※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

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雑談とグダグダ

絶・退屈ね

 

……………………

 

 

朝食を食べ終わったアルマスがそう呟いていた、が、誰もその言葉に反応しなかった。

 

 

みんなは退屈じゃないの?

 

……………………

 

アルマス、まだみんな食事の途中ですよ

 

それでも会話ぐらいできるわよ

 

あえて無視をしているのよ、そんな事にも気付かないなんてやはり愚かね

 

あえて無視する必要ってなによ!

 

 

立ち上がり抗議するアルマスにラグナロクが冷ややかな目線を向けていた。

 

 

でも確かにアルマスの言う通り退屈です、リルティルさん、何か任務は無いのですか?

 

 

カチューシャの位置を直しながらエルキュールが問いかけていた、だけどその答えは。

 

 

なにも無いのですよね、ギルに聞けば何かあるかも知れませんが

 

ならギルは何処に居るのですか?

 

まだ寝ているのではないでしょうか?昨夜遅くまで部屋の灯りがついていたので

 

ふぅーん、仕事熱心なんだね

 

とても良い事です

 

それは良いわ、だけど退屈なのよ

 

明日ラグナ大陸に行くじゃないですか

 

それはそうだけど私は今退屈なの!

 

じゃあおねーさんがハグしてあげよっか♪

 

ハグかぁ、、、そうね、誰か腕相撲しましょうよ!

 

 

思い付いた事を立ち上がり叫んでいた、だけどみんなの反応は、、、。

 

 

…………………

 

 

ちょっと、なんで無視するのよ!おかしいわよ!

 

またアルマスが突拍子もない事を言っているとしか思っていませんよ

 

あたしはアルマスにしては良い事をおもいついたとおもうのだが

 

そうよねグラーシーザ!なら私の相手をしてよ

 

 

机に肘をつき手を構えていた。それにグラーシーザが手を添えた。

 

 

するのは構わんがあたしが勝利したらなにかいうことをきいてもらおう

 

構わないわ、私が絶・勝つんだから!

 

 

なら私が合図をしますね

 

 

レフェリーはミネルヴァがしてくれる様だ、両者の握られた手を押さえている。

 

 

いきますよ、レディ、ファイ!

 

 

ぐぬぬぬぬぬぬ!!!!

 

 

アルマスが力を込めるがグラーシーザの腕はビクともしていなかった。

 

 

お前のせいぎはこのていどなのか

 

はぁぁぁぁぁ!!絶・こんじょおぉぉぉぉ!!!!

 

 

左手でテーブルの淵を掴み体重をかけ力を込めるがやはりビクともしなかった。

 

 

話にならんな

 

うわぁっ!

 

 

グラーシーザが力を込めると呆気なくアルマスの手の甲がテーブルに押し付けられた。

 

 

勝者、グラーシーザ!

 

 

ふんっ、口ほどにもなかったな、何か言うことをきいてもらおうか

 

 

帽子を直しながらのドヤ顔である。

 

 

っっっぅーー!良いわよ、何か聞いてあげるわよ

 

 

手首をさすりながら涙目のアルマスが答えた。

 

 

アルマスは今日一日あそこではんせいするといい!

 

 

グラーシーザが指差すのは「オベロンのおへや」と札がかけられたドアだった。

 

 

そ、それだけは勘弁して!!他の事ならなんでも言う事を聞くわ!

 

 

涙を浮かべながら抗議するアルマス、だが返事は無情だった。

 

 

ならん、悪はだんざいだ!

 

そんな、、、

 

 

抵抗するもグラーシーザに引きずられドアの前に来た時ラグナロクが声をあげた。

 

 

アルマス、さっきなんでもすると言ったわよね

 

言ったわ、あの部屋に入るぐらいならなんだってするわよ

 

なら、私の言う事を聞いて貰おうか

 

 

長い銀髪から覗く瞳がキラリと光った。嫌な予感がする。だけどあの部屋に入るぐらいならと思いアルマスが「分かったわ」と言った。

 

 

とある島国に伝わる言い伝えをアルマスには証明してもらうわ、それができれば私が代わりにあの部屋に入ってあげる

 

分かったわ、それでなにをすれば良いのよ

 

ここに急須があるわ

 

 

ラグナロクがテーブルの上を指さすと朝飲んでいたお茶を入れていた急須があった。

 

 

この急須の中のお茶をヘソで沸かしなさい

 

臍で茶を沸かすと言う言葉ですね、しかしそれは本来の意味では、、、

 

黙って、どうするのアルマス

 

分かったわ!そんな事私にかかれば絶・楽勝なんだから!

