のんびりと目を覚まし少しだけボーッとしてから朝の煙草を吸いに行く事に。ワンピースのパジャマがめくれ下着が露わになっているティルにタオルケットをかけてあげてからベランダへ。
火を付けて煙を吐き出しながら今日は何をしようか考えていた。最近良い感じにネタがないのだ、この煙草を吸うシーンで千文字程稼いで後は適当に書いておこう。そんな事を考えていた。
「おはようございます」
「おはよティル」
そんな事を考えている僕の元にティルが来てくれた。寝癖の付いた髪に眠そうな瞳、少しシワができているワンピース姿だ。
「今日は何か用事はありますか?」
「特に無いよ、ティルは?」
「私も無いので遊びに行きませんか?」
「おけ」
そんな訳で今日は遊びに行く事が決まった。とりあえず着替えてからリビングへ朝ごはんを食べに行く事に。
「おはよーあれ?みんなは?」
「会議がどうとかとか言ってもう出かけちゃったよ」
「クレスは行かなかったのです?」
「うん、ご飯の当番だし」
「それでみんなは何時に帰って来るの?」
「さぁー?でも夕飯はいらないって言ってたよ」
「ならクレスも遊びに行きませんか?」
「うん♪行くー♪」
そんな訳で朝ごはんを食べてから片付けをして三人でお出かけをする事に。そうは言っても適当に三カ国を周るだけなのだが。
「クレス様がこうやって遊びに行くのも久しぶりだね」
「そうですね、いつもお留守番ですからね」
「何の会議なのかな?」
「さぁー?」
おしゃべりをしながら洗い物を済ませ準備をしてからトレイセーマを目指す事に。
「さぁ行くよー♪」
ノリノリなクレスを先頭に草原を歩いていた。
「クレスってそれが戦闘服なの?」
「そうだよ、可愛いでしょ?」
そう言ってクルリと回ったクレス、可愛いのだが下着の上から黒いレースを纏っただけの痴女である。
(…………)
「どうしたのティル?」
「私もあのような格好をしてみようと思いまして」
「うん、まぁ、うん、自由だよ?」
そんな感じでトレイセーマの関所にたどり着き入国の手続きをしていた。
「それで三カ国を回ってどうするの?」
「そういえば僕も聞いてなかったね、なんかあるの?」
「最近暑くなってきたので各国の夏らしさを探そうと思いまして」
「ふむ」
最近暑くなったと言われてもこれを書き始めたのが8月の10日だからかなり前から暑くはなっているのだ。まぁ突っ込まないんだけどね。
「手続きも終わり三人はトレイセーマに入国していた。さて、何処から行こうか?」
「とりあえずお茶しない?」
「そうですね」
そのまま近くにあった喫茶店に入る事に。
「ん?」
「どうしたの?」
「あれってシストルムじゃない?」
「本当ですね、助けますか?」
「そうだね」
日向で苦しそうに水を求めているシストルムを見つけたので一緒に喫茶店へ入る事に。
席に座りお冷を流し飲むと「お前らよくこのシストルムを助けたにゃ、誉めて遣わすにゃ」と言っていた。
「シストルムはあそこで何をしていたの?」
「こうやって助けてくれる人を待って居たにゃ、その人の優しさにつけ込みあわよくばその日のご飯をいただくにゃ」
「ふーーん、そんな生活をしていたら苦しそうだね」
「そんな事ないにゃ、この辺は良い人が多いから食う物にも困らにゃいにゃ」
「じゃあ苦しくなったらクレス様に言ってね、すぐに楽にしてあげるからさ」
「にゃっ!?」
クレスがそう凄むと小さく悲鳴を上げて尻尾?を股に挟んでいた。その姿は猫好きには堪らない。
「まぁまぁ、許してあげなよ」
「ユウは猫の事になるとすぐ甘やかしますね」
「うん、だって猫可愛いじゃん?ある程度の事なら許しちゃうかな」
「お前良い奴だにゃ、このシストルムの下僕にしてやるにゃ」
うんうんと頷きながらそう言っていたシストルムが再び悲鳴を上げた。その視線を辿るとドミネーターを構えたティルの姿が。
「これ以上口を開いたら撃ち抜きます」
「わ、分かったにゃ!早くそれをしまうにゃ!」
慌てて弁解し頭を垂れるシストルム。可愛い。
