
なら煙草吸ってくるね
はい。
そのままベランダへ行くユウを見ながら脱衣所へ、服を脱ぎ捨て一糸纏わぬ姿で浴室へ行き火照った身体にシャワーを流すと冷水が身を引き締め徐々に温まってくるシャワーが暖めてゆく。それでも別の熱を身体の奥底に感じていた。
早く出よう。そう思い髪を洗い身体を洗いさっと出る事に。
タオルで身体を拭きまだ水が滴る髪の毛を魔力で乾かしパジャマを着て部屋に戻るとユウの姿が見えなかった。まだ煙草を吸っているのだろうか?
ユウ?
ん、もう出たんだね
ユウも早く入ってきて下さいね
りょーかい
そう言うと煙を吐き出して煙草を灰皿へ捨てベランダから出てきた。パジャマ姿の私を見て可愛いよと言った後にシャワーを浴びに行った。
出てくるまで何をしようか悩み結局する事が見当たらずベッドに寝転がり待つ事に。もうすぐ誰にも邪魔されない2人だけの時間が始まる。
お腹を撫でながら後何度ここに注いで貰おうか。そんな事を考えていた。
お待たせ、少しのんびりしちゃったよ
構いませんよ、でも早く隣に来て下さい
はいよ
そう言うとゴロリと隣に寝転がり私に顔を向けた。
命の奪い合いは生命の本質なんだよね?
そうですね、少なくとも私はそう思っていました
なら命を育む事は生命のなんだろうね?
それは、、、
急な質問に言葉に悩んでしまっていた。確かに言われてみればそんな事を考えた事なんて無かった。
ティルはそう思っていたかも知れないけど僕は命を育む事が生命の本質だと思うよ?その、僕とティルの子が産まれてくるって思うとなんだろ、なんか良いじゃん?
大事な所をはぐらかさないで下さい
ごめんね、良いセリフが浮かばなくてさ。その代わり子供の名前は思い付いたよ
どんな名前なのですか?
女の子だったらユリ。男の子だったらティルに任せるよ
分かりました。その名前の由来はあるのですか?
僕のユウとグリードから一文字ずつ取ってと百合の花言葉からだよ
花言葉ですか?
そう、百合自体の花言葉は純粋。それと百合の花の色ごとに花言葉が変わるんだ。だからそれに因んで色んな可能性を持って欲しいって思ってさ
少し照れ臭そうに言うユウに心の中で何かが弾けた。気が付けば私はユウの唇を奪っていた。
こうやって将来の話をすると結婚したって気がしますね
そう言う話をしなくても僕達は夫婦だよ
キラリと左手の薬指に光る指輪だけじゃ実感できないそれ以上の繋がり。それを噛み締めていた。
よしよし、じゃあ元気な子を産んでよ?
その為にもしっかり注いで貰いますからね
少しだけ目元に溜まった涙を指で拭いながらそう言うとユウは笑顔でうんと言ってくれた。
えっ?続きは無いのかって?それはまた次の機会にでも