 

 

そう言うと床に寝転び服をめくりおへそを出していた。その上にラグナロクがそっと急須を置いた。

 

 

冷たっ、それで、どれぐらい温めれば良いのよ

 

もちろん沸騰するまでよ

 

分かったわ、私に不可能なんてない事を絶・証明してやるんだから!

 

楽しみにしてるね

 

 

その様子をみんなが笑いを堪えながら見ていた。そんな中アルマスは必死にヘソで急須を暖めていた。

 

 

希望を捨てないアルマスの心意気、私感動しました!!

 

これは希望とは言わないわ、ただ愚かなだけよ

 

 

沸けぇーーー!と急須に念を送るアルマスに冷ややかな目線を送っていた。

 

 

それは良いんだけどおねーさん達も退屈だよー

 

そうですね、、、ダーツでもしませんか?

 

ダーツ?

 

はい、確か倉庫にあったはずなので取ってきますね

 

 

リルティルがそう言って部屋を出て行った。しばらくするとダーツボードを持って帰ってきた。それを壁に設置している。

 

 

するのは良いけどダーツだけじゃつまらないよ

 

そう言われると思ってこれも用意してみました

 

 

リルティルが取り出したのは紙切れだった。

 

 

その紙がどうしたの?

 

紙に番号とお題を書いてダーツをするんですよ、そこまで言えば分かりますよね?

 

成る程、罰ゲーム付きなんだね

 

はい、退屈しのぎにはなりますよ

 

 

紙とペンをテーブルの上に並べてニヤリと笑った。みんな異論は無くそれぞれ好きな事を紙に書き番号を振ってゆく。

 

 

ちょっと、私も混ぜなさいよ

 

 

寝転がりながらアルマスが訴えていた。

 

 

アルマスはお茶を沸かしながら見ていて下さいね♪

 

お茶が沸いたらすぐに入れてあげるわ

 

今どれぐらいの温度なのかな?

 

 

ダモクレスが急須に触るとちょうど人肌に温まっていた。

 

 

まだ先は長そうだね

 

そうみたいね、、、

 

コホン、えぇーこれより第一回ダーツ大会を開催します!

 

 

リルティルの言葉よりダーツ大会が始まった、先発を務めるのはもちろんこの人だ。

 

 

はぇっ、私ですか

 

はい、ネスお願いします

 

分かりました、いきますよ

 

 

ネスがダーツを構え狙いを定めていた。

 

 

パジェロ!パジェロ!パジェロ!

 

 

なんですかその掛け声は!

 

何故か言わないといけないと思ってしまい、、、

 

気が散ります、静かにしていて下さい

 

はーい

 

 

その後ネスの投げたダーツは的に突き刺さっていた。

 

 

4番ですね

 

 

はい、と言われ渡された紙を開くと「舌先で鼻を触れ」と書かれていた。

 

 

誰ですかこんな事書いた人は

 

まぁまぁ、はい、やってみて下さい

 

分かりました

 

 

舌先を必死に鼻に伸ばすが全く届いていなかった。

 

 

ネスちゃん、もー少しだよー

 

あーーい

 

 

その後頑張ったけど鼻に届く事は無かった。

 

 

次は誰がします?

 

クレス様がやるよ

 

 

そう言ってダーツを構え的へと放った。

 

 

2番ですね、はい

 

うん、どれどれ?

 

 

ダモクレスの開いた紙には「今日一日語尾にダモを付けろ」と書かれていた。

 

 

どう言う事ダモ?

 

そう言う事ですね、これは萌えスレから頂いた案です

 

萌えスレってなにダモ!

 

ズラ、とかレトじゃ無いだけ良いと思って下さい、はい、次の人お願いします

 

 

次は私が

 

 

そう言ってスイハが線の上に立ちダーツを構えた。

 

 

そこっ

 

 

スイハの放ったダーツは真っ直ぐに7番へと突き刺さった。

 

 

7番ですね

 

 

渡された紙を開き文を読むとプルプルと震え出した。

 

 

どうしたのですか?

 

誰だ、こんなふざけた事を書いた奴は

 

 

そう言われて紙を覗くと「下着の色を言え」と書かれていた。

 

 

それで下着の色はなにダモ?