「それでトレイセーマに夏っぽい事って何かないかな?」
「にゃ?それにゃらご飯をご馳走してくれるのならあんにゃいしてやるにゃ」
「だって、どうする?」
「私はこのまま撃ち抜いても良いですよ」
「クレス様もたまには剣を振りたいかな?」
いつにも増して血の気が多い二人、きっと夏の日差しにやられたのだろう。
剣とドミネーターを構える二人にメニューを渡し僕はシストルムを見ていた。たった今ファンキルで見たところシストルムの一人称は僕だったけど今回は見逃して下さい。
「シストルム、一つお願いがあるんだけど」
「なんにゃ?」
「その頭のイヤホン取ってよ」
「こうかにゃ?」
そう言ってイヤホン?を取ってくれた。その瞬間に僕の興味がスッと引いていった。
「やっぱりやっちゃって良いよ」
「に"ゃ!?」
僕の言葉にキラリと目を光らせた二人を見て慌ててイヤホンを装着していた。
「やっぱり人間は怖いにゃ・・・」
そんなこんなでメニューを決めてウダウダしていると頼んだ物が運ばれてきた。
「クレスの美味しそうですね」
「良いでしょー♪」
クレスの元に運ばれていたのは抹茶のかき氷だった、煉乳がかけられておりその上から抹茶の粉末が振りかけられている、その頂上に鎮座するさくらんぼが良い感じだ。
「そう言うティルフィングのも美味しそうだね」
「結構悩んだのですがこれにしました♪」
そんなティルの元にはイチゴと小豆のかき氷が。ティルのイメージカラーである赤と黒と同じで余す事なくイチゴのシロップがかけられそのふもとにはかき氷を囲むようにこし餡が盛り付けられている。
「ユウは何を頼んだのですか?」
「僕はアイスコーヒーだよ」
運ばれてきたコップを振るとカラカラと氷が涼しげな音を立てていた。
「そこの泥棒猫は何を頼んだのですか?」
「扱い酷くないかにゃ?僕はカレーを頼ませてもらったにゃ」
「ふむ。」
トレイセーマで採れた野菜をふんだんに使ったカレーらしい。
そんな感じで美味しく10時のおやつを食べる事ができた。次はシストルムにトレイセーマの夏っぽい所を案内してもらう事に。
「ここが僕のオススメの場所だにゃ!」
そう言って案内してもらった場所は広場にある大きな木だった。
「この木の根元でお昼寝するのが最高だにゃ♪」
そう言って木陰にゴロンと寝転がった。
「この木の養分にしょうか」
「そうだね、なるべく苦しませてあげようよ」
「まぁまぁ、次はケイオスリオンにでも行こうか」
「そうですね」
「今回は見逃してあげるよ」
そんな訳で次はケイオスリオンに行く事に。トレイセーマではシストルムの話しかして無かったけどまぁ良いだろう。
トレイセーマを出て草原を歩き悪魔の国、ケイオスリオンへ。
「珍しい組み合わせで来たんだね」
「たまにはね、入国して良い?」
「構わないよ、だけど一応目的を聞かせてもらおうか」
「ケイオスリオンに夏を探しに来たんです」
「夏かい?そうだね、、、それなら良い所があるよ」
そう言ってパラシュが休憩小屋へと走って行った。その間に煙草に火を付ける事に。
「ケイオスリオンだと何があるだろ?」
「何となくイメージできますよね」
「例えば?」
「悪魔の国と言えばアレですよ♪」
「アレ?」
「ふむ。」
そんな話をしているとパラシュが地図を片手にこっちに戻ってきてくれた。それを受け取り入国する事に。
「どれどれ?」
「何処に向かっているのですか?」
「何処に向かっているんだろね?」
何回かこの国にお邪魔しているのだが土地勘がある訳でもなくあっちへ行ってこっちに行ってを繰り返し何とか目的地に辿り着く事ができた。
「やっぱりコレでしたね♪」
さっきからアレとかコレというティル、もうボケてしまったのだろうか?そんなティルがはしゃぎながら見ているのはお化け屋敷だ。入り口の上に(ケイオスリオン一怖い)とか(全米が震撼!)とか書いてあるがまぁ良いだろう。
「ふぅーん?結構楽しそうじゃん」
「夏といえばお化け屋敷ですよ♪」
「ふむ。」
そんな訳でそのお化け屋敷に入る事に。係員の保護の為受け付けに武器を渡し、いざ。
「良い雰囲気が出ていますね」
「そーだね♪」
店内は薄暗く湿度が高い為かジットリと汗をかいていた。カビとか生えてないのかな?と余計な事を考えながら歩いてゆく。
コツコツ、コツコツ、パタパタと三人の歩く足音が響いていた。そんな時。
「…………一つ足音が多くありませんか?」
「そう?」
そう言われて立ち止まり振り返っても誰も居ない。
「気のせいじゃない?」
「そうかも知れませんね」
お騒がせしましたと言って再び歩き出したティル。しばらくして。
「やっぱり一つ多いです」
「そう言われてもだーれも居ないよ?」
立ち止まり振り返ってもザ・お化け屋敷な景色が広がっているだけだ。
(私が合図をするのでその瞬間に立ち止まって下さい)
小声でそう言われてティルを先頭に歩く事に。しばらくしてハンドサインを出しそれを合図に立ち止まるとワンテンポ遅れた足音が聞こえた。
「まぁね、ほら、ここお化け屋敷だし?」
「そう言われてみればそうだよね」
「お化けが出ないお化け屋敷なんて淘汰値を15にできない新キャラみたいな物ですからね」
その例えはどうかと思ったがとりあえず振り返ってみる事に。
「…………?」
「アァァァァァ……」
振り返るとゾンビが居た。そう言うと大体の人はバイオハ●ードとかハウス●オブ●ザ●デットを想像すると思うけどここはケイオスリオンだ。あの兵士がゾンビになったと想像してもらえるとありがたい。
「ゾンビですね」
「そうだね」
「よーし!クレス様の力で蘇らせてあげるよ!」
クレスが呪文を唱えるとゾンビが元に戻った?
「はい、これで君は生者になったよ」
「おぅ!サンキュー」
そう言ってその元ゾンビは何処かに行ってしまった。
「蘇らせるのは構いませんが営業妨害ではありませんか?」
「そうだね、気をつけるよ」
「ふむ。」
神令のダモは剣だろ?とか言われそうだけど今のネタは神令されている"ヘル"の力を使ったようだ。まぁそれがどうしたという話なのだが。
「あまり怖くありませんね」
「そうだね、まぁそんなもんでしょ?」
それからのんびりとお化け屋敷を歩いていたのだがラグーナ島のあのお化けに慣れているためか特に怖いと思う物は出てこなかった。
「クレス様が一番♪」
そんな感じでお化け屋敷を抜けて太陽輝く外へ。するとクレスが係の人に呼び止められ怒られていた。
「私の呼び出した死者になんて事してくれるんだ!」
「うぅぅっごめんって」
「直ぐにあれを死者にしてくれよ」
「はーい」
そうグリダヴォルに言われて蘇った事を喜んでいる兵士に近づき切り裂くと再び死者となった。
「これで良いんでしょ」
「うん、次から気を付けてね」
「グリダヴォルはこんな所で何をしているの?」
「バイトだよ、私死者を呼び出せるからさ」
「そのまま安らかに眠らせてあげようよ、死んでからも働くなんて可哀想だよ」
気を取り直しケイオスリオンの夏らしさを探す事に。
「あっ、あれなんてどう?」
クレスが見つけたのはカレー屋さんだった、店の前ではためいている旗を見ると「夏はカレーを食べよう」と書かれているのが見える。
「そろそろお腹も空いたしお昼はカレーにしよっか」
「異論はありません」
「わーい♪」
お昼はカレーを食べる事に。少し不気味な店内へと入り適当な席に腰掛けていた。
「クレスのはこういう雰囲気好きだよ」
「イメージ通りですね」
「ハルモニアに行ったら浄化されそうだよね」
「そんな事ないよ?それより何頼む?」
「うーん?」
三人で壁に貼られているメニューを見ていたのだが特にめぼしい物は無かった。
「………これにしませんか?」
「そだね」
悩んだ末に三人とも夏カレーを頼む事に。
「クレスの部屋もこんな感じにしようかな?」
「あの髑髏出しておけば良いじゃん?」
「常に出してると疲れるんだよ」
「立ち絵だと髑髏持ってますよね?」
「うん、そのおかげで疲労困憊だよ」
「ふむ。」
そんな感じで僕らの元にカレーが届いた。見た目は野菜をふんだんに使ったベジタブルカレーだ。