 

今日は履いてないのだが

 

履きましょうよ、毎日

 

………………………………

 

気を取り直して次の人投げるダモ

 

ならおねーさんが投げちゃうよー♪

 

 

そう言ってフライシュッツの投げたダーツは一番へと。

 

 

ええっとー、牛柄のパーカーを着ろ?

 

うむ、あたしが用意しよう

 

 

グラーシーザが部屋を出てすぐに牛柄の服を持って戻ってきた。

 

 

だいじにきるのだぞ

 

はーい、ちょっと待っててねー

 

 

部屋のふちっこで着替えて戻ってきた。

 

 

ちょっとおねーさんにはキツいかなー?

 

あたしサイズだからな

 

 

なんとか胸までは収まっていたがそれより下に服が届いていなかった。

 

 

これはこれで見応えがありますね

 

それでも元々着ていた服とそんなに露出度が変わっていませんね

 

さすがメーターキラーズね

 

えっ、えっ?なんの話しなのかなー?

 

気にしなくて良いわ、次は私が投げようか

 

 

ダーツを構え放ったラグナロク。そのダーツは3番へ。

 

 

3番の運命は何かしら

 

 

モノマネをしろと書いてありますね

 

物真似、、、誰が良いかしら

 

文でも分かるような物真似が良いですね

 

うん、分かったわ

 

 

そう言ってラグナロクが剣を構えた。

 

 

はぁぁーーい♪ユグドラシルを神令されてパワーアップしたラグナロクちゃんだよー♪みんなは蒼き剣に沈むのが良いのかな?それとも最果ての九剣で斬り刻んで欲しいのー?なーんて、ネスさんがダメって言ってるし本気じゃないわ

 

 

…………最後で素に戻りましたね

 

そうね、私としたことが羞恥に負けてしまったわ

 

それでなんでミョルミルだったのです?

 

あの子キャラ立ってるし

 

そうですけど、、、

 

次は誰がこの運命に抗うのかしら

 

 

髪を掬い上げながらラグナロクが見渡すとエルキュールが名乗り出ていた。

 

 

次は私です!任せて下さい!

 

 

笑顔のエルキュールがダーツを投げると8番へと突き刺さった。

 

 

どんなお題でも私は乗り越えてみせますっ!

 

 

8番と書かれた紙を広げお題を読むとエルキュールは膝から崩れ落ちた。

 

 

何て書いてあったのですか?

 

下克上と書かれています、、、この場合私は誰に下克上すれば良いのでしょうか?

 

 

コマンドキラーズの長、ラグナロクかティルヘルムの王、オベロンか選択は二つに一つだけだ。

 

 

っっつ!!ラグナロク、勝負です!

 

 

意を決して大斧を構えラグナロクへと宣戦布告をしていた。

 

 

エルキュール、戦いは強さを示し合う事だけでは無いわ

 

それはどう言う意味ですか!?早く剣を構えて下さいっ!!

 

 

全身に稲妻を纏い臨戦体制のエルキュールを前にしてもラグナロクは涼しい顔で言葉を続けた。

 

 

愚かね、私は無駄な血を流すつもりは無い、この戦いの勝者を決めるのはこの右手が有れば十分よ。ここに神令キラーズの長の座を賭けたジャンケンを催すわ

 

 

気が付けばラグナロクもユグドラシルの力を解放していた。彼女も本気なのだろう。

 

 

…………はいっ!!エルキュール・神令・トール。その全ての力を持ってその勝負、挑ませて貰います!!

 

 

両者睨み合いその瞬間を待ち望んでいた。そして

 

 

最初はグー、ジャンケン、ポンッ!!!

 

 

二人が腕を振り掌の形を変えただけなのにリビングにはその衝撃が響いていた。それに目を覆いながらも誰しもがその結末を知りたがっていた。

 

 

ラグナロク、、、、

 

うん、強くなったねエルキュール

 

 

衝撃が過ぎ去り嵐が止み皆が二人を刮目するとラグナロクの出したグーはエルキュールのパーに包み込まれていた。たった一振りで神令キラーズの長が変わった。

 

 

これも運命ね、でも、エルキュールになら安心して任せられるよ

 

ラグナロクぅっ!!!

 

 

ラグナロクの胸に頭を預け泣きじゃくるエルキュールを優しく抱きしめていた。

 

 

はい、次の方どうぞ

 

なら私が投げますね

 

 

何事もなかったかのようにミネルヴァがダーツを投げると5番へと刺さっていた。

 

 

えっと、ラップ調で自己紹介ですか、、、

 

なんだが難易度が高そうですね

 

でも任せて下さい、このような時こそこの知を活かすときです

 

 

少しミネルヴァが苦笑いをした後にその口から言葉を吐き出してゆく。

 

 

私は爆弾。それがどーした!最低のレベルで最高の奴を叩きのめすその瞬間最高にアガる!ゴッド?ティルフィング?ノンノン!私の能力(チカラ)で一撃必殺!ヘィヨー!ジャンジャカジャンジャン!!