「いただきまーす」
とりあえず一口。うん、野菜のおいしさとお肉のジューシーな感じがいい感じに混ざり合い美。
そこまで言って気が付いた、このカレー辛い。ティルの方を見ると泣きそうな顔をしていた。
「二人共どうしたの?もうお腹いっぱいなの?」
「このカレー辛くない?」
「そう?クレス様には丁度いい辛さだよ」
「私、全部食べられないかも知れません、、、」
「ダメだったらクレス様がたべてあげるね」
「強欲なのに残すんだね」
「欲しいと思った物は全て手に入れますがいらないと思えばそこまでですから」
「ふむ。」
そんな感じでなんとかカレーを食べ終わりお店を出る事に。何杯も水を飲んだのにまだ舌がピリピリしていた。
「ハルモニアに行って口直しをしましょう」
「そうだね、その前に売店に寄っていい?」
「いいよー」
カレー屋さんの近くにあった売店に寄ってその店先で煙草を吸う事に。
「はい」
「ん、ありがと」
ティルが買ってきてくれたコーヒーを飲みながら至福の煙草タイム。その間二人はアイスを食べていた。
「夏はやっぱりスイカバーだね」
「あずきバーも捨て難いですよ」
ティルがあずきバーをかじるとパキリと音がしていた。いい音だ。
煙草を吸い終わりアイスも食べ終わったので次はハルモニアに行く事に。草原を抜けてテクテクと天使の国、ハルモニアへ。
「お邪魔しまーす」
「はーい」
適当に入国手続きをして国内へと。
「それでどうします?」
「そーだね、、、」
関所で貰った観光案内を見ながら行く場所を決めていた。ハルモニア遺跡は前行ったしコロッセウムも気分じゃないし。
「誰かに聞いてみるのはどう?」
「そうですね、丁度あそこに蜻蛉切が居ますよ」
「ちょっと聞いてみよっか、すいませーん」
街を歩いていた蜻蛉切に話を聞いてみる事に。
「僕達ハルモニアに夏を探しにきたんだけど何かいい所は無いかな?」
「良いわよ、教えてあげても」
「本当ですか?」
「うん、その代わり私に喧嘩で勝ったらね!」
そう言って槍を構えたのだが。
「一度っきりの人生がもう終わりそうですね」
「どうやって愛して欲しいかな?」
私に喧。ぐらいの所で二人に剣を突き付けられていた。ティルとクレスの剣が首に当たる寸前で交差して止まっている。
「こ、これは違うわよ!喧嘩って言ったら武器を使わずにステゴロでかかって来なさいよ!」
「先に槍を構えたのは蜻蛉切じゃん?」
「だからこれは違うわよ!はい!置いた!置いたわよ!!さぁ勝負よ!」
そう言ってファイティングポーズをとった蜻蛉切。その頃ティルとクレスはじゃんけんでどちらが戦うか決めていた。
「じゃんけん、ぽん!」
「よし、クレス様の勝ちだね」
「久しぶりに骨を砕くのを感じたかったのですが残念です」
「えぇ、、、」
僕の嫁さんは大丈夫なのだろうか?もし夫婦喧嘩とかになったら僕の命は大丈夫なのか?とそんな心配をしていた。
「あんたが私の相手ね!戦う前に名乗ってあげるわ、私は蜻蛉切・聖鎖・インドラよ!」
「ふぅーん、じゃあクレス様も名乗ってあげる、ダモクレス・神令・ヘルだよ」
そう言ってファイティングポーズをとったクレス。両者が睨み合い喧嘩が始まった。
「そらそら!一発で勝たせてもらうよ!」
果敢にクレスを攻め立てる蜻蛉切。それをヒラリヒラリと躱すクレス。
「そこだ!」
「踏み込み蜻蛉切の右ハイキック、それを身をかがませ躱し起き上がる勢いでストレートを放ちそれが蜻蛉切の顎をとらえた。」
「アガっ!」
「ふぅ、たまには拳もいいね♪」
「蜻蛉切大丈夫?」
「」
「気を失ってますね、どうします?」
「目を覚ますまで待ってよっか」
「そうですね」
「ダーーモモモモモッw」
勝利の雄叫びをあげるクレスを見ながらのんびりと蜻蛉切が起きるのを待つ事に。
「はっ!この蜻蛉切とした事が不覚だったわ」
「おはよ」
「おはようございます」
「さぁ仕切り直しよ!かかってきなさい!」
目を覚ますと飛び起き槍を構えた。その次の瞬間には二本の剣が突き付けられていた。
「蜻蛉切には二つの選択肢があります、このまま死ぬか大人しく案内するかです」
「今ならまだ選ばせてあげるよ」
「はい、案内させて頂きます、はい。」
そんな訳で蜻蛉切に付いて街を歩いて行くとある場所で立ち止まった。
「ここが私の夏を感じる場所よ」
そう言って家と家の間の道を指差しても何も分からなかった。
「死にます?」
「死にたいみたいだね」
「待ってよ!もうすぐ分かるから!」
蜻蛉切がそう言った後に風が街を抜けていった。そしてチリーンっと涼しげな音が聞こえてきた。
「風鈴ですね」
「いい音色だね♪」
「夏だね」
しばらくその音色を楽しんでいた。
「さぁさぁ、この音を聞きながらのお酒は格別だよ」
そう言いながらお盆にグラスを乗せて歩いてきた。それをありがたく受け取る事に。
「気が利きますね」
「うん、今回はこれで許してあげるよ」
「さぁ、ぐっといっちゃってよ」
グラスに注がれた茶色のお酒を飲み干した二人。それを見て蜻蛉切がニヤリと笑った。
「さぁ!それを飲んだら私ともう一勝負よ!」
「その前にもう一杯頂いてもよろしいですか?」
「クレス様も欲しいな」
(えぇーーーっ!?)
「どうしました?」
「何かあったの?」
「いや、すぐに持ってくるわ!そこのあんたも飲みなさいよ!」
「ん、うん」
そんな訳で蜻蛉切がおかわりを持ってきてくれた。それを頂く事に。
「やっぱり美味しいですね、どこのお酒ですか?」
「これなら買っても良いよね」
再び飲み干した二人。僕は少し口に入れただけで喉が焼けるように熱くなったのでティルにあげる事に。
「ハルモニア酒造のウイスキーだよ、これを二杯もストレートで飲んでケロッとしてるなんて…」
「酔わせてどうするつもりだったの?」
「もちろん喧嘩を売るつもりだったよ」
「チンピラかね、君は」
「帰りに寄っていきましょう」
「そうだね、それは何処にあるのかな?」
「こうなりゃやけだ!案内してあげるよ!」
蜻蛉切に案内されてハルモニア酒造へ。工場見学の許可をもらい建物の中へ。
「まずウイスキーの原料となる大麦を発芽させ乾燥させます」
「ふむふむ」
「へぇぇ」
係の人の説明を興味深く聞いている二人。楽しそうで何より。
「そして発酵の終わったもろみを二度蒸留させるとウイスキーが生まれます、これはニューポットと言い樽に入れ長い年月をかけて熟成させるのです。」
「そのニューポットは飲めるのですか?」
「アルコール度数がかなり高いのでオススメはしませんが飲む事はできます」
「試飲はできるのかな?」
「可能ですが、、、」
煮え切らない返事の係員を丸め込みニューポットの試飲をする事に。
「頂きます。」
「うーん、なんだがビールみたいな味だね(適当に書いてます)
「そうですね、アルコールキツめのビールのような感じですね(適当です)
それぞれの感想を言いながら飲み干していた。僕にも渡されたのだが匂いを嗅いだだけで酔いそうなので遠慮する事に。
それから工場を巡り貯蔵庫にたどり着いた時に二人のテンションは最高潮だった。
「この樽は大きな物で480Lのウイスキーを貯蔵する事ができます」
「それはいくらで販売して貰えるのですか?」
「クレスも半分出すよ」
「樽ごと購入は………」
「それでいくらなのですか」
「お待ち下さい」
そう言ってどこかに行った係の人。しばらくすると戻ってきた。
「Lあたり一万ゼニーでなら購入可能です」
「分かりました」
「うん」
そう言って二人が財布を取り出しその樽の上にゼニーを置いた。お買い上げありがとうございます。
その樽は後日城に送られるようだ。
「ありがとうございます蜻蛉切さん」
「うん、楽しかったよ」
「ふぅぅん、またねぇーー」
工場の匂いで酔ってしまった蜻蛉切に手を振り城に帰る事に。
「楽しかったですね♪」
「たまにはお出かけするのも良いね、また行こうよ」
「そうですね♪」
行きよりも仲良さそうに歩く二人を見ながら城に帰る事に。それとなく楽しい1日が過ごせて満足な一日だった。