 

 

今回のSSはお蔵入りさせよう。そんな事をふと考えていた。

 

 

次は私が投げても良いですか?

 

構いませんよ

 

 

次にダーツを構えたのはティニだった。自分の腕と変わらない大きさのダーツをしっかりと握りしめていた。

 

 

せーのっ、おりゃぁぁ!!

 

 

ティニが放ったダーツは真っ直ぐに9番へ。

 

 

お題は何でしょうか?

 

待ってて下さいね

 

 

9番と書かれた紙を渡されそれを開くとお題が見えてきた。

 

 

茶碗のお風呂に浸かり目玉の●父の真似をしろですか、、、

 

 

なんとも言えない表情のティニ。渋々その準備を始めていた。

 

 

大きさ的に茶碗は無理でしたのでお風呂の桶で代用させて貰いますね

 

 

お風呂場からお湯の入った桶を持ってきてそこに以前買った水着を着て入浴。

 

 

「極楽極楽 い~湯加減じゃのぅ」

 

 

はい、次は私がグラーシーザですね

 

リルティルさん!扱い酷すぎます!

 

普段ならユウが細かい解説を入れてくれるのですが不在のためこうなってしまうのですよね

 

その設定初めて聞きましたよ!!

 

ならあたしが先になげさせてもらおう

 

はい、どうぞ

 

 

ティニのツッコミも虚しくグラーシーザがダーツを構え放った。

 

 

ふむ、ろくばんか

 

 

グラーシーザが紙を広げると何かが落ちていった。

 

 

なんだこれは?輪ゴム?

 

 

地面に落ちた輪ゴムを拾い紙に目線を戻すと「輪ゴムを口に咥えて引っ張れ」と書かれていた。

 

 

私が引っ張ってあげますね

 

うむ、頼んだ

 

 

グラーシーザが咥えた輪ゴムをリルティルが引っ張ってゆくとその輪ゴムはグラーシーザの口とリルティルの手に引かれ張り詰めてゆく。

 

 

やがてパチンッと音を立て輪ゴムが裂けリルティルの手を離れた。

 

 

むっ!

 

 

裂けた輪ゴムが口元に当たる瞬間に口を離しその伸縮力を相殺。両端から縮んだ輪ゴムはポトリと地面に落ちていった。

 

 

お見事です

 

あたしにかかれば朝飯前だ!

 

 

両手を腰に当て高らかに笑い声を上げるグラーシーザだった。

 

 

最後は私ですね、参ります

 

 

リルティルが放ったダーツさ最後に残った10番を射抜いた。

 

 

さてと、どのようなお題でしょうか?

 

 

10番と書かれた紙を広げると「へそで茶を沸かせ」と書かれていた。

 

 

誰か私のお腹に急須を置いてくれませんか?

 

私が置きますね

 

 

床に寝転がるアルマスの隣に寝転がりおへそを出すとその上にミネルヴァが急須を乗せた。

 

 

何、リルティルも私と同じ事をするの?

 

はい、そう言ってももう沸きましたけどね

 

 

リルティルが急須を掴み立ち上がるとそのままテーブルに置いてある湯飲みにお茶を注いだ。するとその湯飲みから湯気が立ち上っていた。

 

 

何よそれ!ズルいわよ!

 

私の属性は火ですからね、これぐらい造作もありません

 

うぅぅぅぅぅーー!!沸けーーーっ!沸けーーーっっ!!

 

 

アルマスが叫ぶも急須に変化は無さそうだった。

 

 

今回はこの辺りでお開きにしましょうか

 

分かったわ、でも

 

でも何でしょうか?

 

一人でする罰ゲームよりペアでする罰ゲームの方が盛り上がるわね

 

そうですね、また今度王様ゲームでもしましょうか

 

そうね、次も楽しみにしているわ

 

 

そんな訳で今日はお開きとなった。床に寝転がりお腹に急須を乗せたアルマスを残して。

 

 

誰か私を助けてから出ていきなさいよ!ティニ!ラグナロクーーー!!

 

 

誰も居ないリビングにアルマスの声が響いていた。

 

 

 

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